異世界の常識むずくね?

みあ

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んー。真っ暗だ。ここは何処だ。さっきあのチャラ神に放り出されて。何も見えん。あ、あっち光が見える。んー。なかなか進まない。んー。うまく動かない。どうなってるんだ?


★☆★☆★

「奥様、見えてきました!!あと少しです。踏ん張って下さい!!!」んー。んーー。はぁーーーー。んーーーー。


「奥様、あと少しです!そこ、タオルの準備は大丈夫ね。」

「はい!準備出来てます!!」



「おぎゃーー。おぎゃーーー。」赤ん坊の泣き声が屋敷に響き渡った。



ん?赤ん坊の声か?どうなってるんだ???さっきより明るい気はするけど、んー。全然見えない。



「産まれました!奥様、元気な男の子です!!」



ドンドンドンドン、ガチャ。


「産まれたのか?メリル、大丈夫か??」
やっぱり、前がよく見えないな。何か喋ってるのか?声もよく聞き取れないな。どうなってるんだ、まじで。はぁーーー。んーー。眠い。寝よ。

すー。すー。すー。


★☆★☆★


「はい、旦那様。元気な男の子だそうです。」



「あぁー。メリル、ありがとう。また、僕との子を産んでくれて。なんて可愛いんだ。」あー。こんなに可愛くて、絶対嫁にはやらん。キリッ。


旦那様、何か変なことを考えているわね。大方、嫁にはやらん。とかかしら?「旦那様、この子の名前は?」


「アリスティアだ。」


「なんて可愛い名前なの。アリスティアね。うふふ。」


トントン。


「どうぞ。」



「失礼致します。母上、産まれたのですか??」美少年は部屋に入ったがドアの前から動かない。



「えぇ。そうよ。リリウス。貴方の弟よ。こっちにいらっしゃい。」
「顔を見てごらん。」美女と美形の男が言う。


「はい。」スタスタ。母上の横にいる赤ん坊の前まで来て、


美少年は目を見開いた。








「可愛い。」


「だろ?」「でしょ、ふふふ。」


その後、軽く3人で赤ん坊を見ながら談笑をした。




「メリル、疲れているだろ?今日はもうゆっくり休みなさい。明日また話をしよう。おやすみ。」ちゅっ。「はい。お休みなさい。旦那様。」「行くぞ、リリウス。」


「はい!父上。」


美形な男は美女の額にキスをして美少年と部屋を後にした。



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