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容赦無き竜と雄々しく怒れる闘牛
【Proceedings.19】容赦無き竜と雄々しく怒れる闘牛.05
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「あの丁子さん、馬乱十風という刀はどういう刀かご存知ですか?」
猫屋茜が丁子晶にそう聞くと、すぐに元気のよい、いや、元気だけが良い返事が返ってくる。
ただその後に続く言葉は、どうも自信がなさそうだ。
「はい! えぇ…… えっとー、うーん、ああ、一振りで十通りの神風を起こす刀だったかな? たしかー、そんな感じ?」
その解説は先ほど、馬乱十風を抜いた丑久保修の口上そのまま、どころかそれすらも聞いてなかったのか少し自信がないような感じだ。
「そ、そーなんですね。では月下万象のほうは?」
「はい! あー、完全無欠らしいけど…… えーと、多分これといった特殊能力のない刀なんですよね」
やはり「はい」という返事だけは元気で、それ以外はなんか自信がなさそうであやふやな答えしか返ってこない。
「つまり、二本ともそんな詳しく知らないと?」
「はい!」
と元気だけが良い返事が返ってくる。
「なんで解説受けたんですか? この人」
つい猫屋茜は本音を口にしてしまう。
「はい! 茜ちゃん、それは酷い言い様じゃないですか?」
そう言ってニコニコ笑いながら丁子晶は、猫屋茜を見るが額に青筋を立てている。
「す、すいません…… で、では解説も当てにらないので、ちゃっちゃと始めちゃってください!」
「いざ、尋常にぃ!」
「勝負!」
その掛け声があったが丑久保修も天辰葵もその場を動かないどころか、ろくに構えもしない。
その代わりに、丑久保修が左手で天辰葵を指さす。
「天辰葵、お前の強さはわかっている。縮地法からの超神速ともいえる目に見えぬほどの速攻である。だが、それもわかってしまえばどうということはない」
丑久保修はそう言いつつ、天辰葵から距離を取る。
「縮地法っていうのはよくわからないけど、まあ、そうだよ」
天辰葵も言われたことを認める。
これが、これこそが天辰葵の強さの正体だ。
知覚できないほどの速度の飛び込みからの神速の一撃。
これに牛来亮も戌亥巧観も対応できずにやられている。
いや、常人に対応できる物ではない。
「縮地法というのは特殊は足運びにより瞬時に距離を詰める技法。我の見たところ、貴様の縮地法の射程は十メートル前後と言ったところ。この間合いでは発動できまい」
丑久保修はそう言って、特に刀を構えもしない。
この距離は天辰葵の間合いではないと自信があるのだ。
「よく見ているんだね」
たしかに丑久保修は天辰葵の間合い外にいる。
だが、半径十メートルという間合いは、刀を使った決闘の上での圧倒的なアドバンテージとなる。
そして、その神速での行動を可能する天辰葵の身体能力。これこそが天辰葵の強さだ。
「我は亮の、我が友である亮の愛に応えるために勝たねばならん! その為の研究は惜しまぬさ」
「そう。でも近づかなくちゃそっちも攻撃できないんじゃない?」
天辰葵は初めから刀を構えてすらいない。
十メートル以上の距離を保ち、二人は饒舌戦に入る。
「否。この亮の美しき肉体より生まれし刀、馬乱十風は神風を起こせる刀!」
そう言って、丑久保修は馬乱十風を横薙ぎする。
すると、一陣の風が、桜の花びらを乗せ、丑久保修を中心に吹き荒れる。
「なるほど。その神風で私の間合いの外から攻撃すると」
天辰葵はつまらなさそうにそう言った。
ただ今の風を見る限りでは刀をどうこうできる強さの風には思えない。
だが、その天辰葵の言葉に丑久保修は憤怒の表情で答える。
「否! たしかにそれは合理的ではあるが、我の心情に反する!」
そして、刀を、馬乱十風を天辰葵に向ける。
「え、えぇ……」
天辰葵も訳も変わらずそう答えるしかない。
丑久保修の思考は天辰葵をもってしても理解することはできない。
「故に、我は近接戦で貴様を討ち取る」
丑久保修はそう言って刀を両手で持ち、構える。
「そう。有利を捨てて来るんだ。気も乗らないし面倒だからすぐに終わらせるよ」
天辰葵としては、相手が、その容姿が、いや格好が、あまり目に入れていたくない格好をしているので早々と勝敗をつけたかった。
それは、それだけは誰もが理解できた。
「では行くぞ!」
そう言って丑久保修は天辰葵に向けて走り寄る。
巨体の割に素早い。
靴下で床が統べるだろうに異様に素早い。
本当にまっすぐ直進するように走り寄ってきた丑久保修に少し驚きながらも、天辰葵は刀を、月下万象を強く握る。
そして、丑久保修が自信の間合いに入った瞬間、行動を、神速のごとき行動を起こす。
目に見えぬほどの神速で丑久保修に迫りその刀に必殺の一撃を振り下ろす。
が、その一撃は馬乱十風により受け止められる。
「来ると分かっていれば対処はこのように可能よ」
丑久保修はそう言って右手で刀を持ち天辰葵の一撃を受け止めたあと、左手で拳をつくりそれを天辰葵に向けてそれを振るう。
天辰葵はそれを後ろに飛んで避ける。
「それも読んでいるぞ」
飛んで避けたはずの天辰葵に肉薄し丑久保修はさらに薙ぐような蹴りと放つ。
だが、天辰葵はその蹴りを華麗に避けただけでなく、脚を足場としてさらに空中に舞うように飛んで見せた。
「な、なんという体術の応酬ですか! こ、こんなデュエルは過去にあったでしょうか!?」
猫屋茜が驚きながらも実況を再開する。
天辰葵、丑久保修、両名とも信じられない身体能力だ。
「はい! えーと、ないと思いますね。でも、これは実は有効なんですよ。刀以外の攻撃は普通に傷になりますので」
そう言って丁子晶は初めて解説らしいことを述べる。
そして、笑みを浮かべ丑久保修を見る。
刀では痛みしか与えられないが、殴れば血も出るし骨を折ることもできる。
戊亥巧観にあれだけ斬られても平然としていた天辰葵だ。
刀で斬るより殴ったほうが効果がありそうなことは確かだ。
「おお、やっと解説らしい解説をありがとうございます! つまり殴られれば刀と違い、血も出るということですね」
「はい! それだけ強く殴られれば、ですけどね!」
そう言って、興味なかったはずの丁子晶は天辰葵と丑久保修のデュエルを観だす。
まるでやっと観る価値が出てきたと言うばかりに。
「これは驚いた。なかなかやるね」
華麗に着地した後、天辰葵は相手の猛攻を称賛する。
少なくとも牛来亮や戊亥巧観などよりは相当なツワモノだ。数段上の実力者だ。
「ふぅ、我を舐めていたな? さっきの一撃も本気の一撃ではあるまい!」
「へぇ、すごいね。確かに本気ではなかったけども」
「本気で来い。来なければ次で終わりだ」
「後悔しないでよ」
そう言って天辰葵は、刀を再び強く握る。
その直後、天辰葵は跳ぶ。
それを視界で追える人間でもノーモーションで天辰葵が数メートル飛ぶように、瞬間的に移動したように見えたことだろう。
人間では対応することのできない神速の、反撃を許さない絶対的な一撃。
だが、丑久保修はただの人間ではない。まごうことなき変態なのだ。
常人にはない思考回路と反射神経を持ち、その鍛え上げられた不屈の肉体はそんな神速の一撃にも対応する。
再び天辰葵の一撃を馬乱十風で打ち払う。
今度は拳ではなく返す刀で天辰葵を狙う。
天辰葵はその一撃を、宙に舞う桜の花びらのように華麗にかわす。
だが、それこそが丑久保修の狙いだ。
馬乱十風は振れば神風を呼ぶ神刀だ。
局地的な突風が天辰葵に襲い掛かる。
それでもなお、天辰葵は笑みを崩さない。
襲いかかった突風に、それこそ宙を舞う花びらのごとく風に乗り、丑久保修から距離を取る。
そして、あくまで美しく華麗に着地する。
そこへ丑久保修が神風で追撃をする。
今度の神風は真空、かまいたちとなり、不可視の刃として襲い掛かる。
天辰葵はそれを避けるのではなく、月下万象で打ち払う。
そこで天辰葵の雰囲気が一変する。
「おまえ…… やってはいけないことをしたな?」
今まで笑みを絶やさなかった天辰葵の表情から笑みが消える。
「神風を使っての遠距離攻撃か? それとも申渡月子がお前の後ろにいたことか? 我は修羅になると言ったはずだ。我は愛故に勝たねばならん! どんな卑怯な手を使ってもな!」
丑久保修のその言葉に、天辰葵は激しく相手を睨む。
━【次回議事録予告-Proceedings.20-】━━━━━━━
竜が本気を出し、怪しく舞う紫の蝶に襲い掛かる。
だが、蝶は怪しく変態し、変態は怒れる闘牛へと姿を変え戦いは続く。
運命は蠢き、その姿を刻々と変えていく。
━次回、容赦無き竜と雄々しく怒れる闘牛.06━━━━
猫屋茜が丁子晶にそう聞くと、すぐに元気のよい、いや、元気だけが良い返事が返ってくる。
ただその後に続く言葉は、どうも自信がなさそうだ。
「はい! えぇ…… えっとー、うーん、ああ、一振りで十通りの神風を起こす刀だったかな? たしかー、そんな感じ?」
その解説は先ほど、馬乱十風を抜いた丑久保修の口上そのまま、どころかそれすらも聞いてなかったのか少し自信がないような感じだ。
「そ、そーなんですね。では月下万象のほうは?」
「はい! あー、完全無欠らしいけど…… えーと、多分これといった特殊能力のない刀なんですよね」
やはり「はい」という返事だけは元気で、それ以外はなんか自信がなさそうであやふやな答えしか返ってこない。
「つまり、二本ともそんな詳しく知らないと?」
「はい!」
と元気だけが良い返事が返ってくる。
「なんで解説受けたんですか? この人」
つい猫屋茜は本音を口にしてしまう。
「はい! 茜ちゃん、それは酷い言い様じゃないですか?」
そう言ってニコニコ笑いながら丁子晶は、猫屋茜を見るが額に青筋を立てている。
「す、すいません…… で、では解説も当てにらないので、ちゃっちゃと始めちゃってください!」
「いざ、尋常にぃ!」
「勝負!」
その掛け声があったが丑久保修も天辰葵もその場を動かないどころか、ろくに構えもしない。
その代わりに、丑久保修が左手で天辰葵を指さす。
「天辰葵、お前の強さはわかっている。縮地法からの超神速ともいえる目に見えぬほどの速攻である。だが、それもわかってしまえばどうということはない」
丑久保修はそう言いつつ、天辰葵から距離を取る。
「縮地法っていうのはよくわからないけど、まあ、そうだよ」
天辰葵も言われたことを認める。
これが、これこそが天辰葵の強さの正体だ。
知覚できないほどの速度の飛び込みからの神速の一撃。
これに牛来亮も戌亥巧観も対応できずにやられている。
いや、常人に対応できる物ではない。
「縮地法というのは特殊は足運びにより瞬時に距離を詰める技法。我の見たところ、貴様の縮地法の射程は十メートル前後と言ったところ。この間合いでは発動できまい」
丑久保修はそう言って、特に刀を構えもしない。
この距離は天辰葵の間合いではないと自信があるのだ。
「よく見ているんだね」
たしかに丑久保修は天辰葵の間合い外にいる。
だが、半径十メートルという間合いは、刀を使った決闘の上での圧倒的なアドバンテージとなる。
そして、その神速での行動を可能する天辰葵の身体能力。これこそが天辰葵の強さだ。
「我は亮の、我が友である亮の愛に応えるために勝たねばならん! その為の研究は惜しまぬさ」
「そう。でも近づかなくちゃそっちも攻撃できないんじゃない?」
天辰葵は初めから刀を構えてすらいない。
十メートル以上の距離を保ち、二人は饒舌戦に入る。
「否。この亮の美しき肉体より生まれし刀、馬乱十風は神風を起こせる刀!」
そう言って、丑久保修は馬乱十風を横薙ぎする。
すると、一陣の風が、桜の花びらを乗せ、丑久保修を中心に吹き荒れる。
「なるほど。その神風で私の間合いの外から攻撃すると」
天辰葵はつまらなさそうにそう言った。
ただ今の風を見る限りでは刀をどうこうできる強さの風には思えない。
だが、その天辰葵の言葉に丑久保修は憤怒の表情で答える。
「否! たしかにそれは合理的ではあるが、我の心情に反する!」
そして、刀を、馬乱十風を天辰葵に向ける。
「え、えぇ……」
天辰葵も訳も変わらずそう答えるしかない。
丑久保修の思考は天辰葵をもってしても理解することはできない。
「故に、我は近接戦で貴様を討ち取る」
丑久保修はそう言って刀を両手で持ち、構える。
「そう。有利を捨てて来るんだ。気も乗らないし面倒だからすぐに終わらせるよ」
天辰葵としては、相手が、その容姿が、いや格好が、あまり目に入れていたくない格好をしているので早々と勝敗をつけたかった。
それは、それだけは誰もが理解できた。
「では行くぞ!」
そう言って丑久保修は天辰葵に向けて走り寄る。
巨体の割に素早い。
靴下で床が統べるだろうに異様に素早い。
本当にまっすぐ直進するように走り寄ってきた丑久保修に少し驚きながらも、天辰葵は刀を、月下万象を強く握る。
そして、丑久保修が自信の間合いに入った瞬間、行動を、神速のごとき行動を起こす。
目に見えぬほどの神速で丑久保修に迫りその刀に必殺の一撃を振り下ろす。
が、その一撃は馬乱十風により受け止められる。
「来ると分かっていれば対処はこのように可能よ」
丑久保修はそう言って右手で刀を持ち天辰葵の一撃を受け止めたあと、左手で拳をつくりそれを天辰葵に向けてそれを振るう。
天辰葵はそれを後ろに飛んで避ける。
「それも読んでいるぞ」
飛んで避けたはずの天辰葵に肉薄し丑久保修はさらに薙ぐような蹴りと放つ。
だが、天辰葵はその蹴りを華麗に避けただけでなく、脚を足場としてさらに空中に舞うように飛んで見せた。
「な、なんという体術の応酬ですか! こ、こんなデュエルは過去にあったでしょうか!?」
猫屋茜が驚きながらも実況を再開する。
天辰葵、丑久保修、両名とも信じられない身体能力だ。
「はい! えーと、ないと思いますね。でも、これは実は有効なんですよ。刀以外の攻撃は普通に傷になりますので」
そう言って丁子晶は初めて解説らしいことを述べる。
そして、笑みを浮かべ丑久保修を見る。
刀では痛みしか与えられないが、殴れば血も出るし骨を折ることもできる。
戊亥巧観にあれだけ斬られても平然としていた天辰葵だ。
刀で斬るより殴ったほうが効果がありそうなことは確かだ。
「おお、やっと解説らしい解説をありがとうございます! つまり殴られれば刀と違い、血も出るということですね」
「はい! それだけ強く殴られれば、ですけどね!」
そう言って、興味なかったはずの丁子晶は天辰葵と丑久保修のデュエルを観だす。
まるでやっと観る価値が出てきたと言うばかりに。
「これは驚いた。なかなかやるね」
華麗に着地した後、天辰葵は相手の猛攻を称賛する。
少なくとも牛来亮や戊亥巧観などよりは相当なツワモノだ。数段上の実力者だ。
「ふぅ、我を舐めていたな? さっきの一撃も本気の一撃ではあるまい!」
「へぇ、すごいね。確かに本気ではなかったけども」
「本気で来い。来なければ次で終わりだ」
「後悔しないでよ」
そう言って天辰葵は、刀を再び強く握る。
その直後、天辰葵は跳ぶ。
それを視界で追える人間でもノーモーションで天辰葵が数メートル飛ぶように、瞬間的に移動したように見えたことだろう。
人間では対応することのできない神速の、反撃を許さない絶対的な一撃。
だが、丑久保修はただの人間ではない。まごうことなき変態なのだ。
常人にはない思考回路と反射神経を持ち、その鍛え上げられた不屈の肉体はそんな神速の一撃にも対応する。
再び天辰葵の一撃を馬乱十風で打ち払う。
今度は拳ではなく返す刀で天辰葵を狙う。
天辰葵はその一撃を、宙に舞う桜の花びらのように華麗にかわす。
だが、それこそが丑久保修の狙いだ。
馬乱十風は振れば神風を呼ぶ神刀だ。
局地的な突風が天辰葵に襲い掛かる。
それでもなお、天辰葵は笑みを崩さない。
襲いかかった突風に、それこそ宙を舞う花びらのごとく風に乗り、丑久保修から距離を取る。
そして、あくまで美しく華麗に着地する。
そこへ丑久保修が神風で追撃をする。
今度の神風は真空、かまいたちとなり、不可視の刃として襲い掛かる。
天辰葵はそれを避けるのではなく、月下万象で打ち払う。
そこで天辰葵の雰囲気が一変する。
「おまえ…… やってはいけないことをしたな?」
今まで笑みを絶やさなかった天辰葵の表情から笑みが消える。
「神風を使っての遠距離攻撃か? それとも申渡月子がお前の後ろにいたことか? 我は修羅になると言ったはずだ。我は愛故に勝たねばならん! どんな卑怯な手を使ってもな!」
丑久保修のその言葉に、天辰葵は激しく相手を睨む。
━【次回議事録予告-Proceedings.20-】━━━━━━━
竜が本気を出し、怪しく舞う紫の蝶に襲い掛かる。
だが、蝶は怪しく変態し、変態は怒れる闘牛へと姿を変え戦いは続く。
運命は蠢き、その姿を刻々と変えていく。
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