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鳴り響く運命
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心優「あと___何かあったら教えて。ボクは…私はずっとここで待ってるから」
わたし(響)「…‼︎」
涙が溢れそうだった
わたしは進んで…自分から前に進んで、向き合わないといけない
逃げっぱなしだったらもう、夜鴉と会うことすら出来ない
そうだ!立ち止まったら、自分から離れてしまうことになる…
わたし「ありがとう、心優…」
心優「…一緒に夜鴉を見つけようね」
心優の優しい無機質な声が聞こえる
わたし「…うん」
わたしも優しい気持ちになった
___数日後
最近心優は部屋に籠ることが多くなった
きっと夜鴉のことを調べてくれてるんだと思う
しかし今日は部屋にはこもっていない
なぜなら今日は___お家パーティの日
水葉さんの家でお泊まりをする
奈一「みんな、行こう‼︎」
みんなで家を出る
実は水葉さんの家はものすごく近い
よく考えれば皐月さんと水葉さんは幼馴染だったんだから当たり前の事だったんだけど…
皐月さん「こっちよ!」
皐月さんが道案内してくれている
すでに何回か転けかけてるし(関係ない)もう既に道が怪しい
心優はただでさえ絶望的な方向音痴でしっかり道案内されてても迷うことがあるのに皐月さんがあっちゃこっちゃ迷いながら行くせいで迷いまくってる
今は心愛の手を握ってるから大丈夫だと思うけど…
皐月さん「ついたよー!」
しっかり着いたらしい
すごい怖かったけど…
よかった
皐月さん「チャイム押すね」
わたし「その報告いる?」
ピンポーン
チャイムがなる
水葉さん「あら、みんないらっしゃい」
いつもとは違う髪型、服、メイク(いつもより薄い)完全にプライベートって感じでカジュアル
似合ってる
奈一「むむむ…」
奈一が水葉さんの胸を見て険しい顔をしている
多分、自分は板だから(何がとは言わんが…)僻んでるんだろう
わたし「奈一!僻んでないで、入るよ‼︎」
本当は言いたくなくもないんだけど…
水葉さん「中に入って?」
優しく言う水葉さん
一応挨拶しないと
わたし「お邪魔します」
奈一「しゃーす!」
奈一は相変わらず礼儀がなってない…
心優「…お邪魔、し、ます…」
心優は緊張しているのか、辿々しい日本語で挨拶している
確かに元からあまり日本語が得意ではないみたいだけど…
水葉さん「硬くならなくていいわ」
水葉さんは優しく微笑んだ
あぁ…こんな人になりたい…
あの僻み板とはちがって些細なことは何にも気にしない
憧れる…
奈一も、いい人なんだけど…
憧れはしない
家の中に入った
心愛「わぁ!すっごい綺麗にしてる‼︎」
心愛が感動した様に言った
水葉さん「まぁ…当然よ」
水葉さんは少し照れたようで綺麗だった
そのあとどこにどの部屋があるか紹介してもらって水葉さんの部屋にきたとき心優が言った
わたし(響)「…‼︎」
涙が溢れそうだった
わたしは進んで…自分から前に進んで、向き合わないといけない
逃げっぱなしだったらもう、夜鴉と会うことすら出来ない
そうだ!立ち止まったら、自分から離れてしまうことになる…
わたし「ありがとう、心優…」
心優「…一緒に夜鴉を見つけようね」
心優の優しい無機質な声が聞こえる
わたし「…うん」
わたしも優しい気持ちになった
___数日後
最近心優は部屋に籠ることが多くなった
きっと夜鴉のことを調べてくれてるんだと思う
しかし今日は部屋にはこもっていない
なぜなら今日は___お家パーティの日
水葉さんの家でお泊まりをする
奈一「みんな、行こう‼︎」
みんなで家を出る
実は水葉さんの家はものすごく近い
よく考えれば皐月さんと水葉さんは幼馴染だったんだから当たり前の事だったんだけど…
皐月さん「こっちよ!」
皐月さんが道案内してくれている
すでに何回か転けかけてるし(関係ない)もう既に道が怪しい
心優はただでさえ絶望的な方向音痴でしっかり道案内されてても迷うことがあるのに皐月さんがあっちゃこっちゃ迷いながら行くせいで迷いまくってる
今は心愛の手を握ってるから大丈夫だと思うけど…
皐月さん「ついたよー!」
しっかり着いたらしい
すごい怖かったけど…
よかった
皐月さん「チャイム押すね」
わたし「その報告いる?」
ピンポーン
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水葉さん「あら、みんないらっしゃい」
いつもとは違う髪型、服、メイク(いつもより薄い)完全にプライベートって感じでカジュアル
似合ってる
奈一「むむむ…」
奈一が水葉さんの胸を見て険しい顔をしている
多分、自分は板だから(何がとは言わんが…)僻んでるんだろう
わたし「奈一!僻んでないで、入るよ‼︎」
本当は言いたくなくもないんだけど…
水葉さん「中に入って?」
優しく言う水葉さん
一応挨拶しないと
わたし「お邪魔します」
奈一「しゃーす!」
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心優「…お邪魔、し、ます…」
心優は緊張しているのか、辿々しい日本語で挨拶している
確かに元からあまり日本語が得意ではないみたいだけど…
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水葉さんは優しく微笑んだ
あぁ…こんな人になりたい…
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憧れる…
奈一も、いい人なんだけど…
憧れはしない
家の中に入った
心愛「わぁ!すっごい綺麗にしてる‼︎」
心愛が感動した様に言った
水葉さん「まぁ…当然よ」
水葉さんは少し照れたようで綺麗だった
そのあとどこにどの部屋があるか紹介してもらって水葉さんの部屋にきたとき心優が言った
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