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第23稿

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「じゃあ、俺のファンじゃないという君、これ、俺のCD。ちなみにサイン付き。これやるよ。でも頼むからネットで売ったりするなよ。それに俺の音楽は最高だから、聞かないなんてもったいない。是非、聞いてみてよ。君も若いんだから。もっと人生楽しもうぜ。じゃあな」
彼は音楽業界を自分が牛耳っているとでも言いたいのか?全くもってキザな野郎だ。だから売れてる奴って……自惚れんのも大概にせいよ。このナルシストめ。ナル男は、好色に、金と快楽の引力に引っ張られるきらいがある。それって偏見が大分入ってるけど。
「音楽はカッコから入ってもいいんだぜ。じゃあな少年。それにこんな道端でで中々会えないぜ俺には。それだけで充分、君にはツキがあるよ。グッドラック」
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