俺、バンドは続けるっしょ。

日向の翼

文字の大きさ
上 下
7 / 25

第7稿

しおりを挟む
 夢って何だろう。夢には期限があるのか。いつまでも夢の中にいてはだめなのか。大人になりたくないピーターパン。どこにいる俺の幸せの青い鳥。人生を無駄にしている?時間を無駄に浪費してるだけなのか?時間ていう気まぐれ君は「どうぞ、好き勝手にお使い下さいませ」なんて親切な奴じゃない。欲しけりゃ、自分で探すか、自分で作って見やがれっていう、そもそも理不尽な奴だ。夢は夢で終わるのか。どこまで行っても答えの出ない禅問答。夢は見てる時が一番楽しい。それは叶えた奴らが言う常套句。俺も出来るなら、夢を叶えてから夢について語りたい。でも夢を一つに限定する必要もないことも俺は知っている。子供の頃には良く言われた。あんたは出来る子だって。親の欲目も分かる年になると、下手な夢ばかり見続けるわけにもいかない。親の心配する顔が浮かび、頭を擡げるんだ。親から見れば放蕩息子。でも俺は音楽の神へ忠誠を誓っている。敬虔な信奉者だ。打開策。己の生きる目的なんて己で意識して認識する。全てはそこから始まる。簡単には、割り切れない頭が大問題ですけど。出口はどこ?俺はこの闇のみが存在する世界で、さ迷い続ける。一体ここはどこなんだ。ここがどん底という場所なのか。目は開いてるが、出口は見つからない。理想という名のレールから外れた時は、まず、この事実を自覚することから始めないと何とかなるものも何とかならなくなる。まだ終わらない。いや、終われない。落ちる所まで落ちたって、一体そんな馬鹿なことを誰が言った?自分で決め付けてないか?まだ光が差し込む余地はあるだろ。たぶん。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

土俵の華〜女子相撲譚〜

葉月空
青春
土俵の華は女子相撲を題材にした青春群像劇です。 相撲が好きな美月が女子大相撲の横綱になるまでの物語 でも美月は体が弱く母親には相撲を辞める様に言われるが美月は母の反対を押し切ってまで相撲を続けてる。何故、彼女は母親の意見を押し切ってまで相撲も続けるのか そして、美月は横綱になれるのか? ご意見や感想もお待ちしております。

ほつれ家族

陸沢宝史
青春
高校二年生の椎橋松貴はアルバイトをしていたその理由は姉の借金返済を手伝うためだった。ある日、松貴は同じ高校に通っている先輩の永松栗之と知り合い仲を深めていく。だが二人は家族関係で問題を抱えており、やがて問題は複雑化していく中自分の家族と向き合っていく。

イルカノスミカ

よん
青春
2014年、神奈川県立小田原東高二年の瀬戸入果は競泳バタフライの選手。 弱小水泳部ながらインターハイ出場を決めるも関東大会で傷めた水泳肩により現在はリハビリ中。 敬老の日の晩に、両親からダブル不倫の末に離婚という衝撃の宣告を受けた入果は行き場を失ってしまう。

Cutie Skip ★

月琴そう🌱*
青春
少年期の友情が破綻してしまった小学生も最後の年。瑞月と恵風はそれぞれに原因を察しながら、自分たちの元を離れた結日を呼び戻すことをしなかった。それまでの男、男、女の三人から男女一対一となり、思春期の繊細な障害を乗り越えて、ふたりは腹心の友という間柄になる。それは一方的に離れて行った結日を、再び振り向かせるほどだった。 自分が置き去りにした後悔を掘り起こし、結日は瑞月とよりを戻そうと企むが、想いが強いあまりそれは少し怪しげな方向へ。 高校生になり、瑞月は恵風に友情とは別の想いを打ち明けるが、それに対して慎重な恵風。学校生活での様々な出会いや出来事が、煮え切らない恵風の気付きとなり瑞月の想いが実る。 学校では瑞月と恵風の微笑ましい関係に嫉妬を膨らます、瑞月のクラスメイトの虹生と旺汰。虹生と旺汰は結日の想いを知り、”自分たちのやり方”で協力を図る。 どんな荒波が自分にぶち当たろうとも、瑞月はへこたれやしない。恵風のそばを離れない。離れてはいけないのだ。なぜなら恵風は人間以外をも恋に落とす強力なフェロモンの持ち主であると、自身が身を持って気付いてしまったからである。恵風の幸せ、そして自分のためにもその引力には誰も巻き込んではいけない。 一方、恵風の片割れである結日にも、得体の知れないものが備わっているようだ。瑞月との友情を二度と手放そうとしないその執念は、周りが翻弄するほどだ。一度は手放したがそれは幼い頃から育てもの。自分たちの友情を将来の義兄弟関係と位置付け遠慮を知らない。 こどもの頃の風景を練り込んだ、幼なじみの男女、同性の友情と恋愛の風景。 表紙:むにさん

野球小説「二人の高校球児の友情のスポーツ小説です」

浅野浩二
青春
二人の高校球児の友情のスポーツ小説です。

新陽通り商店街ワルツ

深水千世
青春
乾いた生活を送っていた憲史が6年ぶりに実家の写真館に戻ってきた。 店があるのは、北海道の新陽通り商店街。 以前よりますます人気のない寂れた様子にげんなりする憲史。 だが、そんな商店街に危機がおとずれようとしていた。押し寄せる街の変化に立ち向かう羽目になった憲史が駆け抜けた先にあるものとは。 ※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体などとは一切関係ありません。 カクヨム・小説家になろうでも公開中です。

榛名の園

ひかり企画
青春
荒れた14歳から17歳位までの、女子少年院経験記など、あたしの自伝小説を書いて見ました。

ノア

あた
青春
千秋明日香はリード音楽学院に通う16歳。課題をクリアできず、落第を言い渡される。そんな明日香の前に、しゃべる不思議な猫、ノアが現れる。 ノアが額をたたいた瞬間、明日香の頭に猫耳が生え、眠っていた音楽の才能が開花するのだが……。 ディストピア音楽もの。

処理中です...