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第1章
5:特典に大切なのは存在そのもの 前編
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私は深緑に包まれた森を抜けるために主と白い子ブタになった腐界の王を乗せ、はじまりの町と呼ばれるヨークシャンへ辿り着く。ここには様々な人種が集まっており、人類種以外にも森麗種や怪人種、中には人とは異なりつつも意思疎通ができる存在、魔物でありながら高い知能を持つために共生を許されている者もいた。
懸命に働き生きる彼らを眺めつつ、私達は町の中を進んでいく。途中、花を売りにきた小人種が主に声をかけてくる。主は香りのいい赤いシャメソドの花を持っていた硬貨で買い、ニッコニコと笑いながら町の中を進んだ。
ふと、大きな戦斧を持った怪人種の男性が隣を横切っていった。おそらく彼は冒険者なのだろう。どんな人物とパーティーを組んでいるかわからないが、見た限りまだ駆け出しだ。もしかしたら一人でクエストをこなすのかもしれない。
そう思いつつ、私は今後世話になる冒険者ギルドのことを考えていた。どうやって主をそこまで誘導しようか、どうすれば興味を引いてくれるか、と様々なことを考えていると気がつけば私達は市場にいた。
「ハァッ!? ちょっと、どうしてお金が使えないのよ!」
「ふざけてんのはアンタだ! 金はこういう硬貨。紙じゃねーよ!」
「千円札を知らないのッ? ったく、仕方ないわね。じゃあ百円玉を出すわよ」
「んだよ、持っているならさっさと出せっての。って、なんだよそれ!」
「百円玉よ百円玉。もしかしてアンタ知らないの?」
「知るも知らないも見たことねぇーよ。どこで作ったんだ? 衛兵には黙っておいてやるからすぐにどっかに捨てろ」
「なんで捨てなきゃいけないのよ! お金よお金ッ。これもお金なのよ!」
「あー、わかったわかった。黙っててやるからどっかに隠せ」
「だーかーらー! これ使えないのッ!」
「使えないっつーの! これ以上突っかかるなら突き出すぞお前!」
主は現在、今夜のご飯を作るための買い物をしているが、持っているお金が使えなかったようだ。どこかしょんぼりしながら帰ってくる彼女を子ブタと共に見つめていると彼女は開口一番にこんなことを私に言う。
「お金を稼ぐわよ、神様ッ!」
これはいい機会かもしれない。普通の仕事でも稼げるが彼女ならば冒険者としてもやっていけるはずだ。それに私の目的である魔王討伐も成し遂げられるだろう。
となればさっそく提案という形で出してみようか。
『主よ、いい働き口がある。行ってみるか?』
「いい働き口? いかがわしいものじゃないでしょうね?」
『大丈夫だ。ただ少し危険がつきまとう』
「いかがわしいものじゃないッ! いやよ、そんなの。おばちゃんこう見えても照れ屋なのよ! でもお父ちゃんはそんなアタシをかわいいって言ってくれたわね。もうホント、お父ちゃんは乗せるの上手いわ。だからお父ちゃん大好きよッ」
『わかった、馴れ初めは時間ができたらまた聞かせてもらおう。日が暮れる前に町の中心へ向かおう』
少し無理矢理だが彼女をやる気にさせ、私達は冒険者ギルドへ向かう。
冒険者とは、人の脅威となる魔物に対抗するために存在する職業だ。人々の暮らしを豊かにするために未知の領域に踏み入れ、様々な新発見をする者や果てしないロマンを求め迷宮を探す者などいろいろいる。そんな人間達を統べるために組織されたのが冒険者ギルドだ。
今後、魔王を倒すためにはこの冒険者ギルドの支援は必須である。ギルドはこの町の真ん中にある一番大きな建物だ。そこには冒険者だけでなく彼らをターゲットにした行商人やサービス提供者もいる。
まあ、主にとっては今は関係ないことだが後々必要になるだろう、と考えつつ私達は冒険者ギルドへ訪れる。何気なくロビーを見渡してみると若者がたくさんおり、すぐに祝福の日が最近あったことを思い出す。
彼らはおそらく成人したばかりの者達で様々な経験をこれから積み成長していく存在だ。多くの若者がここにいるということは、仕事を求めて村を出てきた者が多いのだろう。
そう考えつつ私達は受付口へ移動すると多くの人々になぜか主が注目され、ヒソヒソ話をされていた。
思えば主は奇怪な姿をしており、その証拠にアフロのようであり所々クルクルとしているおかしな髪型に、服装も白いエプロンにボロボロのズボンといったものだ。一般的な冒険者、いや冒険者じゃない者からしても不思議な格好をしているため注目を浴びるのは当然だろう。
「ちょっと神様、なんかみんな見ているんだけど?」
『主が不思議な姿をしているからな。私もこの世界には存在しない物体であるし』
「あ、もしかしてシロブタちゃんがかわいいからかしら! やるぅ、人気者になれるわよッ」
『んなの興味ねぇぇ。それよりたくさん人間がいるな。こいつらをぶっ殺して食ってやればすぐに力を――』
「何物騒なこと考えているのよ。ほら、おとなしくしなさい。あとで美味しいご飯を作ってあげるから」
『離せ! こいつらを食ってやるんだ俺はぁっ!』
シロブタちゃんこと腐界の王が暴れているせいもあり、さらに注目を集めている。私はそんな二人から視線を外し、進んでいく行列を見つめ順番を待つ。少しずつ人が捌けていく中、ようやく私達の順番が回ってくる。
私は主と共に移動し、受付口の前に立つ。そこにいた受付嬢に主が声をかけると彼女は優しく微笑んだ。
「こんにちは、はじめまして」
「あら、こんにちは。礼儀正しいじゃない」
「ありがとうございます。お姉さん、見ない格好をしてますね。出稼ぎですか?」
「気がついたら変な森にいたのよ。あ、そうそう。アンタいい働き口を知らない? 今すぐにでもお金が欲しいんだけど」
「働き口? ああ、冒険者登録ですね。そうですね、発注されているクエストを達成すればすぐに報酬の支払いはできますよ」
「あらホント? じゃあその冒険者ってのをやってみようかしら?」
受付嬢がいい感じに主を乗せてくれている。これなら私の目的をすぐに達成してくれそうだ、と感じ主を見ると結構やる気になってきたのかとても真面目な表情になっていた。
これなら大丈夫だろう、と考えていると思いもしないことが起きる。
「ハァ? なんでだよ! 俺が星一つだと!?」
すぐ隣の受付口で冒険者登録をしていた男性が何やら騒いでいる。何気なく視線を向けると受付嬢が困り顔を浮かべており、誰かに助けを求めている様子だ。
一体何が起きたのだろうか。
次回に続く!
懸命に働き生きる彼らを眺めつつ、私達は町の中を進んでいく。途中、花を売りにきた小人種が主に声をかけてくる。主は香りのいい赤いシャメソドの花を持っていた硬貨で買い、ニッコニコと笑いながら町の中を進んだ。
ふと、大きな戦斧を持った怪人種の男性が隣を横切っていった。おそらく彼は冒険者なのだろう。どんな人物とパーティーを組んでいるかわからないが、見た限りまだ駆け出しだ。もしかしたら一人でクエストをこなすのかもしれない。
そう思いつつ、私は今後世話になる冒険者ギルドのことを考えていた。どうやって主をそこまで誘導しようか、どうすれば興味を引いてくれるか、と様々なことを考えていると気がつけば私達は市場にいた。
「ハァッ!? ちょっと、どうしてお金が使えないのよ!」
「ふざけてんのはアンタだ! 金はこういう硬貨。紙じゃねーよ!」
「千円札を知らないのッ? ったく、仕方ないわね。じゃあ百円玉を出すわよ」
「んだよ、持っているならさっさと出せっての。って、なんだよそれ!」
「百円玉よ百円玉。もしかしてアンタ知らないの?」
「知るも知らないも見たことねぇーよ。どこで作ったんだ? 衛兵には黙っておいてやるからすぐにどっかに捨てろ」
「なんで捨てなきゃいけないのよ! お金よお金ッ。これもお金なのよ!」
「あー、わかったわかった。黙っててやるからどっかに隠せ」
「だーかーらー! これ使えないのッ!」
「使えないっつーの! これ以上突っかかるなら突き出すぞお前!」
主は現在、今夜のご飯を作るための買い物をしているが、持っているお金が使えなかったようだ。どこかしょんぼりしながら帰ってくる彼女を子ブタと共に見つめていると彼女は開口一番にこんなことを私に言う。
「お金を稼ぐわよ、神様ッ!」
これはいい機会かもしれない。普通の仕事でも稼げるが彼女ならば冒険者としてもやっていけるはずだ。それに私の目的である魔王討伐も成し遂げられるだろう。
となればさっそく提案という形で出してみようか。
『主よ、いい働き口がある。行ってみるか?』
「いい働き口? いかがわしいものじゃないでしょうね?」
『大丈夫だ。ただ少し危険がつきまとう』
「いかがわしいものじゃないッ! いやよ、そんなの。おばちゃんこう見えても照れ屋なのよ! でもお父ちゃんはそんなアタシをかわいいって言ってくれたわね。もうホント、お父ちゃんは乗せるの上手いわ。だからお父ちゃん大好きよッ」
『わかった、馴れ初めは時間ができたらまた聞かせてもらおう。日が暮れる前に町の中心へ向かおう』
少し無理矢理だが彼女をやる気にさせ、私達は冒険者ギルドへ向かう。
冒険者とは、人の脅威となる魔物に対抗するために存在する職業だ。人々の暮らしを豊かにするために未知の領域に踏み入れ、様々な新発見をする者や果てしないロマンを求め迷宮を探す者などいろいろいる。そんな人間達を統べるために組織されたのが冒険者ギルドだ。
今後、魔王を倒すためにはこの冒険者ギルドの支援は必須である。ギルドはこの町の真ん中にある一番大きな建物だ。そこには冒険者だけでなく彼らをターゲットにした行商人やサービス提供者もいる。
まあ、主にとっては今は関係ないことだが後々必要になるだろう、と考えつつ私達は冒険者ギルドへ訪れる。何気なくロビーを見渡してみると若者がたくさんおり、すぐに祝福の日が最近あったことを思い出す。
彼らはおそらく成人したばかりの者達で様々な経験をこれから積み成長していく存在だ。多くの若者がここにいるということは、仕事を求めて村を出てきた者が多いのだろう。
そう考えつつ私達は受付口へ移動すると多くの人々になぜか主が注目され、ヒソヒソ話をされていた。
思えば主は奇怪な姿をしており、その証拠にアフロのようであり所々クルクルとしているおかしな髪型に、服装も白いエプロンにボロボロのズボンといったものだ。一般的な冒険者、いや冒険者じゃない者からしても不思議な格好をしているため注目を浴びるのは当然だろう。
「ちょっと神様、なんかみんな見ているんだけど?」
『主が不思議な姿をしているからな。私もこの世界には存在しない物体であるし』
「あ、もしかしてシロブタちゃんがかわいいからかしら! やるぅ、人気者になれるわよッ」
『んなの興味ねぇぇ。それよりたくさん人間がいるな。こいつらをぶっ殺して食ってやればすぐに力を――』
「何物騒なこと考えているのよ。ほら、おとなしくしなさい。あとで美味しいご飯を作ってあげるから」
『離せ! こいつらを食ってやるんだ俺はぁっ!』
シロブタちゃんこと腐界の王が暴れているせいもあり、さらに注目を集めている。私はそんな二人から視線を外し、進んでいく行列を見つめ順番を待つ。少しずつ人が捌けていく中、ようやく私達の順番が回ってくる。
私は主と共に移動し、受付口の前に立つ。そこにいた受付嬢に主が声をかけると彼女は優しく微笑んだ。
「こんにちは、はじめまして」
「あら、こんにちは。礼儀正しいじゃない」
「ありがとうございます。お姉さん、見ない格好をしてますね。出稼ぎですか?」
「気がついたら変な森にいたのよ。あ、そうそう。アンタいい働き口を知らない? 今すぐにでもお金が欲しいんだけど」
「働き口? ああ、冒険者登録ですね。そうですね、発注されているクエストを達成すればすぐに報酬の支払いはできますよ」
「あらホント? じゃあその冒険者ってのをやってみようかしら?」
受付嬢がいい感じに主を乗せてくれている。これなら私の目的をすぐに達成してくれそうだ、と感じ主を見ると結構やる気になってきたのかとても真面目な表情になっていた。
これなら大丈夫だろう、と考えていると思いもしないことが起きる。
「ハァ? なんでだよ! 俺が星一つだと!?」
すぐ隣の受付口で冒険者登録をしていた男性が何やら騒いでいる。何気なく視線を向けると受付嬢が困り顔を浮かべており、誰かに助けを求めている様子だ。
一体何が起きたのだろうか。
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