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領地発展
042話 領地に勢揃い
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僕は取り敢えず冷静になって事前に目上の方用にいつも準備をしている紙を取り出して、アカネ・ナニワサカイ王妃殿下にお見せしたんだ。
【初めてお目にかかります。トーヤ・ハイナイト伯爵と申します。この度は我が領地にようこそお越しくださいました。どうか我が家だと思ってご滞在中はユックリとお過ごし下さい】
お見せして読み終えたタイミングできっちりと頭を下げる。僕の横ではフェルちゃんが完璧なタイミングで同じように頭を下げたんだ。そして2人同時に頭を上げるとアカネ王妃殿下が
「本当に、ジークやセティちゃんに聞いてた通りやね。ようできた子やわ~。ウチの国にけえへん? 侯爵位ぐらい用意するさかい」
って言い出したけど、サラディーナ様の待ったがかかったよ。
「アラ、ダメよ~、アカネちゃん。トーヤくんはウチの王国の宝なんだから、持って帰っちゃダメよ」
いや、宝は言い過ぎです、サラディーナ様。
「ほうか~、アカンかぁ…… ほな、爵位だけ送るさかい、気が向いた時にウチの国に遊びにきてや。ほんで、ウチの国でもこんな施設を作って欲しい」
ま、まあそれはジーク兄さんとカーズ義兄さんがやると思いますよ、アカネ様。
僕が返答に困っていたらフェルちゃんが助けてくれたよ。
「はじめまして、アカネ様。私はトーヤ様の婚約者でフェルと申します。過分なお褒めの言葉を賜りトーヤ様も喜んでおられますが、何分にもこの国の国王陛下より賜った爵位よりも上の爵位を他国の王族の方から授かると、今後の揉め事の元となります。ですので今回のお話は聞かなかった事にという事でよろしくお願いします」
とフェルちゃんが頭を下げる。僕も勿論頭を下げたんだ。すると、アカネ様がこう言ったんだよ。
「うーん、こないなええ子らが揃うてるなんて、何てうらやましい!! 決めた! ケレスはんに言うて、絶対に一度はウチの国に遊びに来て貰うで! それから、爵位は言うといてなんやけど、無しちゅうことで堪忍な」
で、丸くおさまったよ。でルソン陛下に向き直ったアカネ様。
「コラ! このアンポンタン! ようもウチとフィリップに仕事を押し付けてくれたなぁ~…… 帰ったら覚悟しぃや! タダではすまさへんでっ!!」
「ヒィッ! い、いや違うんだよ、アカネ。私は我が国の温泉の事をトーヤくんに聞こうと思ってだな……」
「見え透いた嘘は吐かん方がエエんとちゃう? どうせ若い時に留学してたこの国の見目麗しい女性の裸体を拝もうっちゅう魂胆やろっ! そないな事は許されへんでっ! 今すぐ帰国しぃやっ!!」
だけどそこでサラディーナ様から待ったがかかったんだ。
「アカネちゃん、ちょっと待ってちょうだい。ウチの主人も今日の午後にはコチラにやって来るの。ルソン陛下にはせめてそれまでは居て欲しいのよ」
更にジーク兄さんがアカネ様に言う。
「アカネ様、実は陛下に私の弟が作った魔封じの腕輪を嵌めております。それにより一切の空間魔法を使用出来ませんので、覗きの心配はありません。更に腕輪の解除方法は弟かそれを聞いた私しか出来ませんので、ご安心ください」
「なんやて? それはホンマかいな、ジーク。それはええ事をしてくれたわ。有難うトーヤくん。もう死ぬまで解除する必要はあれへんね。ジークもそのつもりでいてや」
「王妃殿下の仰せのとおりに」
物凄く悲しそうな顔をしているルソン陛下がその顔で僕を見てきた。いや、僕は帰国したら解除してあげてねってジーク兄さんに頼んだんだけど……
ま、まあご夫婦の問題だからね。そこはお2人でよく話合いをして下さい。
で、結局は2人の王妃殿下も僕の屋敷で寛ぐ事になったよ。王太子殿下は後ほどケレス陛下が到着されたら一緒にコチラに来るとの事。僕はロッテンに言って至急に宴会の手配を頼んだよ。
「お任せ下さい、トーヤ様。それとご報告が2点ございます。1点は、隣の領地のグレイハウ伯爵からのご依頼で、一度トーヤ様にお会いしたいそうです。グレイハウ伯爵は最近になって代替わりされまして確かご当主様はまだ15歳だとか。何やらご相談があるそうです。もう1点はフェル様のご実家であるテルマイヤー侯爵家からなのですが、何故娘の婚約者の領地に自分たちが入れないのだと怒っておるようでございます。コチラは簡単に説明をして街の門前でお引取願いましたが、後ほど何か仕掛けてくるかも知れません」
僕はロッテンからの報告を聞いて、先ずはグレイハウ伯爵をこの屋敷に招待するように指示を出してから、テルマイヤー侯爵家には僕自身が諸々が片付いたら行ってくるよってロッテンに紙に書いて伝えた。
「畏まりました、グレイハウ伯爵には直ぐに招待状をお送りします。テルマイヤー侯爵家に行かれる際には十分にご注意下さいませ」
そう言ってロッテンは執務室から出ていったんだ。僕もそろそろフェルちゃんの実家とは話合いをしなきゃって思ってたからね。ログセルガー公爵家が無くなって、爵位が下になったからか最近、ちょくちょく何かを言ってきてるからね。ちょっとその勘違いを正してもらわなくちゃね。まあ、先ずはこっちの用事を優先してからだけど……
僕と兄さんたちが居間で寛いでいたら、屋敷の温泉を堪能したセティナ姉さんとカオリ義姉さんがフェルちゃんと一緒に居間にやって来たよ。
「とても気持ち良かったわ、トーヤ。それにお肌がスベスベしっとりになったの。貴方、ウチの領地にある温泉を調べて安全なら屋敷に引いてほしいわ。それに、領民も楽しめるようにここみたいに公衆浴場も作りましょう」
とセティナ姉さんがカーズ義兄さんに言うと、カオリ義姉さんも、
「ジーク、ウチの領地には温泉がないけど、フェルちゃんに聞くと普通のお湯に入れると温泉と同じような効果を得られる粉をこの街で作ってるんですって! 絶対に買って帰りましょう。それと、定期的に仕入れる様にして、ウチの領地で販売しましょう!!」
と力を込めて言ったんだ。ジーク兄さんたちは自分の妻の有無は言わさないっていう言外の意を悟って、2人とも笑顔で
「「勿論、そうしよう!」」
って言ってたよ。ちょっと笑顔が引きつってるように見えたのは僕の気のせいだよね。
それから、ケレス陛下が到着したようで、2人の王太子殿下と一緒に僕の屋敷にやって来たんだ。
さて、何の話合いが始まるんだろうね?
【初めてお目にかかります。トーヤ・ハイナイト伯爵と申します。この度は我が領地にようこそお越しくださいました。どうか我が家だと思ってご滞在中はユックリとお過ごし下さい】
お見せして読み終えたタイミングできっちりと頭を下げる。僕の横ではフェルちゃんが完璧なタイミングで同じように頭を下げたんだ。そして2人同時に頭を上げるとアカネ王妃殿下が
「本当に、ジークやセティちゃんに聞いてた通りやね。ようできた子やわ~。ウチの国にけえへん? 侯爵位ぐらい用意するさかい」
って言い出したけど、サラディーナ様の待ったがかかったよ。
「アラ、ダメよ~、アカネちゃん。トーヤくんはウチの王国の宝なんだから、持って帰っちゃダメよ」
いや、宝は言い過ぎです、サラディーナ様。
「ほうか~、アカンかぁ…… ほな、爵位だけ送るさかい、気が向いた時にウチの国に遊びにきてや。ほんで、ウチの国でもこんな施設を作って欲しい」
ま、まあそれはジーク兄さんとカーズ義兄さんがやると思いますよ、アカネ様。
僕が返答に困っていたらフェルちゃんが助けてくれたよ。
「はじめまして、アカネ様。私はトーヤ様の婚約者でフェルと申します。過分なお褒めの言葉を賜りトーヤ様も喜んでおられますが、何分にもこの国の国王陛下より賜った爵位よりも上の爵位を他国の王族の方から授かると、今後の揉め事の元となります。ですので今回のお話は聞かなかった事にという事でよろしくお願いします」
とフェルちゃんが頭を下げる。僕も勿論頭を下げたんだ。すると、アカネ様がこう言ったんだよ。
「うーん、こないなええ子らが揃うてるなんて、何てうらやましい!! 決めた! ケレスはんに言うて、絶対に一度はウチの国に遊びに来て貰うで! それから、爵位は言うといてなんやけど、無しちゅうことで堪忍な」
で、丸くおさまったよ。でルソン陛下に向き直ったアカネ様。
「コラ! このアンポンタン! ようもウチとフィリップに仕事を押し付けてくれたなぁ~…… 帰ったら覚悟しぃや! タダではすまさへんでっ!!」
「ヒィッ! い、いや違うんだよ、アカネ。私は我が国の温泉の事をトーヤくんに聞こうと思ってだな……」
「見え透いた嘘は吐かん方がエエんとちゃう? どうせ若い時に留学してたこの国の見目麗しい女性の裸体を拝もうっちゅう魂胆やろっ! そないな事は許されへんでっ! 今すぐ帰国しぃやっ!!」
だけどそこでサラディーナ様から待ったがかかったんだ。
「アカネちゃん、ちょっと待ってちょうだい。ウチの主人も今日の午後にはコチラにやって来るの。ルソン陛下にはせめてそれまでは居て欲しいのよ」
更にジーク兄さんがアカネ様に言う。
「アカネ様、実は陛下に私の弟が作った魔封じの腕輪を嵌めております。それにより一切の空間魔法を使用出来ませんので、覗きの心配はありません。更に腕輪の解除方法は弟かそれを聞いた私しか出来ませんので、ご安心ください」
「なんやて? それはホンマかいな、ジーク。それはええ事をしてくれたわ。有難うトーヤくん。もう死ぬまで解除する必要はあれへんね。ジークもそのつもりでいてや」
「王妃殿下の仰せのとおりに」
物凄く悲しそうな顔をしているルソン陛下がその顔で僕を見てきた。いや、僕は帰国したら解除してあげてねってジーク兄さんに頼んだんだけど……
ま、まあご夫婦の問題だからね。そこはお2人でよく話合いをして下さい。
で、結局は2人の王妃殿下も僕の屋敷で寛ぐ事になったよ。王太子殿下は後ほどケレス陛下が到着されたら一緒にコチラに来るとの事。僕はロッテンに言って至急に宴会の手配を頼んだよ。
「お任せ下さい、トーヤ様。それとご報告が2点ございます。1点は、隣の領地のグレイハウ伯爵からのご依頼で、一度トーヤ様にお会いしたいそうです。グレイハウ伯爵は最近になって代替わりされまして確かご当主様はまだ15歳だとか。何やらご相談があるそうです。もう1点はフェル様のご実家であるテルマイヤー侯爵家からなのですが、何故娘の婚約者の領地に自分たちが入れないのだと怒っておるようでございます。コチラは簡単に説明をして街の門前でお引取願いましたが、後ほど何か仕掛けてくるかも知れません」
僕はロッテンからの報告を聞いて、先ずはグレイハウ伯爵をこの屋敷に招待するように指示を出してから、テルマイヤー侯爵家には僕自身が諸々が片付いたら行ってくるよってロッテンに紙に書いて伝えた。
「畏まりました、グレイハウ伯爵には直ぐに招待状をお送りします。テルマイヤー侯爵家に行かれる際には十分にご注意下さいませ」
そう言ってロッテンは執務室から出ていったんだ。僕もそろそろフェルちゃんの実家とは話合いをしなきゃって思ってたからね。ログセルガー公爵家が無くなって、爵位が下になったからか最近、ちょくちょく何かを言ってきてるからね。ちょっとその勘違いを正してもらわなくちゃね。まあ、先ずはこっちの用事を優先してからだけど……
僕と兄さんたちが居間で寛いでいたら、屋敷の温泉を堪能したセティナ姉さんとカオリ義姉さんがフェルちゃんと一緒に居間にやって来たよ。
「とても気持ち良かったわ、トーヤ。それにお肌がスベスベしっとりになったの。貴方、ウチの領地にある温泉を調べて安全なら屋敷に引いてほしいわ。それに、領民も楽しめるようにここみたいに公衆浴場も作りましょう」
とセティナ姉さんがカーズ義兄さんに言うと、カオリ義姉さんも、
「ジーク、ウチの領地には温泉がないけど、フェルちゃんに聞くと普通のお湯に入れると温泉と同じような効果を得られる粉をこの街で作ってるんですって! 絶対に買って帰りましょう。それと、定期的に仕入れる様にして、ウチの領地で販売しましょう!!」
と力を込めて言ったんだ。ジーク兄さんたちは自分の妻の有無は言わさないっていう言外の意を悟って、2人とも笑顔で
「「勿論、そうしよう!」」
って言ってたよ。ちょっと笑顔が引きつってるように見えたのは僕の気のせいだよね。
それから、ケレス陛下が到着したようで、2人の王太子殿下と一緒に僕の屋敷にやって来たんだ。
さて、何の話合いが始まるんだろうね?
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