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異常らしい件
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二人に祝福されて、宿に戻った俺達は部屋に入って互いのステータスを確認した。
名前:トウジ
性別:男
年齢:三十二
職業:【無職】神級職
配偶者:サヤ
レベル:6
生命力:1,180 魔法力:610
体力:540 魔力:290 器用:430 敏捷:350
攻撃力:910(風斬刀+400)
防御力:340(上位蜥蜴《ハイリザード》の革鎧+60)
スキル:【無】
無音:
(味方)自身や対象者(物)が発するあらゆる音を消す グループを認識して使用可能
(敵)相手を喋れなくして魔法詠唱を出来なくさせる 詠唱が必要なスキルも同様 また、音を聞こえなくする
無回流Lv.MAX:
刀を用いる剣術
無鎧流Lv.1:(New)
刀を用いる剣術
無毒:
(味方)自身や対象者(物)の毒を消す 消せない毒はない
(敵)自身や対象者(物)から消した毒を無形箱に保管でき、その効力を変化できる 毒を敵の体内に送りこめる
無臭:
(味方)自身や対象者(物)の匂いを消す
(敵)どんなに嗅覚に優れた者でも、匂いを感じなくさせる
無瑕:
自身や対象者(物)の瑕《きず》を消せる 但し欠損は対象外になる
無形箱:(New)
形のない箱で、何でも入れる事が可能 但し五百メートルを越える物は入らない 内部は自動整理される
無尽灯:(New)
起点を中心に半径三十センチメートル~二十メートルの範囲(選択可能)を照らす尽きない灯り
明るさを調整出来る
名前:サヤ
性別:女
年齢:十八
職業:【刀師】聖級職
配偶者:トウジ
レベル:38
生命力:1,290 魔法力:825
体力:929 魔力:420 器用:362 敏捷:223
攻撃力:690(ミスリ合金刀+385)
防御力:545(飛竜の革鎧+240)
スキル:
柳花流Lv.MAX
生活魔法
中級魔法(風・土・闇)
魔力操作Lv.6(1UP)
身体強化Lv.5(1UP)
気配察知Lv.3
魔力感知Lv.2
うーん、サヤはレベルが上がってるけど能力値の上昇値は低いなぁ······
俺がそう思って見ていたら、サヤが
「やっぱり異常だよ~、この数字の上がり方は······」
とブツブツと呟いている。俺はサヤに聞いてみた。
「えっと、やっぱり、おかしいのかな?」
サヤはキッパリと返答してくれた。
「うん、おかしい。大体同じ効力(剣術)のスキルが二つあるのもおかしいし、数値の上がり幅が異常だよ」
うん、気持ち良い位に異常だと言ってくれた。ちょっと泣きそうだぞ、俺は。
「あともう一点あるよ。私も柳花《りゅうか》流や魔力操作は生命力や魔法力を消費しないけど、魔法や身体強化は魔法力を消費して行使しているよ。でもトウジは出ているどのスキルを使用しても消費されないんだよね?それってこの世界で初めてだと思う」
それはエイダスやエルさんにも言われたなぁ······ でも、俺にも理由が分からないから考えてもしょうがないんだよなぁ······
「トウジ、勘違いしないでね。私はトウジを攻めたり、否定したりしてる訳じゃないの。ただ、不思議に思ってるだけなんだよ。だから、そんなに哀しい顔をしないでね。あ、愛してるから······」
最後は顔を真っ赤にして、小さな声だったが、俺のスイッチを入れるには十分だった。
「サヤ、有り難う」
俺はそう言いながらサヤの、俺好みの出方のおパイやおデンブを撫で撫でしながらキスをする。
「うん、ぅむっ、ヤン、トウジ······」
そのまま目眩く官能の世界に入ってしまった。
反省してます。
翌朝から俺はサヤに色々な質問をした。
先ずは冒険者ギルドについてだが、ラノベに良く書かれている強制依頼はないらしい。それは、ギルドを立ち上げた人達が冒険者は自由の民だと言っているからだ。
魔物の氾濫時に、町を救う為に残るのも、我先に逃げ出すのも自由という訳だ。
但し、逃げ出した場合はその町には行き辛くなるが。依頼は級で分けられているが、上の級は自分の級より下の依頼は受けられない。
始まりの級であるF級は、F級の依頼を十件こなしたらE級の依頼を受けられるそうだ。
それ以降は一つ上の級の依頼を受けられるようになる。
資格剥奪は病気や怪我等の正当な理由なく、二年間一度も依頼を受けなかったら剥奪されるそうだ。
また、冒険者同士の争いは(建前上は)禁止されている。
俺達のように少人数で拠点を決めて活動する冒険者は少なくて、五人以上で組んでいるパーティーが拠点を決めて活動している事が多いようだ。
「ていう感じなんだけど、分かったかな?」
サヤに聞かれて返事をする俺。
「ああ、大体理解したよ。有り難う、サヤ」
俺の返事に嬉しそうな顔をするサヤ。くぅ~、可愛いのぉ~。スイッチが入りかかるが、何とか堪えた俺を世界は褒めても良いと思うぞ。
それから、俺達はいよいよ東門から出た山に向かう。西や北よりも凶悪な魔物が多い東側だが、倒した時の実入りは大きい。
向かう前にギルドに行って依頼を見ていたら、ドンピシャの依頼を見つけた。
求む! 東の山にいる暴力ベアーの肝臓!
最低一体、出来れば三体分。
報酬 肝臓一つにつき角金貨二枚
(凡そ二十万円)
数は多くても可。
この依頼を受けて、東門から出て山に向かう俺達。
山の麓でいきなり出くわしたのは、大牙イノシシの上位種である暴れイノシシだった。
そのサイズはデカイの一言に尽きる。
体高が二メートル、体長は三メートルといったサイズである。
しかし、そんな俺の感嘆をサヤが覆した。
「トウジ、まだ若い個体だからそれほど大きくないし、老練でもないわ。チャンスよ」
えーっと、サヤさんの言う老練な個体のサイズを知りたいような知りたくないような······
「よ、よし! 分かった! 俺一人でヤってみる。サヤは見ていてくれ!」
そう俺は言って若い暴れイノシシの前に出た。
今回は敢えてスキルを使ってないから、既に向こうもこちらに気が付いている。
前に出た俺に向かって暴れイノシシが襲ってきた。
ッ! 速い!
想像していた速度より速かったので、交わし損ねた俺は、左脇腹に傷を負う。
痛ぇーーーっ!!
「トウジッ!」
俺の名を叫んで近付くサヤを左手で来るなと止め、スキル無疵を発動する俺。
すると、俺の傷だけじゃなく破れた服まで治って(直って)いる。
わーお! ビックリだっ!
痛みの消えた俺は脳内を修正して、次の攻撃に備えた。
暴れイノシシは俺がダメージを受けた筈だと考え、甚振るつもりらしい。
俺の回りをウロウロしながら少しずつ近づいてきていた。
俺は態と左手で脇腹をおさえて痛そうな表情をしている。
それに油断した暴れイノシシが、ゆっくりと俺に止めを刺そうと間合いに入った瞬間、俺の利き手がスルリと動いて暴れイノシシの首が落ちた。
その目は何でお前が見下ろしているんだと不思議そうだったが、そのまま絶命した。
「もう、トウジ! 心配したんだから!油断しすぎだよ! 怪我は? 大丈夫?」
サヤがそう言いながら近づいてきた。
「ゴメン、ゴメン。速さは大牙イノシシと同じ位だろうと思ってたんだ。想像していたよりも速かったから躱すのが少し遅れてしまったよ。怪我は、ホラ。スキルで治したよ」
俺がそう言うとハッとするサヤ。
そして、俺に謝り出す。
「私こそ、ご免なさい。トウジのステータスが高いから、つい······ 考えたら、初見だったんだよね。最初は私が見本を見せるべきだった。本当にご免なさい」
そう言って頭を下げるサヤ。俺は汚れてない利き手で、その頭を撫で回した。
「気にするな、サヤ。確かにサヤの言う通りかも知れないが、それじゃ、俺が成長しなくなる。毎回毎回、初見の魔物の度にサヤに手本を見せて貰う訳にも行かないだろ? それに、サヤも見た事がない魔物に出会った時に考えて動けなくなる。だから、初見だろうともう少し慎重に俺が対処すれば良かっただけなんだから」
俺はそう言い、撫でていた手を離した。
「うん、でもゴメンね。有り難うトウジ」
それから、その場で血抜きを終わらせて、無形箱に入れてから俺達は山を登り始めた。
名前:トウジ
性別:男
年齢:三十二
職業:【無職】神級職
配偶者:サヤ
レベル:6
生命力:1,180 魔法力:610
体力:540 魔力:290 器用:430 敏捷:350
攻撃力:910(風斬刀+400)
防御力:340(上位蜥蜴《ハイリザード》の革鎧+60)
スキル:【無】
無音:
(味方)自身や対象者(物)が発するあらゆる音を消す グループを認識して使用可能
(敵)相手を喋れなくして魔法詠唱を出来なくさせる 詠唱が必要なスキルも同様 また、音を聞こえなくする
無回流Lv.MAX:
刀を用いる剣術
無鎧流Lv.1:(New)
刀を用いる剣術
無毒:
(味方)自身や対象者(物)の毒を消す 消せない毒はない
(敵)自身や対象者(物)から消した毒を無形箱に保管でき、その効力を変化できる 毒を敵の体内に送りこめる
無臭:
(味方)自身や対象者(物)の匂いを消す
(敵)どんなに嗅覚に優れた者でも、匂いを感じなくさせる
無瑕:
自身や対象者(物)の瑕《きず》を消せる 但し欠損は対象外になる
無形箱:(New)
形のない箱で、何でも入れる事が可能 但し五百メートルを越える物は入らない 内部は自動整理される
無尽灯:(New)
起点を中心に半径三十センチメートル~二十メートルの範囲(選択可能)を照らす尽きない灯り
明るさを調整出来る
名前:サヤ
性別:女
年齢:十八
職業:【刀師】聖級職
配偶者:トウジ
レベル:38
生命力:1,290 魔法力:825
体力:929 魔力:420 器用:362 敏捷:223
攻撃力:690(ミスリ合金刀+385)
防御力:545(飛竜の革鎧+240)
スキル:
柳花流Lv.MAX
生活魔法
中級魔法(風・土・闇)
魔力操作Lv.6(1UP)
身体強化Lv.5(1UP)
気配察知Lv.3
魔力感知Lv.2
うーん、サヤはレベルが上がってるけど能力値の上昇値は低いなぁ······
俺がそう思って見ていたら、サヤが
「やっぱり異常だよ~、この数字の上がり方は······」
とブツブツと呟いている。俺はサヤに聞いてみた。
「えっと、やっぱり、おかしいのかな?」
サヤはキッパリと返答してくれた。
「うん、おかしい。大体同じ効力(剣術)のスキルが二つあるのもおかしいし、数値の上がり幅が異常だよ」
うん、気持ち良い位に異常だと言ってくれた。ちょっと泣きそうだぞ、俺は。
「あともう一点あるよ。私も柳花《りゅうか》流や魔力操作は生命力や魔法力を消費しないけど、魔法や身体強化は魔法力を消費して行使しているよ。でもトウジは出ているどのスキルを使用しても消費されないんだよね?それってこの世界で初めてだと思う」
それはエイダスやエルさんにも言われたなぁ······ でも、俺にも理由が分からないから考えてもしょうがないんだよなぁ······
「トウジ、勘違いしないでね。私はトウジを攻めたり、否定したりしてる訳じゃないの。ただ、不思議に思ってるだけなんだよ。だから、そんなに哀しい顔をしないでね。あ、愛してるから······」
最後は顔を真っ赤にして、小さな声だったが、俺のスイッチを入れるには十分だった。
「サヤ、有り難う」
俺はそう言いながらサヤの、俺好みの出方のおパイやおデンブを撫で撫でしながらキスをする。
「うん、ぅむっ、ヤン、トウジ······」
そのまま目眩く官能の世界に入ってしまった。
反省してます。
翌朝から俺はサヤに色々な質問をした。
先ずは冒険者ギルドについてだが、ラノベに良く書かれている強制依頼はないらしい。それは、ギルドを立ち上げた人達が冒険者は自由の民だと言っているからだ。
魔物の氾濫時に、町を救う為に残るのも、我先に逃げ出すのも自由という訳だ。
但し、逃げ出した場合はその町には行き辛くなるが。依頼は級で分けられているが、上の級は自分の級より下の依頼は受けられない。
始まりの級であるF級は、F級の依頼を十件こなしたらE級の依頼を受けられるそうだ。
それ以降は一つ上の級の依頼を受けられるようになる。
資格剥奪は病気や怪我等の正当な理由なく、二年間一度も依頼を受けなかったら剥奪されるそうだ。
また、冒険者同士の争いは(建前上は)禁止されている。
俺達のように少人数で拠点を決めて活動する冒険者は少なくて、五人以上で組んでいるパーティーが拠点を決めて活動している事が多いようだ。
「ていう感じなんだけど、分かったかな?」
サヤに聞かれて返事をする俺。
「ああ、大体理解したよ。有り難う、サヤ」
俺の返事に嬉しそうな顔をするサヤ。くぅ~、可愛いのぉ~。スイッチが入りかかるが、何とか堪えた俺を世界は褒めても良いと思うぞ。
それから、俺達はいよいよ東門から出た山に向かう。西や北よりも凶悪な魔物が多い東側だが、倒した時の実入りは大きい。
向かう前にギルドに行って依頼を見ていたら、ドンピシャの依頼を見つけた。
求む! 東の山にいる暴力ベアーの肝臓!
最低一体、出来れば三体分。
報酬 肝臓一つにつき角金貨二枚
(凡そ二十万円)
数は多くても可。
この依頼を受けて、東門から出て山に向かう俺達。
山の麓でいきなり出くわしたのは、大牙イノシシの上位種である暴れイノシシだった。
そのサイズはデカイの一言に尽きる。
体高が二メートル、体長は三メートルといったサイズである。
しかし、そんな俺の感嘆をサヤが覆した。
「トウジ、まだ若い個体だからそれほど大きくないし、老練でもないわ。チャンスよ」
えーっと、サヤさんの言う老練な個体のサイズを知りたいような知りたくないような······
「よ、よし! 分かった! 俺一人でヤってみる。サヤは見ていてくれ!」
そう俺は言って若い暴れイノシシの前に出た。
今回は敢えてスキルを使ってないから、既に向こうもこちらに気が付いている。
前に出た俺に向かって暴れイノシシが襲ってきた。
ッ! 速い!
想像していた速度より速かったので、交わし損ねた俺は、左脇腹に傷を負う。
痛ぇーーーっ!!
「トウジッ!」
俺の名を叫んで近付くサヤを左手で来るなと止め、スキル無疵を発動する俺。
すると、俺の傷だけじゃなく破れた服まで治って(直って)いる。
わーお! ビックリだっ!
痛みの消えた俺は脳内を修正して、次の攻撃に備えた。
暴れイノシシは俺がダメージを受けた筈だと考え、甚振るつもりらしい。
俺の回りをウロウロしながら少しずつ近づいてきていた。
俺は態と左手で脇腹をおさえて痛そうな表情をしている。
それに油断した暴れイノシシが、ゆっくりと俺に止めを刺そうと間合いに入った瞬間、俺の利き手がスルリと動いて暴れイノシシの首が落ちた。
その目は何でお前が見下ろしているんだと不思議そうだったが、そのまま絶命した。
「もう、トウジ! 心配したんだから!油断しすぎだよ! 怪我は? 大丈夫?」
サヤがそう言いながら近づいてきた。
「ゴメン、ゴメン。速さは大牙イノシシと同じ位だろうと思ってたんだ。想像していたよりも速かったから躱すのが少し遅れてしまったよ。怪我は、ホラ。スキルで治したよ」
俺がそう言うとハッとするサヤ。
そして、俺に謝り出す。
「私こそ、ご免なさい。トウジのステータスが高いから、つい······ 考えたら、初見だったんだよね。最初は私が見本を見せるべきだった。本当にご免なさい」
そう言って頭を下げるサヤ。俺は汚れてない利き手で、その頭を撫で回した。
「気にするな、サヤ。確かにサヤの言う通りかも知れないが、それじゃ、俺が成長しなくなる。毎回毎回、初見の魔物の度にサヤに手本を見せて貰う訳にも行かないだろ? それに、サヤも見た事がない魔物に出会った時に考えて動けなくなる。だから、初見だろうともう少し慎重に俺が対処すれば良かっただけなんだから」
俺はそう言い、撫でていた手を離した。
「うん、でもゴメンね。有り難うトウジ」
それから、その場で血抜きを終わらせて、無形箱に入れてから俺達は山を登り始めた。
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