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第53話 第三位の本気
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鉄でできた人型や獣、総勢二十体の敵に対し、アリカの闘牛は五体。
敵の文字召喚術師が第三位文字召喚術師であるアリカ・リンリーを侮ったのは、その大きな戦力差も理由の一つだろう。
個々で見れば、敵は一人につき召喚モンスターが二体。
アリカは一人で五体を従えており、個人的な戦力では彼女の方が上だ。
しかし、全体で見てみれば、あまりにアリカ側と敵側の間には戦力差がある。
普通に考えれば、敵側が負けるはずはないだろう。
だが、俺は知っている。
アリカが引き連れてきた闘牛は、ここにいる五体だけではないことを。
アリカを守護する闘牛は全部で五十体はいたはずだ。
もちろん、彼らは今もアンデッド軍の中に紛れていることだろう。
その全員を遠隔召喚で前線に呼び出すこともできたはずだ。
ということは。
アリカは目の前の敵を相手するのに、闘牛五体で充分だと判断したということになる。
なら、お手並み拝見といこう。
俺は万一、彼女がやられてしまった時のために、後ろで警戒を怠らずに経過を見守る。
先に動いたのは、敵の召喚モンスターだった。
鉄でできた人型や四足歩行の獣――仮に『鉄人形』、『鉄獣』と呼称する――は数の利を生かして、横幅五メートルほどの廊下いっぱいにできる限り広がる。
物量による様々な角度からの攻撃。
確かに数の少ない相手に対しては、それが一番有効的な攻撃だろう。
大剣を持った『鉄人形』と牙を剥き出しにした『鉄獣』が、一体の闘牛を左右から高速で挟み込む。
まず、右サイドで高い跳躍をし、空中から襲いかかったのは『鉄獣』だった。
『鉄獣』は闘牛の首元を高い精度で狙う。
戦闘慣れしていない人間なら、確実に仕留められてしまうであろう鋭い一撃。
だが、闘牛は右足を半歩引き、紙一重のところで噛みつきを避ける。
目標を逃して動揺と共に地面に着地した『鉄獣』が後ろを振り返った時、その眼前には闘牛の振り下ろした斧が迫っていた。
ガキンッ! と硬いものが衝突する嫌な音がして、『鉄獣』は激しく後方へ吹き飛ばされる。
その勢いは強く、『鉄獣』の身体は廊下の壁に激突して、そのまま力なく床へと落ちた。
『鉄獣』の腹部は大きく抉れ、臓物の代わりに鉄の破片が周囲に散らばっている。
だが、敵の攻撃はそれで終わらない。
闘牛の意識が『鉄獣』に向けられている間に、『鉄人形』が背後から斬りかかる。
しかし、その剣は横から現れた大斧が受け止めた。
斧の持ち主は『鉄獣』を倒したのとは別の闘牛。
彼は仲間の闘牛の背中を守るように立つ。
闘牛は受け止めた大剣を斧で弾くと、空いていた左拳を『鉄人形』の顔面に叩き込む。
強烈な衝撃波が発生し、『鉄人形』は顔を大きくへこませて、その場で仰向けに倒れた。
敵を見事に倒した闘牛はそれでも動きを止めない。
彼は右手に持った大斧を力任せにぶん投げた。
その斧は遠くで仲間の闘牛を包囲していた三体の『鉄人形』たちを一気に薙ぎ払い、役目を終えた後、光となって消滅する。
次の瞬間、斧を投げた闘牛の右手に新しい斧が出現した。
急激に数を減らしていく『鉄人形』たちを見て、敵の文字召喚術師は目を見開いて震える。
「な、なんでだ……! 数では明らかに勝っていたはずなのに……!」
闘牛と『鉄人形』たちは乱戦状態になっていく。
しかし、仲間との連携が取れている闘牛たちは、まるで攻撃を食らうことなく、華麗な踊りを踊るかのように戦闘領域を駆け回る。
その動作には美しさすら感じた。
「答えを教えてあげましょう。それはこれまで、あなたたちが弱い者ばかりを相手にしてきたからです」
敵を殲滅していく闘牛たちを挟んで、敵と向かい合ったアリカは冷淡な瞳をしてそう言った。
「アルギア召喚宮殿の最近の方針は、見ていて本当に呆れます。自分たちが絶対に勝てるであろう状況、相手にしか手を出さない。そんなだから、いつまでたっても、実戦能力が上がらないんですよ」
「そ、そんなことはないッ! 俺たちは常に、大きな脅威を排除してきたッ!」
「……はあ、それは本気で言ってるんですか? ギルダム大峡谷でもそうでした。シュウトさんと『剣豪―三刀―』、そのどちらもが疲弊しきったそのタイミングまで、あなたがたは身を隠していたでしょう? もし、片方でも健在だったとしたら、あなた方は作戦を放棄して逃げ帰っていたかもしれませんね」
「ぐっ……! そんなはずはないッ! 俺たちは文字召喚術師、王国に仇なす存在は俺たちが倒すと決まって――」
狼狽する敵文字召喚術師にアリカは殊更酷い、冷え切った視線を向けると、大きくため息を一つ。
そして、相手がもっとも言われたくないことを口にした。
「――そんなことだから、文字召喚術師が魔術師から見下されるんですよ」
「……ッ!!!」
敵文字召喚術師たちの顔色が明らかに変わる。
それは怒りとも、恐怖とも取れるような、歪んだ表情。
アリカはそんな彼らに追い打ちをかける。
「正直迷惑なんですよ。文字召喚術師の真似事をしているだけで、自分が強いと錯覚する馬鹿者が多すぎて。あなたがたはここに無理やり連れて来られて、捻くれて、ふて腐れて、己の唯一誇れるものだった文字召喚術の適性さえ、そんな半端な戦闘技術にしか昇華できなかった。自分より弱い者を見下して生きていくだけの存在であり続けるのなら、そんな人生、ここで私が終わらせてあげましょう」
アリカの言葉に熱が入っていく。
どんどんと溢れる彼女の言葉の圧力に、敵召喚術師たちの顔が引きつっていった。
そして、彼女が言葉を終えるのと同時。
敵の文字召喚術師たちに向けて、五体の闘牛の斧が振り下ろされた。
周囲にはもう、敵の召喚モンスターは一体も残っていなかった。
敵の文字召喚術師が第三位文字召喚術師であるアリカ・リンリーを侮ったのは、その大きな戦力差も理由の一つだろう。
個々で見れば、敵は一人につき召喚モンスターが二体。
アリカは一人で五体を従えており、個人的な戦力では彼女の方が上だ。
しかし、全体で見てみれば、あまりにアリカ側と敵側の間には戦力差がある。
普通に考えれば、敵側が負けるはずはないだろう。
だが、俺は知っている。
アリカが引き連れてきた闘牛は、ここにいる五体だけではないことを。
アリカを守護する闘牛は全部で五十体はいたはずだ。
もちろん、彼らは今もアンデッド軍の中に紛れていることだろう。
その全員を遠隔召喚で前線に呼び出すこともできたはずだ。
ということは。
アリカは目の前の敵を相手するのに、闘牛五体で充分だと判断したということになる。
なら、お手並み拝見といこう。
俺は万一、彼女がやられてしまった時のために、後ろで警戒を怠らずに経過を見守る。
先に動いたのは、敵の召喚モンスターだった。
鉄でできた人型や四足歩行の獣――仮に『鉄人形』、『鉄獣』と呼称する――は数の利を生かして、横幅五メートルほどの廊下いっぱいにできる限り広がる。
物量による様々な角度からの攻撃。
確かに数の少ない相手に対しては、それが一番有効的な攻撃だろう。
大剣を持った『鉄人形』と牙を剥き出しにした『鉄獣』が、一体の闘牛を左右から高速で挟み込む。
まず、右サイドで高い跳躍をし、空中から襲いかかったのは『鉄獣』だった。
『鉄獣』は闘牛の首元を高い精度で狙う。
戦闘慣れしていない人間なら、確実に仕留められてしまうであろう鋭い一撃。
だが、闘牛は右足を半歩引き、紙一重のところで噛みつきを避ける。
目標を逃して動揺と共に地面に着地した『鉄獣』が後ろを振り返った時、その眼前には闘牛の振り下ろした斧が迫っていた。
ガキンッ! と硬いものが衝突する嫌な音がして、『鉄獣』は激しく後方へ吹き飛ばされる。
その勢いは強く、『鉄獣』の身体は廊下の壁に激突して、そのまま力なく床へと落ちた。
『鉄獣』の腹部は大きく抉れ、臓物の代わりに鉄の破片が周囲に散らばっている。
だが、敵の攻撃はそれで終わらない。
闘牛の意識が『鉄獣』に向けられている間に、『鉄人形』が背後から斬りかかる。
しかし、その剣は横から現れた大斧が受け止めた。
斧の持ち主は『鉄獣』を倒したのとは別の闘牛。
彼は仲間の闘牛の背中を守るように立つ。
闘牛は受け止めた大剣を斧で弾くと、空いていた左拳を『鉄人形』の顔面に叩き込む。
強烈な衝撃波が発生し、『鉄人形』は顔を大きくへこませて、その場で仰向けに倒れた。
敵を見事に倒した闘牛はそれでも動きを止めない。
彼は右手に持った大斧を力任せにぶん投げた。
その斧は遠くで仲間の闘牛を包囲していた三体の『鉄人形』たちを一気に薙ぎ払い、役目を終えた後、光となって消滅する。
次の瞬間、斧を投げた闘牛の右手に新しい斧が出現した。
急激に数を減らしていく『鉄人形』たちを見て、敵の文字召喚術師は目を見開いて震える。
「な、なんでだ……! 数では明らかに勝っていたはずなのに……!」
闘牛と『鉄人形』たちは乱戦状態になっていく。
しかし、仲間との連携が取れている闘牛たちは、まるで攻撃を食らうことなく、華麗な踊りを踊るかのように戦闘領域を駆け回る。
その動作には美しさすら感じた。
「答えを教えてあげましょう。それはこれまで、あなたたちが弱い者ばかりを相手にしてきたからです」
敵を殲滅していく闘牛たちを挟んで、敵と向かい合ったアリカは冷淡な瞳をしてそう言った。
「アルギア召喚宮殿の最近の方針は、見ていて本当に呆れます。自分たちが絶対に勝てるであろう状況、相手にしか手を出さない。そんなだから、いつまでたっても、実戦能力が上がらないんですよ」
「そ、そんなことはないッ! 俺たちは常に、大きな脅威を排除してきたッ!」
「……はあ、それは本気で言ってるんですか? ギルダム大峡谷でもそうでした。シュウトさんと『剣豪―三刀―』、そのどちらもが疲弊しきったそのタイミングまで、あなたがたは身を隠していたでしょう? もし、片方でも健在だったとしたら、あなた方は作戦を放棄して逃げ帰っていたかもしれませんね」
「ぐっ……! そんなはずはないッ! 俺たちは文字召喚術師、王国に仇なす存在は俺たちが倒すと決まって――」
狼狽する敵文字召喚術師にアリカは殊更酷い、冷え切った視線を向けると、大きくため息を一つ。
そして、相手がもっとも言われたくないことを口にした。
「――そんなことだから、文字召喚術師が魔術師から見下されるんですよ」
「……ッ!!!」
敵文字召喚術師たちの顔色が明らかに変わる。
それは怒りとも、恐怖とも取れるような、歪んだ表情。
アリカはそんな彼らに追い打ちをかける。
「正直迷惑なんですよ。文字召喚術師の真似事をしているだけで、自分が強いと錯覚する馬鹿者が多すぎて。あなたがたはここに無理やり連れて来られて、捻くれて、ふて腐れて、己の唯一誇れるものだった文字召喚術の適性さえ、そんな半端な戦闘技術にしか昇華できなかった。自分より弱い者を見下して生きていくだけの存在であり続けるのなら、そんな人生、ここで私が終わらせてあげましょう」
アリカの言葉に熱が入っていく。
どんどんと溢れる彼女の言葉の圧力に、敵召喚術師たちの顔が引きつっていった。
そして、彼女が言葉を終えるのと同時。
敵の文字召喚術師たちに向けて、五体の闘牛の斧が振り下ろされた。
周囲にはもう、敵の召喚モンスターは一体も残っていなかった。
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