9 / 92
恋人になった件
しおりを挟む
宿に帰って部屋に入った俺は、風呂に入った。
風呂から出て、おやつとして買った柔らかい干し肉を齧りながら、ステータスを確認する。
名前:トウジ
性別:男
年齢:三十二
職業:【無職】神級職
レベル:5
生命力:870 魔法力:520
体力:340 魔力:240 器用:400 敏捷:320
攻撃力:465(魔鋼小刀+80)
防御力:340(上位蜥蜴《ハイリザード》の革鎧+70)
スキル:【無】
無音:
(味方)自身や対象者(物)が発するあらゆる音を消す グループを認識して使用可能
(敵)相手を喋れなくして魔法詠唱を出来なくさせる 詠唱が必要なスキルも同様 また、音を聞こえなくする
無回流Lv.7:
刀を用いる剣術
無毒:(New)
(味方)自身や対象者(物)の毒を消す 消せない毒はない
(敵)自身や対象者(物)から消した毒を無形箱に保管でき、その効力を変化できる 毒を敵の体内に送りこめる
無臭:
(味方)自身や対象者(物)の匂いを消す
(敵)どんなに嗅覚に優れた者でも、匂いを感じなくさせる
無瑕:(New)
自身や対象者(物)の瑕を消せる 但し欠損は対象外になる
無形箱:(New)
形のない箱で、何でも入れる事が可能 但し三百メートルを越える物は入らない 内部は自動整理される
無尽灯:(New)
起点を中心に半径五十センチメートル~十六メートルの範囲(選択可能)を照らす尽きない灯り
スキルが増えた。しかも、治癒?スキルだ。
消すから治癒とは違うかな?とも思うが、消すイコール治るだから、俺は治癒スキルだと思う。
異論は認めよう。
そして、効果が変わったスキルにも(New)の表示が出ている。しかし、Lvが上がっても(New)の表示は出ていない。その違いは何なのか······
考えても分からないので、考えるのを止めた。
時間がきたのでサヤちゃんと二人でエルさん宅に向かう。
お邪魔するとエイダスも帰っていて、頭を下げられた。
「トウジ、今日はエルとサヤを助けてくれて有り難う。心から感謝する。エルは叱っておいたから、今度からエルが無茶を言ったらトウジも遠慮せずに叱ってくれ。そして、サヤ! お前は今から説教だっ!」
そう言って、サヤちゃんを連れて部屋に入っていった。
連れ去られるサヤちゃんが俺に『助けて』の眼差しを向けてきたが、あの後に考えて見ると毒への対策を考えずに向かったのは、レベルが高い者としては失敗だったと思い、サヤちゃんの為に心を鬼にして、無視をした。
そこにエルさんがやって来た。
「トウジさん、ご免なさい。エイダスに言われるまで、どんなに危なかったか気付いてなかったわ。それに、トウジさんのレベル上げの為だったのに、自分達の為に暴走してしまって······」
俺はエルさんに言った。
「まあまあ、エルさん。二人ともに無事だったんですし、次からは気を付ければ大丈夫ですよ」
既にエイダスにかなり怒られてるだろうし、俺まで怒る事はないと思い、注意だけにした。
けっして、俺が美人に強く言えない訳ではない。
「有り難う、トウジさん。うん、次は絶対にあんな行動はしないと誓うわ」
エルさんはそう言って俺をリビングに案内してくれた。
「もう少し待ってね。サヤちゃんへのお説教ももうすぐ終わると思うから」
そう言って隣のキッチンへ行くエルさん。
俺は手伝うと申し出たが、そんな事をさせたら出てきたエイダスにまた叱られると言われたので、大人しく待つことにした。
五分後、エイダスと一緒に泣きながらサヤちゃんが俺の所にきた。
「さあ、サヤ。ちゃんとトウジに謝れ」
エイダスに促されてサヤちゃんが、
「ウェッ、ヒック、ヒック、ト、トウジさん、ごべんなさい。ぞじて、だすげでくれてあり、ウワーン! ありがとう、ごじゃいばしたーっ!ウワーン!」
泣いてるサヤちゃんの頭を撫でながら、俺は優しく言った。
「サヤちゃん、大丈夫だよ。結果としては今回は無事だったんだし、次からはあんな行動をせずに色々な可能性を考えて行動すれば良いんだから。さあ、泣き止んで。今から美味しいご飯をいただくんだから、笑顔で食べよう」
サヤちゃんは更に泣きじゃくっていたが、数分で落ち着いて、笑顔を見せるようになったから俺はホッとした。
そんな俺にエイダスが言う。
「トウジよ、余り甘やかすなよ。今回はトウジが居たから助かっただけで、もしも二人だけだったら死んでいたんだから」
俺はそんなエイダスに、
「まあ、俺のスキルを知らなかったとは言え、俺という対策をしていたって事で、今回は二人を許して上げてくれ」
そう言って頭を下げた。
「いや、頭を上げてくれ! トウジ!俺はお前に感謝しているんだ! 頭なんか下げられたら困る!」
慌てて言うエイダス。
それで、今回の反省はもう終わりと言う事にして、エルさんの美味しい料理に皆が笑顔になりながら、楽しく食事をした。
そして、宿に戻る俺とサヤちゃん。
宿について、お互いに鍵を受け取り部屋に戻る俺に着いてくるサヤちゃん。
俺は内心ドキドキしながら、サヤちゃんに言う。
「サヤちゃん、部屋はあっちだよね?」
「トウジさん、ちゃんと謝罪をしたいからトウジさんの部屋に入れて下さい」
オジサン、オオカミになっちゃうよーっ! 何て思いは顔に出さずに、サヤちゃんに言う。
「いやいや、謝罪なんてしなくて良いよ。それに、サヤちゃんみたいな可愛い娘と二人っきりになったら、俺の理性が持たないよ」
俺は冗談っぽくそう言ってサヤちゃんに笑いかけた。
そしたら、サヤちゃんが顔を赤くして、モジモジしながら言った。
「あ、あの、トウジさんは地球ではご結婚されてたんですか? もしもですけど、私が好きって言ったらご迷惑になりますか?」
んなっ!? 何ですとーーっ! そんな事を聞かれたらオジサンは勘違いしちゃうぞ!
「いや~、サヤちゃん。恥ずかしながら、俺は結婚どころか、恋人も居なかったよ」
俺の返事を聞いて、更に顔を赤くしながら嬉しそうになるサヤちゃん。
「あっ、あのですね。謝罪はしないので、お互いに能力を見せ合うのはダメですか?」
おおう! そう言えば俺もサヤちゃんのステータスは気になるぞ!
よし、ここは大人な俺が折れよう。
「分かったよ、サヤちゃん。俺の部屋で良いかい?」
「は、はい!」
そして、二人で部屋に入った。
サヤちゃんが先ずはオープンステータスで見ましょうと言うので了承した。
名前:サヤ
性別:女
年齢:十八
職業:刀師
レベル:37
生命力:1,275 魔法力:815
体力:922 魔力:418 器用:360 敏捷:220
攻撃力:685(ミスリ合金刀+385)
防御力:540(飛竜《ワイバーン》の革鎧+240)
スキル:
柳花《りゅうか》流Lv.MAX
中級魔法(風・土・闇)
名前:トウジ
性別:男
年齢:三十二
職業:無職
レベル:5
生命力:870 魔法力:520
体力:340 魔力:240 器用:400 敏捷:320
攻撃力:465(魔鋼小刀+55)
防御力:340(上位蜥蜴《ハイリザード》の革鎧+60)
スキル:無
二人でオープンステータスを見比べていると、サヤちゃんが大きな美しい目を更に大きく見開いていた。
俺はと言うと、レベル差の割に能力値の差が小さいなと思っていた。器用と敏捷に関しては俺の方が数値が高いし。単純に男女の違いだと思ってた。
しかし、サヤちゃんの言葉でそうじゃない事を知った。
「ト、トウジさん! 何でレベル5でこんなに凄い数値ナンですか!? これは······」
そう言って黙り込むサヤちゃん。不安になった俺はサヤちゃんに聞く。
「えっと、俺もレベルが上がる度に、上昇値が大きいなぁって思ってたけど、これが普通じゃないのか?」
「トウジさん、今のトウジさんは戦闘経験が少ないだけで、能力値だけで言うなら飛竜《ワイバーン》を狩れます。
飛竜《ワイバーン》の推奨レベルは三人パーティーで平均15以上。ソロだと25以上となってます。これだけで、特異な事が分かりますよね?」
サヤちゃんは少し潤んだ瞳で俺を見ながらそう言って、ジリジリと俺に近付いてきた。
俺は逆にジリジリと下がりながら聞く。
「えっと、サヤさん? 何でジリジリ近付いてきてるのかな?」
そう聞いた俺にサヤちゃんは言う。
「あの、部屋に入る前にも言いましたが、好きです! 抱いて下さい!」
「いや、あの、サヤちゃん、落ち着いて!」
「無理です! こっちに来て四年! トウジさんは、やっと出会えた理想の男性です! それとも、私みたいな女じゃダメですか?」
「ダメじゃないですっ!」
そこまで言われて、理性も崩壊した俺はサヤちゃんと目眩く官能の一夜を過ごした。
最後に残っていた理性の欠片で、部屋に無音をかけた俺を誰か褒めてくれ!!
風呂から出て、おやつとして買った柔らかい干し肉を齧りながら、ステータスを確認する。
名前:トウジ
性別:男
年齢:三十二
職業:【無職】神級職
レベル:5
生命力:870 魔法力:520
体力:340 魔力:240 器用:400 敏捷:320
攻撃力:465(魔鋼小刀+80)
防御力:340(上位蜥蜴《ハイリザード》の革鎧+70)
スキル:【無】
無音:
(味方)自身や対象者(物)が発するあらゆる音を消す グループを認識して使用可能
(敵)相手を喋れなくして魔法詠唱を出来なくさせる 詠唱が必要なスキルも同様 また、音を聞こえなくする
無回流Lv.7:
刀を用いる剣術
無毒:(New)
(味方)自身や対象者(物)の毒を消す 消せない毒はない
(敵)自身や対象者(物)から消した毒を無形箱に保管でき、その効力を変化できる 毒を敵の体内に送りこめる
無臭:
(味方)自身や対象者(物)の匂いを消す
(敵)どんなに嗅覚に優れた者でも、匂いを感じなくさせる
無瑕:(New)
自身や対象者(物)の瑕を消せる 但し欠損は対象外になる
無形箱:(New)
形のない箱で、何でも入れる事が可能 但し三百メートルを越える物は入らない 内部は自動整理される
無尽灯:(New)
起点を中心に半径五十センチメートル~十六メートルの範囲(選択可能)を照らす尽きない灯り
スキルが増えた。しかも、治癒?スキルだ。
消すから治癒とは違うかな?とも思うが、消すイコール治るだから、俺は治癒スキルだと思う。
異論は認めよう。
そして、効果が変わったスキルにも(New)の表示が出ている。しかし、Lvが上がっても(New)の表示は出ていない。その違いは何なのか······
考えても分からないので、考えるのを止めた。
時間がきたのでサヤちゃんと二人でエルさん宅に向かう。
お邪魔するとエイダスも帰っていて、頭を下げられた。
「トウジ、今日はエルとサヤを助けてくれて有り難う。心から感謝する。エルは叱っておいたから、今度からエルが無茶を言ったらトウジも遠慮せずに叱ってくれ。そして、サヤ! お前は今から説教だっ!」
そう言って、サヤちゃんを連れて部屋に入っていった。
連れ去られるサヤちゃんが俺に『助けて』の眼差しを向けてきたが、あの後に考えて見ると毒への対策を考えずに向かったのは、レベルが高い者としては失敗だったと思い、サヤちゃんの為に心を鬼にして、無視をした。
そこにエルさんがやって来た。
「トウジさん、ご免なさい。エイダスに言われるまで、どんなに危なかったか気付いてなかったわ。それに、トウジさんのレベル上げの為だったのに、自分達の為に暴走してしまって······」
俺はエルさんに言った。
「まあまあ、エルさん。二人ともに無事だったんですし、次からは気を付ければ大丈夫ですよ」
既にエイダスにかなり怒られてるだろうし、俺まで怒る事はないと思い、注意だけにした。
けっして、俺が美人に強く言えない訳ではない。
「有り難う、トウジさん。うん、次は絶対にあんな行動はしないと誓うわ」
エルさんはそう言って俺をリビングに案内してくれた。
「もう少し待ってね。サヤちゃんへのお説教ももうすぐ終わると思うから」
そう言って隣のキッチンへ行くエルさん。
俺は手伝うと申し出たが、そんな事をさせたら出てきたエイダスにまた叱られると言われたので、大人しく待つことにした。
五分後、エイダスと一緒に泣きながらサヤちゃんが俺の所にきた。
「さあ、サヤ。ちゃんとトウジに謝れ」
エイダスに促されてサヤちゃんが、
「ウェッ、ヒック、ヒック、ト、トウジさん、ごべんなさい。ぞじて、だすげでくれてあり、ウワーン! ありがとう、ごじゃいばしたーっ!ウワーン!」
泣いてるサヤちゃんの頭を撫でながら、俺は優しく言った。
「サヤちゃん、大丈夫だよ。結果としては今回は無事だったんだし、次からはあんな行動をせずに色々な可能性を考えて行動すれば良いんだから。さあ、泣き止んで。今から美味しいご飯をいただくんだから、笑顔で食べよう」
サヤちゃんは更に泣きじゃくっていたが、数分で落ち着いて、笑顔を見せるようになったから俺はホッとした。
そんな俺にエイダスが言う。
「トウジよ、余り甘やかすなよ。今回はトウジが居たから助かっただけで、もしも二人だけだったら死んでいたんだから」
俺はそんなエイダスに、
「まあ、俺のスキルを知らなかったとは言え、俺という対策をしていたって事で、今回は二人を許して上げてくれ」
そう言って頭を下げた。
「いや、頭を上げてくれ! トウジ!俺はお前に感謝しているんだ! 頭なんか下げられたら困る!」
慌てて言うエイダス。
それで、今回の反省はもう終わりと言う事にして、エルさんの美味しい料理に皆が笑顔になりながら、楽しく食事をした。
そして、宿に戻る俺とサヤちゃん。
宿について、お互いに鍵を受け取り部屋に戻る俺に着いてくるサヤちゃん。
俺は内心ドキドキしながら、サヤちゃんに言う。
「サヤちゃん、部屋はあっちだよね?」
「トウジさん、ちゃんと謝罪をしたいからトウジさんの部屋に入れて下さい」
オジサン、オオカミになっちゃうよーっ! 何て思いは顔に出さずに、サヤちゃんに言う。
「いやいや、謝罪なんてしなくて良いよ。それに、サヤちゃんみたいな可愛い娘と二人っきりになったら、俺の理性が持たないよ」
俺は冗談っぽくそう言ってサヤちゃんに笑いかけた。
そしたら、サヤちゃんが顔を赤くして、モジモジしながら言った。
「あ、あの、トウジさんは地球ではご結婚されてたんですか? もしもですけど、私が好きって言ったらご迷惑になりますか?」
んなっ!? 何ですとーーっ! そんな事を聞かれたらオジサンは勘違いしちゃうぞ!
「いや~、サヤちゃん。恥ずかしながら、俺は結婚どころか、恋人も居なかったよ」
俺の返事を聞いて、更に顔を赤くしながら嬉しそうになるサヤちゃん。
「あっ、あのですね。謝罪はしないので、お互いに能力を見せ合うのはダメですか?」
おおう! そう言えば俺もサヤちゃんのステータスは気になるぞ!
よし、ここは大人な俺が折れよう。
「分かったよ、サヤちゃん。俺の部屋で良いかい?」
「は、はい!」
そして、二人で部屋に入った。
サヤちゃんが先ずはオープンステータスで見ましょうと言うので了承した。
名前:サヤ
性別:女
年齢:十八
職業:刀師
レベル:37
生命力:1,275 魔法力:815
体力:922 魔力:418 器用:360 敏捷:220
攻撃力:685(ミスリ合金刀+385)
防御力:540(飛竜《ワイバーン》の革鎧+240)
スキル:
柳花《りゅうか》流Lv.MAX
中級魔法(風・土・闇)
名前:トウジ
性別:男
年齢:三十二
職業:無職
レベル:5
生命力:870 魔法力:520
体力:340 魔力:240 器用:400 敏捷:320
攻撃力:465(魔鋼小刀+55)
防御力:340(上位蜥蜴《ハイリザード》の革鎧+60)
スキル:無
二人でオープンステータスを見比べていると、サヤちゃんが大きな美しい目を更に大きく見開いていた。
俺はと言うと、レベル差の割に能力値の差が小さいなと思っていた。器用と敏捷に関しては俺の方が数値が高いし。単純に男女の違いだと思ってた。
しかし、サヤちゃんの言葉でそうじゃない事を知った。
「ト、トウジさん! 何でレベル5でこんなに凄い数値ナンですか!? これは······」
そう言って黙り込むサヤちゃん。不安になった俺はサヤちゃんに聞く。
「えっと、俺もレベルが上がる度に、上昇値が大きいなぁって思ってたけど、これが普通じゃないのか?」
「トウジさん、今のトウジさんは戦闘経験が少ないだけで、能力値だけで言うなら飛竜《ワイバーン》を狩れます。
飛竜《ワイバーン》の推奨レベルは三人パーティーで平均15以上。ソロだと25以上となってます。これだけで、特異な事が分かりますよね?」
サヤちゃんは少し潤んだ瞳で俺を見ながらそう言って、ジリジリと俺に近付いてきた。
俺は逆にジリジリと下がりながら聞く。
「えっと、サヤさん? 何でジリジリ近付いてきてるのかな?」
そう聞いた俺にサヤちゃんは言う。
「あの、部屋に入る前にも言いましたが、好きです! 抱いて下さい!」
「いや、あの、サヤちゃん、落ち着いて!」
「無理です! こっちに来て四年! トウジさんは、やっと出会えた理想の男性です! それとも、私みたいな女じゃダメですか?」
「ダメじゃないですっ!」
そこまで言われて、理性も崩壊した俺はサヤちゃんと目眩く官能の一夜を過ごした。
最後に残っていた理性の欠片で、部屋に無音をかけた俺を誰か褒めてくれ!!
11
お気に入りに追加
1,660
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ちょっとエッチな執事の体調管理
mm
ファンタジー
私は小川優。大学生になり上京して来て1ヶ月。今はバイトをしながら一人暮らしをしている。
住んでいるのはそこらへんのマンション。
変わりばえない生活に飽き飽きしている今日この頃である。
「はぁ…疲れた」
連勤のバイトを終え、独り言を呟きながらいつものようにマンションへ向かった。
(エレベーターのあるマンションに引っ越したい)
そう思いながらやっとの思いで階段を上りきり、自分の部屋の方へ目を向けると、そこには見知らぬ男がいた。
「優様、おかえりなさいませ。本日付けで雇われた、優様の執事でございます。」
「はい?どちら様で…?」
「私、優様の執事の佐川と申します。この度はお嬢様体験プランご当選おめでとうございます」
(あぁ…!)
今の今まで忘れていたが、2ヶ月ほど前に「お嬢様体験プラン」というのに応募していた。それは無料で自分だけの執事がつき、身の回りの世話をしてくれるという画期的なプランだった。執事を雇用する会社はまだ新米の執事に実際にお嬢様をつけ、3ヶ月無料でご奉仕しながら執事業を学ばせるのが目的のようだった。
「え、私当たったの?この私が?」
「さようでございます。本日から3ヶ月間よろしくお願い致します。」
尿・便表現あり
アダルトな表現あり
ちょっと神様!私もうステータス調整されてるんですが!!
べちてん
ファンタジー
アニメ、マンガ、ラノベに小説好きの典型的な陰キャ高校生の西園千成はある日河川敷に花見に来ていた。人混みに酔い、体調が悪くなったので少し離れた路地で休憩していたらいつの間にか神域に迷い込んでしまっていた!!もう元居た世界には戻れないとのことなので魔法の世界へ転移することに。申し訳ないとか何とかでステータスを古龍の半分にしてもらったのだが、別の神様がそれを知らずに私のステータスをそこからさらに2倍にしてしまった!ちょっと神様!もうステータス調整されてるんですが!!
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる