変な漫才~これネタバレなんですけど、人が死にます~

八木山

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24年8月27日

俺は深夜の思い付きは名案に思えても信用できないと思うが君はどうだ

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鈴木教諭の家で撮影した若かりし頃の色竜嬢の写真を検索エンジンの画像検索に掛けると、すぐさま答えが返ってきた。





「4CB」と言う名前で活動していた地下アイドルのライブポスター。
広く浅くをフォローしている地下アイドルオタクのイニシエなるツイートに、その画像はあった。

赤、青、白、黒と言うことは、4つの方角に対応する中国の神獣なのだろうか。
そうなると「4CB」とは、「4 COLOR BEASTS」ってとこだろうな。
鈴木教諭がファンだったのは間違いないだろうが、SNSやインターネットを探しても、どこにもファンサイトや公式の記録が残っていない。


俺はブログに戻る。
8月12日に、色竜嬢は「†内に眠る青き竜†」と自分を表現していることからも、彼女が青龍担当だったのはほぼ間違いない。

そして、昨日25日の記事に移動する。

「C@」の海老原白琥が、29日にライブのMCを担当すると書かれた一文。
「C@」と言えば「にゃんにゃん猫系アイドルにゃん」というクドいキャッチコピーで、「ネコネコカワイイヤッター!ウィーヒヒヒ!」とはしゃぐ男どもに今売り出し中のアイドルグループである。

その海老原白琥と、ポスター上で白虎担当と思われる金髪の女性をマジマジと見比べる。
・・・この二人、同一人物だ。

事実「C@」の公式には、海老原嬢の活動履歴として「4CB」に所属していたと明記されている。
理由にこそ触れられていないが、およそ2年前に解散したらしい。
その流れで「C@」二期生として転籍し、今に至るという。

もしや、色竜嬢が顔を出さない理由は、この「4CB」としての活動に端を発するのではないか?
2年前と言えば彼女は22歳。
仕事を決めなければならないタイミングで、所属していたアイドルが解散し、結果事務員の仕事を選んだ。
それなら、アイドル時代のことは語りたがらないだろう。


だが、そのアイドル時代から伸びる因縁に、鈴木教諭は絡めとられた。

確信に近い何かが、俺の頭に巣食い始めていた。

あるいは妄想と切って捨てられるほどの何かが頭に巣食い始めていたことに気付いた俺は、ベッドへと倒れ込む。
もう寝よう。明日(・・・いやもうか)も勉強しなければならない。


そう言えば宮古島は元気しているだろうか。
缶詰と言っていたな。可哀そうな奴だ。

ううむ、ううむ・・・
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