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伯爵令息視点6
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それから俺は、彼女ことエレーミア様と婚約した。
彼女の実家である公爵家へと婚約のお願いをしに行く時には、緊張で胃がどうにかなってしまうかと思ったが、フィスター公爵家の方々は意外な程好意的でいてくださった。
寧ろ公爵様本人は、
「相手が君なら問題ない。娘を宜しく頼むよ。少々お転婆ではあるが、娘を幸せにしてやって欲しい。」
と優しく仰ってくださった。
そこから話はとんとん拍子に進み、すぐに婚約となり、俺の学院卒業後には彼女の卒業を待たずに結婚する事になった。
俺は彼女の卒業まで待つと言ったのだが彼女は、
「早くニコライ様のお嫁さんになりないんですの。」
と言って、俺の卒業後すぐに結婚する事が決まった。
そんな風に言ってくれる彼女がとても愛おしくて愛おしくて、俺は明日死ぬんじゃないかと不安になるくらいだった。
だが、俺は明日死ぬ事もなく、ただただ幸せな毎日だった。
結婚してからは更に幸せで、いつまでも可憐で愛らしい奥さんと共に幸せに暮らす事ができたのだった。
------------------
これにて伯爵令息視点は終わりです。
次は公爵令嬢視点を書いていきたいと思います。
ただただ素直なニコライとか違い、色々考え行動しているエミーリアを書けたらいいなと思っています。
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。
彼女の実家である公爵家へと婚約のお願いをしに行く時には、緊張で胃がどうにかなってしまうかと思ったが、フィスター公爵家の方々は意外な程好意的でいてくださった。
寧ろ公爵様本人は、
「相手が君なら問題ない。娘を宜しく頼むよ。少々お転婆ではあるが、娘を幸せにしてやって欲しい。」
と優しく仰ってくださった。
そこから話はとんとん拍子に進み、すぐに婚約となり、俺の学院卒業後には彼女の卒業を待たずに結婚する事になった。
俺は彼女の卒業まで待つと言ったのだが彼女は、
「早くニコライ様のお嫁さんになりないんですの。」
と言って、俺の卒業後すぐに結婚する事が決まった。
そんな風に言ってくれる彼女がとても愛おしくて愛おしくて、俺は明日死ぬんじゃないかと不安になるくらいだった。
だが、俺は明日死ぬ事もなく、ただただ幸せな毎日だった。
結婚してからは更に幸せで、いつまでも可憐で愛らしい奥さんと共に幸せに暮らす事ができたのだった。
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これにて伯爵令息視点は終わりです。
次は公爵令嬢視点を書いていきたいと思います。
ただただ素直なニコライとか違い、色々考え行動しているエミーリアを書けたらいいなと思っています。
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