17 / 25
【第十七話】アイツの正体を千春に教えなくちゃならない:冬至唯中.txt
しおりを挟む
秋葉さんに励まされて俺は千春と向き合う決心がついた。
とりあえず、アイツの正体を千春に教えなくちゃならない。
それでどうするかは千春次第だけど。
本当は、玄関先でさっと話して終わりにしたかったけど、秋葉さんを巻き込むわけには行かないので、とっさに部屋に入ってしまったし、千春も招き入れてくれた。
ここが千春の部屋…… あいつの部屋でもあるけど。
「は、話さなければならないことって何? おはぎの君のこと? よ、よかったじゃん」
なんか千春が動揺しているように思える。
やっぱり千春もおかしいと思ってたのか?
そうだよな、千春があんな奴と付き合うこと自体がおかしんだ。
けど、
「おはぎの君?」
って、なんだ? 秋葉さんのことか? おはぎだから。
「秋葉さんのこと、あんな美人といつのまに?」
友達になったことか?
いや、そもそも友達なのか?
隣人ではあるけど、今日も偶然帰りが一緒になっただけの仲だし……
もしかして、千春、俺にやきもちを焼いてくれているのか?
い、いや、そ、そんなことが…… あるのか? やばい、嬉しいぞ、これ。
「な、なにを言ってる? それより千春聞いてくれ、あの、一夏という奴はひどい奴なんだよ」
そうだ。
まずはそのことを千春に伝えなければ。
本当はどうしようかと迷っていたけど、秋葉さんに勇気づけられたんだ。
それに千春のためにも、これは伝えないといけない。
「だから、何? そんなことはわかってるわよ。だから惹かれるのよ」
ひどい奴だから惹かれる?
そ、そうなのか?
そういうものなのか?
と、とりあえずアイツが浮気していたことを伝えるんだ。そうすれば千春も目を覚ましてくれるはずだ。
「そこで見たんだよ」
「何を見たの?」
息が詰まりそうだ。
千春の視線が深く突き刺さる。
「ホテルから…… アイツが出てくるところを……」
ははっ、言ったぞ、言ってやったぞ!
ざまーみろ!
「はぁ!? 誰と!?」
「知らない奴」
あれ? そんな反応なのか?
確かに怒ってるけど、ただの不機嫌な千春にしか…… 見えない?
「男? 女?」
「それ、重要なことなのか?」
「超重要だよ。というか、冬至君もやるよね、ホテルから出てくるところ見たってことは、秋葉さんとも行ってたんでしょう?」
あれ? 千春、全然怒っていない?
なんで?
秋葉さん? なんで秋葉さんが話に出てくる?
「どこに?」
「あのホテルに、すぐそこのラブホのことでしょう?」
「誰が?」
「冬至君と秋葉さんよ!」
「違う、一夏のヤツだよ!」
そうだ、ホテルに行ってたのはアイツだ!
「はっ、へ? 愛とあんたがホテル行ってたの!」
「なんでそんな話になる?」
なんで俺があんな奴とホテルに行かなくちゃいけないんだ。
もしかして、千春の奴もこう見えて、かなり混乱しているのか?
「違うの?」
「違うよ!」
俺が否定すると、俺をずっと睨んでいた千春は視線を下げて、大きなため息をついた。
その後、何度か大きく呼吸をして上を向く。
その顔は俺のよく知っている千春の顔だった。
けど、その千春の顔はなぜか怖い。とても怖く感じてしまった。
「ああ、うん、ごめん、ちょっと頭に色々血が上ってた……」
「千春はアイツが浮気してても、そんなに怒らないのか?」
俺には多少いら立っているようにしか、見えない……
「十分怒ってるわよ、ただ、やっぱりな、としか思わないけど」
そう言って千春は悔しそうな表情を見せた。
その顔は俺に、酷くのしかかる。
きっと俺には何があっても向けてくれない千春の表情だ。
そのことがすぐにわかってしまった……
「なっ、その程度なのか? 千春は本当にアイツのこと好きなのか?」
千春の表情をみれば、それはわかる。千春はあんな表情をするくらいアイツのことが好きなのだろう。
でも、俺は、それが悔しくて、とても悔しくて、そう言ってしまう。
「冬至君には関係ないでしょう?」
そう…… なのかもしれない。
俺はずっと何もしてこれなかった。
浮気を告げ口するくらいはできても、それ以上首を突っ込む権利は俺にはない。
だから、死ぬほど後悔したんだ。後悔して来たんだ。
「でも、俺は…… ずっと千春のことが好きなんだ。今も……」
「はぁ? 私のこと好きなのにあんな美人とホテル行ってたの?」
ああ、やっぱり千春は俺のこと何とも思ってないのか……
やっとの思いで伝えた気持ちも、この程度の反応なのか……
でも、なんで美人? 秋葉さんのことか?
「何の話? 秋葉さんとはなんでもないよ?」
俺は少し、いや、とても絶望的な気持ちだった。
千春は本当に俺のことを何とも思っていない。それがはっきりとわかってしまった。
もしかしたら、俺が気持ちを伝えれば…… 話が変わるんじゃないか、そうどこかで思ってしまっていたけど、そんなことはなかったんだ。
今、それがはっきりとわかってしまった。
「え? あっ、そ、そうなんだ、そかそか。あっ、いや、えーと、あのね…… まあ、浮気の件は知らせてくれて、ありがとう」
あれ? 千春が一瞬嬉しそうな顔をしたような?
でも、浮気を伝えられて、なんでそんな平気そうなんだ?
「なんで千春はそんな平気そうなの?」
「いや、十分怒ってるわよ。あのね、んー、これはいくら何でも言うまいと思ってたけど、冬至君。あなたは私のこと本当は見てないのよ?」
俺が千春を見ていない?
俺は千春しか見ていない。
「そ、そんなことない! 俺はずっと千春だけを見て来た、それだけは自信がある。それだけは嘘じゃない!」
俺がそう言うと、千春は、その、なんて言うか、酷くめんどくさそうな表情を浮かべた。
「それはそうなんだろうけど。それは私じゃなくて、冬至君の頭の中の私でしょう?」
「それは……」
俺の頭の中の千春?
その言葉を言われたとたん苦しくなる。
とても、とても胸が苦しい。
なんで、なんでこんなに苦しんだ。
「あのね、私はね、浮気されたくらいで、そこまで元々怒らないの。それで許せなかったら別れてそれで、はい、おわり、なの」
「アイツにそこまで毒されて……」
そうか、千春はアイツに毒されてるんだ、そうだ。
「愛はああいう奴だけど、私が本気で嫌だって言うことは無理にはしてこない人なの。私がこんなんなのは生まれつきよ、私の初体験がいつか知ってる?」
「は、初体験!?」
ち、千春の初体験? で、でも女同士なら……
あ、あああ、あったとしてもきょ、去年か?
「まさか、今の今まで私が処女だとも思ってたの? 私の初体験中学生の頃よ?」
「は?」
ちゅ、中学? 千春の初体験が中学?
え…… あっ…… な、何年前? へ? あ? あれ? なんで泣いてるんだ? 俺? あれ? おかしい、涙が、止まらない?
中学? 中学生? へあ? 俺はその時何してた?
「高校の時だって…… 十人はギリ行ってないけど、それくらいに人と付き合って、ああ、もちろんその頃は相手は全員、男ね。その相手ともエッチもしてたの。冬至君は知らないだろうけど」
「……」
十人? 俺の知らないところで?
千春が男と付き合ってた? 俺の知らないところで?
あれ? なんだ、力が入らない、震えが止まらない。
なんだ、なんだこれ? おかしい、おかしい、おかしい、なんだ、これ、おかしいよおかしいよおかしいよ!!
「えっと、なんだっけ、あんたの友達の冬木だっけ? アイツとも付き合ったことあるし、まあ、二週間くらいで別れたけど。でも最後まではちゃんと行ってるのよね」
「冬木!? あ、あいつ、俺が千春を好きなの知っているはずで……」
冬木が千春と? はっ? なんだよそれ、俺は何も聞いてない……
聞いてないよ? 千春? ちは、る……?
「あいつ、それを私に自慢してたわよ。まあ、それが胸糞悪くて別れたんだけど」
「な、なんでそんな奴と!」
俺がそう叫ぶと、千春は大きなため息をついた。
「私がそんな奴だからだよ。あのね、冬至君。私はフリーな時に告白されば誰とでも付き合うような女なの。それこそ中学の時からね」
「ちは…… る?」
「そう言う意味では、冬至君がもし私に告白していたら、簡単に付き合えていたのよ? わかる? それこそ、いつでもね?」
「は? へぇ?」
俺が告白すれば、簡単に付き合えてた? 誰と? 俺が? 千春と?
そんな、そんな簡単なことで千春が? あれ? 千春? 俺の千春はどこ?
「あ、あのー、ちょっと、それくらいにしてあげませんか? 冬至さん先ほどから凄い震えているようで、その、外でもドアが凄くガクガク言っておりまして……」
「おはぎの君!?」
「あっ、その、ごめんなさい、あまりにも気になって聞き耳を立ててしまって……」
そんなやり取りも俺にはまるで聞こえてなかった。
とりあえず、アイツの正体を千春に教えなくちゃならない。
それでどうするかは千春次第だけど。
本当は、玄関先でさっと話して終わりにしたかったけど、秋葉さんを巻き込むわけには行かないので、とっさに部屋に入ってしまったし、千春も招き入れてくれた。
ここが千春の部屋…… あいつの部屋でもあるけど。
「は、話さなければならないことって何? おはぎの君のこと? よ、よかったじゃん」
なんか千春が動揺しているように思える。
やっぱり千春もおかしいと思ってたのか?
そうだよな、千春があんな奴と付き合うこと自体がおかしんだ。
けど、
「おはぎの君?」
って、なんだ? 秋葉さんのことか? おはぎだから。
「秋葉さんのこと、あんな美人といつのまに?」
友達になったことか?
いや、そもそも友達なのか?
隣人ではあるけど、今日も偶然帰りが一緒になっただけの仲だし……
もしかして、千春、俺にやきもちを焼いてくれているのか?
い、いや、そ、そんなことが…… あるのか? やばい、嬉しいぞ、これ。
「な、なにを言ってる? それより千春聞いてくれ、あの、一夏という奴はひどい奴なんだよ」
そうだ。
まずはそのことを千春に伝えなければ。
本当はどうしようかと迷っていたけど、秋葉さんに勇気づけられたんだ。
それに千春のためにも、これは伝えないといけない。
「だから、何? そんなことはわかってるわよ。だから惹かれるのよ」
ひどい奴だから惹かれる?
そ、そうなのか?
そういうものなのか?
と、とりあえずアイツが浮気していたことを伝えるんだ。そうすれば千春も目を覚ましてくれるはずだ。
「そこで見たんだよ」
「何を見たの?」
息が詰まりそうだ。
千春の視線が深く突き刺さる。
「ホテルから…… アイツが出てくるところを……」
ははっ、言ったぞ、言ってやったぞ!
ざまーみろ!
「はぁ!? 誰と!?」
「知らない奴」
あれ? そんな反応なのか?
確かに怒ってるけど、ただの不機嫌な千春にしか…… 見えない?
「男? 女?」
「それ、重要なことなのか?」
「超重要だよ。というか、冬至君もやるよね、ホテルから出てくるところ見たってことは、秋葉さんとも行ってたんでしょう?」
あれ? 千春、全然怒っていない?
なんで?
秋葉さん? なんで秋葉さんが話に出てくる?
「どこに?」
「あのホテルに、すぐそこのラブホのことでしょう?」
「誰が?」
「冬至君と秋葉さんよ!」
「違う、一夏のヤツだよ!」
そうだ、ホテルに行ってたのはアイツだ!
「はっ、へ? 愛とあんたがホテル行ってたの!」
「なんでそんな話になる?」
なんで俺があんな奴とホテルに行かなくちゃいけないんだ。
もしかして、千春の奴もこう見えて、かなり混乱しているのか?
「違うの?」
「違うよ!」
俺が否定すると、俺をずっと睨んでいた千春は視線を下げて、大きなため息をついた。
その後、何度か大きく呼吸をして上を向く。
その顔は俺のよく知っている千春の顔だった。
けど、その千春の顔はなぜか怖い。とても怖く感じてしまった。
「ああ、うん、ごめん、ちょっと頭に色々血が上ってた……」
「千春はアイツが浮気してても、そんなに怒らないのか?」
俺には多少いら立っているようにしか、見えない……
「十分怒ってるわよ、ただ、やっぱりな、としか思わないけど」
そう言って千春は悔しそうな表情を見せた。
その顔は俺に、酷くのしかかる。
きっと俺には何があっても向けてくれない千春の表情だ。
そのことがすぐにわかってしまった……
「なっ、その程度なのか? 千春は本当にアイツのこと好きなのか?」
千春の表情をみれば、それはわかる。千春はあんな表情をするくらいアイツのことが好きなのだろう。
でも、俺は、それが悔しくて、とても悔しくて、そう言ってしまう。
「冬至君には関係ないでしょう?」
そう…… なのかもしれない。
俺はずっと何もしてこれなかった。
浮気を告げ口するくらいはできても、それ以上首を突っ込む権利は俺にはない。
だから、死ぬほど後悔したんだ。後悔して来たんだ。
「でも、俺は…… ずっと千春のことが好きなんだ。今も……」
「はぁ? 私のこと好きなのにあんな美人とホテル行ってたの?」
ああ、やっぱり千春は俺のこと何とも思ってないのか……
やっとの思いで伝えた気持ちも、この程度の反応なのか……
でも、なんで美人? 秋葉さんのことか?
「何の話? 秋葉さんとはなんでもないよ?」
俺は少し、いや、とても絶望的な気持ちだった。
千春は本当に俺のことを何とも思っていない。それがはっきりとわかってしまった。
もしかしたら、俺が気持ちを伝えれば…… 話が変わるんじゃないか、そうどこかで思ってしまっていたけど、そんなことはなかったんだ。
今、それがはっきりとわかってしまった。
「え? あっ、そ、そうなんだ、そかそか。あっ、いや、えーと、あのね…… まあ、浮気の件は知らせてくれて、ありがとう」
あれ? 千春が一瞬嬉しそうな顔をしたような?
でも、浮気を伝えられて、なんでそんな平気そうなんだ?
「なんで千春はそんな平気そうなの?」
「いや、十分怒ってるわよ。あのね、んー、これはいくら何でも言うまいと思ってたけど、冬至君。あなたは私のこと本当は見てないのよ?」
俺が千春を見ていない?
俺は千春しか見ていない。
「そ、そんなことない! 俺はずっと千春だけを見て来た、それだけは自信がある。それだけは嘘じゃない!」
俺がそう言うと、千春は、その、なんて言うか、酷くめんどくさそうな表情を浮かべた。
「それはそうなんだろうけど。それは私じゃなくて、冬至君の頭の中の私でしょう?」
「それは……」
俺の頭の中の千春?
その言葉を言われたとたん苦しくなる。
とても、とても胸が苦しい。
なんで、なんでこんなに苦しんだ。
「あのね、私はね、浮気されたくらいで、そこまで元々怒らないの。それで許せなかったら別れてそれで、はい、おわり、なの」
「アイツにそこまで毒されて……」
そうか、千春はアイツに毒されてるんだ、そうだ。
「愛はああいう奴だけど、私が本気で嫌だって言うことは無理にはしてこない人なの。私がこんなんなのは生まれつきよ、私の初体験がいつか知ってる?」
「は、初体験!?」
ち、千春の初体験? で、でも女同士なら……
あ、あああ、あったとしてもきょ、去年か?
「まさか、今の今まで私が処女だとも思ってたの? 私の初体験中学生の頃よ?」
「は?」
ちゅ、中学? 千春の初体験が中学?
え…… あっ…… な、何年前? へ? あ? あれ? なんで泣いてるんだ? 俺? あれ? おかしい、涙が、止まらない?
中学? 中学生? へあ? 俺はその時何してた?
「高校の時だって…… 十人はギリ行ってないけど、それくらいに人と付き合って、ああ、もちろんその頃は相手は全員、男ね。その相手ともエッチもしてたの。冬至君は知らないだろうけど」
「……」
十人? 俺の知らないところで?
千春が男と付き合ってた? 俺の知らないところで?
あれ? なんだ、力が入らない、震えが止まらない。
なんだ、なんだこれ? おかしい、おかしい、おかしい、なんだ、これ、おかしいよおかしいよおかしいよ!!
「えっと、なんだっけ、あんたの友達の冬木だっけ? アイツとも付き合ったことあるし、まあ、二週間くらいで別れたけど。でも最後まではちゃんと行ってるのよね」
「冬木!? あ、あいつ、俺が千春を好きなの知っているはずで……」
冬木が千春と? はっ? なんだよそれ、俺は何も聞いてない……
聞いてないよ? 千春? ちは、る……?
「あいつ、それを私に自慢してたわよ。まあ、それが胸糞悪くて別れたんだけど」
「な、なんでそんな奴と!」
俺がそう叫ぶと、千春は大きなため息をついた。
「私がそんな奴だからだよ。あのね、冬至君。私はフリーな時に告白されば誰とでも付き合うような女なの。それこそ中学の時からね」
「ちは…… る?」
「そう言う意味では、冬至君がもし私に告白していたら、簡単に付き合えていたのよ? わかる? それこそ、いつでもね?」
「は? へぇ?」
俺が告白すれば、簡単に付き合えてた? 誰と? 俺が? 千春と?
そんな、そんな簡単なことで千春が? あれ? 千春? 俺の千春はどこ?
「あ、あのー、ちょっと、それくらいにしてあげませんか? 冬至さん先ほどから凄い震えているようで、その、外でもドアが凄くガクガク言っておりまして……」
「おはぎの君!?」
「あっ、その、ごめんなさい、あまりにも気になって聞き耳を立ててしまって……」
そんなやり取りも俺にはまるで聞こえてなかった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる