愛を請うひと

くろねこや

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その後の話

補足資料[音声テープ]

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久住くすみ 武彦たけひこ氏の机より発見


男A「全く。僕たちに『お仕置き』なんてさせて。彼も不器用なひとだよね。『お前に溺愛されている娘や息子たちに嫉妬したんだ』と素直に伝えればいいのに」

男B「そもそも『好きだ』『愛してる』と伝えていないのでしょう?」

男C「伝えてないだろうな。…あんな朴念仁ぼくねんじんの異常者に訳もわからず執着されて、彼も可哀想にな」

男B「朴念仁…、確かに彼は『無口で無愛想。頑固なわからずや』ですね。…『素朴そぼくさ』とは無縁ですが。私の助言など聞きやしない」

男D「まぁ、あんなに綺麗で色っぽい子を抱けて、私たちには役得でしたが。またぜひ参加させてほしいものです」

男C「お前なぁ、『紫蘇しその花をちんぽに突っ込んでからの山葵わさび醤油』はマジでやめろよ。オレのタマがヒュンとしたわ」

男A「全くだよ。アレは本当に痛そうだった。気絶するほどだもの」

男D「でも、彼の体温で徳利とっくりを温めさせたのは、なかなか良い酒肴しゅこうだったでしょう?」

男B「それはもう!彼のピンク色の肉襞にくひだが、丸くてぼこぼこした濃色の器を健気けなげに呑み込んでいくところは…正直そそられましたね。徳利のくびれを一生懸命キュウキュウ食い締めて…。もちろん“菊”の香りの酒も美味しかったですしね」

男D「お酒が温まるまで放置している間も、動いてこぼしてしまわないよう、必死にギュッと締め付けて…。勝手に内部が蠕動ぜんどうしてしまうのを堪えようとする、苦悶くもんの表情がまた良くて……」

男C「あぁ。しかも、ゆーっくり引き抜くと、フチの肉が器に引っ掛けられて、めくれて外に出て来ちまうのがエロくてな…。出し挿れをしつこく繰り返してやると、ツラそうに良い声でくのがまた…。オレにも加虐的かぎゃくてきな性質があったんだと驚いた」

男B「あなたがあんまり何度も出し挿れするから、あの子の肛門が“菊”というより“あわび”みたいに裂けてヒダヒダが外に出てしまってましたよ」

男A「アレはもう“女性器”だよね。しかもツヤツヤ真っ赤に充血して綺麗だったし、見てるだけで僕も勃っちゃった。それにさ。挿入れた時、あのふわふわのヒダヒダが吸い付くみたいに呑み込んでくれて、内部もキュウキュウ締め付けてくれるから最高に気持ちよかったんだよ…」

男D「ええ。あの方は逸材だと思います。今回は“一合”でしたが、次は“二合徳利”を挿入してみたいものです」

男B「…あんなに大きなものを…。ええ。次の機会があれば、ぜひ試してみましょう」






男C「……まぁでも、やっぱり、アイツは馬鹿だと思うよ。オレ達が彼をかせるたびに、あんなに酷い顔で睨むくらいなら、大事にしてやったらいいだろうが」

男A「そうだね。僕だったら愛した相手を他の男なんかに触らせないけど」

男D「そうですね…。私でしたら座敷牢ざしきろうに閉じ込めて、誰にも見せずに死ぬまで愛しますが……」

男B「は?」

男C「っおまえ!屋敷にそんな…!?」

男A「えっ?えっ?冗談だよね…?」

男D「ふふっ…。…どうでしょうね」
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