名も無い忌子

蜘優桜

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奈々という存在

笑わなくちゃ

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こあの握力はすさまじかったなー。
楽しいな。体力テスト。
とか思いつつ通学路を歩く。

 ころ「はぁ。めんどくさかったな。」

 私「ころ。急にどした」

とりあえず聞いといた

 ころ「あのあとも何度も先生に呼び出されて……もう心美があんなこというから…」

こあ「まぁそうね。心美のせいね」

 私「ふぅんそうなんだ。」

 ひび「なんだか興味なさそうね!」

 私「うん。ないもん」

 ひび「なんで聞いたの⁉︎」

 私「うーん…知らん。」

 ひび・こみ「テキトーすぎでしょ‼︎(テキすぎだ‼︎)」

大打撃食らったんだけど…ひどくない⁉︎

 こあ「でも、なーちゃんが心優と心美を心配してたの知ってたからとっても嬉しかったし家族として誇りに思えた…ありがとう」

 私「こあ…」

‼︎な…んで…?私なんかを誇りに思うの?
私はだって……みんなに_____のに‼︎
でも笑わなくちゃ…

 私「はは…そうだ…ね…」

 ひび「ナー…!」

 こみ「分かりやすいな…はぁ…お前が元気無いとおちつかねぇな…」

 私「うるさい‼︎私のこと何にも知らないくせに‼︎」

思わず声を荒げた。

 ひび「ナー‼︎」

 私「私だって泣きたいのに‼︎‼︎」

 こあ「泣けば?」

私「⁉︎」

 こあ「泣けない心優とは違うんだから‼︎泣けばいいじゃない‼︎」

なにそれ⁉︎

 ころ「心愛ッ‼︎黙ってッ‼︎」

 ひび「全員黙りなさいッ!」

我にかえった。何やってんだ、私。

 私「ごめん…」

こあ「私もごめん…心優が泣けないのにって思って…言いすぎた」

 ころ「……」

 私「ころ……?」

 ころ「?なんでもないよ?」

 私「なんでもなくないよ‼︎だって…___」

 こあ「黙りなさい。」

私「?」

 こあ「貴方に関係ないのよ?」

ころ「心愛『関係ない』はないと思うけど」

 ひび「ねぇ、こあも、ころも、言い方ってもんがあるでしょ‼︎」

 こみ「…お前らさ、特に心愛。人の話は最後まで聞けよ」

 ひび「こみだって‼︎人の話最後まで聞かないじゃない‼︎」

 こみ「あ?あんな人間どもの話なんか…‼︎」

 ひび「何されたの‼︎私たちだって…!」

ひびも恨んでる。
知ってる___
でも
___こみのことは知らない

 こあ「心美…‼︎」

こあが苦しそうに言った。

 こみ「!」

その時ころがこみをだきしめた

 ころ「ごめん。私は知ってたのに何も出来なかった…イヤ、しなかった」

 こあ「心優…‼︎」

___‼︎
????「『ファイアーアロー』」

鏡花さん⁉︎一体、何が…

 鏡花さん「ッ!貴方達…ッ!」

???「めんどうなのが増えたな…お前ら、いけ!」

その瞬間、目の前が真っ暗になる___黒い服を着た悪魔達が攻撃してくる

 私「邪魔ッ」

押し退け銃を撃つ
だけどみんなと全然合わない

鏡花さん「貴方達‼︎いつもの息のあった、あの戦い方はどうしたのよ⁉︎」

 鏡花さん「!」

その時鏡花さんが何者かに押し倒された。次の瞬間槍が鏡花さんのいた場所を横切った。

 黒い服をきた悪魔「⁉︎何故だ‼︎気づかれていなかったはずだ‼︎」

 こみ「黙れクソ野郎。」

こみがナイフを敵に投げつける。


戦いは順調だったはずなのに___槍がもう目の前
___怖い。身体が動かない。
___助けて。___いや_____ごめんみんな……多分、死ぬ
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