名も無い忌子

蜘優桜

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響く夜空に美しき心を

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 ??「うおおおおおおおおおお‼︎」

わての体には黒い大きな羽が生え、目は赤く変色し、頭には天使の輪が浮かんどった

 奈一「…響?…音天ねそら…?」

奈一は驚いた様子やった

 わて「神具 『ツヴァイヘンダー』」

 わて「わて、怒ってんねん、退くならさっさと退け‼︎」

 奈一「そーだよ‼︎あっ…でも、3人の場所教えてからね!」

 わたし「じゃないと___‼︎」

 ??『奈一、響、聞こえるか?』

その声は頭に直接流れ込んできた

 ??『もう、いい。戦うな』

 奈一「そんなのできるわけ‼︎」

 ??『お前らが死ぬのを許すほど、オレはお人よしじゃねぇんだ』

 わて「絶対死なへん。だからわてにみんなを守らせて…‼︎」

 ??『テメェの今の力量じゃ到底勝てねぇんだよ‼︎』

 わて「もう、心美じふんが思う、わてちゃうねん」

 ??『あ?どう言う___‼︎すまん、ちょっときる』

 わて「おい‼︎ちょっと待ち___」

 わて「いや、もうええ‼︎一旦こっちに集中や!奈一、援護し」

 奈一「分かった‼︎」

 ??『聞こえるか?すまんな…。急に切って』

 わて「それはええねんけど…」

 ??『もう、戦わなくていい…』

 わて「まだ言っとんのか⁉︎言ったやろ?もう、じぶんの思うわてちゃうんやで?」

 ??『それ一体どう言うことだよ』

 わて「そりゃ帰ってきてくれれば分かるんちゃうか?」

 ??『…チッ。だとしても、それがお前の無理になるんなら、オレたちはそれを望まねぇ』

 わたし「そうかもな。でもやからってわてがそれをやめると思うか?」

 ??『思わねぇよ。でも無理はすんじゃねぇ、分かったか?』

 わたし「当然やろ?」

___数十分後

 わて「さぁ!3人の居場所を教えるんや!」

 悪魔C「あの場所は…、転移魔法で行かなければいけませんね」

 わたし「…ッ!」

 ??「___俺が協力しようか?」

 水葉さん「!」

 わて「…誰や⁉︎」

 奈一「ぁ…が___」

 ??「しーっ」

わての前にいたんは、懐かしい人やった
偽名なまえは零、のはずや

 零?「俺の能力なら、いけると思わない?」

 奈一「うん!」

 零?「で?どこ?」

 悪魔C「…」

 零?「お前に聞いてんだよ、さっさと答えろ」

 悪魔C「それは___」

 零?「またややこしい場所だなぁ…。3人ともとりま飛ばすよ」

 零?「…はぁ!」


___牢獄

 オレ(心美)「ゲホっゲホッがは‼︎」

 悪魔B「この程度か?口程にもないな」

 オレ「は?この程度?ふざけんな、んなわけねぇだろ」

 悪魔B「まだ笑っていられる余裕があるのか…。もっと強くやってやろう」

 悪魔B「どこまで耐えられるか、楽しみだなぁ‼︎」

 オレ「どこまでもだ‼︎」



___数時間後

 オレ「はぁッはぁッはぁ…。うぐ!がはッ‼︎ゲホッゲホッ」

 悪魔B「まだ耐えるか。ならこれはどうだ?」

 オレ「ぐはッ!はぁッはぁッ…」

 悪魔B「どうだ?吐けば楽になるぞ?」

 オレ「ゴホっゲホ…。吐く…わけ…ねぇだろ…?」

 悪魔B「強がりか?」

あぁ、強がりだ。オレが1番分かってる
オレはの中じゃ1番弱え…
オレが1番分かってんだよ、クソが…


___数時間前・響たち

 わて(響)「っ!」

 零?「着いたよ。」

 奈一「ありがとう‼︎狼零ろうれい‼︎」

 零?「うん。…あとは任せた。って言いたいとこだけど、今は難しそうだ」

目の前には悪魔の群勢がいた

やるしかない
歯を噛み締め、覚悟を決める

 わて「神具『ツヴァイヘンダー』」

 零?「じゃあ、俺も行くとするか」

 わて「覚悟できたか___‼︎」
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