名も無い忌子

蜘優桜

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奈々という存在

日常

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 ひび「こら!ナー!早く起きて‼︎朝ごはん、冷めちゃうよ‼︎」

ひびの声。この声から私の日常?が始まる。

 私(奈々)「ふわぁ。まだ寝たいよー。」

いや、ほんとッマジで眠い。

 ひび「こら‼︎そんなこと言ってないでッ‼︎遅刻するよ‼︎」

いや、そんな訳がない。だって時間、まだ6時だよ。ありえない。だってさ、8時すぎぐらいでやっと遅刻できるぐらいなのに。あっエッ?

 ひび「連れてきたよ~」

キョーセー連行されてしまった

 私(奈々)「ッて!うまそー!」

そこにあったのは_紛れもない、サバの味噌煮とご飯に、味噌汁‼︎

 こみ「…やっとおきたか。」

ん?

 ころ「あっナーちゃん。おはよう。遅かったね。」

は?

 こあ「あら。起きたの?待ってたんだから!」

あれ?

 私「ねぇ、今何時?」

不安になった。いやだってさ?だって…何だろう。でも不安。だから聞いたんだけど…

 こみ「?何でだ?」

質問返しで答えない。

 ころ「いまはね、6時10分25秒」

 私「ころ~。もう神だわマジ神ー!」

ころほんと大好き‼︎もう、ぎゅーッだッ!

 ひび「いや、こみは質問返しで終わらせるし!ころは細かすぎるし‼︎ナーはころにベタベタしないの‼︎」

ちッ!いいとこなのに!

 こあ「ふふん。私ただ一人だけつっこまれなかった!褒めて‼︎」

…何だろう。この複雑な気持ちは

 ひび「どこにも褒める要素はない‼︎」

ひびもひびでうるさいだなぁ、これが。

 皐月さん「ふわぁ、おはようみん_きゃ!」

皐月さん!

 私「あぶな…い?」

 こみ「皐月‼︎さっさと起き上がれ‼︎はっ倒すぞ‼︎」

えー…。こみが、皐月さんより軽いこみがッ!皐月さんを受け止めるなんて……!
てか、皐月さん、何もないとこでこけてたな…。

 皐月さん「ありがと。心美。」

皐月さんも

 ころ「心美はすごいなぁ…尊敬しちゃう。」

ころも

 ひび「さすがね。皐月さんを助けてくれて、ありがとう。」

ひびもこみを褒めてる。私も褒めとこ。
「すっごっい速いね!」でいいか。
「あっいや。うんまぁうん」照れてる。同い年ながらかわいい…かわいいいいいい‼︎‼︎かわいすぎるよぉぉおおぉおおぉ‼︎

 ひび「さっ。食べましょ。」

ひびは話を戻す

 ころ「そうだね。速く食べて学校行こう。」

優しく笑った

 私「ねぇ、ころは…こあ…は…ひびは…こみ…は。皐月…さんは…いなくなんないよね?」

急に不安になって…お姉ちゃんにみんなを重ねて…さ…馬鹿みたい…

 こみ「大丈夫か?心配しなくていい_いや心配すんな…オレが守ってやるから!みんなもお前も、な!」

こみは元気に笑ってくれた…すごく、ものすごく!嬉しい!

 こあ「ふうん?心美に守れるかな~?」

めっちゃ煽るやん?

 ころ「たしかに心愛のほうが強いね。」

ころも追い討ちかけるん?

 こみ「はぁ?心愛のほうが強いのは知ってるが守れねぇわけじゃねぇからな!」

やっぱキレた。

 ひび「もぉ!喧嘩しないの‼︎」

ひび止めやがった。おもしろいとこだったのに…

数分後

通学路___

 ころ「囲まれた___武器、構えて」

ころが言った。

 ???「『ダークネス サウンド』」

うるさいッまずい…体力バンバカ削られる…

 私「?」

音が消えた…?でもチャンス。

 私「『リーフショット』」

ビンゴ。当たった!
‼︎ころがいない?___いや大丈夫だ。根拠のない自信だけど…

 ??「ふっふははは!」

笑い声。誰の___?…⁉︎そのとき思い出した___お姉ちゃんが死んでしまった時のことを___
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