AIと十字館の恐怖

八木山

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客間

ターン12:長机

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▼虹色興梠

主人公が屈むと、機材の隙間からだろうか、突然床に大群の虫が現れた。
コオロギだ。

しかし、これは通常のコオロギとは違い、それぞれが美しい色彩を持ち、美しい音楽のような音を奏でていた。
主人公は虫たちの美しさに圧倒され、不思議な魅力に引き寄せられてしまう。
虫たちは部屋に幻想的な雰囲気を演出し、主人公を驚きと喜びに包み込んだ。



選択肢1:虫たちを放置する
虫たちはそのままにし、彼らが部屋にとどまる場所を提供する。
彼は虫たちと共に美しい音楽を楽しむことを決意する。

選択肢2:虫たちを排除する
虫たちの出現を怖れ、虫たちを家から追い出そうとする。
彼は調査を円滑に進めることを望む。

選択肢3:エ虫たちとの調和を探求する
虫たちと共に調和しようとし、その美しい音楽とつながりを深めようとする。
彼は虫たちとの共存を探求し、新しい体験に挑む。

▼選択
選択肢2:虫たちを排除する

主人公は虫たちの美しさに魅了されつつも、現実を取り戻す必要があると感じ、
虫たちを家から追い出そうと決意します。

▼結果 体力(40>=69):失敗

主人公は虫たちを追い出すために必死で部屋を駆けずり回った。
しかし、彼らは驚くほど俊敏で、一匹残らず追い出すことはそう簡単ではない。
美しいと感じていた彼らの音楽も、今では彼を煽る挑発に聞こえてくる。
最後の一匹が天井の隙間に消えていったのを見て、エリックは疲れ果て、体力の限界に達した。

そこで、天井の隙間から無数の黒い2つの黒点が、無表情に自分を見つめ続けていることに気付く。
・・・天井に手は届かない。

→ターンー1、SANー1


▼調査結果

長机にはいくつも、「Namba Ohsaka」と書かれた付箋が貼られていた。
他にも何かごちゃごちゃと書いてあるが、やはり読むことができない。

「大阪難波」・・・寝室にあった身分証と同じ名前だ。
ズキンという痛みとともに、ナンバ、誰かに優しく呼ばれた記憶が頭によぎる。
自分の名前なのか?

直感(40>=23):成功
主人公は、確かに自分がナンバと呼ばれていた日本人男性だということを思い出す。
問題は、放置された機械やファイルを見ただけでは、己が何者だったのかまではわからないということだ。

→SAN+1

洞察(35>=12):成功

バインダーに、たくさんの付箋の張られた紙が挟まっている。
「ミト・フェンダー」という名前の少女についての傷病記録らしい。
体の形をした絵は左腕、頭、足を除きすべて黒く塗りつぶされている。
文字が読めれば、よかったのだが・・・自分はあまり外国語に興味のない日本人だったんだろう。

▼主人公は以下の行動を選択することができます

1.棺を調べる
2.檻を調べる
3.部屋を移動する

▼選択
3.部屋を移動する

この謎めいた場所から逃れ、自分のアイデンティティと過去についての情報を求めることが重要だと考えた。
移動先→寝室から見て左側の部屋(未調査)
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