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鳴り響く運命
壊れ出す日常
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夜(よ)…鴉(ら)…?わた…しは…
___
ここでわたしの意識は途絶えた___
___夢…?
ここはどこ?こわいよ…たすけてよ…だれか…!ううん…よら‼︎
…夜鴉(よら)?
わたし(響)?『会いたかった‼︎』
わたしは走って夜鴉の方へ行く
夜鴉『俺もだよ「音天」』
夜鴉は優しくわたしを抱きしめた
わたし?『でも…わたしは…___』
わたしは少し口をつぐむ
夜鴉『うん…?どうした?』
夜鴉は優しく笑う
わたし?『夜鴉の事疑っちゃったの…』
罪悪感の含まれた声でわたしは言った
夜鴉『ううん、いいんだよ!また会えただけで…その顔を見れるだけで…』
夜鴉の顔は優しい…
___微笑んでいた
___こんな茶番は早く終わらせた方がいいってわかってる
思うほどに苦しくなる…
本当にこれが彼のものだとして、これを本気で望んでいたのか…?ならどうして置いて行ったのか…?疑問が次々に生まれてくる
夜鴉「ごめんね」
夜鴉は悲しそうで苦しそうで…なのに
わたし「行かないでッ‼︎」
わたしは気づいたら叫んでいた
猫…、心美「おい!響‼︎響‼︎‼︎」
気がつくと猫(ね)___心美が顔を覗かせていた
心優はその横でわたしの手をにぎっている
心愛は心優の横でわたしをみている
3人がどれだけわたしを心配していたかがわかる
奈一「響…?」
奈…一が泣きそうな顔を覗かせている
皐月さんは心配そうに此方を見ながらわたしが倒れたあとの片付けをしている
わたしが倒れたと聞いて駆けつけたらしい鏡花さ___コホン水葉さんが皐月さんの手伝いをしている
大丈夫かな…?
皐月さんといえば、天性のドジっ子だ
片付けなんてさせたら…
とはいえ…わたしのためにしてくれている。しかも今は水葉さんもついている
大丈夫だろう
水葉さん「貴方達、早く学校に行きなさい。此処は私に任せて」
皐月さんが続ける
皐月さん「そうよ!まだ間に合うわ!私たちに任せて‼︎」
心配しかないけど、大丈夫だと信じて学校に行く
___あの時、窓の外にぼんやりと見えたのは確かに夜鴉だった
あまり顔も見えなかったけど断言出来る
夢で見た夜鴉は苦しそうだった
もしあれが本当に夜鴉のものだとしたら今、夜鴉は苦しんでる
だとしたら早く見つけて、助けたい…今度こそ守りたい
ねぇ夜鴉、何処にいるの?
心の中で聞いても誰か返事をしてくれるはずもなかった
奈一「響!着いたよー!おーい」
呼ばれてハッとした
奈一がわたしを呼んでいる
わたし「うん。ごめん、考え事してて…」
事実を口にした、だから嘘はついてない
心優「…ほどほどにね、ひびちゃん。」
心優は相変わらずの声で言った
わたしのためなんだ…感謝しなくちゃ!
___数分後
心優「みんな、学校が囲まれてる」
心優がわたしたちに静かに言った
___
___
ここでわたしの意識は途絶えた___
___夢…?
ここはどこ?こわいよ…たすけてよ…だれか…!ううん…よら‼︎
…夜鴉(よら)?
わたし(響)?『会いたかった‼︎』
わたしは走って夜鴉の方へ行く
夜鴉『俺もだよ「音天」』
夜鴉は優しくわたしを抱きしめた
わたし?『でも…わたしは…___』
わたしは少し口をつぐむ
夜鴉『うん…?どうした?』
夜鴉は優しく笑う
わたし?『夜鴉の事疑っちゃったの…』
罪悪感の含まれた声でわたしは言った
夜鴉『ううん、いいんだよ!また会えただけで…その顔を見れるだけで…』
夜鴉の顔は優しい…
___微笑んでいた
___こんな茶番は早く終わらせた方がいいってわかってる
思うほどに苦しくなる…
本当にこれが彼のものだとして、これを本気で望んでいたのか…?ならどうして置いて行ったのか…?疑問が次々に生まれてくる
夜鴉「ごめんね」
夜鴉は悲しそうで苦しそうで…なのに
わたし「行かないでッ‼︎」
わたしは気づいたら叫んでいた
猫…、心美「おい!響‼︎響‼︎‼︎」
気がつくと猫(ね)___心美が顔を覗かせていた
心優はその横でわたしの手をにぎっている
心愛は心優の横でわたしをみている
3人がどれだけわたしを心配していたかがわかる
奈一「響…?」
奈…一が泣きそうな顔を覗かせている
皐月さんは心配そうに此方を見ながらわたしが倒れたあとの片付けをしている
わたしが倒れたと聞いて駆けつけたらしい鏡花さ___コホン水葉さんが皐月さんの手伝いをしている
大丈夫かな…?
皐月さんといえば、天性のドジっ子だ
片付けなんてさせたら…
とはいえ…わたしのためにしてくれている。しかも今は水葉さんもついている
大丈夫だろう
水葉さん「貴方達、早く学校に行きなさい。此処は私に任せて」
皐月さんが続ける
皐月さん「そうよ!まだ間に合うわ!私たちに任せて‼︎」
心配しかないけど、大丈夫だと信じて学校に行く
___あの時、窓の外にぼんやりと見えたのは確かに夜鴉だった
あまり顔も見えなかったけど断言出来る
夢で見た夜鴉は苦しそうだった
もしあれが本当に夜鴉のものだとしたら今、夜鴉は苦しんでる
だとしたら早く見つけて、助けたい…今度こそ守りたい
ねぇ夜鴉、何処にいるの?
心の中で聞いても誰か返事をしてくれるはずもなかった
奈一「響!着いたよー!おーい」
呼ばれてハッとした
奈一がわたしを呼んでいる
わたし「うん。ごめん、考え事してて…」
事実を口にした、だから嘘はついてない
心優「…ほどほどにね、ひびちゃん。」
心優は相変わらずの声で言った
わたしのためなんだ…感謝しなくちゃ!
___数分後
心優「みんな、学校が囲まれてる」
心優がわたしたちに静かに言った
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