俺は仕事がしたいだけなのに!?〜閻魔様はモテたくない〜

意流

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〜閻魔大王様の冒険の始まり〜

2和 地獄の閻魔様の大乱闘!

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 数日後、一人で挑むことになったレナートに哭鵺は追跡と映像共有ができるように様々な魔法や能力を込めた黒い石がはめ込まれた小さいネックレスを渡せば、不安そうにする彼を慰め見送った。
「でもどうして彼一人に?元からあのクエストは一人ではできないもののはず」
 イーグレットが問いかけると資料を捲り何かを確認しながら白い紙に何かを書いていた哭鵺はレナートと同じ黒い宝石を置く。
「クエストが目的じゃない。行方不明になった人間を探すんだろ?それでいてあいつは毎回逃げ延びてる人間だ。あいつが俺らの味方側か敵側かなんてこれでわかるだろうさ」
 積み上げられた資料を見ながら片手間に何かをメモしながら作業を続けている哭鵺と黒い宝石を交互に見ながらイーグレットは疑うような表情を浮かべて彼が読んだ資料を見る。
 哭鵺と今回の行方不明者依頼をしてきた騎士の男が用意したであろう資料で今までの高ランク冒険者の名前のリストと行方不明になった日付、そして最後の足取りなどが書かれたものを見ながら、机の上に広げられた地図と見比べて何かを書いている哭鵺に小首を傾げながらイーグレットは聞く。
「その魔法石を捨てられたらどうするんですか?」
「壊そうが捨てられようがそれはただの石だ。宝石と言えば宝石だが、実際には超硬化素材で作られたただただ壊れにくいってだけの石だ。偶然の産物で捨てようと思ってたからな。ついでにここにある石も同じだし、だた魔法を込めたものだしな」
 平然と疑問に答えながらレナートに渡したのはただの石ということ、そして石が捨てられていても本人が死ななければ哭鵺が彼の身体にこっそりと追跡と記録を残す魔法をかけたことと机の上にある黒い石は追跡とその映像、記録を保存するものだと説明した。
「閻魔さんは一体、何者なんです?」
「こちらとら、何景人以上の人を裁いてる地獄の閻魔大王の引継ぎを全部したんだぞ。ったく、仕事があるっつーのにこんなところに飛ばされて、挙句の果てにやってることはそんな変わらねぇから困ったもんだ。そうだな……分かりやすく言うなら、この世界の一つ分の国を俺一人で管理してるって言えば分かりやすいか?」
 仕事の引継ぎをしただけにしろ使える魔法を複数あるのはおかしいのではと思っていたが国の管理を彼が一人でやっていたと言われれば納得せざる負えないというよりは、それはそれでなぜ手伝ってくれる人がいないのかも疑問が浮かぶが、彼が思うような人物と出会うことが少ないのだろうとイーグレットは言いたかったが口を閉ざす。
「哭鵺様の周りに手伝える方はいらっしゃらなかったんですか?」
「最初はみんなに助けてもらってはいたが……俺が小さい頃に……何人もの獄卒、亡者、現世の生存者達……様々な人種が犠牲になった事があってな…………それでも、みんなは気にしないって言ってはくれるんだが、俺がまだ幼くて何も知らなくて力不足のせいで……母さんが犠牲になった事を償いたくて、頑張って魔法とか色々と必死に覚えて今の俺がいる」
 イーグレットの疑問をアルビフローラが同じようなことを思ったのか問いかければ、少し悲しそうに過去に彼が住んでいた世界で犠牲が大勢出た事件にまだ幼かった自分が何かできることを探さなかったからだと、他にやれることはあったはずなのだと、人一倍責任感を感じていた哭鵺は手を止めて苦笑い気味で話す。
「でも、それは……仕方なかったんですよね?」
「……さぁ?どうだかな」
 アルビフローラは言ってはいけないことなんだろうと思いながらも申し訳なさそうに聞くと少し間があって答える彼の様子はもう二度と同じことは繰り返さないと言いたげに感じた。
 止まっていた手を哭鵺は動かし始めると、黒い石から映像が映し出され、レナートは不安そうな声を出す。
《なぁ、聞こえるか?恋人フィアンセ
「……恋人フィアンセじゃねぇけど、聞こえてる」
 まだ言うかこいつはと思いつつも資料を見ながら返事をし、ちらっと映像を見ると暗がりで見えないなと思ったのか手を映像に手を翳せば色と明るさが変わる。
 どうやらレナートがいるのは森の中で左手でランプを持ちながら歩いているが特には進展がないようだった。
《暗すぎるし、なんで俺一人で……》
「このクエスト自体はお前ひとりで十分なんだ。行方不明者を探すだけだし、逃げ足と回復力が高いお前なら適任だろう?お前が見つけてくれればお前の手柄だし、お前を仲間に入れてやらんでもない。見つければの話だがな。見つけたら必ず生きてるか確認しろよ」
 不機嫌そうに文句を言うレナートに呆れながらもやる気が出るようにと思いながら哭鵺は世界地図を机に広げながらその上に薄い紙を置いてペンで現在のレナートが居る森であろう場所に黒い石を置く様子を不思議そうにアルビフローラとイーグレットは様子を見ているとレナートが悲鳴を上げた。
《うわぁぁぁぁぁぁ!!なんで!?こんなところに奴らが!?さっきまでいなかったのに!!》
 目の前に現れたのはゴブリンの姿が見え、レナートは全力で逃げながら驚きを隠せないでいた。
「やっぱり逃げ足が速いな」
 映し出される映像を見ながら逃げ惑う彼が引き受けたクエスト内容が書いてある資料を確認し、森の奥にいる村の様子を見に行くこと。そして森の中に様々なモンスターが存在し、その中でも多かったのは妖精達だった。
 けれど、レナートが出会ったのはゴブリンでしかも一部赤いゴブリン、アークゴブリンもいたのにイーグレットとアルビフローラは驚いて彼を救う方法はないかと慌てて資料を見始める。
《あ、これ、ダメだダメだダメだダメだダメだダメだ!!》
 焦りと恐怖が入り混じる声をするレナートの目の前にもゴブリンが居て、どうやら彼は囲まれてしまったようだった。
 そして映像が途切れる様子にイーグレットとアルビフローラは顔を真っ青にするが、それでも平然とする哭鵺は地図の上に書いた薄い紙に黒い点を書いては黒い点を中心にして赤い丸印を描く。
「哭鵺様!?」
「大丈夫、死んではない。多分きっと奴らの中心地に連れてかれただろうな。無事で済むといいんだが……」
 新しく出した白い紙に地図を書き込み、着物の懐にしまうと立ち上がっては散らばっている資料を片付け始める。
 のんきに片付ける哭鵺を慌てて手伝うようにイーグレットも手伝い、アルビフローラはギルドの外に出ては周りを見渡して誰もいないことを確認すれば哭鵺の腕を掴み、早くレナートを助けに行こうと言わんばかりだった。
「閻魔さん、アルビフローラさん、気を付けて。此処の片づけはこちらでやりますので」
「……あぁ、助かる。何かあったらその石に話しかけてくれ」
「了解しました」
 アルビフローラが魔法陣を展開し、哭鵺は地図を見ながら彼女に着地地点を指定しながら2人は転送魔法でレナートが居るであろう森の入り口に移動した。

***

 森の入り口に着くとアルビフローラが森の中に入ろうとするのを哭鵺が止める。
「哭鵺様?」
「いいか、相手はゴブリンとアークゴブリンが大勢いるとわかってて俺らだけで全部消し炭にするにはあまりにも多すぎる」
「けれど!レナートさんが!」
 冷静な哭鵺に対して不安そうなアルビフローラの頭を撫でて落ち着かせ、前に出ると懐から赤い石を投げて深呼吸をしながら指を鳴らすと森全体が赤く光り始める。
「大丈夫、みんな無事だ。俺を信じろ」
「…………わかりました」
 彼の言葉に驚きながらもアルビフローラは安心したように笑って頷き、赤い光が消えたことを確認すれば哭鵺は彼女の手をとって森の中へと入っていく。
 静かな森の奥に真っ白い天使のアルビフローラと逆に森と同化している真っ黒な哭鵺はお互いの手を握って歩みを進める。
「哭鵺様はどうして皆さんが無事だと思うのですか?」
「さっき、奴らの位置確認と罠……そしてリストに載ってる生存者の位置確認をしたんだ。それでいてリストに載っていた人数全員がここにいる。何をしてんのかまでは知らんがな。」
 彼のチートな魔法力に驚きながらも、自分は彼の相方のような存在でいいのかと不安にもなって少し悲しそうにするが哭鵺の手を握っている力が込められた。
 まるでそれは不安にさせないようにと安心感を与えるためでもあるのか、彼なりの配慮なのだろう何も言わずに前へ進む様子に小さく笑って安心したアルビフローラは手を握り返した。
「此処だな……」
「これは……」
 立ち止まる哭鵺の視線には大きな丸太の壁が囲ってある村のようなところに着くが、ギルドで見た地図上ではそんなところは存在しなかった。
 門のようなところもあって哭鵺とアルビフローラは柵の隙間から見える中の様子を見ると、高ランク冒険者の男子達が建築作業をしていた。
 どうやらこの村のようなところはゴブリン達が高ランク冒険者たちをこき使い、村のようなものを作っていたとわかるが女性の姿は見当たらなかったものの、作り上げたであろう建物の中から微かに女性の悲鳴声のようなのが聞こえてくる。
 ゴブリンの性質、聞いている内容から考えるに想像したくないようなことが起きているのだろうと思うと哭鵺達は怒りがこみあげてくるが、多数の人数を相手にはできるが、高ランクの冒険者達が自分達に襲い掛かってくるようならば傷つけられずに済むのだろうか、けれどこのまま放置するわけにもいかずため息をついた哭鵺にアルビフローラは握っている彼の手に力を入れると離れる。
「アルビフローラ?」
「私は見ての通り、天使です。そこまで馬鹿でもやわでもないです。哭鵺様、私は彼らを許したくありません。どうか、許可をお願いします。私も助けたいのです。」
 離れたアルビフローラの表情を見れば怒りに満ちたもので彼はため息をついてから覚悟を決めた。
「じゃあ、行くぞ」
「はい!」
 哭鵺が魔法陣を壁に張り、アルビフローラは弓を放てば壁に穴が開くと同時に壁は簡単に倒れ、数匹のゴブリンが倒れていく。
 その様子にコブリン達は哭鵺達に襲い掛かってくるとどこからともなく見知った声が聞こえた。
「我が恋人フィアンセ!!助けに来てくれたんだね!」
 その声の主は哭鵺達の姿を見て安心して嬉しそうにしたレナートだった。
恋人フィアンセじゃねぇって言ってんだろっ!」
 襲い掛かってくるゴブリン達をどこからともなく出した彼の姿にそっくりな黒い鴉のような真っ黒い刃をもつ刀で次々とゴブリン達の首を斬り落としながら否定する。
 無限に襲い掛かってくるゴブリン達に舌打ちする哭鵺は右手で刀を握り直し、着物の右袖から彼のように黒くそして魔力を込めたであろう弾丸を装填したオートマチックのハンドガンを左手に持ち、ゴブリンの脳天に打ち込みながらアルビフローラに目線とハンドガンを持つ左手でレナートを助けるように指示をする。
 アルビフローラが翼を広げ、羽ばたかせたと思えばひらりと舞う羽が鋭く刃のようにゴブリンの脳天を貫いて哭鵺の指示通りにレナートの方へ向かう様子を見ながら哭鵺はゴブリンの首を斬っては遠距離にいるゴブリンに対して脳天を狙ってハンドガンの引き金を引き、ある程度その場のゴブリンを片付ければ建物の中へと入る。
 建物の中に入ればゴブリンや男達が夢中になって必死に腰を動かし、女性達を犯している様子が目に入ると近場にいたゴブリンに一発魔弾を頭部に撃ち込めば、その場にいた彼らの達の行為が止まって哭鵺の方を見ればゴブリンは襲い掛かり、男達は女性達を置いて逃げようとする。
「嗚呼、安心しろ。お前等が逝くのは地獄は確定だ。」
 器用に刀を持った右手でカチャリと扉の鍵を閉めると窓も消え、逃げ道はないと言わんばかりに口元は笑っているが目が笑っていない表情で襲ってきたゴブリンだけ右手の刀で首を斬り、男性陣には左手のハンドガンで足を次々と撃ち抜く。
 足を撃ち抜かれた男性達は激痛と恐怖で悲鳴や呻き声を上げ、撃たれていない男性達は慈悲を求め謝り始めるが哭鵺はそんなのを知らないと言わんばかりに黙ってわざと外したように謝り始めた男性達のいた横の床へ一発撃ち込むと謝っていた男性達はこれ以上謝っても許してくれないと、そして怒りを鎮められる者は此処にはいないんだと理解すれば黙るほかなかった。
「……生者を死者に変えるほど俺は狂っちゃいねぇし、落ちぶれてもねぇよ…………だがな、理性が保たない奴はこいつ等と同等だ。操られてたって言っても、テメェらのやったことは許されねぇ。だがな、許されたいなら何をするか……まぁ、許されるかは本人次第だが……ここに居る男全員、その貧相なモノを隠してから彼女らを安全な場所へ避難させろ。わかったな?」
 眼鏡越しの黒い瞳が赤い瞳に変わっている哭鵺に男性達は小さく悲鳴を上げながら慌てて服を着ているのを見ながら哭鵺は悶え苦しんでいる男性達を治し、先程と同じようなことを言い、パチンと指を鳴らすと白い長袖のワンピースを出しては女性達に着せるようにと指示を出してから、建物の入り口に集まってきたゴブリン達を扉を開けると同時に刀一振りで殲滅する。
 一人一人に着替えを済ませた女性を抱えて連れた男性達のためにと哭鵺がゴブリン達を殺戮しながら道を作っていきつつ、ゴブリンが襲わないように結界を形成しながら別の建物へと急ぐ。
 別の建物も同じような状態に哭鵺は苛立ちを隠せないで、ゴブリンのみ狙って同じような言葉を吐いては同じように女性達に服を着せて出るように指示をする。
 何件もの建物の中にいた女性や男性の複数人を哭鵺一人で捕まっていた全員が安全な入口へと避難させた後、そのままギルドへと転送していけば、ゴブリン達を倒していたアルビフローラと合流する。
「哭鵺様!無事でしたか!」
「まぁな。これで全員避難完了だ。さて…………こんなことをして、俺が許すとでも思うなよ?糞外道モンスター共。『地面変換:マグマ』」
 最初に投げた赤い石が光り輝くと真っ赤な魔法陣が森全体に広がり、ゴブリン達が居た地面だけがマグマに変わり果て、ゴブリン達は沈んであまりの熱さと逃げられなさに叫びながら消えていく。
 その様子を見下すように眺めてから、アルビフローラが救い出した際に危機感を感じたのか木に縛り付けておいたレナートを見て、哭鵺は近づいてため息をついた。
「……いつまで乗っ取ってるつもりだ?今のところ、お前の手札はもうねぇんだろ?」
 彼が縛り付けられたレナートに声を掛けると彼の手先が動くと体が小さく揺れて笑っている様子が分かると月明かりで光る刀の刃を首元に向ける。
「おいおい、仲間にするんじゃなかったのかい?」
 向けられると顔を上げたレナートの瞳の色が金色ではなく青い瞳になっていた。
「残念だったな、お前だけを斬る仕様にもできるんでな。こちらとら地獄の住民にさせられた悪魔を嘗めんな」
「……おー、怖い怖い。こんな奴がいるなんてな。降参だ降参。もう二度と彼らには手を出さないから許してくれたまえ、我が恋人フィアンセ
 殺意を込めた言葉で哭鵺が言えば彼は笑いながら言うと嫌そうな表情を浮かべながら哭鵺は刀をしまう。
「その呼び方やめろ。糞野郎」
「はいはい、この身体は返すよ」
 刀をしまった彼に残念そうに言うとレナートから何かが抜け、レナートはかくんとそのまま気を失うように目を閉じた様子に縛り付けた体を開放して彼もギルドへと連れて帰ることにした。
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