怖い話 が好きなヤマダさん

ヤマダさんの話

ヒマワリ

　ある変わり者の女性がいた。彼女は好きな男性がいたが関係が上手くいかず、自殺してしまった。

彼女は自殺する直前にヒマワリの植木鉢を作り、男性にプレゼントしていた。

男性は最初彼女の遺品なのでヒマワリを大切にしていたが、奇妙な事に気づいた。

ヒマワリの花は本来太陽に花を向けるべきなのだが、そのヒマワリの花はいつも男性に花を向けているのだ。

男性はそのことが気になりヒマワリを鉢植えから引き抜いて捨てようとした。

そのとき彼は気づいてしまった。








ヒマワリの根っこに長い髪の毛、おそらく女性の髪の毛が絡みついている事に…。

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「その女性にとっては、男性は太陽だったんだろうね。太陽がなくては、人は生きれないから。」

突然、ヤマダレイカはこちらを振り向いた。

「…私は。太陽がなくても、生きていける自信がある。」

そしてまた、独り言のように話を始めた…。