名も無い忌子

蜘優桜

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奈々という存在

護りたい‼︎

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 ___戦闘後

 鏡花さん「みんなを病院に…___って奈々⁉︎」

 私「もう…限界…で…」

 皐月「‼︎大丈夫⁉︎奈々?それにみんなも‼︎」

 皐月「『水葉』ちゃん?」

 水葉?「皐月⁉︎」

 ___?

 響?「…起きたんだ。ご飯食べよ」

声は響のものだけど…なんか違う

 ??「おはよ」

‼︎___狼零ッ‼︎
これは夢?
だってここに…
私の願望なの?ここにずっといたい…これが現実だったなら

 狼零「…もう時間だね。」

 ___病院

 皐月さん「奈々⁉︎大丈夫?」

 私「…うん」

 鏡花さん「皐月怪我人だから大丈夫な訳無いでしょ」

 皐月さん「確かに」

 心優「…みんな、無事?」

心優の声…
1番無事じゃなさそうだけど…

 心優「一つ聞きたいことがある___なーちゃんの姉さんが襲われた時のこと細かく教えてほしい」

 奈々「…えっ…」

 心優「苦しいのはわかってる」

 私「だったら‼︎」

 心優「ごめんだけど今はそんな悠長な事言ってる場合じゃないんだよ」

 心美「おい…それはちょっと酷だろ」

 心優「…心美、分からないわけ?このままじゃ…」

 心美「それでも少しかわいそうだろ」

 心優「___わかってる…酷いこと言ってるって」

心優苦しそう…
私の苦しみ初めてあった時から理解してくれた
___ねぇ、今もそうなの?
私のことわかってくれてるの?
嬉しいけどさ、私だって嫌だよ…こんな心優の顔見るの…
私を救ってくれた人だから…!

 鏡花さん「なんの話をしているのかしら?」

 私「…」

 鏡花さん「秘密もいいけど、私たちは一緒に戦う仲間よ。そのことだけは忘れないで」

 鏡花さん「あと、この際もう隠さないわ。私の名前は『鏡花』ではなく『水葉』よ」

水葉さん…
やっぱ、めっちゃいい人だ…

 水葉さん「別に貴方達の秘密を言ってほしいとかそんなんじゃないわよ
ただ皐月にばらされたから、言っただけ」

 皐月「…ごめん…」

皐月さんはお茶目だなぁ
人のこと言えないけど

 心美「2人はどんな関係なんだ?」

 水葉さん「幼馴染よ」

 響「幼馴染か…懐かしいな」

 私「幼馴染いたの⁉︎」

 響「うん…でも、一緒に住んでたからお兄ちゃん的存在でもあったかも…」

 私「どんな子⁉︎どんな子⁉︎」

 響「かっこいい子だったかな?暖かくて、でも冷たい人だった」

 心優「…冷たい…?」

 響「ころ?どうかした?」

 心優「ううん…なんでもない。」

 響「そう?だったらいいけど」

 響「やっぱり、ころは幼馴染に似てるのよね…何かを隠そうとするとことか…」

 心優「そうなんだ…」

 私「あっ…ト、トイレ‼︎行ってくる‼︎」

 響「大声出さないの!」

 私「分かってるって‼︎」

 響「全くわかってないわね」


___誰かにあと付けられてる…?
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