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本編 3 番外編
屋敷探索 5
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濡れた足が乾くまで、2人並んでベンチへ座ることにした。
洗った靴下は絞って干してある。
屋敷からタオルを取ってくる、という慎一郎を止めたのはオレだ。
見上げるとガラスドームの高い天井越し、青い空とふわふわの淡い雲が綺麗に見えた。
視線を下ろせば、目の前には丸い池。囲むように植えられた木々。見たことのない色鮮やかな花。
何となく、この時間が好きだと思った。
先ほどオレの頭を襲ったのは…この温室の主らしい。
襲ったというか、
「すみません。僕のせいです。子どもの頃、よくあの場所で餌付けをしていたので」
おやつの催促だったそうだ。
「ルリコンゴウインコといいます。向かって左がオスの“マキト”。右はメスの“ルリ”です」
2羽の鳥は仲良く並んで木に止まっている。
青い翼、頭は緑から青のグラデーション。首から腹の方は鮮やかな黄色だ。嘴は黒くてカギ状。顔は白っぽくて目の周りに模様があるみたいだ。
結構大きい。
“インコ”って名前だけど、何となく顔の模様や大きさが“オウム”っぽいと思う。違いが分からない。…え、“ヨウム”なんて鳥もいるの?
しかも2羽はそっくりで、オレが見る限りオスとメスの見分けがつかない。
足輪の色で見分けることができるそうだ。
性格が大きく違うから、慎一郎にはすぐ分かるらしい。
ちなみにオレにちょっかいを出してきた方が“マキト”。好奇心が旺盛で、人間と関わるのが好きなのだとか。
“ルリ”は“知恵の輪”っていうパズルを解くのが得意らしい。簡単に外せないよう組み合わせられた2つ以上の金属パーツを、頭を使って外す遊びなんだって。
ルリコンゴウインコだから“ルリ”なのかな?
でも、
「“マキト”って人間みたいな名前だね」
「えぇ。2羽とも父が名付けたらしいです。ああ見えて彼らは、僕たちより年上らしいですよ」
この種類の鳥は番で仲良く暮らし、長ければ60年以上生きることもあるそうだ。
「そうか。あの子たちは小さかった慎一郎の側にいてくれたんだ。しかもお父さんのことも知っているなんてすごいね」
「僕は…父と直接会ったことはありません。その代わり、彼らを通して父を感じることができた。あの頃の僕は、彼らの存在に助けられていたように思います」
◇
「あー涼しい」
「春に戻りましたね」
「だねぇ」
温室を出ると、気持ちのいい風が吹いていた。
入った時と正反対のドアから出てきたのだろう。
小道沿いには見たことのある花の群れがあった。
「…あ、これって…」
ピンクと紫と白が混ざった花々。
よく見ると赤や黄色もある。
「リナリアですね」
お父さんの部屋の前に飾られていた絵の花だ。
「綺麗だなぁ」
『姫金魚草』とも呼ばれるだけあって、群生して風に揺れる様は、思わず立ち止まってしまうほど美しかった。
慎一郎が教えてくれた。
花言葉は…『この恋に気付いて』。
きっとあの絵は、パートナーだった使用人の男性に向けたものだったのだろう。
◇
「お仕事の邪魔をしてすみません」
麦わら帽子に首巻きタオル、作業服。
ぴょーんと飛び出るように伸びた枝をハサミで切っている男性。この人が現在この庭を管理している庭師さんらしい。
話しかけると、わざわざ手を止めてこちらを見てくれた。
オレにはこの庭で見たいものがある。
「幹に穴が空いた木…ですか?」
スケッチブックに描かれていた木の特徴をうろ覚えながら伝える。
確か…すごく太い木で、ボコボコしてて、幹にはまるで洞窟みたいな穴が空いていた。
その穴で、黒猫と白猫が寄り添って寝ている絵があったのだ。
「あぁ、ウロのことですね。それなら大ケヤキのことかもしれません」
穴…ウロのある大きな木はこの家に一本しかないらしい。
「これが大ケヤキです」
案内された先にあったのは、思っていたより太くて大きな木だ。
猫たちが寝ていたウロは、人間でも小さな子どもであれば入れそうなサイズだった。
その木の下。地面には緑の芝生を切り取るように、真四角の白っぽい石が埋め込まれていた。
表面には猫のシルエットが彫られている。文字などはなさそうだ。
「あれはクスノキなんですが、私の先代が急病で倒れた頃、カラスが巣を作ってしまったらしく…」
大ケヤキの下で、庭師の男性が指したのは10メートルくらい離れたところにある背の高い木だ。
「その時、坊ちゃんが可愛がっていた猫がソイツらのせいで死んでしまったそうです。…これはその猫の墓なんですよ」
あの絵に描かれていた猫だろう。
すらりと長い尻尾。絵本のことを考えると、この墓の主は白猫だろうか。
「そういえば、よくこの石の上で猫が昼寝をするんですよ。屋敷に住み着いた猫たちがいるんですけどね。……ほら、座布団みたいなちょうどいい大きさですから」
なるほど。
そういえば何年も前に、土鍋へすっぽり収まる猫の動画が流行ったことがあったっけ。
あれに似た現象が起きているのだろうか。
「ありがとうございました」
笑顔の庭師さんと別れ、墓石の前に2人でしゃがむと、手を合わせた。
「あの絵本に描かれた黒猫と白猫は、確かにここにいたんですね」
「うん。お父さんは、たぶんこの場所でそれを見ていたんだ」
あの絵と同じアングル。
この木のウロに仲良く眠る猫たちを見ながら描いたのだろう。
「それにしても…何でも知ってる慎一郎が、この庭のことを知らないなんて意外だったな」
温室で、どの植物を指さしても名前を答えられてすごいと思った。
それなのに、この木があることは知らなかったのだ。
「…庭へ出ると屋敷の窓から見えてしまうのですよ」
「窓から?」
「外にいることが母に見つかり折檻されました。『遊んでいる時間があると思いますか』『勉強しなさい』と」
「お母さんが…」
「あの顔を見るのが嫌で、よく温室へ隠れたものです。名取…先代の庭師が、僕を匿ってくれましてね」
松岡さんも、『部屋で勉強している』と口裏を合わせてくれたらしい。
「母がこの屋敷からいなくなってからも、庭に出ることはありませんでした。どうしても身体が強張ってしまうので」
「…今は平気?」
無理をしてオレに付いてきてくれたのだろうか。顔色は…悪くないように見える。
「えぇ。大丈夫です。今日は何も感じないまま、この場所へ来ることができました」
2人でしゃがんだ芝生の上。
膝に置かれた慎一郎の手に触れてみると、温かくて安心した。
「…奈津。あなたが隣にいてくれたからです」
「…慎一郎」
その時、しゃがんだ尻の辺りにドスッと衝撃が走った。
「……え?」
「にゃーん」
いつの間にか近づいて来ていた猫に後ろから頭突きされたらしい。
「白い猫…」
何故か後ろから動物の突撃を受ける日だ。
「にゃ」
「わ、黒い子もいる」
慎一郎も違う猫にすりすりされてる。
「鳴き方が面白いですね」
「うん。かわいい…」
ころんと転がってお腹を見せてくれる白猫。撫でると長く伸びていく。
しゃがんだ慎一郎の膝にちゃっかり乗ったのは黒猫。太いカギ尻尾がかわいい。
2匹とも、さくら耳だ。
この屋敷だけでなく、地域で可愛がられている猫なのかもしれない。
そういえばこの辺り。
『猫横断注意!!』って書かれた看板を掲げた家が多いんだよね。
「あ、そうだ。おやつ」
ウロのある木を見つけたら、亡くなったあの猫にお供えしようと持ってきたのだ。
せっかく会えたのだから、この子たちにあげよう。
パウチから中身をとろりと押し出せば、切り口をペロペロ舐めるかわいい2匹。
『かわいい』とつい何度も言ってしまうオレの隣で、慎一郎が静かだ。
「…オレじゃなくて、猫を見たら?」
「あなたの方が、可愛いです」
真顔でそんなこと言うなよ。
顔が熱い。
「…そろそろ帰ろっか」
「えぇ、そうですね」
満足そうに毛繕いしていた猫たちが、庭師さんが言っていたように墓石の上で仲良く寝てしまった。
スマホで写真を撮ると一瞬こちらを見るが、眠気に勝てないのかすぐに目が閉じてしまう。
「帰って僕たちも仲良く寝るとしましょう」
意味深な言い方。
「その前にシャワーしたい」
温室の熱でかいた汗を流したかった。
「一緒に入りましょう」
まったく。
耳元で囁くのをやめてほしい。
今すぐ欲しくなってしまいそうだ。
「うん。たくさんシようね」
仕返しに耳元へ囁き返してやると、その場でたっぷり濃厚なキスをされてしまった。
腰が抜けるほどのやつだ。
「…ん、…ば…か…やろ…」
確かに煽ったオレも悪いよ。
でもこの庭、屋敷の窓から見えるって…。
人に見られながらのセックスだって散々してきたオレだけど、例え口付けであっても慎一郎の家族に見られるのは……なんかダメだ。
しばらくオレはここに来ないようにしよう。
……恥ずかしすぎる。
洗った靴下は絞って干してある。
屋敷からタオルを取ってくる、という慎一郎を止めたのはオレだ。
見上げるとガラスドームの高い天井越し、青い空とふわふわの淡い雲が綺麗に見えた。
視線を下ろせば、目の前には丸い池。囲むように植えられた木々。見たことのない色鮮やかな花。
何となく、この時間が好きだと思った。
先ほどオレの頭を襲ったのは…この温室の主らしい。
襲ったというか、
「すみません。僕のせいです。子どもの頃、よくあの場所で餌付けをしていたので」
おやつの催促だったそうだ。
「ルリコンゴウインコといいます。向かって左がオスの“マキト”。右はメスの“ルリ”です」
2羽の鳥は仲良く並んで木に止まっている。
青い翼、頭は緑から青のグラデーション。首から腹の方は鮮やかな黄色だ。嘴は黒くてカギ状。顔は白っぽくて目の周りに模様があるみたいだ。
結構大きい。
“インコ”って名前だけど、何となく顔の模様や大きさが“オウム”っぽいと思う。違いが分からない。…え、“ヨウム”なんて鳥もいるの?
しかも2羽はそっくりで、オレが見る限りオスとメスの見分けがつかない。
足輪の色で見分けることができるそうだ。
性格が大きく違うから、慎一郎にはすぐ分かるらしい。
ちなみにオレにちょっかいを出してきた方が“マキト”。好奇心が旺盛で、人間と関わるのが好きなのだとか。
“ルリ”は“知恵の輪”っていうパズルを解くのが得意らしい。簡単に外せないよう組み合わせられた2つ以上の金属パーツを、頭を使って外す遊びなんだって。
ルリコンゴウインコだから“ルリ”なのかな?
でも、
「“マキト”って人間みたいな名前だね」
「えぇ。2羽とも父が名付けたらしいです。ああ見えて彼らは、僕たちより年上らしいですよ」
この種類の鳥は番で仲良く暮らし、長ければ60年以上生きることもあるそうだ。
「そうか。あの子たちは小さかった慎一郎の側にいてくれたんだ。しかもお父さんのことも知っているなんてすごいね」
「僕は…父と直接会ったことはありません。その代わり、彼らを通して父を感じることができた。あの頃の僕は、彼らの存在に助けられていたように思います」
◇
「あー涼しい」
「春に戻りましたね」
「だねぇ」
温室を出ると、気持ちのいい風が吹いていた。
入った時と正反対のドアから出てきたのだろう。
小道沿いには見たことのある花の群れがあった。
「…あ、これって…」
ピンクと紫と白が混ざった花々。
よく見ると赤や黄色もある。
「リナリアですね」
お父さんの部屋の前に飾られていた絵の花だ。
「綺麗だなぁ」
『姫金魚草』とも呼ばれるだけあって、群生して風に揺れる様は、思わず立ち止まってしまうほど美しかった。
慎一郎が教えてくれた。
花言葉は…『この恋に気付いて』。
きっとあの絵は、パートナーだった使用人の男性に向けたものだったのだろう。
◇
「お仕事の邪魔をしてすみません」
麦わら帽子に首巻きタオル、作業服。
ぴょーんと飛び出るように伸びた枝をハサミで切っている男性。この人が現在この庭を管理している庭師さんらしい。
話しかけると、わざわざ手を止めてこちらを見てくれた。
オレにはこの庭で見たいものがある。
「幹に穴が空いた木…ですか?」
スケッチブックに描かれていた木の特徴をうろ覚えながら伝える。
確か…すごく太い木で、ボコボコしてて、幹にはまるで洞窟みたいな穴が空いていた。
その穴で、黒猫と白猫が寄り添って寝ている絵があったのだ。
「あぁ、ウロのことですね。それなら大ケヤキのことかもしれません」
穴…ウロのある大きな木はこの家に一本しかないらしい。
「これが大ケヤキです」
案内された先にあったのは、思っていたより太くて大きな木だ。
猫たちが寝ていたウロは、人間でも小さな子どもであれば入れそうなサイズだった。
その木の下。地面には緑の芝生を切り取るように、真四角の白っぽい石が埋め込まれていた。
表面には猫のシルエットが彫られている。文字などはなさそうだ。
「あれはクスノキなんですが、私の先代が急病で倒れた頃、カラスが巣を作ってしまったらしく…」
大ケヤキの下で、庭師の男性が指したのは10メートルくらい離れたところにある背の高い木だ。
「その時、坊ちゃんが可愛がっていた猫がソイツらのせいで死んでしまったそうです。…これはその猫の墓なんですよ」
あの絵に描かれていた猫だろう。
すらりと長い尻尾。絵本のことを考えると、この墓の主は白猫だろうか。
「そういえば、よくこの石の上で猫が昼寝をするんですよ。屋敷に住み着いた猫たちがいるんですけどね。……ほら、座布団みたいなちょうどいい大きさですから」
なるほど。
そういえば何年も前に、土鍋へすっぽり収まる猫の動画が流行ったことがあったっけ。
あれに似た現象が起きているのだろうか。
「ありがとうございました」
笑顔の庭師さんと別れ、墓石の前に2人でしゃがむと、手を合わせた。
「あの絵本に描かれた黒猫と白猫は、確かにここにいたんですね」
「うん。お父さんは、たぶんこの場所でそれを見ていたんだ」
あの絵と同じアングル。
この木のウロに仲良く眠る猫たちを見ながら描いたのだろう。
「それにしても…何でも知ってる慎一郎が、この庭のことを知らないなんて意外だったな」
温室で、どの植物を指さしても名前を答えられてすごいと思った。
それなのに、この木があることは知らなかったのだ。
「…庭へ出ると屋敷の窓から見えてしまうのですよ」
「窓から?」
「外にいることが母に見つかり折檻されました。『遊んでいる時間があると思いますか』『勉強しなさい』と」
「お母さんが…」
「あの顔を見るのが嫌で、よく温室へ隠れたものです。名取…先代の庭師が、僕を匿ってくれましてね」
松岡さんも、『部屋で勉強している』と口裏を合わせてくれたらしい。
「母がこの屋敷からいなくなってからも、庭に出ることはありませんでした。どうしても身体が強張ってしまうので」
「…今は平気?」
無理をしてオレに付いてきてくれたのだろうか。顔色は…悪くないように見える。
「えぇ。大丈夫です。今日は何も感じないまま、この場所へ来ることができました」
2人でしゃがんだ芝生の上。
膝に置かれた慎一郎の手に触れてみると、温かくて安心した。
「…奈津。あなたが隣にいてくれたからです」
「…慎一郎」
その時、しゃがんだ尻の辺りにドスッと衝撃が走った。
「……え?」
「にゃーん」
いつの間にか近づいて来ていた猫に後ろから頭突きされたらしい。
「白い猫…」
何故か後ろから動物の突撃を受ける日だ。
「にゃ」
「わ、黒い子もいる」
慎一郎も違う猫にすりすりされてる。
「鳴き方が面白いですね」
「うん。かわいい…」
ころんと転がってお腹を見せてくれる白猫。撫でると長く伸びていく。
しゃがんだ慎一郎の膝にちゃっかり乗ったのは黒猫。太いカギ尻尾がかわいい。
2匹とも、さくら耳だ。
この屋敷だけでなく、地域で可愛がられている猫なのかもしれない。
そういえばこの辺り。
『猫横断注意!!』って書かれた看板を掲げた家が多いんだよね。
「あ、そうだ。おやつ」
ウロのある木を見つけたら、亡くなったあの猫にお供えしようと持ってきたのだ。
せっかく会えたのだから、この子たちにあげよう。
パウチから中身をとろりと押し出せば、切り口をペロペロ舐めるかわいい2匹。
『かわいい』とつい何度も言ってしまうオレの隣で、慎一郎が静かだ。
「…オレじゃなくて、猫を見たら?」
「あなたの方が、可愛いです」
真顔でそんなこと言うなよ。
顔が熱い。
「…そろそろ帰ろっか」
「えぇ、そうですね」
満足そうに毛繕いしていた猫たちが、庭師さんが言っていたように墓石の上で仲良く寝てしまった。
スマホで写真を撮ると一瞬こちらを見るが、眠気に勝てないのかすぐに目が閉じてしまう。
「帰って僕たちも仲良く寝るとしましょう」
意味深な言い方。
「その前にシャワーしたい」
温室の熱でかいた汗を流したかった。
「一緒に入りましょう」
まったく。
耳元で囁くのをやめてほしい。
今すぐ欲しくなってしまいそうだ。
「うん。たくさんシようね」
仕返しに耳元へ囁き返してやると、その場でたっぷり濃厚なキスをされてしまった。
腰が抜けるほどのやつだ。
「…ん、…ば…か…やろ…」
確かに煽ったオレも悪いよ。
でもこの庭、屋敷の窓から見えるって…。
人に見られながらのセックスだって散々してきたオレだけど、例え口付けであっても慎一郎の家族に見られるのは……なんかダメだ。
しばらくオレはここに来ないようにしよう。
……恥ずかしすぎる。
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