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テーマパークと風船1
しおりを挟む「今日も全然話せなかった。せっかく同じ講義だったのに、遅く起きちゃって近くに座れなかった。教室に入ったらもう女の子たちに囲まれてさ、講義中もその子たちとこそこそ話してて辛かった。消しゴムなんて絶対わざと落としたよね!でも、いいなって思った。僕も講義中にあんな風にお話したいよ。講義終わってもまだその子たちと喋ってて僕が入る隙間なんてほんとないの。あーあ、僕も可愛い女の子だったらな。…明日は一緒の講義もないし、僕もバイト入ってるから早く帰らないといけないし、今日がチャンスだったんだ。次の講義は話しかけられるといいな。…あ、ごめんね。また話しかけちゃって。ん?風船くれるの?ありがとう!前もくれたのにまたくれるなんて、僕のこと子どもだと思ってない?ふふ、でも嬉しいからいっか。今日も話聞いてくれてありがとね。」
ーーふわふわの髪の毛、笑うと細くなる可愛い目、テーマパークの花壇に唇を尖らせて文句を言っていたあの人は好きな人がいるらしい。相手は同じ大学の女の子にモテモテのイケメン君。話を聞いている限り、全く相手にされていないのに、どこか楽しそうに話す彼はキラキラと輝いていた。
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