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2巡目 かいり→ひかり 「巻かれた釣り糸」
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かいり:
みなさーん、凶器候補を見つけましたよー
*:
それは、無造作に巻かれた釣糸だった。
白く、半透明なそれは、見ようによっては春雨のようでもあるだろう。
しかし大型の魚を釣るためのそれは、専用のワイヤーカッターでもない限り切ることができない仕様となっている。
その名をフェムトファイバー、まさに須臾を束ねた糸である。
かいり:
いやーすごい強度ですよ
刃物でも使わないと切れないですね、これ
ほとり:
少なくともこの辺りに釣りができる場所はないッスよ?
ゆかり:
釣りが趣味なんて聞いたことないけど?
それに肝心の釣竿も持ってきてないね
あかり:
あーっ!真ん中に血が付いてんぞこれ!
ひかり:
いや、それは...
あかり:
いや、もういいって
お前だろ、「かるみあ様」
ひかり:
はぁ!?
かいり:
kwsk
あかり:
正しくは「かるみあ様」の名前を受け継いだんだよな、お前は
「かるみあ様」が、お前の持っていたあの写真の女って前提で話すぜ
彼女はこの家に住んでいた暗殺者だった
だが、その能力は蛇使いっていうのは、はっきり言ってフェイクだったのさ
ほとり:
心で理解りましたよ、血中の鉄分を操るんですよね!
あかり:
彼女の異能は「細長いものなら何でも操れる」だったんだぜ!
つまり、蛇でも紐でもよかったってわけだ
ゆかり:
な、なんだってー!
ひかり:
あほくさ
ほとり:
いや、鉄分を操る暗殺者がいる以上、そういうことも可能ッスよね?
いいなー、自分もそういうスタンドほしい!
あかり:
では彼女はなぜそんな異能を?
水盆によって呼び出された竜神による「叡智」がそれだったのさ
ひかり:
待て待て!
竜神?生き血を捧げる儀式を私がやったって?
あかり:
竜も細長い蛇みたいなやつなんだから、辻褄は合うだろ
そしてお前は「かるみあ様」の噂を知り、もこの別荘に来ることを狙ってかいりにルームシェアを持ちかけた
そして今日儀式を行い竜神からその力を授かり、そのテグスを操りねじって紐状にして、ぽかりを絞め殺したんだ!
ほとり:
それっぽい!
ゆかり:
いや、それっぽいだけで
今の説明、ムジュンしているね
あかり:
うぐうっ!い、いや、ただのワルアガキだ
まさか、ワタシの証明にムジュンなど・・・
ゆかり:
ひかり、あなたならわかるよね!
さあ、あのチンチクリンの平胸にバシッとムジュンを突きつけてあげて!
ひかり:
(ポポポポポポポポポポポ)
(ポポポポポポポポポ)
(ポ ポ ポ ポ ポ ポ)
(シャキーン)
(ピロリッ)
ひかり:
くらえっ!
かいり:
鳴り止むBGM
ゆかり:
これは、「生贄の水盆」ですかな?
ではひかりさんに伺いましょう
一体この水盆の何がムジュンしているというのか!
ほとり:
全部やるんスね
ひかり:
今の説明だと私が能力を手に入れたのはポカリを殺す前ということですが
それは明らかにムジュンしているんです
だってそうでしょう?
・・・儀式には、「乙女の生贄」が必要なんですから
あかり:
う、うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
ほとり:
ぽかりを殺害してから儀式をしたのなら、今度は釣り糸を使って殺害した部分が説明できない!
かいり:
すいません、普通に絞め殺したんじゃダメなんですか・・・?
ゆかり:
それがダメなんだよ、それじゃ
ぽかりの首にあったのはあくまで「紐状」の痕
釣り糸じゃあ細すぎるのさ
専用の刃物でもないと切れない釣り糸をこよって紐状の太さにするのは難しい
だから、あかりは念能力なんて突拍子もないこと言い出したんだ
ほとり:
それにひかりがマイ・ヘア・イズ・バッドの能力に以前から覚醒していたのならッ!
わざわざ釣り糸なんて用意しなくてもその辺にいる蛇で締め上げればいいッスよね?
蛇を操れるはずなんですから
ゆかり:
君ィ、その名前の通り髪の毛も操れるんじゃアないか?ん~~~?
ひかり:
バカじゃないの?
というかせめてスタンドなのか念能力なのかどっちかにしてほしいんだが
あかり:
「かるみあ様」であるお前は万一操れる蛇が見つからなかった時に備えて、釣り糸と言うサブプランを用意しておいたんだろ
ひかり:
その理屈だと、「かるみあ様」があかりの干瓢を操ったとしてもおかしくないよね?
ゆかり:
おーおー、その様子だとあかりは本当に超人的暗殺者「かるみあ様」がこの中にいるって思ってるわけだ?
あかり:
そうだ、そうに決まってるぜ!
あの手紙が何よりの証拠だもんな
ゆかり:
そうか、君だけはこの殺人が「かるみあ様」によるものだと確信できるんだね
あかり:
やっばぁ、言いたいことわかったかも!
ゆかり:
今ので僕ははっきりわかったよ
やっぱり、君が「かるみあ様」に「P」・・・ぽかりの殺害を依頼をした「A」だったんだね
みなさーん、凶器候補を見つけましたよー
*:
それは、無造作に巻かれた釣糸だった。
白く、半透明なそれは、見ようによっては春雨のようでもあるだろう。
しかし大型の魚を釣るためのそれは、専用のワイヤーカッターでもない限り切ることができない仕様となっている。
その名をフェムトファイバー、まさに須臾を束ねた糸である。
かいり:
いやーすごい強度ですよ
刃物でも使わないと切れないですね、これ
ほとり:
少なくともこの辺りに釣りができる場所はないッスよ?
ゆかり:
釣りが趣味なんて聞いたことないけど?
それに肝心の釣竿も持ってきてないね
あかり:
あーっ!真ん中に血が付いてんぞこれ!
ひかり:
いや、それは...
あかり:
いや、もういいって
お前だろ、「かるみあ様」
ひかり:
はぁ!?
かいり:
kwsk
あかり:
正しくは「かるみあ様」の名前を受け継いだんだよな、お前は
「かるみあ様」が、お前の持っていたあの写真の女って前提で話すぜ
彼女はこの家に住んでいた暗殺者だった
だが、その能力は蛇使いっていうのは、はっきり言ってフェイクだったのさ
ほとり:
心で理解りましたよ、血中の鉄分を操るんですよね!
あかり:
彼女の異能は「細長いものなら何でも操れる」だったんだぜ!
つまり、蛇でも紐でもよかったってわけだ
ゆかり:
な、なんだってー!
ひかり:
あほくさ
ほとり:
いや、鉄分を操る暗殺者がいる以上、そういうことも可能ッスよね?
いいなー、自分もそういうスタンドほしい!
あかり:
では彼女はなぜそんな異能を?
水盆によって呼び出された竜神による「叡智」がそれだったのさ
ひかり:
待て待て!
竜神?生き血を捧げる儀式を私がやったって?
あかり:
竜も細長い蛇みたいなやつなんだから、辻褄は合うだろ
そしてお前は「かるみあ様」の噂を知り、もこの別荘に来ることを狙ってかいりにルームシェアを持ちかけた
そして今日儀式を行い竜神からその力を授かり、そのテグスを操りねじって紐状にして、ぽかりを絞め殺したんだ!
ほとり:
それっぽい!
ゆかり:
いや、それっぽいだけで
今の説明、ムジュンしているね
あかり:
うぐうっ!い、いや、ただのワルアガキだ
まさか、ワタシの証明にムジュンなど・・・
ゆかり:
ひかり、あなたならわかるよね!
さあ、あのチンチクリンの平胸にバシッとムジュンを突きつけてあげて!
ひかり:
(ポポポポポポポポポポポ)
(ポポポポポポポポポ)
(ポ ポ ポ ポ ポ ポ)
(シャキーン)
(ピロリッ)
ひかり:
くらえっ!
かいり:
鳴り止むBGM
ゆかり:
これは、「生贄の水盆」ですかな?
ではひかりさんに伺いましょう
一体この水盆の何がムジュンしているというのか!
ほとり:
全部やるんスね
ひかり:
今の説明だと私が能力を手に入れたのはポカリを殺す前ということですが
それは明らかにムジュンしているんです
だってそうでしょう?
・・・儀式には、「乙女の生贄」が必要なんですから
あかり:
う、うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
ほとり:
ぽかりを殺害してから儀式をしたのなら、今度は釣り糸を使って殺害した部分が説明できない!
かいり:
すいません、普通に絞め殺したんじゃダメなんですか・・・?
ゆかり:
それがダメなんだよ、それじゃ
ぽかりの首にあったのはあくまで「紐状」の痕
釣り糸じゃあ細すぎるのさ
専用の刃物でもないと切れない釣り糸をこよって紐状の太さにするのは難しい
だから、あかりは念能力なんて突拍子もないこと言い出したんだ
ほとり:
それにひかりがマイ・ヘア・イズ・バッドの能力に以前から覚醒していたのならッ!
わざわざ釣り糸なんて用意しなくてもその辺にいる蛇で締め上げればいいッスよね?
蛇を操れるはずなんですから
ゆかり:
君ィ、その名前の通り髪の毛も操れるんじゃアないか?ん~~~?
ひかり:
バカじゃないの?
というかせめてスタンドなのか念能力なのかどっちかにしてほしいんだが
あかり:
「かるみあ様」であるお前は万一操れる蛇が見つからなかった時に備えて、釣り糸と言うサブプランを用意しておいたんだろ
ひかり:
その理屈だと、「かるみあ様」があかりの干瓢を操ったとしてもおかしくないよね?
ゆかり:
おーおー、その様子だとあかりは本当に超人的暗殺者「かるみあ様」がこの中にいるって思ってるわけだ?
あかり:
そうだ、そうに決まってるぜ!
あの手紙が何よりの証拠だもんな
ゆかり:
そうか、君だけはこの殺人が「かるみあ様」によるものだと確信できるんだね
あかり:
やっばぁ、言いたいことわかったかも!
ゆかり:
今ので僕ははっきりわかったよ
やっぱり、君が「かるみあ様」に「P」・・・ぽかりの殺害を依頼をした「A」だったんだね
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