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アプレのパイ、再び 〜アルト視点
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今年もアプレの季節がやってきた。
ギーウスとの約束もあるけど、甘いものが好きだというリゲルに食べてもらいたいよね。
いつもより多くバターを買い付けてくれたプロキオが、まだ明るい時間に小屋へ来てくれた。
「ありがとう、プロキオ!」
『僕より砂糖とバターを待ってたんだ…』って前回寂しがってたみたいだから、ちゃんとお礼を言ってギュッと抱きしめた。
うん、土埃と汗の臭いがすごい。急いで来てくれたんだね。
「アルト…」
仕方ないなぁ…。
切なげな目で見てくるから、ちゅっと軽めのキスもする。
「今回は少し小さめを使うか…」
去年、みんなで食べたパイに使ったのは、人間の頭より大きなサイズに育ったアプレの実だった。
だが今年は、ギーウスの拳ほどの大きさを使おうと思う。
何故なら昨年のサイズでさえ、八等分に切り分ければ小さくなってしまい、食べた気がしなかったくらいだ。
『ひとつのパイを分け合う儀式』は一度やったからウルスは満足してくれたみたいだし。
今年は1人ひとつ…。いや、バターの量を考えると5つか6つ作れるくらいか? 2人でひとつを分け合うしかないかな…。
僕とヴェダは恋人同士だからひとつを分け合うとして。リゲルはグードゥヤと分けたいよね。アルクルは亡きミザールにもあげたがるだろうし。
そうすると、ウルスとプロキオでしょ。
ギーウスは麓の村で奥さんと一緒に食べてもらおうかな。
…うん。焼きたても食べたいよね。ギーウスがすぐに食べる分をもう一つ焼いておこう。
◇
「アルト…ぼく、おなじ…いい?」
焼き上がったパイを前に、グードゥヤが切ない目で僕を見てくる。
ヴェダの方を見ると頷いてくれたから、ナイフで二等分しようとしていたパイは、三等分に…、いや…四等分に分けることになった。
リゲルの視線を感じたからだ。
『2人で1つのパイを分け合って食べる』こと。それは婚姻の誓いを意味する。
だからこそ、リゲルはグードゥヤと2人で1つを食べたかった筈だ。
ごめん!
僕はグードゥヤの潤んだ琥珀色に弱いんだ!!
だって、捨てられそうな犬みたいなんだもの!
結局、ギーウスとアルクルは丸ごと1つずつ、プロキオはウルスと半分ずつ、ヴェダ・グードゥヤ・リゲル・僕の4人は何故か四等分に分けたパイを2回食べることになった。
まぁ、三等分より四等分の方が分けやすいからいいんだけどね…。
いつの間にか皿を空にしていたプロキオが『もっと食べたい』と騒ぐ。ウルスは貴族っぽい曖昧な笑みを浮かべているけど同じことを考えてそう。
仕方ないので、ギーウスと奥さんの2人で食べてもらおうと思って隠しておいた分を2人に回すことにした。
◇
「またバター買ってくるね! 行ってきます!」
プロキオが元気に笑って手を振る。
彼の頼れる相棒、馬のシオンがやる気十分に力強く荷車を引いていく。グードゥヤが彼女にもアプレの実を食べさせてくれたから、ご機嫌なのだろう。心なしいつもより足取りが軽い。
馬車が走り去る音は、やっぱり少し苦手だ。
もう見えなくなった荷車。振り返していた手を下ろした瞬間、何故か視界が斜めに傾いた。気怠い身体がグラリとふらついたらしい。
「アルトッ」
後ろから抱いて支えてくれたのはリゲルだった。
はあ、びっくりした…。
「ありがとう、リゲル」
「まずは水分と軽い食事を摂ろう。その間にお湯を沸かしておくから」
全員でシた後、いつもはギーウスが僕とヴェダの身体を洗ってくれるんだけど、『山が気になる』ってアルクルとウルス、グードゥヤを連れて出かけてしまったんだ。
昨夜アルクルが狼の遠吠えを聞いたらしい。狩るなら夜の暗い時間帯になるから、狼たちの数と、その行動範囲を明るいうちに確認しておきたいそうだ。
荒淫の末に動けなくなったヴェダと僕のため、リゲルが小屋に残ってくれていた。本当はグードゥヤが残りたそうにしていたけど、矢で狙う位置を下見するために彼が行った方がいいだろうって。
朝食の残りだったオニオンスープを温めて、薄く切って焼いたパンを追加。柔らかくふやかしたものを僕たちに食べさせてくれる。男たちに飲まされたものでお腹がいっぱいだと思ってたけど、やっぱりスープは別腹だった。温かくてホッとする。
そのリゲルは、前回同様ヴェダと僕に挿入して果てていた。グードゥヤが出した直後の僕たちに挿れるだけで本人的には嬉しいらしい。少し変態っぽいぞ…。
『グードゥヤが好きで彼に抱かれようと思ってる』こと、当分ギーウスには内緒にしたいみたい。
父親には好きな相手のことを言い出しにくいそうだ。
僕的には相談できる相手がいて羨ましいし、ギーウスならリゲルの恋を応援してくれると思うけど。…あぁでも。揶揄われるかもしれない。
まぁ、既にウルスにはバレてたから時間の問題だと思う。
◇
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「気持ちよかったぁ…」
呼吸が整わない方が僕。快感に蕩けてるのがヴェダ。お腹に注がれたお湯を出す時って恥ずかしいけど、排泄するときに似た解放感がすごくて気持ちいいんだ。
大量の白濁液が混ざったお湯をリゲルに見られるのがまた…、余計に感じてしまう。
『湯の中にオレたちの子種が全部混ざり合っててエロいなァ』とか、『後ろの口が“もう一度欲しい”ってパクパク訴えてるみてェだな』とか、いつもギーウスが言葉責めしてくるせいだと思うんだ。
ヴェダと僕は本当に“欲しい顔”になってるのかもしれない。猛らせたギーウスが、せっかくキレイにした後ろに突っ込んできて、中出しなんてするからやり直しになってしまう。
『お腹がツラい』って泣いたら、頭を優しく撫でながら今度は顎が外れそうに太いのを口でしゃぶらされる。横並びにされたヴェダと僕は、まるでミルクを与えられる子牛みたいに『んく、んく、』喉を鳴らしながら必死に呑み込まされるんだ。…絶倫すぎるよ。
普段は優しいくせに時折ドSが顔を出す、そんなエロ髭と違い、リゲルは洗浄を終えた後にぐったり動けない僕たちの髪や身体を洗ってくれた。その力加減が絶妙だった…。お母さんを手伝って弟2人のお世話をしてたから慣れてるんだって。
あと、『水鉄砲の威力』を実感して知ってる彼は、お腹の中を洗浄する時も優しくお湯を注いでくれたんだ。
ギーウスは力任せに勢いよくブシューって注ぐから、逆流しちゃうしお腹が破けそうでいつも怖くてさ。それでも感じちゃう僕たちの反応を愉しんでるのかもしれないけど、意地悪なんだよなぁ…。
うん。今度ギーウスのお尻にもやってやろう。実際に体験すれば僕たちの気持ちが分かる筈だ。
リゲルは濡れた僕たちの身体を大判の布で拭って服を着せると、ベッドまで運んでくれた。あ、シーツも取り替えてくれたんだ。うれしい…。
「ありがとう、リゲル」
「アルトとヴェダもありがとう。グードゥヤと4人で同じパイを食べられて嬉しかった」
と、横になったヴェダと僕の頭を労わるように撫でてくれる。
「洗濯と食事の支度は任せて。ゆっくり休むんだぞ」
僕たちの額にチュッと家族みたいな優しいキスをして、静かに部屋を出て行った。
…そういうことされると、泣きそうになる。
じわっと熱くなる目の奥。
ぐっと手の甲で押さえていると、
「アルト。仕方ないなぁ…。“お兄ちゃん”が大好きなんだから」
花の匂いがする身体に抱きしめられていた。
「…ヴェダ」
あったかい。
「朝早くに山でアプレを収穫して焼いて。パイ生地を作ってまた焼いて。夕食も作って、プロキオの世話をして。朝食の後は全員の相手もして…」
今年はアプレの実がなかなか赤くならなくて、プロキオが来た昨日の早朝にギリギリで収穫したんだ。
「本当に大変だったね。お疲れさま」
「うん。ヴェダもお疲れさま」
髪を指で梳かれる。
気持ちいい。撫でられた猫みたいにすりすり懐いちゃう。
「アルトが作ってくれたパイ。今年も美味しかったよ」
にこにこ幸せそうに笑う君を見て、僕も幸せが胸に満ちていく。
「よかった」
「次は僕が作ってあげるからね」
ヴェダが作ってくれたパイを食べたら、僕は幸せ過ぎて天に召されちゃうかもしれない…。でも、
「すごく楽しみ」
チュ、と大好きな唇にキスをすると、
チュ、とキスを返してくれた。
「おやすみ、ヴェダ」
「おやすみ、アルト」
怠くて重い身体はリゲルが用意してくれた食事を摂り、お湯で温めてマッサージしてもらったおかげか少し軽くなっていた。
ほかほか高めの体温と良い匂いに包まれて、僕は幸せな気分のまま目を瞑る。
やがて『すぅ、すぅ、』と穏やかな寝息が聞こえてきて、つられるように眠りへと落ちていった。
ギーウスとの約束もあるけど、甘いものが好きだというリゲルに食べてもらいたいよね。
いつもより多くバターを買い付けてくれたプロキオが、まだ明るい時間に小屋へ来てくれた。
「ありがとう、プロキオ!」
『僕より砂糖とバターを待ってたんだ…』って前回寂しがってたみたいだから、ちゃんとお礼を言ってギュッと抱きしめた。
うん、土埃と汗の臭いがすごい。急いで来てくれたんだね。
「アルト…」
仕方ないなぁ…。
切なげな目で見てくるから、ちゅっと軽めのキスもする。
「今回は少し小さめを使うか…」
去年、みんなで食べたパイに使ったのは、人間の頭より大きなサイズに育ったアプレの実だった。
だが今年は、ギーウスの拳ほどの大きさを使おうと思う。
何故なら昨年のサイズでさえ、八等分に切り分ければ小さくなってしまい、食べた気がしなかったくらいだ。
『ひとつのパイを分け合う儀式』は一度やったからウルスは満足してくれたみたいだし。
今年は1人ひとつ…。いや、バターの量を考えると5つか6つ作れるくらいか? 2人でひとつを分け合うしかないかな…。
僕とヴェダは恋人同士だからひとつを分け合うとして。リゲルはグードゥヤと分けたいよね。アルクルは亡きミザールにもあげたがるだろうし。
そうすると、ウルスとプロキオでしょ。
ギーウスは麓の村で奥さんと一緒に食べてもらおうかな。
…うん。焼きたても食べたいよね。ギーウスがすぐに食べる分をもう一つ焼いておこう。
◇
「アルト…ぼく、おなじ…いい?」
焼き上がったパイを前に、グードゥヤが切ない目で僕を見てくる。
ヴェダの方を見ると頷いてくれたから、ナイフで二等分しようとしていたパイは、三等分に…、いや…四等分に分けることになった。
リゲルの視線を感じたからだ。
『2人で1つのパイを分け合って食べる』こと。それは婚姻の誓いを意味する。
だからこそ、リゲルはグードゥヤと2人で1つを食べたかった筈だ。
ごめん!
僕はグードゥヤの潤んだ琥珀色に弱いんだ!!
だって、捨てられそうな犬みたいなんだもの!
結局、ギーウスとアルクルは丸ごと1つずつ、プロキオはウルスと半分ずつ、ヴェダ・グードゥヤ・リゲル・僕の4人は何故か四等分に分けたパイを2回食べることになった。
まぁ、三等分より四等分の方が分けやすいからいいんだけどね…。
いつの間にか皿を空にしていたプロキオが『もっと食べたい』と騒ぐ。ウルスは貴族っぽい曖昧な笑みを浮かべているけど同じことを考えてそう。
仕方ないので、ギーウスと奥さんの2人で食べてもらおうと思って隠しておいた分を2人に回すことにした。
◇
「またバター買ってくるね! 行ってきます!」
プロキオが元気に笑って手を振る。
彼の頼れる相棒、馬のシオンがやる気十分に力強く荷車を引いていく。グードゥヤが彼女にもアプレの実を食べさせてくれたから、ご機嫌なのだろう。心なしいつもより足取りが軽い。
馬車が走り去る音は、やっぱり少し苦手だ。
もう見えなくなった荷車。振り返していた手を下ろした瞬間、何故か視界が斜めに傾いた。気怠い身体がグラリとふらついたらしい。
「アルトッ」
後ろから抱いて支えてくれたのはリゲルだった。
はあ、びっくりした…。
「ありがとう、リゲル」
「まずは水分と軽い食事を摂ろう。その間にお湯を沸かしておくから」
全員でシた後、いつもはギーウスが僕とヴェダの身体を洗ってくれるんだけど、『山が気になる』ってアルクルとウルス、グードゥヤを連れて出かけてしまったんだ。
昨夜アルクルが狼の遠吠えを聞いたらしい。狩るなら夜の暗い時間帯になるから、狼たちの数と、その行動範囲を明るいうちに確認しておきたいそうだ。
荒淫の末に動けなくなったヴェダと僕のため、リゲルが小屋に残ってくれていた。本当はグードゥヤが残りたそうにしていたけど、矢で狙う位置を下見するために彼が行った方がいいだろうって。
朝食の残りだったオニオンスープを温めて、薄く切って焼いたパンを追加。柔らかくふやかしたものを僕たちに食べさせてくれる。男たちに飲まされたものでお腹がいっぱいだと思ってたけど、やっぱりスープは別腹だった。温かくてホッとする。
そのリゲルは、前回同様ヴェダと僕に挿入して果てていた。グードゥヤが出した直後の僕たちに挿れるだけで本人的には嬉しいらしい。少し変態っぽいぞ…。
『グードゥヤが好きで彼に抱かれようと思ってる』こと、当分ギーウスには内緒にしたいみたい。
父親には好きな相手のことを言い出しにくいそうだ。
僕的には相談できる相手がいて羨ましいし、ギーウスならリゲルの恋を応援してくれると思うけど。…あぁでも。揶揄われるかもしれない。
まぁ、既にウルスにはバレてたから時間の問題だと思う。
◇
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「気持ちよかったぁ…」
呼吸が整わない方が僕。快感に蕩けてるのがヴェダ。お腹に注がれたお湯を出す時って恥ずかしいけど、排泄するときに似た解放感がすごくて気持ちいいんだ。
大量の白濁液が混ざったお湯をリゲルに見られるのがまた…、余計に感じてしまう。
『湯の中にオレたちの子種が全部混ざり合っててエロいなァ』とか、『後ろの口が“もう一度欲しい”ってパクパク訴えてるみてェだな』とか、いつもギーウスが言葉責めしてくるせいだと思うんだ。
ヴェダと僕は本当に“欲しい顔”になってるのかもしれない。猛らせたギーウスが、せっかくキレイにした後ろに突っ込んできて、中出しなんてするからやり直しになってしまう。
『お腹がツラい』って泣いたら、頭を優しく撫でながら今度は顎が外れそうに太いのを口でしゃぶらされる。横並びにされたヴェダと僕は、まるでミルクを与えられる子牛みたいに『んく、んく、』喉を鳴らしながら必死に呑み込まされるんだ。…絶倫すぎるよ。
普段は優しいくせに時折ドSが顔を出す、そんなエロ髭と違い、リゲルは洗浄を終えた後にぐったり動けない僕たちの髪や身体を洗ってくれた。その力加減が絶妙だった…。お母さんを手伝って弟2人のお世話をしてたから慣れてるんだって。
あと、『水鉄砲の威力』を実感して知ってる彼は、お腹の中を洗浄する時も優しくお湯を注いでくれたんだ。
ギーウスは力任せに勢いよくブシューって注ぐから、逆流しちゃうしお腹が破けそうでいつも怖くてさ。それでも感じちゃう僕たちの反応を愉しんでるのかもしれないけど、意地悪なんだよなぁ…。
うん。今度ギーウスのお尻にもやってやろう。実際に体験すれば僕たちの気持ちが分かる筈だ。
リゲルは濡れた僕たちの身体を大判の布で拭って服を着せると、ベッドまで運んでくれた。あ、シーツも取り替えてくれたんだ。うれしい…。
「ありがとう、リゲル」
「アルトとヴェダもありがとう。グードゥヤと4人で同じパイを食べられて嬉しかった」
と、横になったヴェダと僕の頭を労わるように撫でてくれる。
「洗濯と食事の支度は任せて。ゆっくり休むんだぞ」
僕たちの額にチュッと家族みたいな優しいキスをして、静かに部屋を出て行った。
…そういうことされると、泣きそうになる。
じわっと熱くなる目の奥。
ぐっと手の甲で押さえていると、
「アルト。仕方ないなぁ…。“お兄ちゃん”が大好きなんだから」
花の匂いがする身体に抱きしめられていた。
「…ヴェダ」
あったかい。
「朝早くに山でアプレを収穫して焼いて。パイ生地を作ってまた焼いて。夕食も作って、プロキオの世話をして。朝食の後は全員の相手もして…」
今年はアプレの実がなかなか赤くならなくて、プロキオが来た昨日の早朝にギリギリで収穫したんだ。
「本当に大変だったね。お疲れさま」
「うん。ヴェダもお疲れさま」
髪を指で梳かれる。
気持ちいい。撫でられた猫みたいにすりすり懐いちゃう。
「アルトが作ってくれたパイ。今年も美味しかったよ」
にこにこ幸せそうに笑う君を見て、僕も幸せが胸に満ちていく。
「よかった」
「次は僕が作ってあげるからね」
ヴェダが作ってくれたパイを食べたら、僕は幸せ過ぎて天に召されちゃうかもしれない…。でも、
「すごく楽しみ」
チュ、と大好きな唇にキスをすると、
チュ、とキスを返してくれた。
「おやすみ、ヴェダ」
「おやすみ、アルト」
怠くて重い身体はリゲルが用意してくれた食事を摂り、お湯で温めてマッサージしてもらったおかげか少し軽くなっていた。
ほかほか高めの体温と良い匂いに包まれて、僕は幸せな気分のまま目を瞑る。
やがて『すぅ、すぅ、』と穏やかな寝息が聞こえてきて、つられるように眠りへと落ちていった。
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