152 / 175
その後の話
犬の回想 2
しおりを挟む
今までにないくらい、腹の中が空っぽだ。
この部屋にトイレとシャワーが隣り合って設置されているのは、『効率』を重視した結果なのだろう。
その一部始終を他人の手によって行われたことで、気力と体力をごっそり奪われた。
『ジジイを待たせると面倒だ』と言う男の手によって、全身を泡だらけにされ、シャワーの湯で手早く洗い流される。
オレは既にぐったりしていたが、薄く曇ったガラスの向こうにニヤついたジジイが待っていると思うと憂鬱で仕方ない。
借りた大判のタオルで身体を拭いていると、白い錠剤とコップの水を渡される。
「強制はしないが飲んでおいた方がいい。依存性はないから安心しろ」
この男に今さら逆らうつもりはなかったから、覚悟を決めて飲み込んだ。
シャワーで洗われている間に増えていたTシャツ姿の男が、カメラのレンズを向けてくる。
ベッドへ仰向けに寝かされたオレは、首、両手首と両膝に金具が付いた黒くて太い革ベルトのようなものを巻かれた。
首から伸びた鎖は逃走防止の為だろうか。ベッドの枕元方向にある金具へ固定されたようだった。
腰の下に厚めのクッションを敷いて尻を持ち上げられ、左手首と左膝、右手首と右膝の金具がそれぞれ繋げられれば、自動的に大きく脚を開かされた形になる。所謂『M字開脚』というやつだ。男の視線が、先ほど洗浄された穴へ向けられているのが恥ずかしい。
自分が男から『性の対象』として扱われるなど、想像したこともなかった。
もちろん『突っ込まれる側』の経験はない。
女との経験はあった。中学2年の秋、家庭教師に押し倒され、上から跨られたのだ。両親がいない日、風邪で発熱したオレの見舞いに来たと言われて家に入れてしまったのが間違いだった。朦朧としたまま流されただけのあれを、『セックス』と呼んでいいのか分からないが。
カメラが覗き込むように近づけられる。
どうすればいいか分からない。
手足を拘束されていて良かったのかもしれない。
謎の軟膏を纏わせた指先がヌッと尻穴に侵入ってきた。
男の左手がオレのちんぽも擦り始めたから、思わず緊張と脱力を繰り返してしまう。脱力の瞬間を狙って内部へ挿れる指の深さ、本数が増やされたようだ。
体温で軟膏が溶けたのだろう。ヌチヌチという粘着質な音が耳を襲う。2本の指で穴を拡げられる感覚が何とも気持ち悪い。汗ばんだ背中にツヤのあるシーツが張り付きそうだ。
『痛くないか?』
耳元で囁かれた声に頷く。
ゾクリとするほど心地いい低音。
不快だと思っていたのに、身体がカァッと熱くなってきた。
『効いてきたな』と男が呟いたから、おそらく先ほど飲んだ薬の効果なのだろう。
男の手の中にあるちんぽは、オレの意思と関係なく勃ち上がっていく。
目の前の男は『オレが反応した場所』ばかりを狙って弄ってくる。いつの間にか3本に増やされていた指をグチョグチョ抜き挿しされながら『そこ』をグリグリされると、熱い息と共に声が漏れそうになってしまう。
「へえ?案外いい顔するじゃねえか」
声の方へ思わず顔を向ければ、ジジイがソファの上で気色悪い笑みを浮かべていた。
『お前はこっち向いてろ。…チッ。ジジイのせいで萎えちまったじゃねえか』
カメラとジジイの耳に入らないような小声で悪態をつく目の前の男。
なんとなく、この男のことが嫌いになれない。
それどころか、与えられる快感に屈してしまった。
「また勃ってきたな…。イイか?」
と問われれば、
「は…い」
と素直に答えてしまう。
「珍しくノってるなぁ響。…あぁ、コイツ。なんとなく『山神のお坊ちゃん』に似てんのか」
ジジイの言葉に、内部を拡げていた指が止まった。
『ヤマガミのお坊ちゃん』?
……何だ?
ヤマガミ…山神?
薬のせいか、ぼんやりした頭がうまく働いてくれない。
上から、再び『チッ』という舌打ちが降ってきた。
いつの間にかギュッと閉じていた瞼を開けば、目の前の男の眉が寄せられているのが見えた。
「そろそろ挿入れる」
オレが頷くのを見た男は、ゆっくり指を引き抜くと、ゴムを自身に手早くクルリと装着し、ピトリと先端を尻の穴に触れさせた。
いよいよ、と覚悟を決めたその時、
「響。ナマでやれ!」
ジジイの鋭く刺すような声に、ビクリと目の前の身体が跳ねた。
「オレがお前に教えてやったように、コイツにも奥へ種付けされる悦びを教えてやれよ」
この人はジジイとしたことがあるのか。
何故かショックを受けた自分に驚く。
男はゴムを外すと、表面に付いている潤滑ゼリーを自身に塗り付ける。
「早くしろ! まだランドセル背負ってたお前でさえ、初めてでオレのデカイのを呑み込めたんだ」
『狭いケツマンコから血ィダラダラ流しながらずっとイイ声で泣いてたよなぁ』とニヤニヤ笑う男。
コイツ、今なんて言った…?
ランドセルを背負って…? 小学生…?
血?
まさか…コイツ。子どもだったこの人を強姦したのか?
驚愕に目を見開いたオレに気付いたのだろう。
チッと小さく舌打ちが聞こえ、
ビクッとした瞬間、
グプッという濡れた音と、ミシッという裂ける音が激痛と共に襲ってきた。
「ぐぁぁ……!!」
「まだ慣らし足りなかったか」
痛ッ…てぇ!!
クポッと引き抜かれると、わずかに血の匂いがした。ハァハァと息つく間も無く、再び軟膏をたっぷり付けた指が内部に入ってくる。
グチュ、グチュ、グチュ、
時折穴を引き伸ばすみたいに指が開かれ、体温で溶けた軟膏が恥ずかしいほど濡れた音を立てる。痛み止めの成分が入っているのか、裂けた痛みは徐々に感じなくなっていった。
ジジイが喚いているが何も聞こえない。
ただ、ジンジンと熱い。
「あっ、」
先ほど弄られた場所だ。コリコリされると電流が走るように身体が跳ねてしまう。
怖い。
気持ちいい。
怖い。
気持ちいい。
萎えかけていた前がまた勃ってしまう。
「コラ。逃げんな」
思わずビクビクと引いてしまう腰をグイと引き戻される。
「あっ…、ああっ、」
強引な指が知ったばかりの性感帯をしつこく責める。
逃れられない快感に、口の端から唾液が垂れるほど声が止まらなくなった頃。
ようやくグチュンと指が引き抜かれた。
「ハァ、ハァ、」
熱い。
身体が熱い。
こんなの知らない。
もう一度、穴に男のピトリとちんぽが当たるのを感じた。
「挿れるぞ」
コクリと頷いたものの、先ほど与えられた痛みへの恐怖が身体をこわばらせる。
「ぐっ…!!」
「息を止めるな。ゆっくり呼吸しろ」
男の言う通りにすると、クプリと太い部分が入ってきた。
ハァ、ハァ、と呼吸する度に内部が順応を始める。
ユル、ユル、とゆっくり出し入れが始まる。
「あっ!」
先ほどの場所を太い部分がゴリッと擦った。
ヌチュ、ヌチュ、濡れた音がして、突き込まれる度に揺れる開かされた両膝が視界に入ってくる。
「あっ、ぁくっ、あっ、あっ、」
「素直な身体だ。イく時は『イく』と言え」
一度奥までこじ開けられて、男のカタチを覚えさせられてしまえば後の抽挿はスムーズだった。先ほど指で教え込まれたスポットを刺激されるから、口を閉じられないほどの快感に声が出てしまう。
「初恋の『お坊ちゃん』に似た男を組み伏せる気分はどうだ?」
ジジイの声に苛立ったのか、腰の動きが早く激しくなった。
「あっ、あっ、い…イく、」
その瞬間、両方の乳首をギュッと摘まれる。
「痛ッ、いたい、ああぁぁ!!」
ビュルルルッと、オレのちんぽから吹き出した液が腹から胸へ流れるのを感じた。
今までに感じたことのない快感。
それなのに。
「も、イっ、イってるから、も、やめっ、」
抽挿が止まらない。
「もう…少しだ。もう一回…イって、さっき…みたいに…締めて…みろ」
男の手が再びオレのちんぽを扱き始めた。
「ダメ…、いま…ダメっ、あっ、」
またイきそうになると、キュウキュウと内部が勝手に締まり、緩み、男を絞り上げる動きをしてしまう。
「くっ、出す」
グッグッと奥まで押し込まれ、
「~~~!!!」
ビュルルと注がれた瞬間、また乳首をギュッと摘まれる。
チカチカと視界に光が点滅し、口をハクハク開いても声さえ出なかった。
「覚えろ。ここを摘まれただけでイけるように」
この部屋にトイレとシャワーが隣り合って設置されているのは、『効率』を重視した結果なのだろう。
その一部始終を他人の手によって行われたことで、気力と体力をごっそり奪われた。
『ジジイを待たせると面倒だ』と言う男の手によって、全身を泡だらけにされ、シャワーの湯で手早く洗い流される。
オレは既にぐったりしていたが、薄く曇ったガラスの向こうにニヤついたジジイが待っていると思うと憂鬱で仕方ない。
借りた大判のタオルで身体を拭いていると、白い錠剤とコップの水を渡される。
「強制はしないが飲んでおいた方がいい。依存性はないから安心しろ」
この男に今さら逆らうつもりはなかったから、覚悟を決めて飲み込んだ。
シャワーで洗われている間に増えていたTシャツ姿の男が、カメラのレンズを向けてくる。
ベッドへ仰向けに寝かされたオレは、首、両手首と両膝に金具が付いた黒くて太い革ベルトのようなものを巻かれた。
首から伸びた鎖は逃走防止の為だろうか。ベッドの枕元方向にある金具へ固定されたようだった。
腰の下に厚めのクッションを敷いて尻を持ち上げられ、左手首と左膝、右手首と右膝の金具がそれぞれ繋げられれば、自動的に大きく脚を開かされた形になる。所謂『M字開脚』というやつだ。男の視線が、先ほど洗浄された穴へ向けられているのが恥ずかしい。
自分が男から『性の対象』として扱われるなど、想像したこともなかった。
もちろん『突っ込まれる側』の経験はない。
女との経験はあった。中学2年の秋、家庭教師に押し倒され、上から跨られたのだ。両親がいない日、風邪で発熱したオレの見舞いに来たと言われて家に入れてしまったのが間違いだった。朦朧としたまま流されただけのあれを、『セックス』と呼んでいいのか分からないが。
カメラが覗き込むように近づけられる。
どうすればいいか分からない。
手足を拘束されていて良かったのかもしれない。
謎の軟膏を纏わせた指先がヌッと尻穴に侵入ってきた。
男の左手がオレのちんぽも擦り始めたから、思わず緊張と脱力を繰り返してしまう。脱力の瞬間を狙って内部へ挿れる指の深さ、本数が増やされたようだ。
体温で軟膏が溶けたのだろう。ヌチヌチという粘着質な音が耳を襲う。2本の指で穴を拡げられる感覚が何とも気持ち悪い。汗ばんだ背中にツヤのあるシーツが張り付きそうだ。
『痛くないか?』
耳元で囁かれた声に頷く。
ゾクリとするほど心地いい低音。
不快だと思っていたのに、身体がカァッと熱くなってきた。
『効いてきたな』と男が呟いたから、おそらく先ほど飲んだ薬の効果なのだろう。
男の手の中にあるちんぽは、オレの意思と関係なく勃ち上がっていく。
目の前の男は『オレが反応した場所』ばかりを狙って弄ってくる。いつの間にか3本に増やされていた指をグチョグチョ抜き挿しされながら『そこ』をグリグリされると、熱い息と共に声が漏れそうになってしまう。
「へえ?案外いい顔するじゃねえか」
声の方へ思わず顔を向ければ、ジジイがソファの上で気色悪い笑みを浮かべていた。
『お前はこっち向いてろ。…チッ。ジジイのせいで萎えちまったじゃねえか』
カメラとジジイの耳に入らないような小声で悪態をつく目の前の男。
なんとなく、この男のことが嫌いになれない。
それどころか、与えられる快感に屈してしまった。
「また勃ってきたな…。イイか?」
と問われれば、
「は…い」
と素直に答えてしまう。
「珍しくノってるなぁ響。…あぁ、コイツ。なんとなく『山神のお坊ちゃん』に似てんのか」
ジジイの言葉に、内部を拡げていた指が止まった。
『ヤマガミのお坊ちゃん』?
……何だ?
ヤマガミ…山神?
薬のせいか、ぼんやりした頭がうまく働いてくれない。
上から、再び『チッ』という舌打ちが降ってきた。
いつの間にかギュッと閉じていた瞼を開けば、目の前の男の眉が寄せられているのが見えた。
「そろそろ挿入れる」
オレが頷くのを見た男は、ゆっくり指を引き抜くと、ゴムを自身に手早くクルリと装着し、ピトリと先端を尻の穴に触れさせた。
いよいよ、と覚悟を決めたその時、
「響。ナマでやれ!」
ジジイの鋭く刺すような声に、ビクリと目の前の身体が跳ねた。
「オレがお前に教えてやったように、コイツにも奥へ種付けされる悦びを教えてやれよ」
この人はジジイとしたことがあるのか。
何故かショックを受けた自分に驚く。
男はゴムを外すと、表面に付いている潤滑ゼリーを自身に塗り付ける。
「早くしろ! まだランドセル背負ってたお前でさえ、初めてでオレのデカイのを呑み込めたんだ」
『狭いケツマンコから血ィダラダラ流しながらずっとイイ声で泣いてたよなぁ』とニヤニヤ笑う男。
コイツ、今なんて言った…?
ランドセルを背負って…? 小学生…?
血?
まさか…コイツ。子どもだったこの人を強姦したのか?
驚愕に目を見開いたオレに気付いたのだろう。
チッと小さく舌打ちが聞こえ、
ビクッとした瞬間、
グプッという濡れた音と、ミシッという裂ける音が激痛と共に襲ってきた。
「ぐぁぁ……!!」
「まだ慣らし足りなかったか」
痛ッ…てぇ!!
クポッと引き抜かれると、わずかに血の匂いがした。ハァハァと息つく間も無く、再び軟膏をたっぷり付けた指が内部に入ってくる。
グチュ、グチュ、グチュ、
時折穴を引き伸ばすみたいに指が開かれ、体温で溶けた軟膏が恥ずかしいほど濡れた音を立てる。痛み止めの成分が入っているのか、裂けた痛みは徐々に感じなくなっていった。
ジジイが喚いているが何も聞こえない。
ただ、ジンジンと熱い。
「あっ、」
先ほど弄られた場所だ。コリコリされると電流が走るように身体が跳ねてしまう。
怖い。
気持ちいい。
怖い。
気持ちいい。
萎えかけていた前がまた勃ってしまう。
「コラ。逃げんな」
思わずビクビクと引いてしまう腰をグイと引き戻される。
「あっ…、ああっ、」
強引な指が知ったばかりの性感帯をしつこく責める。
逃れられない快感に、口の端から唾液が垂れるほど声が止まらなくなった頃。
ようやくグチュンと指が引き抜かれた。
「ハァ、ハァ、」
熱い。
身体が熱い。
こんなの知らない。
もう一度、穴に男のピトリとちんぽが当たるのを感じた。
「挿れるぞ」
コクリと頷いたものの、先ほど与えられた痛みへの恐怖が身体をこわばらせる。
「ぐっ…!!」
「息を止めるな。ゆっくり呼吸しろ」
男の言う通りにすると、クプリと太い部分が入ってきた。
ハァ、ハァ、と呼吸する度に内部が順応を始める。
ユル、ユル、とゆっくり出し入れが始まる。
「あっ!」
先ほどの場所を太い部分がゴリッと擦った。
ヌチュ、ヌチュ、濡れた音がして、突き込まれる度に揺れる開かされた両膝が視界に入ってくる。
「あっ、ぁくっ、あっ、あっ、」
「素直な身体だ。イく時は『イく』と言え」
一度奥までこじ開けられて、男のカタチを覚えさせられてしまえば後の抽挿はスムーズだった。先ほど指で教え込まれたスポットを刺激されるから、口を閉じられないほどの快感に声が出てしまう。
「初恋の『お坊ちゃん』に似た男を組み伏せる気分はどうだ?」
ジジイの声に苛立ったのか、腰の動きが早く激しくなった。
「あっ、あっ、い…イく、」
その瞬間、両方の乳首をギュッと摘まれる。
「痛ッ、いたい、ああぁぁ!!」
ビュルルルッと、オレのちんぽから吹き出した液が腹から胸へ流れるのを感じた。
今までに感じたことのない快感。
それなのに。
「も、イっ、イってるから、も、やめっ、」
抽挿が止まらない。
「もう…少しだ。もう一回…イって、さっき…みたいに…締めて…みろ」
男の手が再びオレのちんぽを扱き始めた。
「ダメ…、いま…ダメっ、あっ、」
またイきそうになると、キュウキュウと内部が勝手に締まり、緩み、男を絞り上げる動きをしてしまう。
「くっ、出す」
グッグッと奥まで押し込まれ、
「~~~!!!」
ビュルルと注がれた瞬間、また乳首をギュッと摘まれる。
チカチカと視界に光が点滅し、口をハクハク開いても声さえ出なかった。
「覚えろ。ここを摘まれただけでイけるように」
0
お気に入りに追加
119
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる