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本編 3 番外編
木箱の中身と使い途 1
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オレが屋敷に拉致され、
慎一郎に女の人が送り込まれた事件。
あれがきっかけとなり、彼は『お祖父様』と絶縁状態になっているらしい。
しかも慎一郎は、
『海堂家の後継者には絶対にならない』と、
きっぱり宣言したそうだ。
週末にディックを預かってくれている、一番上のお兄さんが後継者に選ばれることになりそうだと慎羅くんが言っていた。
あの日。
縛られた跡、身体中に残された歯型、首の絞め痕、直腸の傷から、オレの身に何があったのか察したらしい。全身、口の中から尻の奥まで、しつこく全てチェックされ、たっぷり上書きしてもらったけど、慎羅くんが関わっていたことは一目瞭然で…。
慎羅くんから、
『兄さんに着信拒否されちゃった…』というメッセージが泣き顔のスタンプと一緒に届いた。
彼には酷い目に遭わされたが、
それでも感謝している。
この場合、彼を褒めればいいのか?
「……慎羅くんはオレより年下なのにすごいよな。独学で『あの発信機』を作ったんだって?」
オレの体内によく使われる『アレ』のことだ。
彼は本とネットで調べ、既存の商品を分解して学んだらしい。
「しかも監視カメラの映像からオレの姿を自動検出できるんだってな。そのシステムも自分で作ったんだろう?」
弟を褒めたのに、慎一郎の表情は好転するどころか……『無』になってしまった。
言葉も返ってこない。
彼とは一度しか会ったことがなく、これ以上どうしたらいいか分からなかった。
別れさせ屋で得たスキルが全く思い出せない。
苦し紛れにうっかり、慎羅くんから貰った『木箱の中身』を褒めたら、慎一郎が気持ち悪いほどの笑顔を見せ…。
「へえ…。そんなに気に入りましたか」
「え…?」
「それなら存分に堪能していただきましょうね?」
と、
2箱分の中身を『全て』使われることに決まってしまった。
彼の加工技術と、慎一郎のちんぽを褒めたつもりだったのに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お前なぁ…。なんかムカついたんなら口で言えよ…」
床の上には一畳ほどの板が敷かれている。
オレはその板に載せられ、そこから生えた手枷と足枷に囚われて、四つん這いにされている状態だ。
慎一郎が目の前で木箱のフタを開き…
『豚の奇妙な形』と『牛馬の太さと異常な長さ』を見せてきた。
……思わずブルリと震えた。
『豚の陰茎』は相当なものだが、『馬の』も先端がかなり変わった形をしている。
「なんの話です?」
白い壁にはプロジェクターで、豚、牛、馬の雌が雄にのし掛かられて交尾している動画が繰り返し映し出されている。豚は交尾の時間が10分くらい、牛と馬は時間が短い代わりに、突く勢いがズドンと激しい。
「オレだってお前と同じ被害者だろうが…」
こんなものを見せられて、後ろから挿入されたら…。
短い映像がひたすら繰り返されるのを見ていると、気が狂いそうになる。
「…僕はね、あなたが慎羅を簡単に信じすぎることに腹を立てているんですよ」
「は?」
「あんな目に遭わされたくせに、彼を庇うなど…。あなたは首を絞められて、殺されかけたのですよ? その自覚が足りないのではありませんか?」
「あれはあの男が…」
ゾンビみたいな男。
アイツにまた殺されかけたのは確かに腹が立つけど…。
「あの男を使ったのは慎羅です」
「でもお前の弟だろう? 電話くらい出てやれよ」
「……はぁ。……そうですね。……いいでしょう。それなら代わりにあなたには、僕の弟が苦労して作ってくれた『作品』を全て味わっていただきましょうね」
「なんでそうなる…」
「弟はあなたのことを『実験体』としか見ていません。あなたには危機感を感じていただきたいので、ちょうどいいでしょう?」
あの弟がヤバい奴だというのは分かってる。
でも、彼も慎一郎にだけは言われたくないと思う。
何故なら、こんな『異常な箱』を手に持って、コイツは興奮しているからだ。
目がギラギラして、怯えるオレを見てる。
まずは『豚の陰茎』を取り出される。
間近で見せられた瞬間、『いやだっ』と叫んでいた。
ピンク色をした『ソレ』は細長く、にょろりと大きく巻いた先端が異様だった。
「あなたが『挿れて』と自分からおねだりするまで、まだ『後ろには』挿入しません」
それでも慎一郎は、オレの唇に『ソレ』の先端をピトリと付けた。
「慎羅があなたの為だけに、せっかく作ってくれたのですよ? ほら、あーんして」
ローションではなく、唾液で濡らすよう指示されたのは、『これから挿入されるモノ』を至近距離でじっくり見せつけるためだろう。
唇をぐっと押される。
たぶん、やらないと終わらない。
吐き気を堪えながら、諦めて唇を開く。
螺旋状で奇妙な形の先端を、ペロッと舐めてみた。
樹脂で固められているからか、臭いや味がしないのが救いだった。
慎羅くんが言っていた通り、その表面はプニっと柔らかい。
舌を這わせていると、ひんやりしたその感覚から、やっぱり『死体の一部』という感じが拭えず、そのグロテスクな見た目もツラい。
目を瞑りたいのに慎一郎は許してくれない。
近くで見せられると表面に斑模様があるのが分かり、生前の姿を想像してしまった。
時折ヌルリと口の中に押し込まれる。
オレの体温が移り唾液に濡れると、まるで生きてるみたいに肉っぽくなる。
スタンドに固定された『豚の』を舐めさせられながら、尻穴にシリンジの先端を差し込まれる。長く太くて、逆流防止の返しが付いているらしく異物感がすごい。
粘度の高いローションをブジューと大量に注入され、指を4本まで順番に使いグチュグチュ慣らされる。
感じる部分だけをグッと押されてはさらにグチュグチュ掻き回されていると、『挿れて』とついに口に出してしまった。
慎一郎のちんぽが欲しいのに…。
いよいよナカに挿入される。
その特殊な形状から、まるでネジを回すようにグリンと挿れられた。
「っあ…!」
あの異様なモノが、
ナカに入って来てしまった…。
思わず腰が逃げようとすると、慎一郎に後ろから抱え込まれ、固定されてしまう。
根本が改造されていたらしく、電動ドリルに接続されたそれは、スイッチを入れられた瞬間、ギュイイイイと音を立て、回転を始める。
トゥルルルルル、
「ああぁぁ!!」
ドロリとしたローションを掻き回すように
ナカで暴れ回る螺旋状のモノ。
初めての感覚だった。
それはブルブル揺れながら、敏感な部分全部を抉り込むように擦ってくる。
……擦られ続ける。
ドゥルルルルル、
「あ”あ”あ”ぁぁぁ!!!」
徐々に回転速度を上げられると、思わず仰反り潮を噴くほどの快感をもたらした。
プシャーーー!!
潮を噴き終えても回転を止めてもらえない。
逃れようと尻が動いても、慎一郎に引き戻される。
さらに10分くらい続いただろうか。
ふっと目の前が暗くなり、
一瞬だけ意識が遠くなったようだ。
ズルリと引き抜かれ、うつ伏せのまま板の上にぐったり倒れてしまう。
手脚が拘束されているせいで、潰されたカエルのような格好だ。
余韻で、ビクンビクンと身体の痙攣が止まらない。
自身が出した大量の液体で足元がビシャビシャして気持ち悪い。
慎一郎は、大判でふわふわのバスタオルを持ってくると、包み込むように身体を拭き、吸水シートで板の水分を吸い取ってくれた。
次に持ってこられた『牛と馬の陰茎』は『豚の』よりさらに太くて、とにかく長い。
それでも20センチくらいに『短く』カットされているらしい。これでも十分長いのに、本当はこの倍以上の長さと聞いて、また震えた。
身体が怠く、重くて、
拘束された板の上に伏せたまま。
こちらも舌を這わせ、先端から終わりまで唾液で濡らすよう指示される。
『牛の』は白っぽいピンク色で、先端が潜り込みやすそうな細い形をしている。
『馬の』は黒々として、先端が象の鼻先みたいに平べったく吸い付きそうな形をしている。
2本を交互に舐めさせられて、さすがに舌と顎が疲れた。
やっぱり異形すぎる。
……でも、後ろの穴がヒクついて。
気持ち悪さと同時に、今度はどんな快感が貰えるのか期待している自分に気づく。
慎一郎に女の人が送り込まれた事件。
あれがきっかけとなり、彼は『お祖父様』と絶縁状態になっているらしい。
しかも慎一郎は、
『海堂家の後継者には絶対にならない』と、
きっぱり宣言したそうだ。
週末にディックを預かってくれている、一番上のお兄さんが後継者に選ばれることになりそうだと慎羅くんが言っていた。
あの日。
縛られた跡、身体中に残された歯型、首の絞め痕、直腸の傷から、オレの身に何があったのか察したらしい。全身、口の中から尻の奥まで、しつこく全てチェックされ、たっぷり上書きしてもらったけど、慎羅くんが関わっていたことは一目瞭然で…。
慎羅くんから、
『兄さんに着信拒否されちゃった…』というメッセージが泣き顔のスタンプと一緒に届いた。
彼には酷い目に遭わされたが、
それでも感謝している。
この場合、彼を褒めればいいのか?
「……慎羅くんはオレより年下なのにすごいよな。独学で『あの発信機』を作ったんだって?」
オレの体内によく使われる『アレ』のことだ。
彼は本とネットで調べ、既存の商品を分解して学んだらしい。
「しかも監視カメラの映像からオレの姿を自動検出できるんだってな。そのシステムも自分で作ったんだろう?」
弟を褒めたのに、慎一郎の表情は好転するどころか……『無』になってしまった。
言葉も返ってこない。
彼とは一度しか会ったことがなく、これ以上どうしたらいいか分からなかった。
別れさせ屋で得たスキルが全く思い出せない。
苦し紛れにうっかり、慎羅くんから貰った『木箱の中身』を褒めたら、慎一郎が気持ち悪いほどの笑顔を見せ…。
「へえ…。そんなに気に入りましたか」
「え…?」
「それなら存分に堪能していただきましょうね?」
と、
2箱分の中身を『全て』使われることに決まってしまった。
彼の加工技術と、慎一郎のちんぽを褒めたつもりだったのに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お前なぁ…。なんかムカついたんなら口で言えよ…」
床の上には一畳ほどの板が敷かれている。
オレはその板に載せられ、そこから生えた手枷と足枷に囚われて、四つん這いにされている状態だ。
慎一郎が目の前で木箱のフタを開き…
『豚の奇妙な形』と『牛馬の太さと異常な長さ』を見せてきた。
……思わずブルリと震えた。
『豚の陰茎』は相当なものだが、『馬の』も先端がかなり変わった形をしている。
「なんの話です?」
白い壁にはプロジェクターで、豚、牛、馬の雌が雄にのし掛かられて交尾している動画が繰り返し映し出されている。豚は交尾の時間が10分くらい、牛と馬は時間が短い代わりに、突く勢いがズドンと激しい。
「オレだってお前と同じ被害者だろうが…」
こんなものを見せられて、後ろから挿入されたら…。
短い映像がひたすら繰り返されるのを見ていると、気が狂いそうになる。
「…僕はね、あなたが慎羅を簡単に信じすぎることに腹を立てているんですよ」
「は?」
「あんな目に遭わされたくせに、彼を庇うなど…。あなたは首を絞められて、殺されかけたのですよ? その自覚が足りないのではありませんか?」
「あれはあの男が…」
ゾンビみたいな男。
アイツにまた殺されかけたのは確かに腹が立つけど…。
「あの男を使ったのは慎羅です」
「でもお前の弟だろう? 電話くらい出てやれよ」
「……はぁ。……そうですね。……いいでしょう。それなら代わりにあなたには、僕の弟が苦労して作ってくれた『作品』を全て味わっていただきましょうね」
「なんでそうなる…」
「弟はあなたのことを『実験体』としか見ていません。あなたには危機感を感じていただきたいので、ちょうどいいでしょう?」
あの弟がヤバい奴だというのは分かってる。
でも、彼も慎一郎にだけは言われたくないと思う。
何故なら、こんな『異常な箱』を手に持って、コイツは興奮しているからだ。
目がギラギラして、怯えるオレを見てる。
まずは『豚の陰茎』を取り出される。
間近で見せられた瞬間、『いやだっ』と叫んでいた。
ピンク色をした『ソレ』は細長く、にょろりと大きく巻いた先端が異様だった。
「あなたが『挿れて』と自分からおねだりするまで、まだ『後ろには』挿入しません」
それでも慎一郎は、オレの唇に『ソレ』の先端をピトリと付けた。
「慎羅があなたの為だけに、せっかく作ってくれたのですよ? ほら、あーんして」
ローションではなく、唾液で濡らすよう指示されたのは、『これから挿入されるモノ』を至近距離でじっくり見せつけるためだろう。
唇をぐっと押される。
たぶん、やらないと終わらない。
吐き気を堪えながら、諦めて唇を開く。
螺旋状で奇妙な形の先端を、ペロッと舐めてみた。
樹脂で固められているからか、臭いや味がしないのが救いだった。
慎羅くんが言っていた通り、その表面はプニっと柔らかい。
舌を這わせていると、ひんやりしたその感覚から、やっぱり『死体の一部』という感じが拭えず、そのグロテスクな見た目もツラい。
目を瞑りたいのに慎一郎は許してくれない。
近くで見せられると表面に斑模様があるのが分かり、生前の姿を想像してしまった。
時折ヌルリと口の中に押し込まれる。
オレの体温が移り唾液に濡れると、まるで生きてるみたいに肉っぽくなる。
スタンドに固定された『豚の』を舐めさせられながら、尻穴にシリンジの先端を差し込まれる。長く太くて、逆流防止の返しが付いているらしく異物感がすごい。
粘度の高いローションをブジューと大量に注入され、指を4本まで順番に使いグチュグチュ慣らされる。
感じる部分だけをグッと押されてはさらにグチュグチュ掻き回されていると、『挿れて』とついに口に出してしまった。
慎一郎のちんぽが欲しいのに…。
いよいよナカに挿入される。
その特殊な形状から、まるでネジを回すようにグリンと挿れられた。
「っあ…!」
あの異様なモノが、
ナカに入って来てしまった…。
思わず腰が逃げようとすると、慎一郎に後ろから抱え込まれ、固定されてしまう。
根本が改造されていたらしく、電動ドリルに接続されたそれは、スイッチを入れられた瞬間、ギュイイイイと音を立て、回転を始める。
トゥルルルルル、
「ああぁぁ!!」
ドロリとしたローションを掻き回すように
ナカで暴れ回る螺旋状のモノ。
初めての感覚だった。
それはブルブル揺れながら、敏感な部分全部を抉り込むように擦ってくる。
……擦られ続ける。
ドゥルルルルル、
「あ”あ”あ”ぁぁぁ!!!」
徐々に回転速度を上げられると、思わず仰反り潮を噴くほどの快感をもたらした。
プシャーーー!!
潮を噴き終えても回転を止めてもらえない。
逃れようと尻が動いても、慎一郎に引き戻される。
さらに10分くらい続いただろうか。
ふっと目の前が暗くなり、
一瞬だけ意識が遠くなったようだ。
ズルリと引き抜かれ、うつ伏せのまま板の上にぐったり倒れてしまう。
手脚が拘束されているせいで、潰されたカエルのような格好だ。
余韻で、ビクンビクンと身体の痙攣が止まらない。
自身が出した大量の液体で足元がビシャビシャして気持ち悪い。
慎一郎は、大判でふわふわのバスタオルを持ってくると、包み込むように身体を拭き、吸水シートで板の水分を吸い取ってくれた。
次に持ってこられた『牛と馬の陰茎』は『豚の』よりさらに太くて、とにかく長い。
それでも20センチくらいに『短く』カットされているらしい。これでも十分長いのに、本当はこの倍以上の長さと聞いて、また震えた。
身体が怠く、重くて、
拘束された板の上に伏せたまま。
こちらも舌を這わせ、先端から終わりまで唾液で濡らすよう指示される。
『牛の』は白っぽいピンク色で、先端が潜り込みやすそうな細い形をしている。
『馬の』は黒々として、先端が象の鼻先みたいに平べったく吸い付きそうな形をしている。
2本を交互に舐めさせられて、さすがに舌と顎が疲れた。
やっぱり異形すぎる。
……でも、後ろの穴がヒクついて。
気持ち悪さと同時に、今度はどんな快感が貰えるのか期待している自分に気づく。
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