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独白
男Cの独白 2
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今夜も『彼』はオレの布団に潜り込んできた。
違和感に気づいたのはいつからだろう。
それは、
オレのを美味そうに舐めしゃぶる『彼』の頭を優しく撫でたとき。
『彼』の準備が整うまで、ナカをゆっくり慣らしているとき。
奥を突きながら、『彼』もちゃんと感じているか顔を見ていて、視線が絡み合ったとき。
キスをしたとき。
『彼』の目が僅かに大きくなり、動きが一瞬止まるのだ。
まるで、プログラミングされた人形にエラーが起きてフリーズしたように。
四つん這いになり、『ご主人様』のちんぽを差し出されたら舌を這わせる。
『いただきます』と口の中に受け入れる。
舌と唾液を絡めたちんぽをしゃぶりながら、喉の奥まで抜き差しする。
後ろの穴を指で開き、慣らす。
指、唇と頬を使って擦り、喉を締める。
出てきた精液を『溢さず全て』口に含み、よく味わってから飲み込む。
ちんぽとタマを舐めしゃぶり『お掃除』し、『美味しいです』『ごちそうさまでした』と微笑む。
再び口淫し、勃ち上がったちんぽを後ろの穴に受け入れる。
ナカを締めたり緩めたりしながら、腰を動かす。
『気持ちいいです』『もっとください』と啼く。
精液を奥で受け止め、溢さないようナカを締める。
『ご主人様』が満足し、ちんぽを抜くまで繰り返しナカで扱き、精を受け続ける。
誰かに『そうするよう』躾けられているのだ。
『優しくされる』ことは想定されていなかったのだろう。どうしたらいいか分からなくなり、動きが止まってしまう。
目の前で眠りについた『こいつ』は誰なんだろう。
いつもオレのメシを『おいしい』と言って笑う『いつものあいつ』とは違う。
男の精液を飲まされて『美味しいです』と微笑む異常な姿に、『いつものあいつ』の笑顔が重なり胸が締め付けられるように痛んだ。
『こいつ』は『奴隷』だったのではないか。
そんな疑念が浮かぶ。
『えげつねぇな』『よくそんな酷いことを思いつくな』と内心眉を顰めていた行為。
いつも奴隷たちにしていることも、オレと詩音のために書く『動画の脚本』の内容も、全て『こいつ』が経験させられてきたことだとしたら……。
手のひらの痛みで、爪が食い込むほど握りしめていた拳に気づいた。
行為の途中でフリーズした時の『彼』はとても人間らしかった。
最近、『彼』と目が合うことが増えた。
以前は『どうしたらいいか分からない』というように固まっていたのに、最近は目が合うと、ふんわり微笑んでくれるようになった。
嬉しくなって、『彼』にキスする。
口の中に舌を入れ、貪るようにしてしまうと苦しいのか『プログラムされた人形』に戻ってしまう。
首筋から乳首、脇腹から臍の穴、ちんぽから尻の穴を舐めるときは、あくまで優しくする。
しつこく舐めたり、歯を立てて痛みを与えると『人形』になる。
キスマークを付けるのは大丈夫そうだった。
『彼』が本当に快感を得ているときは、『彼のまま』でいてくれるのだ。
しばらくすると、『ループ再生された動画のような』いつものセックスに戻ってしまうのだが、それでもなるべく『彼ら』に『本当に気持ちいい』と思ってもらえるよう独りよがりのセックスにならないように気をつけた。
妖艶な微笑みを浮かべる『彼』。
無垢な子どものように、ふんわりと微笑む『彼』。
気がつくと、どちらの『彼』も両方愛おしく大事にしたい存在になっていた。
違和感に気づいたのはいつからだろう。
それは、
オレのを美味そうに舐めしゃぶる『彼』の頭を優しく撫でたとき。
『彼』の準備が整うまで、ナカをゆっくり慣らしているとき。
奥を突きながら、『彼』もちゃんと感じているか顔を見ていて、視線が絡み合ったとき。
キスをしたとき。
『彼』の目が僅かに大きくなり、動きが一瞬止まるのだ。
まるで、プログラミングされた人形にエラーが起きてフリーズしたように。
四つん這いになり、『ご主人様』のちんぽを差し出されたら舌を這わせる。
『いただきます』と口の中に受け入れる。
舌と唾液を絡めたちんぽをしゃぶりながら、喉の奥まで抜き差しする。
後ろの穴を指で開き、慣らす。
指、唇と頬を使って擦り、喉を締める。
出てきた精液を『溢さず全て』口に含み、よく味わってから飲み込む。
ちんぽとタマを舐めしゃぶり『お掃除』し、『美味しいです』『ごちそうさまでした』と微笑む。
再び口淫し、勃ち上がったちんぽを後ろの穴に受け入れる。
ナカを締めたり緩めたりしながら、腰を動かす。
『気持ちいいです』『もっとください』と啼く。
精液を奥で受け止め、溢さないようナカを締める。
『ご主人様』が満足し、ちんぽを抜くまで繰り返しナカで扱き、精を受け続ける。
誰かに『そうするよう』躾けられているのだ。
『優しくされる』ことは想定されていなかったのだろう。どうしたらいいか分からなくなり、動きが止まってしまう。
目の前で眠りについた『こいつ』は誰なんだろう。
いつもオレのメシを『おいしい』と言って笑う『いつものあいつ』とは違う。
男の精液を飲まされて『美味しいです』と微笑む異常な姿に、『いつものあいつ』の笑顔が重なり胸が締め付けられるように痛んだ。
『こいつ』は『奴隷』だったのではないか。
そんな疑念が浮かぶ。
『えげつねぇな』『よくそんな酷いことを思いつくな』と内心眉を顰めていた行為。
いつも奴隷たちにしていることも、オレと詩音のために書く『動画の脚本』の内容も、全て『こいつ』が経験させられてきたことだとしたら……。
手のひらの痛みで、爪が食い込むほど握りしめていた拳に気づいた。
行為の途中でフリーズした時の『彼』はとても人間らしかった。
最近、『彼』と目が合うことが増えた。
以前は『どうしたらいいか分からない』というように固まっていたのに、最近は目が合うと、ふんわり微笑んでくれるようになった。
嬉しくなって、『彼』にキスする。
口の中に舌を入れ、貪るようにしてしまうと苦しいのか『プログラムされた人形』に戻ってしまう。
首筋から乳首、脇腹から臍の穴、ちんぽから尻の穴を舐めるときは、あくまで優しくする。
しつこく舐めたり、歯を立てて痛みを与えると『人形』になる。
キスマークを付けるのは大丈夫そうだった。
『彼』が本当に快感を得ているときは、『彼のまま』でいてくれるのだ。
しばらくすると、『ループ再生された動画のような』いつものセックスに戻ってしまうのだが、それでもなるべく『彼ら』に『本当に気持ちいい』と思ってもらえるよう独りよがりのセックスにならないように気をつけた。
妖艶な微笑みを浮かべる『彼』。
無垢な子どものように、ふんわりと微笑む『彼』。
気がつくと、どちらの『彼』も両方愛おしく大事にしたい存在になっていた。
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