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第2章
7:西鬼さんの強さ 後編
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なんだこりゃ。
俺達は違う場所にでも移動したのか?
そう思っていると支部長が教えてくれる。
「これは【擬似迷宮】だ。といっても本物の迷宮と違ってとんでもなくシンプルな空間だがな。詳しいシステムはわからんが、まあお前さんの心配したことは起きんさ」
「へぇー、いろいろと応用が効きそうですね」
そんな説明を受け、俺は感心しながら言葉を返した。
すると支部長はさらに言葉を返してくれる。
「まだ試作段階だ。この空間を維持するには莫大の魔石がいるうえ、継続時間はもって十分。だから試験時間はいいところ十分までだな」
支部長はそう言い、ポケットから時計を取り出した。
手にしているのは懐中時計で、少し年季が入っていそうな代物である。
しかし、十分か。
長いような短いような時間だ。
下手に時間をかけて戦えないだろうし、難しい試験になりそうだ。
「それじゃあ、そろそろプロテクターを装備してくれ。時間もないし、試験を始めるよ」
『あら、もうやるの? なら私は離れて見てるわ。頑張ってね、二人とも』
西鬼さんに促され、バニラが遠くへ離れていく姿を見送りながら俺達はプロテクターを装備する。
しかし、西鬼さんの武器はトンファーか。
距離を少し取って戦えば少しぐらいプロテクターを壊すことができるかも。
そう思いつつ、俺は服の上からプロテクターを装着する。
軽くジャンプしたり、肩を回したりしてみるが違和感がない。
それどころか長年愛用してきたかのようにしっかりフィットしていた。
何気なく視線をアヤメに向けると、同じようにプロテクターを装備し、動いていた。
どうやらアヤメもその着心地に驚いているようだった。
これで試験を受ける準備は整った。
あとは、昇格試験に挑むだけだ。
そう考えていると支部長が始まりの宣言をした。
「よし、準備は整ったな。それじゃあ、ハジメ!」
その宣言が放たれた瞬間、西鬼さんは床を蹴る。
そのスピードはあまりにも速く、気がつけば俺の懐へ入り込んでいた。
「遅いよ、黒野くん」
マズっ。
俺はタクティクスを変化させる暇もなく剣身で攻撃をガードした。
しかし、衝撃を受け止めきれるはずもなく俺はタクティクスごと後ろへぶっ飛ばされる。
〈は?〉〈は?〉〈はっ?〉〈え?〉〈!!!!???〉
〈!!!???〉〈え? 何が起きた?〉〈クソガキがぶっ飛んだ?〉
〈え? え?〉〈何が起きたんだよ〉〈一瞬すぎてわからん〉
〈ふ、ザコどもが 私には見えたよ 攻撃を受けてぶっ飛ばされる瞬間がね〉
〈マジ? 攻撃されたの?〉〈本当なのか変態紳士!〉〈うえ? 攻撃?〉
〈ああ、本当だとも あれはすごかったよ〉
何が起きたかわからないまま俺は床を転がり、ようやく止まったところで立ち上がった。
コメント欄が盛り上がっているようだが、俺は気にせずに西鬼さんを見る。
すると西鬼さんは楽しそうに笑い、トンファーをクルリと一回転させながらこんな言葉を放つ。
「ほう、あれをガードしますか。反応は悪くありませんね。ですが、まだまだ対応しきれていませんね」
思わず俺は、装備したプロテクターを反射的に見る。
そこには一筋の大きな亀裂が入っており、それを見た俺はとても信じられない気持ちを抱いた。
確かに攻撃を防いだはずなのに、と思っているとアヤメが叫ぶ。
「クロノくん!」
「よそ見は厳禁ですよ」
いつの間にか西鬼さんはアヤメの近くへ走り込んでくる。
アヤメは咄嗟に魔法弾を放ち、距離を取ろうとした。
しかし、西鬼さんが持つトンファーでアヤメが放った魔法弾は全て受け流されてしまう。
「甘いですよ」
西鬼さんは勢いのまま、アヤメに強烈な一撃を与えた。
直後にアヤメの身体が宙に舞う。
それを見たリスナー達が〈アヤメー!〉と絶叫をしていた。
「くそっ」
俺は毒づきながらアヤメを助けるために駆ける。
するとリスナー達のコメントがあふれ返った。
〈急げクソガキ!〉〈アヤメを助けろ!〉〈急げ急げ〉〈早く早く〉
〈光よりも早く!〉〈駆けろぉぉぉぉぉ〉〈アヤメーーーーー!〉
〈マジどうにかしろ〉〈アヤメやばい〉〈もっとスピードを〉〈とべーーー〉
〈クソガキどうにかしろーーーーー〉
ええい、コメントが邪魔だ。
俺はコメントから意識を外し、滑り込んで床にアヤメの身体がぶつかる前に受け止める。
傷がないかどうか、意識があるかどうかを確認しようとするとアヤメは「いたたたっ」っと言葉を漏らした。
どうやら意識は失っていないようだ。リスナー達もそのことに安心し、〈よかった〉とコメントをしている。
俺もリスナー達と同じように無事を確認し、ちょっとだけ安堵しながら声をかけた。
「おい、大丈夫か?」
「う、うん。でも、プロテクターに大きなヒビが……」
「身体が大丈夫ならいいよ」
「時間も、マズいかも」
時間か。
俺は確認してみると、まだ一分ほどしか進んでいないことに気づく。
あれだけの攻防をして、まだ一分しか経っていない。
なのに、俺達のプロテクターは半壊していた。
まだギリギリ試験終了にはなってないけど、また西鬼さんから攻撃を受けたら今度は確実に終わりだ。
「完全にやられた」
「うん。でも、ちょっとわかった」
「わかった? 何がわかったんだ?」
「西鬼さんの強さかな」
強さか。
確かにここまで明確にすごいとは思わなかったな。
このままぶつかれば攻撃できずに試験終了してしまうかもしれない。
そんなことを思っているとアヤメは思いもしないことを言い放った。
「勝つよ、クロノくん。私と一緒にね」
「え?」
あんなに強い人に、俺達が勝つ?
一体どうやって、と俺が聞こうとした瞬間にアヤメはこう告げた。
「西鬼さんはスキルを使ってない。だから私達がスキルを使えば勝てると思う」
「スキルを? だけど俺のスキルは――」
「大丈夫。どんなスキルでも使い方だよ。私の【詠姫】だって、ね」
アヤメはそう言い、立ち上がる。
俺も彼女と一緒に立ち上がり、西鬼さんを見つめた。
いろいろとクリアしないといけない課題がある。
全部はクリアはできないが、それでも俺達は立ち向かう。
昇格試験に合格するために、アイテムを手に入れるためにも俺達は再び西鬼さんへ挑むのだった。
俺達は違う場所にでも移動したのか?
そう思っていると支部長が教えてくれる。
「これは【擬似迷宮】だ。といっても本物の迷宮と違ってとんでもなくシンプルな空間だがな。詳しいシステムはわからんが、まあお前さんの心配したことは起きんさ」
「へぇー、いろいろと応用が効きそうですね」
そんな説明を受け、俺は感心しながら言葉を返した。
すると支部長はさらに言葉を返してくれる。
「まだ試作段階だ。この空間を維持するには莫大の魔石がいるうえ、継続時間はもって十分。だから試験時間はいいところ十分までだな」
支部長はそう言い、ポケットから時計を取り出した。
手にしているのは懐中時計で、少し年季が入っていそうな代物である。
しかし、十分か。
長いような短いような時間だ。
下手に時間をかけて戦えないだろうし、難しい試験になりそうだ。
「それじゃあ、そろそろプロテクターを装備してくれ。時間もないし、試験を始めるよ」
『あら、もうやるの? なら私は離れて見てるわ。頑張ってね、二人とも』
西鬼さんに促され、バニラが遠くへ離れていく姿を見送りながら俺達はプロテクターを装備する。
しかし、西鬼さんの武器はトンファーか。
距離を少し取って戦えば少しぐらいプロテクターを壊すことができるかも。
そう思いつつ、俺は服の上からプロテクターを装着する。
軽くジャンプしたり、肩を回したりしてみるが違和感がない。
それどころか長年愛用してきたかのようにしっかりフィットしていた。
何気なく視線をアヤメに向けると、同じようにプロテクターを装備し、動いていた。
どうやらアヤメもその着心地に驚いているようだった。
これで試験を受ける準備は整った。
あとは、昇格試験に挑むだけだ。
そう考えていると支部長が始まりの宣言をした。
「よし、準備は整ったな。それじゃあ、ハジメ!」
その宣言が放たれた瞬間、西鬼さんは床を蹴る。
そのスピードはあまりにも速く、気がつけば俺の懐へ入り込んでいた。
「遅いよ、黒野くん」
マズっ。
俺はタクティクスを変化させる暇もなく剣身で攻撃をガードした。
しかし、衝撃を受け止めきれるはずもなく俺はタクティクスごと後ろへぶっ飛ばされる。
〈は?〉〈は?〉〈はっ?〉〈え?〉〈!!!!???〉
〈!!!???〉〈え? 何が起きた?〉〈クソガキがぶっ飛んだ?〉
〈え? え?〉〈何が起きたんだよ〉〈一瞬すぎてわからん〉
〈ふ、ザコどもが 私には見えたよ 攻撃を受けてぶっ飛ばされる瞬間がね〉
〈マジ? 攻撃されたの?〉〈本当なのか変態紳士!〉〈うえ? 攻撃?〉
〈ああ、本当だとも あれはすごかったよ〉
何が起きたかわからないまま俺は床を転がり、ようやく止まったところで立ち上がった。
コメント欄が盛り上がっているようだが、俺は気にせずに西鬼さんを見る。
すると西鬼さんは楽しそうに笑い、トンファーをクルリと一回転させながらこんな言葉を放つ。
「ほう、あれをガードしますか。反応は悪くありませんね。ですが、まだまだ対応しきれていませんね」
思わず俺は、装備したプロテクターを反射的に見る。
そこには一筋の大きな亀裂が入っており、それを見た俺はとても信じられない気持ちを抱いた。
確かに攻撃を防いだはずなのに、と思っているとアヤメが叫ぶ。
「クロノくん!」
「よそ見は厳禁ですよ」
いつの間にか西鬼さんはアヤメの近くへ走り込んでくる。
アヤメは咄嗟に魔法弾を放ち、距離を取ろうとした。
しかし、西鬼さんが持つトンファーでアヤメが放った魔法弾は全て受け流されてしまう。
「甘いですよ」
西鬼さんは勢いのまま、アヤメに強烈な一撃を与えた。
直後にアヤメの身体が宙に舞う。
それを見たリスナー達が〈アヤメー!〉と絶叫をしていた。
「くそっ」
俺は毒づきながらアヤメを助けるために駆ける。
するとリスナー達のコメントがあふれ返った。
〈急げクソガキ!〉〈アヤメを助けろ!〉〈急げ急げ〉〈早く早く〉
〈光よりも早く!〉〈駆けろぉぉぉぉぉ〉〈アヤメーーーーー!〉
〈マジどうにかしろ〉〈アヤメやばい〉〈もっとスピードを〉〈とべーーー〉
〈クソガキどうにかしろーーーーー〉
ええい、コメントが邪魔だ。
俺はコメントから意識を外し、滑り込んで床にアヤメの身体がぶつかる前に受け止める。
傷がないかどうか、意識があるかどうかを確認しようとするとアヤメは「いたたたっ」っと言葉を漏らした。
どうやら意識は失っていないようだ。リスナー達もそのことに安心し、〈よかった〉とコメントをしている。
俺もリスナー達と同じように無事を確認し、ちょっとだけ安堵しながら声をかけた。
「おい、大丈夫か?」
「う、うん。でも、プロテクターに大きなヒビが……」
「身体が大丈夫ならいいよ」
「時間も、マズいかも」
時間か。
俺は確認してみると、まだ一分ほどしか進んでいないことに気づく。
あれだけの攻防をして、まだ一分しか経っていない。
なのに、俺達のプロテクターは半壊していた。
まだギリギリ試験終了にはなってないけど、また西鬼さんから攻撃を受けたら今度は確実に終わりだ。
「完全にやられた」
「うん。でも、ちょっとわかった」
「わかった? 何がわかったんだ?」
「西鬼さんの強さかな」
強さか。
確かにここまで明確にすごいとは思わなかったな。
このままぶつかれば攻撃できずに試験終了してしまうかもしれない。
そんなことを思っているとアヤメは思いもしないことを言い放った。
「勝つよ、クロノくん。私と一緒にね」
「え?」
あんなに強い人に、俺達が勝つ?
一体どうやって、と俺が聞こうとした瞬間にアヤメはこう告げた。
「西鬼さんはスキルを使ってない。だから私達がスキルを使えば勝てると思う」
「スキルを? だけど俺のスキルは――」
「大丈夫。どんなスキルでも使い方だよ。私の【詠姫】だって、ね」
アヤメはそう言い、立ち上がる。
俺も彼女と一緒に立ち上がり、西鬼さんを見つめた。
いろいろとクリアしないといけない課題がある。
全部はクリアはできないが、それでも俺達は立ち向かう。
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