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深冬、早く、こっち
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「だめ…人来ちゃうから…夏樹」
「興奮してるくせに」
深冬…と、俺の名前を呟くと、いつも通り優しいような、雑なようなキスをしてくる。
ここは俺たちの通う高校の、空き教室。幼なじみの俺たちは思春期を拗らせて、仲良く友達の一線を超えてしまったのだ。
「俺、そんな変態じゃない」
「口下手なだけで、誰よりもムッツリだろ」
男のくせに、男の幼なじみに触られると体が熱くなる。こいつに、夏樹に触れられると嬉しくなる。
夏樹は、俺のズボンのベルトをカチャカチャと外し、ファスナーをゆっくり、味わうように下ろした。
「お前の方が変態くせぇよ…大体、俺のカラダでしか勃たないなンて終わってる…!」
「へぇへぇ」
テキトーな返事をして、夏樹が俺のボクサーパンツの上からスリスリと愛撫する。弱い刺激に、物足りなさと、これから始まるであろう行為を想像してしまい、興奮する。
「や……焦らすなよ…」
「焦らしてる時のお前が1番カワイイ」
悪かったな、普段可愛くなくて、と口をすぼませ、そっぽを向く。
「めんどくせーやつ」
そんなことを言いながら、夏樹はパンツの上から爪や指の腹で揶揄うように弄んでくる。
「っ……ふ、んん」
思わず息が漏れて、夏樹の体にしがみついた。布越しに触られるもどかしさに耐えられなくて、夏樹の唇に噛みつく。不慣れだから、必死に夏樹の真似事をするが、主導権はスグに夏樹に渡った。歯列をなぞり、上顎を舐め、舌と舌を絡ませてくる。
「あは、深冬の口ん中、さっき食べてたチョコの味する……」
「は?っあ!ちょ、いきなり触るとビビるだろ…!」
ボクサーパンツを脱がされた股には夏樹の手があった。
「焦らすなとか触るなとか、ワガママかよ」
「ビックリすると声出ちゃうだろ…!人通り少ないとはいえ、バレたらどうすんだよ」
「へぇ、ビックリしなけりゃ何してもいいのかな」
「バカが」
小さな言い合いは幼い頃からしてるのに、今まさにやっている事は、そんな純粋なものじゃなかった。
イケナイコトをしている背徳感が、快感を倍増させていた。
「あうう…」
「ホントいい反応するよな、まだ指2本で擦ってるだけだぜ」
「いいから黙ってやれ…ッ」
ニヤニヤとムカつく顔で笑う夏樹に、くち、くち、と俺のものが扱かれる。同時に夏樹のものも、苦しそうに勃起していた。
既にベルトを外していたらしい夏樹のズボンに手を伸ばし、ファスナーを開ける。下着をクイッと下げると、俺のより二回りは大きいものが出てきた。
「ふん…」
俺は夏樹のものの先っぽをチョンチョンと触る
「何でちょっと嫌そうなの?」
「別に」
先にイかせてやる、と思って夏樹のものを扱き始める。
「うわ、ちょ、やめろって」
「やーだね」
俺は夏樹のものを扱くペースを早める。夏樹も負けじと俺のを扱くが、その手はゆっくりと虐めるような手つきだった。多分、俺を焦らして遊びたいのだろう。
「深冬…」
扱かれながら夏樹に深いキスをされ、同時に舌も絡めてくる。気持ちいい所を熟知されているので、優しい快感に腰が揺れてしまう。
もうダメだ……そう思った時、夏樹が俺のものから手を離した。
「興奮してるくせに」
深冬…と、俺の名前を呟くと、いつも通り優しいような、雑なようなキスをしてくる。
ここは俺たちの通う高校の、空き教室。幼なじみの俺たちは思春期を拗らせて、仲良く友達の一線を超えてしまったのだ。
「俺、そんな変態じゃない」
「口下手なだけで、誰よりもムッツリだろ」
男のくせに、男の幼なじみに触られると体が熱くなる。こいつに、夏樹に触れられると嬉しくなる。
夏樹は、俺のズボンのベルトをカチャカチャと外し、ファスナーをゆっくり、味わうように下ろした。
「お前の方が変態くせぇよ…大体、俺のカラダでしか勃たないなンて終わってる…!」
「へぇへぇ」
テキトーな返事をして、夏樹が俺のボクサーパンツの上からスリスリと愛撫する。弱い刺激に、物足りなさと、これから始まるであろう行為を想像してしまい、興奮する。
「や……焦らすなよ…」
「焦らしてる時のお前が1番カワイイ」
悪かったな、普段可愛くなくて、と口をすぼませ、そっぽを向く。
「めんどくせーやつ」
そんなことを言いながら、夏樹はパンツの上から爪や指の腹で揶揄うように弄んでくる。
「っ……ふ、んん」
思わず息が漏れて、夏樹の体にしがみついた。布越しに触られるもどかしさに耐えられなくて、夏樹の唇に噛みつく。不慣れだから、必死に夏樹の真似事をするが、主導権はスグに夏樹に渡った。歯列をなぞり、上顎を舐め、舌と舌を絡ませてくる。
「あは、深冬の口ん中、さっき食べてたチョコの味する……」
「は?っあ!ちょ、いきなり触るとビビるだろ…!」
ボクサーパンツを脱がされた股には夏樹の手があった。
「焦らすなとか触るなとか、ワガママかよ」
「ビックリすると声出ちゃうだろ…!人通り少ないとはいえ、バレたらどうすんだよ」
「へぇ、ビックリしなけりゃ何してもいいのかな」
「バカが」
小さな言い合いは幼い頃からしてるのに、今まさにやっている事は、そんな純粋なものじゃなかった。
イケナイコトをしている背徳感が、快感を倍増させていた。
「あうう…」
「ホントいい反応するよな、まだ指2本で擦ってるだけだぜ」
「いいから黙ってやれ…ッ」
ニヤニヤとムカつく顔で笑う夏樹に、くち、くち、と俺のものが扱かれる。同時に夏樹のものも、苦しそうに勃起していた。
既にベルトを外していたらしい夏樹のズボンに手を伸ばし、ファスナーを開ける。下着をクイッと下げると、俺のより二回りは大きいものが出てきた。
「ふん…」
俺は夏樹のものの先っぽをチョンチョンと触る
「何でちょっと嫌そうなの?」
「別に」
先にイかせてやる、と思って夏樹のものを扱き始める。
「うわ、ちょ、やめろって」
「やーだね」
俺は夏樹のものを扱くペースを早める。夏樹も負けじと俺のを扱くが、その手はゆっくりと虐めるような手つきだった。多分、俺を焦らして遊びたいのだろう。
「深冬…」
扱かれながら夏樹に深いキスをされ、同時に舌も絡めてくる。気持ちいい所を熟知されているので、優しい快感に腰が揺れてしまう。
もうダメだ……そう思った時、夏樹が俺のものから手を離した。
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