38 / 96
嫉妬に燃える竜と跳ね飛ぶ逆立ち兎
【Proceedings.34】嫉妬に燃える竜と跳ね飛ぶ逆立ち兎.06
しおりを挟む
蛇頭蛇腹の圧倒的な理不尽な力を目の当たりにした天辰葵も卯月夜子はどちらも動けずにいた。
下手に動けば衣服を溶かすという訳の分からない涎の餌食になってしまう。
動けるわけがない。
下手に動けばデュエルどころかストリップショーになってしまう。
しかも、大勢が居る観客の前でだ。
二人が動けないのも仕方がないことだ。
まさに膠着状態となった。
しかし、天辰葵が神刀の一振りである蛇頭蛇腹を扱っているのだ。
すぐにその特性を理解し始める。
敵である卯月夜子の戦闘方法も一度見ることが出来た。
天辰葵にはそれで十分だ。
彼女は、彼女こそが、完全無欠なのだから。
天辰葵は軽く蛇頭蛇腹を振るう。
それにより天辰葵の周囲に涎の池があちらこちらに出来ていく。
この唾液の溶解能力は凄まじい。
少しの飛沫でさえ巳之口綾の服をボロボロの穴あき状態にしてしまっている。
溶かす対象が女性の衣服と限定されてはいるが、その分、溶解能力は間違いなく高い。
ハイヒールであってもこの池の上を歩くことは容易ではなく、ヒールが簡単に溶かされ折れてしまう事だろう。
そうなればどうなるか。
動きやすくなる。
普通ならそう考えるだろう。
ハイヒールなどを戦いに履いて来る方がおかしいと。
だが、卯月夜子は違う。
お気に入りの衣装に身を包むことでテンションを上げ、戦いに挑んでいるのだ。
そのおかげで彼女は実力以上の力を発揮するのだ。
なので、卯月夜子は衣装が溶かされることを異様に恐れる。
つまり、この涎の池地獄に無暗に突っ込んで来ることなど卯月夜子にはできないはずだ。
その上で蛇頭蛇腹は遠距離まで延びて敵を攻撃することが出来る。
問題はこれがデュエルと言うことだ。
デュエルの勝敗は、呼び出された神刀の破壊だ。
それで、それのみで決着が着く。
一度始まってしまえば投了もサレンダーもない。もちろん制限時間などもない。
天辰葵が蛇頭蛇腹で攻撃するとき、それは卯月夜子の攻撃チャンスでもあるのだ。
何より、始まってしまったからには、天辰葵が勝つには月下万象を折るしかない。
天辰葵にはまずそれができない。
申渡月子を気絶させることなど、天辰葵にできるわけがない。
今のままでは天辰葵に勝ち筋はない。
それでも、涎の池地獄を作ることで時間を稼ぐことが出来たのは事実だ。
天辰葵に時間を作らせてしまったことを、それが大失態だという事を、まだ知る者はいない。
天辰葵は何度か蛇頭蛇腹を振るい、その特性を完全に理解する。
どのように振れば、どのように飛び、どう涎をまき散らすのか。
既に天辰葵は学び終え、熟知しているのだ。
「大体わかった。中々癖のある刀だけど、慣れればそれほど弱くもない」
天辰葵は蛇頭蛇腹を振るい意のままに操りながらそう言った。
「凄いな。この短時間であの剣を既にものにしている」
戌亥道明はそれを見て実感する。
恐ろしい学習能力であると。
恐らく天辰葵に同じ技は二度と通用しない。
どんな技であれ、天辰葵が一度見たものは学習され、見切られてしまう。
そういう意味では、ずっと力業で対抗し続けた丑久保修の戦い方は、天辰葵相手において間違いではない。
あのまま、丑久保修が愛に自分を見失わなければ、どうなっていたかわからないデュエルだった。
「え? あの鞭みたいな剣を既に使いこなせているんですか? た、確かに剣を振るっているのに、葵さんにはまったく涎がかかっていないですね! こ、これは凄い!」
猫屋茜も当たらめて天辰葵を見て感心せざるえなかった。
それでも、卯月夜子は蛇頭蛇腹を自由自在に扱うようになった天辰葵を見て挑発的で魅惑的な笑みを浮かべる。
「ふーん、これでやっと対等に渡り合えるって感じよねん」
そう言って卯月夜子は魅惑的に微笑で余裕でもあるかのように見せる。
強がっているわけではない。
実際に余裕があるわけでもない。
なにか考えているだけでもない。
ただ、単純にそう思ったから、考えないしその言葉を口にしただけだ。
それでも、周りには何か策があるように思えてしまう。
そんな魅力を卯月夜子は持っている。
「対等? それは違うよ。バァニィガァル。一方的だよ」
そう言って、天辰葵も儚げな笑顔を見せる。
「へぇ、それは楽しみだわん」
それに対し、卯月夜子も魅惑的な含み笑いを見せる。
「なにせ、そのバァニィスゥツゥを破損させることなど私にはできないからね。そんな素敵なものを壊すなんてとんでもない! 特にあんなに素晴らしい網タイツを破るだなんてことは私には無理だ!」
そう言って、天辰葵は嘆いた。
流せるものなら血涙を流していたことだろう。
天辰葵には網タイツを破るなどと言うことはできるわけがないのだ。
あれは網目一つ一つが脚という雪景色を見るための大切な車窓なのだ。
「あら、葵ちゃんあなた…… わかっているわねん」
天辰葵のその言葉に卯月夜子も賛同せざる得ない。
このバニーガール衣装の完成された美を理解してくれる同士として。
「それに月下万象を折れば、月子にその衝撃が行く。私にはそんなことできないね」
更に天辰葵は最大の弱点である、月下万象を折ることが出来ないことも宣言する。
一番の問題はこれだ。
月下万象を折らなければ勝てない状況で、天辰葵にはそれがどうしてもできない。
「葵、あなた…… わかっているじゃないの…… 少し見直したわ」
そう言っている巳之口綾は、嫉妬と怒りに任せて月下万象を持つ天辰葵に襲いかかったことは既に忘却の彼方だ。
彼女は都合の悪いことはすべて忘れることにしている。
そうしないと自我を保てないほど孤独なのだ。それは仕方のないことだ。
「ということは、やっぱり私の勝ちは揺るがないわん!」
そう言うや否や、卯月夜子は涎の池地獄に突撃した。
確かに、卯月夜子は自らの衣装を溶かされることを極端に嫌う。
だがらなんだ。
そんなことを卯月夜子が考えるわけがない。
彼女はどこまでも考えなしなのだ。
その身体能力一つと気合のみでデュエルを荒らして来たある種の化け物なのだ。
卯月夜子はその凄まじい身体能力に、運動神経に、戦闘センスに身を任せ、考えなしに涎の池を避けて飛び込んでくる。
━【次回議事録予告-Proceedings.35-】━━━━━━━
狂暴な脳筋首狩り兎が考えなしに飛び跳ねる。
毒蛇の牙を持つ竜はその兎の牙を甘んじて受け入れる。
その時、申渡月子の気持ちが動き運命は激しく蠢動し、その役割をまた一つ終える。
━次回、嫉妬に燃える竜と跳ね飛ぶ逆立ち兎.07━━━
下手に動けば衣服を溶かすという訳の分からない涎の餌食になってしまう。
動けるわけがない。
下手に動けばデュエルどころかストリップショーになってしまう。
しかも、大勢が居る観客の前でだ。
二人が動けないのも仕方がないことだ。
まさに膠着状態となった。
しかし、天辰葵が神刀の一振りである蛇頭蛇腹を扱っているのだ。
すぐにその特性を理解し始める。
敵である卯月夜子の戦闘方法も一度見ることが出来た。
天辰葵にはそれで十分だ。
彼女は、彼女こそが、完全無欠なのだから。
天辰葵は軽く蛇頭蛇腹を振るう。
それにより天辰葵の周囲に涎の池があちらこちらに出来ていく。
この唾液の溶解能力は凄まじい。
少しの飛沫でさえ巳之口綾の服をボロボロの穴あき状態にしてしまっている。
溶かす対象が女性の衣服と限定されてはいるが、その分、溶解能力は間違いなく高い。
ハイヒールであってもこの池の上を歩くことは容易ではなく、ヒールが簡単に溶かされ折れてしまう事だろう。
そうなればどうなるか。
動きやすくなる。
普通ならそう考えるだろう。
ハイヒールなどを戦いに履いて来る方がおかしいと。
だが、卯月夜子は違う。
お気に入りの衣装に身を包むことでテンションを上げ、戦いに挑んでいるのだ。
そのおかげで彼女は実力以上の力を発揮するのだ。
なので、卯月夜子は衣装が溶かされることを異様に恐れる。
つまり、この涎の池地獄に無暗に突っ込んで来ることなど卯月夜子にはできないはずだ。
その上で蛇頭蛇腹は遠距離まで延びて敵を攻撃することが出来る。
問題はこれがデュエルと言うことだ。
デュエルの勝敗は、呼び出された神刀の破壊だ。
それで、それのみで決着が着く。
一度始まってしまえば投了もサレンダーもない。もちろん制限時間などもない。
天辰葵が蛇頭蛇腹で攻撃するとき、それは卯月夜子の攻撃チャンスでもあるのだ。
何より、始まってしまったからには、天辰葵が勝つには月下万象を折るしかない。
天辰葵にはまずそれができない。
申渡月子を気絶させることなど、天辰葵にできるわけがない。
今のままでは天辰葵に勝ち筋はない。
それでも、涎の池地獄を作ることで時間を稼ぐことが出来たのは事実だ。
天辰葵に時間を作らせてしまったことを、それが大失態だという事を、まだ知る者はいない。
天辰葵は何度か蛇頭蛇腹を振るい、その特性を完全に理解する。
どのように振れば、どのように飛び、どう涎をまき散らすのか。
既に天辰葵は学び終え、熟知しているのだ。
「大体わかった。中々癖のある刀だけど、慣れればそれほど弱くもない」
天辰葵は蛇頭蛇腹を振るい意のままに操りながらそう言った。
「凄いな。この短時間であの剣を既にものにしている」
戌亥道明はそれを見て実感する。
恐ろしい学習能力であると。
恐らく天辰葵に同じ技は二度と通用しない。
どんな技であれ、天辰葵が一度見たものは学習され、見切られてしまう。
そういう意味では、ずっと力業で対抗し続けた丑久保修の戦い方は、天辰葵相手において間違いではない。
あのまま、丑久保修が愛に自分を見失わなければ、どうなっていたかわからないデュエルだった。
「え? あの鞭みたいな剣を既に使いこなせているんですか? た、確かに剣を振るっているのに、葵さんにはまったく涎がかかっていないですね! こ、これは凄い!」
猫屋茜も当たらめて天辰葵を見て感心せざるえなかった。
それでも、卯月夜子は蛇頭蛇腹を自由自在に扱うようになった天辰葵を見て挑発的で魅惑的な笑みを浮かべる。
「ふーん、これでやっと対等に渡り合えるって感じよねん」
そう言って卯月夜子は魅惑的に微笑で余裕でもあるかのように見せる。
強がっているわけではない。
実際に余裕があるわけでもない。
なにか考えているだけでもない。
ただ、単純にそう思ったから、考えないしその言葉を口にしただけだ。
それでも、周りには何か策があるように思えてしまう。
そんな魅力を卯月夜子は持っている。
「対等? それは違うよ。バァニィガァル。一方的だよ」
そう言って、天辰葵も儚げな笑顔を見せる。
「へぇ、それは楽しみだわん」
それに対し、卯月夜子も魅惑的な含み笑いを見せる。
「なにせ、そのバァニィスゥツゥを破損させることなど私にはできないからね。そんな素敵なものを壊すなんてとんでもない! 特にあんなに素晴らしい網タイツを破るだなんてことは私には無理だ!」
そう言って、天辰葵は嘆いた。
流せるものなら血涙を流していたことだろう。
天辰葵には網タイツを破るなどと言うことはできるわけがないのだ。
あれは網目一つ一つが脚という雪景色を見るための大切な車窓なのだ。
「あら、葵ちゃんあなた…… わかっているわねん」
天辰葵のその言葉に卯月夜子も賛同せざる得ない。
このバニーガール衣装の完成された美を理解してくれる同士として。
「それに月下万象を折れば、月子にその衝撃が行く。私にはそんなことできないね」
更に天辰葵は最大の弱点である、月下万象を折ることが出来ないことも宣言する。
一番の問題はこれだ。
月下万象を折らなければ勝てない状況で、天辰葵にはそれがどうしてもできない。
「葵、あなた…… わかっているじゃないの…… 少し見直したわ」
そう言っている巳之口綾は、嫉妬と怒りに任せて月下万象を持つ天辰葵に襲いかかったことは既に忘却の彼方だ。
彼女は都合の悪いことはすべて忘れることにしている。
そうしないと自我を保てないほど孤独なのだ。それは仕方のないことだ。
「ということは、やっぱり私の勝ちは揺るがないわん!」
そう言うや否や、卯月夜子は涎の池地獄に突撃した。
確かに、卯月夜子は自らの衣装を溶かされることを極端に嫌う。
だがらなんだ。
そんなことを卯月夜子が考えるわけがない。
彼女はどこまでも考えなしなのだ。
その身体能力一つと気合のみでデュエルを荒らして来たある種の化け物なのだ。
卯月夜子はその凄まじい身体能力に、運動神経に、戦闘センスに身を任せ、考えなしに涎の池を避けて飛び込んでくる。
━【次回議事録予告-Proceedings.35-】━━━━━━━
狂暴な脳筋首狩り兎が考えなしに飛び跳ねる。
毒蛇の牙を持つ竜はその兎の牙を甘んじて受け入れる。
その時、申渡月子の気持ちが動き運命は激しく蠢動し、その役割をまた一つ終える。
━次回、嫉妬に燃える竜と跳ね飛ぶ逆立ち兎.07━━━
0
▼【作品集】
▽【連載中】
学院の魔女の日常的非日常
ミアという少女を中心に物語は徐々に進んでいくお話。
※最初のほうは読み難いかもしれません。
それなりに怖い話。
さっくり読める。
絶対少女議事録
少女と少女が出会い運命が動き出した結果、足を舐めるお話。
▽【完結済み】
一般人ですけどコスプレしてバイト感覚で魔法少女やってます
十一万字程度、三十三話
五人の魔法少女の物語。
最初から最後までコメディ。
四十二歳の冴えない男が、恋をして、愛を知る。
八万字程度、四十一話
田沼という男が恋を知り、そしてやがて愛を知る。
竜狩り奇譚
八万字程度、十六話
見どころは、最後の竜戦。
幼馴染が俺以外の奴と同棲を始めていた
タイトルの通り。
▽【連載中】
学院の魔女の日常的非日常
ミアという少女を中心に物語は徐々に進んでいくお話。
※最初のほうは読み難いかもしれません。
それなりに怖い話。
さっくり読める。
絶対少女議事録
少女と少女が出会い運命が動き出した結果、足を舐めるお話。
▽【完結済み】
一般人ですけどコスプレしてバイト感覚で魔法少女やってます
十一万字程度、三十三話
五人の魔法少女の物語。
最初から最後までコメディ。
四十二歳の冴えない男が、恋をして、愛を知る。
八万字程度、四十一話
田沼という男が恋を知り、そしてやがて愛を知る。
竜狩り奇譚
八万字程度、十六話
見どころは、最後の竜戦。
幼馴染が俺以外の奴と同棲を始めていた
タイトルの通り。
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI

身体だけの関係です‐原田巴について‐
みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子)
彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。
ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。
その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。
毎日19時ごろ更新予定
「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。
良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
私と先輩のキス日和
壽倉雅
恋愛
出版社で小説担当の編集者をしている山辺梢は、恋愛小説家・三田村理絵の担当を新たにすることになった。公に顔出しをしていないため理絵の顔を知らない梢は、マンション兼事務所となっている理絵のもとを訪れるが、理絵を見た途端に梢は唖然とする。理絵の正体は、10年前に梢のファーストキスの相手であった高校の先輩・村田笑理だったのだ。笑理との10年ぶりの再会により、二人の関係は濃密なものになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる