愛を請うひと

本編

11-2 躾2

頬を軽く叩かれ起こされると、目もとをマスクで隠した裸の男達とカメラのレンズがこちらを覗き込んでいた。

「っひ…」

カーテンが開かれているのだ。
痩せた男、太った男、筋肉質な男、背の低い男、背の高い男、肌の色、人種も様々だった。
…見えない方が幸せだった。男達からそびえ立つテラテラと濡れた男根は、サイズや形、色も様々で、こんなものを入れられていたのだと知らしめられる。


男達の前で、金属の長いクチバシのようなものを酷使こくしされた尻の穴に差し込まれる。
その冷たさに反応する体力もなかった。
Bが金具をくるくると回すと、尻の穴が限界まで開かされてしまう。

唾をゴクリと飲み込む音が聞こえ、男達の興奮がさらに高まっているのを感じる。ねっとりとした視線。同じ男に『性の対象』として見られている恐怖。

カメラが近づいてきて、ペンライトでナカを照らされる。

「膣鏡ちつきょう、クスコだよ。中がよーく見えるねー」

Bが親切に教えてくれる。

「わー、泡立って膜張まくはってる。いっぱい出してもらえてよかったね」

と、自撮りモードにしたスマホでナカを見せられる。金属によってぽっかりと開かされた奥は、赤い粘膜が蠢うごめき、白い液体で満たされていた。

飲み込まされた液体の多さに、自分の腹が膨らんでいることに気付き、吐き気がする。


「さあ皆さま、まだ出し足りない方はいらっしゃいませんか？今ならこのおまんこに精液を流し放題ですよー」

男達はほとんど全員が手を挙げた…。男Aの姿はなかった。



ビュルルル、ドピュ、ドピュ、

男達はニヤニヤ笑いながら、強制的に開かされたオレの穴に向けて、扱しごいたペニスから次々にザーメンを放つ。
的当ての的か、小便器にされているようだ。

男達の精液がトロトロと、開かされた穴から体内に流れこんでくる。
さんざん奥に注がれたものなのに、男達の姿を見ながら貶おとしめられていると、別の嫌悪感が襲ってくる。
穴がいっぱいになり、ついにコポリコポリと溢れるようになると、つまらなくなったのか『的』が変えられる。

吸盤を外され真っ赤に育った乳首に。

『閉じるならもう一周する？』と脅され開かされたオレの口に…。