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第五十三話 生きて帰れたらそうしよう
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「オゴッ…!」
巨漢がびくんと痙攣し、同時に胸の中心から血を吹いた。
「うぉ! なんだ…?」
「グゥオオォ…」
呻きながら俺の横を通り過ぎた巨漢、見ると背中の真ん中に蠱龍が突き刺さっていた。
鍔迫り合いになって動きを止めた巨漢を、これ幸いと貫いたわけか。まったく頼りになるヤツだ。
蠱龍は六本の脚をワキワキ動かして抜け出すと、さっさと戦線に復帰した。背骨を断たれた巨漢は、数歩歩いたところでぐにゃりと曲がって、その場に倒れて動けなくなった。
流石に動死体でも、背骨は弱点なのだろう。
「…悪いな正々堂々タイマンとか、拘っている場合じゃないんだ」
一度会ったきりの名も知らぬ巨漢に感傷など湧きはしないが、多少の罪悪感を覚えつつ、俺もまた戦線に復帰した。
「燃えてまえぇぇ!」
ただの村人のような動死体の群れを、魔法屋から戻ってきたミスズの爆炎が吹き飛ばすと、豪華そうな鎧を着た動死体が数体現れた。
『鎧を着ているのは、恐らく魔女討伐に向かった方々と思われます。先ほどの方同様に、返り討ちに遭って、動死体にされてしまったようです』
「動きは遅いが、めちゃくちゃ硬いってわけか」
『それだけではありません。彼らが着ている鎧は、魔女対策がされた、魔法抵抗力の高いもののはずです。いかにミスズ様の魔法でも…』
「んっはっはー! 嘗めたらあかんで! ウチかて捨てたもんやないからな!」
魔法を買いに行ったらしく、ミスズの動きが止まった。
この時間は詠唱よりははるかに短いが、眼が開いているだけで何も映っていないらしく、完全に意識が飛んで無防備になる。
「そうだぞ、アリア。ミスズさんは凄いんだ」
『は、はい。申し訳ありません』
そんな会話をしている間に、重鎧集団がジリジリと近付いてきた。その中心には、柔道着のような着物を着た男。
「やっぱり出たな、今度はあの武闘修道士かい…」
『破魔魂聖!』
俺たちの周囲に半透明のドームが形成された。
俺には、あの数の鎧集団を捌くのは無理だ。
シュゴゴァアァ!
重鎧集団に向かって、蠱龍が高温ガスを噴射した。高温ガスは魔法ではないので、いくら魔法耐性が高い鎧を着ていても防げない。数体の鎧騎士の身体が燃え上がったが、彼らはもがくこともなく歩き続け、中身が焼失した鎧が転がった。
その間も集団自体は接近し続けた。
少し距離をとった蠱龍がホバリングを始めた。恐らく同じ攻撃を仕掛けるために、例のガス的なものを体内で精製しているのだろう。
武闘修道士が変なポーズを取ると、半透明のドームが瞬時に広がった。アリアが使ったものと同じ、魔法防御の破魔魂聖だ。
そこに蠱龍が二度目の攻撃を仕掛けたが、高温ガスはほぼ完全に防がれてしまった。
「動死体のクセに、魔法まで使うのか!」
動死体になっても流石勇者一党、先ほど蠱龍に焼かれた雑魚重鎧騎士とは明らかに違う。
文字通り腐っているが、腐っても鯛というわけだ。
買い物が終わって、ミスズが動き出した。
「戻ってきたでぇ! なんやあいつら、えらい近寄られてるやん!」
素っ頓狂な叫びを上げて、熱線を打ち込む。それは武闘修道士の破魔魂聖によって八割は拡散したが、残り二割は内部を焼いた。
結果を確認する前に、ミスズは再び魔法屋に行った。
「焼かれながら近付いて来るのが、実に不気味だな…」
はっとした顔でアリアが叫んだ。
『いけません。破魔魂聖同士が触れ合うと、繋がってしまいます!』
なんと、そういう仕様になっているのか。
敵味方の破魔魂聖が接触するなんて状況は滅多にないだろうし、味方同士が接近したら繋がった方が便利だろってことで、こういう仕様になったんだろうが、便利なんだか不便なんだか分からんな。
奴らがただ無策で近付いてくるわけはないと思っていたが、破魔魂聖のドームを繋げて無効化する作戦だったとは。
繋がった穴から、がちゃがちゃと重鎧騎士が踏み込んできたので、重くて硬い剣で力任せに押し戻す。穴はそれほど広くないため、押し戻された重鎧騎士が、破魔魂聖の壁に触れて焼滅していく。
武闘修道士は自分が張った破魔魂聖の奥に収まって、障壁を保持している。雑魚は動きが動死体特有の緩慢さで、さっきの巨漢と違って、普通のそれなのはありがたい。
「おあ! まだ攻め込んで来とんのか!」
魔法屋から帰るなり叫ぶと、ミスズは正面に向けて棒を構えた。
「おっちゃん、上手いこと避けてや! 焼けてもうたら泣くで!」
「オッケーミスズさん、遠慮せずにやれ!」
繋がった穴に、ミスズがさっきよりも太い炎ビームを打ち込んだ。
継ぎ目で奮戦していた俺は、焼かれる直前に踵を返し、ミスズの足元に転がり戻った。
それと前後して武闘修道士は、両手の三鈷杵を前に出して、破魔魂聖を張るべくさっきと同じポーズを取った。
しかし、なぜかドームは展開されなかった。
「…ウゴ…?」
自分の身に何が起こったのか、分からなかったのだろう。焼滅する刹那、武闘修道士は戸惑いの表情を浮かべたように見えた。
ミスズの炎ビームは、ノーガードの武闘修道士と重鎧騎士を焼き焦がし、その後に続く雑魚動死体をも消し炭にした。
後には赤熱した三鈷杵と鎧、焼け残った身体の一部が残った。
「えぇ…? なんでだ?」
武闘修道士は、どうして破魔魂聖を張らなかったのだろうか?
『あの方は、お祈りを欠かせてしまったようですね…』
「…あぁ、そういうことか!」
アリアが言っていた、“得てして、とても大事な局面で使えなくなったりする”というのが、実際に最悪の。俺たちにとっては最高のタイミングで起こってしまったようだ。
「いくら魔法が使えても、脳が腐ってしまったから、毎夜のお祈りもままならなかったってことか…?」
目の当たりにすると、突然梯子を外されることのヤバさがよく分かる。自戒して、今後お祈りは欠かさないようにしよう。
生きて帰れたらそうしよう。
ここで戦い始めてどれくらい経つか忘れてしまったが、倒しても倒しても、魔女に召喚された動死体が湧いてくる。
ミスズは直線的に飛ぶ普通の魔法攻撃に加え、時折風を纏わせた赤い石を魔女の死角から打ち込んでいたが、動死体が組み体操のように積みあがって壁を作り、それらを防いでしまう。そのため、魔女まで攻撃が通らないのだ。
「けっこう、疲れてきたな」
本来ならこの部屋の前で休憩時間も、意を決する暇も欲しかったのに、そのままボス戦に突入してしまった。戦闘回数自体は多くなかったが、緊張を強いられてきたので、疲れが溜まっていたのだ。
準備不足での最終決戦は、魔女にとってもそうだったと思いたい。でなければ俺たちが不利に過ぎる。
『この人たち、どこから出て来るのでしょう?』
「まぁ、人だがな。さぁて、どこだろうな」
冒険者姿の動死体は別として、村人姿の動死体は、墓場から無理やり起こされた死者なのか、魔女によって人生を断たれた生者なのか、それは分からない。そんなことに関係なく、焼くしか救いがないのだから、とことん救いがない。
「ウチの魔法力はまだまだ残ってるけど、おっちゃんはおっちゃんやしキツいやろ。そろそろ限界ちゃうか?」
「あぁ、ひとりで走り回るのは、しんどいな。歳だしな!」
アプリを入れて剣を振って魔法石を投げて、八面六臂の活躍だぞ俺。勝って帰ったら、存分に褒めてもらいたいものだ。
…冗談はさておき、俺よりも、いつ消えてしまうか分からないアリアが心配だ。
三人で手一杯なのに、そこからひとり欠けてしまえば敗北は免れないが、それよりなにより、消える前に国が救われたことをアリアに実感させてやりたい。
国のために身を捧げた気高き聖女の魂に、安らぎを与えたい。
巨漢がびくんと痙攣し、同時に胸の中心から血を吹いた。
「うぉ! なんだ…?」
「グゥオオォ…」
呻きながら俺の横を通り過ぎた巨漢、見ると背中の真ん中に蠱龍が突き刺さっていた。
鍔迫り合いになって動きを止めた巨漢を、これ幸いと貫いたわけか。まったく頼りになるヤツだ。
蠱龍は六本の脚をワキワキ動かして抜け出すと、さっさと戦線に復帰した。背骨を断たれた巨漢は、数歩歩いたところでぐにゃりと曲がって、その場に倒れて動けなくなった。
流石に動死体でも、背骨は弱点なのだろう。
「…悪いな正々堂々タイマンとか、拘っている場合じゃないんだ」
一度会ったきりの名も知らぬ巨漢に感傷など湧きはしないが、多少の罪悪感を覚えつつ、俺もまた戦線に復帰した。
「燃えてまえぇぇ!」
ただの村人のような動死体の群れを、魔法屋から戻ってきたミスズの爆炎が吹き飛ばすと、豪華そうな鎧を着た動死体が数体現れた。
『鎧を着ているのは、恐らく魔女討伐に向かった方々と思われます。先ほどの方同様に、返り討ちに遭って、動死体にされてしまったようです』
「動きは遅いが、めちゃくちゃ硬いってわけか」
『それだけではありません。彼らが着ている鎧は、魔女対策がされた、魔法抵抗力の高いもののはずです。いかにミスズ様の魔法でも…』
「んっはっはー! 嘗めたらあかんで! ウチかて捨てたもんやないからな!」
魔法を買いに行ったらしく、ミスズの動きが止まった。
この時間は詠唱よりははるかに短いが、眼が開いているだけで何も映っていないらしく、完全に意識が飛んで無防備になる。
「そうだぞ、アリア。ミスズさんは凄いんだ」
『は、はい。申し訳ありません』
そんな会話をしている間に、重鎧集団がジリジリと近付いてきた。その中心には、柔道着のような着物を着た男。
「やっぱり出たな、今度はあの武闘修道士かい…」
『破魔魂聖!』
俺たちの周囲に半透明のドームが形成された。
俺には、あの数の鎧集団を捌くのは無理だ。
シュゴゴァアァ!
重鎧集団に向かって、蠱龍が高温ガスを噴射した。高温ガスは魔法ではないので、いくら魔法耐性が高い鎧を着ていても防げない。数体の鎧騎士の身体が燃え上がったが、彼らはもがくこともなく歩き続け、中身が焼失した鎧が転がった。
その間も集団自体は接近し続けた。
少し距離をとった蠱龍がホバリングを始めた。恐らく同じ攻撃を仕掛けるために、例のガス的なものを体内で精製しているのだろう。
武闘修道士が変なポーズを取ると、半透明のドームが瞬時に広がった。アリアが使ったものと同じ、魔法防御の破魔魂聖だ。
そこに蠱龍が二度目の攻撃を仕掛けたが、高温ガスはほぼ完全に防がれてしまった。
「動死体のクセに、魔法まで使うのか!」
動死体になっても流石勇者一党、先ほど蠱龍に焼かれた雑魚重鎧騎士とは明らかに違う。
文字通り腐っているが、腐っても鯛というわけだ。
買い物が終わって、ミスズが動き出した。
「戻ってきたでぇ! なんやあいつら、えらい近寄られてるやん!」
素っ頓狂な叫びを上げて、熱線を打ち込む。それは武闘修道士の破魔魂聖によって八割は拡散したが、残り二割は内部を焼いた。
結果を確認する前に、ミスズは再び魔法屋に行った。
「焼かれながら近付いて来るのが、実に不気味だな…」
はっとした顔でアリアが叫んだ。
『いけません。破魔魂聖同士が触れ合うと、繋がってしまいます!』
なんと、そういう仕様になっているのか。
敵味方の破魔魂聖が接触するなんて状況は滅多にないだろうし、味方同士が接近したら繋がった方が便利だろってことで、こういう仕様になったんだろうが、便利なんだか不便なんだか分からんな。
奴らがただ無策で近付いてくるわけはないと思っていたが、破魔魂聖のドームを繋げて無効化する作戦だったとは。
繋がった穴から、がちゃがちゃと重鎧騎士が踏み込んできたので、重くて硬い剣で力任せに押し戻す。穴はそれほど広くないため、押し戻された重鎧騎士が、破魔魂聖の壁に触れて焼滅していく。
武闘修道士は自分が張った破魔魂聖の奥に収まって、障壁を保持している。雑魚は動きが動死体特有の緩慢さで、さっきの巨漢と違って、普通のそれなのはありがたい。
「おあ! まだ攻め込んで来とんのか!」
魔法屋から帰るなり叫ぶと、ミスズは正面に向けて棒を構えた。
「おっちゃん、上手いこと避けてや! 焼けてもうたら泣くで!」
「オッケーミスズさん、遠慮せずにやれ!」
繋がった穴に、ミスズがさっきよりも太い炎ビームを打ち込んだ。
継ぎ目で奮戦していた俺は、焼かれる直前に踵を返し、ミスズの足元に転がり戻った。
それと前後して武闘修道士は、両手の三鈷杵を前に出して、破魔魂聖を張るべくさっきと同じポーズを取った。
しかし、なぜかドームは展開されなかった。
「…ウゴ…?」
自分の身に何が起こったのか、分からなかったのだろう。焼滅する刹那、武闘修道士は戸惑いの表情を浮かべたように見えた。
ミスズの炎ビームは、ノーガードの武闘修道士と重鎧騎士を焼き焦がし、その後に続く雑魚動死体をも消し炭にした。
後には赤熱した三鈷杵と鎧、焼け残った身体の一部が残った。
「えぇ…? なんでだ?」
武闘修道士は、どうして破魔魂聖を張らなかったのだろうか?
『あの方は、お祈りを欠かせてしまったようですね…』
「…あぁ、そういうことか!」
アリアが言っていた、“得てして、とても大事な局面で使えなくなったりする”というのが、実際に最悪の。俺たちにとっては最高のタイミングで起こってしまったようだ。
「いくら魔法が使えても、脳が腐ってしまったから、毎夜のお祈りもままならなかったってことか…?」
目の当たりにすると、突然梯子を外されることのヤバさがよく分かる。自戒して、今後お祈りは欠かさないようにしよう。
生きて帰れたらそうしよう。
ここで戦い始めてどれくらい経つか忘れてしまったが、倒しても倒しても、魔女に召喚された動死体が湧いてくる。
ミスズは直線的に飛ぶ普通の魔法攻撃に加え、時折風を纏わせた赤い石を魔女の死角から打ち込んでいたが、動死体が組み体操のように積みあがって壁を作り、それらを防いでしまう。そのため、魔女まで攻撃が通らないのだ。
「けっこう、疲れてきたな」
本来ならこの部屋の前で休憩時間も、意を決する暇も欲しかったのに、そのままボス戦に突入してしまった。戦闘回数自体は多くなかったが、緊張を強いられてきたので、疲れが溜まっていたのだ。
準備不足での最終決戦は、魔女にとってもそうだったと思いたい。でなければ俺たちが不利に過ぎる。
『この人たち、どこから出て来るのでしょう?』
「まぁ、人だがな。さぁて、どこだろうな」
冒険者姿の動死体は別として、村人姿の動死体は、墓場から無理やり起こされた死者なのか、魔女によって人生を断たれた生者なのか、それは分からない。そんなことに関係なく、焼くしか救いがないのだから、とことん救いがない。
「ウチの魔法力はまだまだ残ってるけど、おっちゃんはおっちゃんやしキツいやろ。そろそろ限界ちゃうか?」
「あぁ、ひとりで走り回るのは、しんどいな。歳だしな!」
アプリを入れて剣を振って魔法石を投げて、八面六臂の活躍だぞ俺。勝って帰ったら、存分に褒めてもらいたいものだ。
…冗談はさておき、俺よりも、いつ消えてしまうか分からないアリアが心配だ。
三人で手一杯なのに、そこからひとり欠けてしまえば敗北は免れないが、それよりなにより、消える前に国が救われたことをアリアに実感させてやりたい。
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