名も無い忌子

蜘優桜

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響く夜空に美しき心を

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 悪魔A「突然で申し訳ないのですがお願いがありまして___」

 心愛「お願い?」

 悪魔A「お願いと言うのは、貴方たち3人を地獄にご招待したく…」

 オレ(心美)「招待?」

 悪魔A「ええ、招待です。今から来ていただけますと幸いです」

 奈一「ちょっと!そんな急に言われても‼︎」

 悪魔A「ああ、残念ですね。手荒な真似はしたくなかったのですが」

悪魔は武器を取り出した

これはまずいな…

 悪魔A「『空間転移魔法』」

 オレ「チッ!」


___地獄?

 悪魔A「申し訳ございません。貴方達を拘束させていただきます」

 心愛「ちょっ!拘束なんて許すはずっ___」

 悪魔A「許す許さないではないのです」

 心愛「なら___」

 オレ「やめておけ」

 心愛「なんでッ」

 オレ「こんな場所で敵意を示してみろ、お前ならどうなるか、わかんだろ?」

 心愛「そ、それは‼︎ほ、本気を出せば‼︎」

 オレ「こんな場所で本気を?ちょっとは考えろ、アホ」

オレは心愛に制止をかけ、行動を起こすことを止めたが…
どうしたもんか…

悪魔はオレたちを縛り、別々の部屋に連れて行った

___牢獄

 オレ「何が目的だ」

 悪魔B「一つは人間守護団の情報を引き出すことだ」

 オレ「残念だったな。オレは人間守護団員じゃねぇんだ」

 悪魔B「まぁ、人間守護団員の仲間だ、何かしらの情報は知ってるだろ」

 悪魔B「___やれ」

そこにいた悪魔は拷問器具を取り出した

 オレ「そんなことしても無駄だぞ。」

 悪魔B「その威勢どこまで続くかな?」

悪魔達は容赦せずにオレを痛めつける

ぜってぇ、負けねぇ!
分かってんだ。オレ程度じゃ、どんなに抵抗しても負ける。けど耐えることはできる…

 オレ「無駄だぜ。オレは慣れてるからな」

 悪魔B「そうか、お前は余裕なんだな…。もっときついをしようか」

いい
これでいいんだ。
元からオレは悪魔も人間も全部大っ嫌いだったんだ
どっちにしろ同じなんだ
これくらい、大丈夫、な…
はずなんだ
だから、助けなんていらない


___そのころ・3人が連れ去られた場所

 水葉「…はぁ、はぁ、…敵が…多いわね」

わたしたちは数の多い敵に苦戦を強いられていた

 悪魔C「うふふ!その程度?そんなんじゃあの子たちきつーいお仕置き拷問の末に殺されちゃうわね」

 わたし(響)「…そんなの許さない。絶対許さない」

 奈一「…ど、どうしたの…?」

 わたし「ごめん、奈一…、あなたの血をちょうだい」

 奈一「…え?どう言う…」

 わたし「もうこれしか道がないの」

わたしは奈一の首筋に噛みついた

 奈一「ぁ…うぅ」

 わたし「…‼︎」



___

わて、全部思い出したで…
はっきりとな
でもな蜘優あの子の顔が思い出せへんねん
もう、きっと逢われへん…
___多分死んでもた大事な人

のようには絶対させん

 ??「うおおおおおおぉぉおおお‼︎」

その雄叫び、わてのんやった

これが真のわて
真のわての姿や…!
今のわては___
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