名も無い忌子

蜘優桜

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響く夜空に美しき心を

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皐月「今回のゲーム…___人狼側の勝利です‼︎」

奈一「ッえーー!どゆこと⁉︎」

響「だから占い師って言ったじゃん…」

心優「みんな、ごめん…。私、黒」

心美「ちなみにオレも黒だ」

水葉「心優…。じゃあさっきの『占い師は2人はいないの?』っのは演技?」

心優「あれは本当にいないのかな?って思って」

心美「そこは演技じゃなかったんだな…」


とても楽しかった…
少し癪だった…。仮にもオレはみんなを守らないといけない
だからオレは強くいないといけないんだ…
人間の前で楽しむなんて、なんて失態を犯したんだ…

まぁ、みんなが幸せそうでなによりだな…

 奈一「じゃあ!次は!トランプだ‼︎」

突拍子もなく奈一が言い出した。いつもの事か

 響「いや、待って⁉︎一回休憩挟まない?」

 奈一「そうだね!」

休憩するんかい…
くっそ元気よく返事したな…
あいつなんも考えてなかったな

…!
誰かいる?
これは…。
この魔力は…___

クソッ!急いで行かねぇと…!

 心優「…」

___路地裏

 オレ(心美)「ッ…はぁ…テメェ、なんでここに居んだ?」

オレのまえにはケモ耳のフードを被った銀髪の青年がいた
年齢は人間換算で15・16歳ぐらい

 銀髪の青年「なんでって、ここに居るのがおかしいみたいな言い方するね」

余裕の笑みを浮かべている

 オレ「おかしいだろ」

だってコイツは___

 銀髪の青年「何がおかしいのかな?」

オレの言いてぇこと分かってるくせにしらばっくれやがる

 オレ「テメェ、あいつと一緒に行動してんじゃねぇのかよ。」

一様思っていることは伝えるがどうせ…

 銀髪の青年「…落ち着いてるんだね」

やっぱりだ。話し逸らしやがった

 オレ「あ?まぁいい、なんでここに居る?」

再度質問する

 銀髪の青年「お前、意外と落ち着いて対処できるんだね。意外だよ」

コイツ、真面目に答える気ははなからねぇって事か

 心美「質問に答えろ」

 銀髪の青年「なんで答えないといけないの…?お前には関係ないだろう」

言うと思ってたがいざ言われると腹立つ

 心美「あいつらに手を出すつもりかも知れねぇだろ?」

 銀髪の青年「あぁ、そう言う事…。安心して今回の目的は他でもないお前自身なんだ」

 オレ「…は?どう言う___」

オレの言葉を遮り

 銀髪の青年「こう言うこ___…!」

そう言いながら銃を構え撃とうとした。オレはその銃を掴んで掘り投げた

 銀髪の青年「早いね。全然見えなかったよ」

 心美「…」

 銀髪の青年「ねぇ、それで終わり?俺はお前の___」

 オレ「下手な演技、やめろよ」

オレはコイツの言葉を遮った
コイツはオレのことを倒したり、攫ったり、戦闘したりしにきたんじゃない 
___殺意どころか敵意すら無いのだから
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