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裏側で
14’ スープ 〜具の秘密
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「ったく、お前ホント凛ちゃんのイヤそうな顔好きだよな…」
男Cが、火にかけた鍋にホールトマトを足しながらBに苦笑いをする。
風呂に滅多に入らない不潔な男だが、料理はかなり上手い。かつては世界中を飛び回るカメラマンだったらしく、外国の料理に詳しい。
凛の尻から出した野菜はちゃんと洗い直してあるし、潰れたトマトはもったいないが捨てた。『そのまま煮た』風を装うため、具材は切らずに丸ごと鍋で煮込む。ザーメン感を出すため、水溶き片栗粉としっかり泡立てた卵白を後で投入してみる予定だ。
「別に好きなわけじゃないよ。でも、いいじゃない。お客さんも喜んでお金をたっぷり落としてくれたんだし」
凛のナカに入れる野菜は、大きければ大きいほど、同時にいくつも詰め込むほど視聴者が喜び金になる。本当は長ネギや大根を突っ込んでおきたかった男Bである。
「ある程度稼がないと、もっと『過激な配信』をさせられるからね」
凛の客の中に、排泄物を食べさせようとする変態がいるので、この前は『躾』でなんとか収めた。
『尻から産んだ野菜』を食べさせることで満足させ、なんとか方向性を変えたいところだ。
演技ではない『ツラそうな顔』を配信することが大事なのだ。スカトロ趣味の客がエスカレートしないことを祈るが、『クソイベント』を乗り切れば凛の配信頻度は下げても『上』に怒られないだろう。
味を整えたこのスープは、これから凛と男たちの晩ごはんとなる。
(男Bは断固として食べないらしいので、彼のために別の小鍋で違うスープを作ってある)
床の上、四つん這いにさせられている凛は、どろっと煮えた丸ごと野菜を皿から唇と舌だけで食べさせられた。
柔らかく煮られ、若干黒ずんだズッキーニを咥えて食べる姿は、視聴者の目を喜ばせた。
(あれ?いい匂い?)(ん?うまい?)という顔を凛がしてしまい、慌てて後ろから突っ込んだ男Aだった。
男Cが、火にかけた鍋にホールトマトを足しながらBに苦笑いをする。
風呂に滅多に入らない不潔な男だが、料理はかなり上手い。かつては世界中を飛び回るカメラマンだったらしく、外国の料理に詳しい。
凛の尻から出した野菜はちゃんと洗い直してあるし、潰れたトマトはもったいないが捨てた。『そのまま煮た』風を装うため、具材は切らずに丸ごと鍋で煮込む。ザーメン感を出すため、水溶き片栗粉としっかり泡立てた卵白を後で投入してみる予定だ。
「別に好きなわけじゃないよ。でも、いいじゃない。お客さんも喜んでお金をたっぷり落としてくれたんだし」
凛のナカに入れる野菜は、大きければ大きいほど、同時にいくつも詰め込むほど視聴者が喜び金になる。本当は長ネギや大根を突っ込んでおきたかった男Bである。
「ある程度稼がないと、もっと『過激な配信』をさせられるからね」
凛の客の中に、排泄物を食べさせようとする変態がいるので、この前は『躾』でなんとか収めた。
『尻から産んだ野菜』を食べさせることで満足させ、なんとか方向性を変えたいところだ。
演技ではない『ツラそうな顔』を配信することが大事なのだ。スカトロ趣味の客がエスカレートしないことを祈るが、『クソイベント』を乗り切れば凛の配信頻度は下げても『上』に怒られないだろう。
味を整えたこのスープは、これから凛と男たちの晩ごはんとなる。
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床の上、四つん這いにさせられている凛は、どろっと煮えた丸ごと野菜を皿から唇と舌だけで食べさせられた。
柔らかく煮られ、若干黒ずんだズッキーニを咥えて食べる姿は、視聴者の目を喜ばせた。
(あれ?いい匂い?)(ん?うまい?)という顔を凛がしてしまい、慌てて後ろから突っ込んだ男Aだった。
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