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その後の話
裏側 2
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夜勤中の休憩時間。
スマホを手に取った瞬間、
心臓がドクリとなった。
『不審者の姿を捉えた』という警告メッセージ。
アパートに設置しておいた防犯カメラから届いたものだった。
だがそのすぐ後に、佐久間から『凛は無事』『窓等の破損なし』『葛谷は逃走させた』というメッセージも届いていた。
はぁ、と大きく息を吐く。
自分は無意識に息を止めていたらしい。
通知の時刻は午前1時3分。
既に30分以上経っている。
佐久間にメッセージを返すと、すぐに『ご安心ください』と返信があった。
警告メッセージを見た瞬間、慌ててアパートへ走り出さなかったのは、佐久間のお陰が大きい。
すぐ対応してくれた上、その必要最低限かつ冷静な言葉に安心できた。
それと、主任のお陰でもある。
先ほどまでエレベーターホールの前を徘徊していた吉之助さん。認知症で毎日、夜になると家に帰りたがる。
以前のオレならイラついていただろう。
主任に教わったように『帰る前にお茶でもいかがですか?』と気を逸らす。2人で椅子に座り、温かいお茶を飲むと、眠くなったのか部屋に戻ってくれるし、オレ自身の気持ちも鎮めてくれるのだ。
『焦らせない。不安にさせない。落ち着かせる』
主任が教えてくれた対処法が、オレの心も落ち着かせてくれていた。
それに、毎日凛と会えているのも大きい。
従来の昼食に加えて、送り迎えや夕食の時間も一緒にいられるから、完全にすれ違って生活していた頃に比べると、明らかに心が安定している気がする。
深呼吸をして、警告メッセージと共に届いていた動画を再生してみる。
そこには窓から室内を覗き込む人物。
『シン』がくれたカメラは鮮明にその姿を映していた。
佐久間のメッセージ通り、それは葛谷だった。
右手にハンマーらしきものを持っており、窓ガラスに向かって振り上げた。
その瞬間、ビクッと男の動きが止まる。
辺りをキョロキョロと見回し、慌てたように走り去って行った。
強い光が近づいて来て、そこで動画が終わる。
おそらく、警告メッセージを見た佐久間が『態と』男が気付くようにLEDライトで照らしながら駆けつけてくれたのだろう。
『凛は無事』と分かっていても、苦しくなるくらい鼓動が早くなっているのを感じる。
佐久間から、男が窓を割り内部に入り込めば『住居侵入罪』になるとは聞いていた。
だが、オレは凛を怖がらせたくないし、
そもそも、凛の姿を男に見せたくない。
例え未遂であっても逮捕は可能らしいが、罪状は『書類のみ』で済んでしまうほど軽くなることが多いらしい。
後で全ての画像や動画を纏めて証拠として警察に提出するつもりではあるが、すぐに刑務所から出て来られると困るのだ。
出来るだけ罪を重くし、出来るだけ長く収監されてほしい。
だから、敢えて『捕まえずに侵入だけを防ぐ』ことにした。
佐久間に相談して本当に良かった。
『凛さんにお声がけしてしまいました。申し訳ありません』
佐久間からそのメッセージが届いたのは、翌日のことだった。
『葛谷の件を凛には秘密にしてほしい』
佐久間へ言い忘れていたことに気づいたのはその時だ。
思い返してみれば、佐久間は凛に知らせるか最初に確認してくれた気がする。知らせるか迷っているうちに、鍵や防犯装置のことで頭がいっぱいになっていて、明確な返事を忘れてしまったのだと思う。
凛を家に送り届け、外出しないよう念を押して出勤したのだが、彼はどこかへ出かけようとしたらしい。
軽装だったことから、おそらく近所への外出だろうとの事だった。そういえば卵と牛乳を切らしていたのを思い出す。コンビニに行こうとしたのかもしれない。自分の気の回らなさと余裕のなさに落ち込む。
それでも凛は恐れるように、慎重に外を見回してから出てきたらしい。だからこそ『事情を説明済み』だと佐久間に思わせたのだろう。声をかけると、驚いて部屋へすぐに戻ったのだとか。
オレが急に送り迎えを始めたから、凛に気付かれないわけがなかった。
声をかけたのが佐久間で良かった。
『帰ったら凛に事情を話します』と返信した。
朝になり家に帰ると、凛が玄関で待っていた。
「詩音。そろそろ話してくれないか。何からオレを守ってる?」
竜瑚が彩人を守っているみたいに、凛にも『葛谷』の名前なんて聞かせたくなかった。
だがそれはオレの独りよがりだった。
オレが、彼を不安にさせた。
凛は怒らなかった。
ただ、
『葛谷』
その名を聞いた瞬間、彼はトイレへ駆け込んだ。
何度も吐いてしまう彼の背中を摩る。朝食を摂っていなかったのだろう。吐くものがなくて苦しいのだと思う。
こんなに身体が拒絶する程の酷い傷を、彼の心につけてしまった。
「ごめん、凛、ごめん、」
オレは彼の背を摩りながら、この細い身体を支えることしか出来ない。
洗面所で口を濯がせ、ソファに運ぶと、体力を使い果たした彼はぐったりしてしまった。顔色が真っ白で見ていられない。
何か出来ないか。何か。
そういえば、と思い出す。
『あんまり世話はいらないから詩音くんも育ててみて。暑い日や吐き気にミント水がおすすめ』
主任がくれたペパーミントの栽培セット。
初めて立ち会った『死』に動揺したオレが休み明けに出勤すると渡された。
他のスタッフは、『新人の頃、オレ達も貰ったよ』と笑っていた。
家に帰ると凛がいて。日曜日の朝、2人で種を蒔き、窓辺にその鉢を置いたのだ。
緑の葉はどんどん増え、その色は目にも優しい。
『ミント水』のレシピを調べると、本当はペパーミントの葉を冷蔵庫で長時間、水に浸けておくらしい。
急ぐのでとりあえず葉を取ってきて洗い、耐熱ガラスのコップに入れてポットの熱湯を注いでみた。吐き気には冷たい方がいいかもしれない。氷を入れて冷やしたものと、身体が冷えていたから温かいものも用意しよう。
試しに飲んでみると、スーッとする香りと味を感じた。
凛の隣に座って冷たい方のコップを手渡すと、ごく、ごく、飲んでくれた。
肩に触れるとやはり身体が冷えている。
落ち着いたところで温かい方のコップを渡した。
少し楽になったか。鮮やかなグリーンの葉を光に透かした凛の頰は、僅かに緩んだように見えた。
丸みのある二重ガラスを手に包んで、こくりと飲み、ほぅっと息を吐く。
背中を優しく撫でていると、凛がもたれかかってくれた。
「楽になったよ。ありがとう。詩音」
吐き気が治ったという凛に全てを話した。
葛谷が出所し、オレ達の家や職場を把握されていること。
凛に佐久間という護衛が付いていること。
オレが囮になって男を誘き出そうとしていること。
すると、
『1人だけ危ない目に遭って欲しくない』
『自分のことも囮に使え』
と言う。
彼をアパートに閉じ込めて、守っているつもりになっていた。
オレのことを大事だと言ってくれる人を、
こんなに強い人を、
オレは巻き込むと決めた。
明日は2人とも休みの土曜日だ。
オレは凛をデートに誘った。
葛谷を誘き出すため、2人で出かけてヤツに見せつけてやろう。
その作戦を聞いて、彼は嬉しそうに頷いた。
急にびくりと凛が跳ねた。
「あっ、そうだ会社!!」
慌てて立ち上がろうとするのを引き止める。
「顔色がまだ良くない。朝食を摂らないと会社には行かせられない」
「まだ間に合うし、着いたら向こうで摂るよ」
彼はすぐにゼリー飲料で食事を済ませようとする。
「凛。ごめん。これだけは譲れない」
オレの顔を見て、凛の身体から力が抜けた。
「…分かった」
「…それと、凛。卵と牛乳を買い忘れた。ごめん」
本当にダメだ、オレ。
凛が話をしようと待っている気がして、急いで帰って来てしまった。
地味に落ち込んでいると、『っ…、』と微かな声が耳に聞こえた。
「気付いてくれてたのか…」
顔を上げると、何故か凛が口元を押さえていた。
「今日の朝食はハチミツバタートーストでいいか?」
凛はハチミツが好きだ。
パン、ベーコンと…きゅうり、レタスはあった筈だ。トマトも…まだあるな。
ベーコンはカリカリに、トマトは細かく切って、サラダにしよう。
「うん。美味しそう」
オレの肩に寄りかかっていた凛の頭が一度離れ、顔が近づいてくる。
目を瞑ると、目蓋、鼻、唇にキスをしてくれた。
「デートの帰りにスーパーへ行こう。お返しにフレンチトーストを作ってやる」
凛の優しい声。
彼が作ってくれて知った、オレの好物だ。
「嬉しい。凛、大好きだ」
オレもキスを返し、細い身体を抱きしめる。
冷えていたその背中は、温かくなっていた。
必ず守る。
この大事な人に、ヤツの指先さえ二度と触れさせない。
スマホを手に取った瞬間、
心臓がドクリとなった。
『不審者の姿を捉えた』という警告メッセージ。
アパートに設置しておいた防犯カメラから届いたものだった。
だがそのすぐ後に、佐久間から『凛は無事』『窓等の破損なし』『葛谷は逃走させた』というメッセージも届いていた。
はぁ、と大きく息を吐く。
自分は無意識に息を止めていたらしい。
通知の時刻は午前1時3分。
既に30分以上経っている。
佐久間にメッセージを返すと、すぐに『ご安心ください』と返信があった。
警告メッセージを見た瞬間、慌ててアパートへ走り出さなかったのは、佐久間のお陰が大きい。
すぐ対応してくれた上、その必要最低限かつ冷静な言葉に安心できた。
それと、主任のお陰でもある。
先ほどまでエレベーターホールの前を徘徊していた吉之助さん。認知症で毎日、夜になると家に帰りたがる。
以前のオレならイラついていただろう。
主任に教わったように『帰る前にお茶でもいかがですか?』と気を逸らす。2人で椅子に座り、温かいお茶を飲むと、眠くなったのか部屋に戻ってくれるし、オレ自身の気持ちも鎮めてくれるのだ。
『焦らせない。不安にさせない。落ち着かせる』
主任が教えてくれた対処法が、オレの心も落ち着かせてくれていた。
それに、毎日凛と会えているのも大きい。
従来の昼食に加えて、送り迎えや夕食の時間も一緒にいられるから、完全にすれ違って生活していた頃に比べると、明らかに心が安定している気がする。
深呼吸をして、警告メッセージと共に届いていた動画を再生してみる。
そこには窓から室内を覗き込む人物。
『シン』がくれたカメラは鮮明にその姿を映していた。
佐久間のメッセージ通り、それは葛谷だった。
右手にハンマーらしきものを持っており、窓ガラスに向かって振り上げた。
その瞬間、ビクッと男の動きが止まる。
辺りをキョロキョロと見回し、慌てたように走り去って行った。
強い光が近づいて来て、そこで動画が終わる。
おそらく、警告メッセージを見た佐久間が『態と』男が気付くようにLEDライトで照らしながら駆けつけてくれたのだろう。
『凛は無事』と分かっていても、苦しくなるくらい鼓動が早くなっているのを感じる。
佐久間から、男が窓を割り内部に入り込めば『住居侵入罪』になるとは聞いていた。
だが、オレは凛を怖がらせたくないし、
そもそも、凛の姿を男に見せたくない。
例え未遂であっても逮捕は可能らしいが、罪状は『書類のみ』で済んでしまうほど軽くなることが多いらしい。
後で全ての画像や動画を纏めて証拠として警察に提出するつもりではあるが、すぐに刑務所から出て来られると困るのだ。
出来るだけ罪を重くし、出来るだけ長く収監されてほしい。
だから、敢えて『捕まえずに侵入だけを防ぐ』ことにした。
佐久間に相談して本当に良かった。
『凛さんにお声がけしてしまいました。申し訳ありません』
佐久間からそのメッセージが届いたのは、翌日のことだった。
『葛谷の件を凛には秘密にしてほしい』
佐久間へ言い忘れていたことに気づいたのはその時だ。
思い返してみれば、佐久間は凛に知らせるか最初に確認してくれた気がする。知らせるか迷っているうちに、鍵や防犯装置のことで頭がいっぱいになっていて、明確な返事を忘れてしまったのだと思う。
凛を家に送り届け、外出しないよう念を押して出勤したのだが、彼はどこかへ出かけようとしたらしい。
軽装だったことから、おそらく近所への外出だろうとの事だった。そういえば卵と牛乳を切らしていたのを思い出す。コンビニに行こうとしたのかもしれない。自分の気の回らなさと余裕のなさに落ち込む。
それでも凛は恐れるように、慎重に外を見回してから出てきたらしい。だからこそ『事情を説明済み』だと佐久間に思わせたのだろう。声をかけると、驚いて部屋へすぐに戻ったのだとか。
オレが急に送り迎えを始めたから、凛に気付かれないわけがなかった。
声をかけたのが佐久間で良かった。
『帰ったら凛に事情を話します』と返信した。
朝になり家に帰ると、凛が玄関で待っていた。
「詩音。そろそろ話してくれないか。何からオレを守ってる?」
竜瑚が彩人を守っているみたいに、凛にも『葛谷』の名前なんて聞かせたくなかった。
だがそれはオレの独りよがりだった。
オレが、彼を不安にさせた。
凛は怒らなかった。
ただ、
『葛谷』
その名を聞いた瞬間、彼はトイレへ駆け込んだ。
何度も吐いてしまう彼の背中を摩る。朝食を摂っていなかったのだろう。吐くものがなくて苦しいのだと思う。
こんなに身体が拒絶する程の酷い傷を、彼の心につけてしまった。
「ごめん、凛、ごめん、」
オレは彼の背を摩りながら、この細い身体を支えることしか出来ない。
洗面所で口を濯がせ、ソファに運ぶと、体力を使い果たした彼はぐったりしてしまった。顔色が真っ白で見ていられない。
何か出来ないか。何か。
そういえば、と思い出す。
『あんまり世話はいらないから詩音くんも育ててみて。暑い日や吐き気にミント水がおすすめ』
主任がくれたペパーミントの栽培セット。
初めて立ち会った『死』に動揺したオレが休み明けに出勤すると渡された。
他のスタッフは、『新人の頃、オレ達も貰ったよ』と笑っていた。
家に帰ると凛がいて。日曜日の朝、2人で種を蒔き、窓辺にその鉢を置いたのだ。
緑の葉はどんどん増え、その色は目にも優しい。
『ミント水』のレシピを調べると、本当はペパーミントの葉を冷蔵庫で長時間、水に浸けておくらしい。
急ぐのでとりあえず葉を取ってきて洗い、耐熱ガラスのコップに入れてポットの熱湯を注いでみた。吐き気には冷たい方がいいかもしれない。氷を入れて冷やしたものと、身体が冷えていたから温かいものも用意しよう。
試しに飲んでみると、スーッとする香りと味を感じた。
凛の隣に座って冷たい方のコップを手渡すと、ごく、ごく、飲んでくれた。
肩に触れるとやはり身体が冷えている。
落ち着いたところで温かい方のコップを渡した。
少し楽になったか。鮮やかなグリーンの葉を光に透かした凛の頰は、僅かに緩んだように見えた。
丸みのある二重ガラスを手に包んで、こくりと飲み、ほぅっと息を吐く。
背中を優しく撫でていると、凛がもたれかかってくれた。
「楽になったよ。ありがとう。詩音」
吐き気が治ったという凛に全てを話した。
葛谷が出所し、オレ達の家や職場を把握されていること。
凛に佐久間という護衛が付いていること。
オレが囮になって男を誘き出そうとしていること。
すると、
『1人だけ危ない目に遭って欲しくない』
『自分のことも囮に使え』
と言う。
彼をアパートに閉じ込めて、守っているつもりになっていた。
オレのことを大事だと言ってくれる人を、
こんなに強い人を、
オレは巻き込むと決めた。
明日は2人とも休みの土曜日だ。
オレは凛をデートに誘った。
葛谷を誘き出すため、2人で出かけてヤツに見せつけてやろう。
その作戦を聞いて、彼は嬉しそうに頷いた。
急にびくりと凛が跳ねた。
「あっ、そうだ会社!!」
慌てて立ち上がろうとするのを引き止める。
「顔色がまだ良くない。朝食を摂らないと会社には行かせられない」
「まだ間に合うし、着いたら向こうで摂るよ」
彼はすぐにゼリー飲料で食事を済ませようとする。
「凛。ごめん。これだけは譲れない」
オレの顔を見て、凛の身体から力が抜けた。
「…分かった」
「…それと、凛。卵と牛乳を買い忘れた。ごめん」
本当にダメだ、オレ。
凛が話をしようと待っている気がして、急いで帰って来てしまった。
地味に落ち込んでいると、『っ…、』と微かな声が耳に聞こえた。
「気付いてくれてたのか…」
顔を上げると、何故か凛が口元を押さえていた。
「今日の朝食はハチミツバタートーストでいいか?」
凛はハチミツが好きだ。
パン、ベーコンと…きゅうり、レタスはあった筈だ。トマトも…まだあるな。
ベーコンはカリカリに、トマトは細かく切って、サラダにしよう。
「うん。美味しそう」
オレの肩に寄りかかっていた凛の頭が一度離れ、顔が近づいてくる。
目を瞑ると、目蓋、鼻、唇にキスをしてくれた。
「デートの帰りにスーパーへ行こう。お返しにフレンチトーストを作ってやる」
凛の優しい声。
彼が作ってくれて知った、オレの好物だ。
「嬉しい。凛、大好きだ」
オレもキスを返し、細い身体を抱きしめる。
冷えていたその背中は、温かくなっていた。
必ず守る。
この大事な人に、ヤツの指先さえ二度と触れさせない。
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