47 / 58
第四十六話 残り物にはなんとやら
しおりを挟む
「アレクス隊には使える方がいなかったので、誰も手に取らなかった両手剣です」
そう言って大神官は両手剣を差し出した。鞘の長さは百五十センチ。鍔には黒と白の、宝石のような石があしらわれている。
「古文書には“重くて硬い剣”と記されております」
「残り物にはなんとやら、か」
“重い”という触れ込みに警戒しつつ、剣を受け取った瞬間に覚えた違和感。
「大神官、これは…」
重いどころか、その剣は今まで使っていた物と比べても、バカみたいに軽かった。軽い物を重いと偽って渡すと、腰を傷めるんだぞ。
それに、扱い易そうではあるが、両手剣の破壊力は重さにこそあり、軽ければいいというものではない。
「仰りたいことは分かります」
俺の心を読んだように、大神官は傍らの椅子を引き寄せ、眼の前に置いた。そして背凭れを指差して言う。
「軽く、刃を当ててください」
大神官がなにを意図しているのか分からなかったが、取り敢えず俺は剣を抜いた。
「…おぉ…」
カッターナイフのように薄い刃は、燭光に照り映えて、程よく焼けたチタンマフラーのように虹色に輝いている。それだけでもタダモノではないことが分かるが、日光ならもっと美しく輝くことだろう。
ただし、その金属光沢が嘘臭く思えるほど軽いのだが。
ポウーン…
刀身をノックすると、音叉のような音がした。
「んはは、おーまーえーはーあーほーかーって感じやな」
「…これで、椅子を叩くのだな?」
「はい、刃の部分でお願いします」
大神官の言う通り、刃を立てて椅子の背を軽く、ほぼ乗せるくらいの勢いで小突いた。
ドガシャン!
その瞬間、剣は途轍もなく重くなり、椅子は真っ二つになったが、刀身が床に触れる直前、剣は元のように軽くなった。
「なな? なんやソレぇ? なんでそんなことになるん?」
素っ頓狂な叫びを上げて立ったミスズに、大神官は微笑を返した。
「この剣は元々非常に軽くて強い金属でできておりますが、鍔の宝石の力により、刃が物に当たった瞬間だけ、途轍もなく重く、更に硬くなるのです」
「…それは凄いが、どういう仕掛けなんだ…?」
「古文書にはカンセイギヨの石とテーテクカの石とありましたが、何のことやら」
大神官は申し訳なさそうに頭を振り、慌てて付け加えた。
「…仕掛けは分かりませんが、効果だけは本物です。間違いなく起こる現象です」
俺はそのとき、ここ暫く疑問に思っていたことが氷解した気がした。
軽くて脆そうな物が、時として極めて重くて硬くなる。
それは蠱龍に起こるのと同じ現象ではないか。蠱龍も、カンセイギヨとテーテクカの石を体内に持っていて、敵にぶつかる瞬間に、硬くて重くなるのではないだろうか。
「そうか。俺も頭が詰まった方じゃないし、説明されても分からないだろうな。ありがとう、使わせてもらうよ」
大神官は慇懃に頭を下げた。
アレクス隊には両手剣を使う者はいなかった。だからこの剣に触れる者はおらず、この剣の特性を知るに至らなかった。
この軽さなら片手で扱うこともできるだろうから、俺にとっては幸運だったと言える。
「それと…、この宝愛袋を」
『あ、あれは…』
『どうしたアリア?』
『あれは、我が家の家宝です。あれに物を入れると、小さく軽くなって、たくさん持てるようになるそうです』
またしても出た謎道具。どういう仕掛けなのかが気になったが、説明する方もされる方も分からないだろうから、疑問を飲み込んだ。
「たくさんの物が入る袋です。大きさは約十分の一になります」
その袋を受け取りながら、俺は考えた。
もしもこの袋がもっと早く手に入っていたなら、蠱龍に水がかかるようなアクシデントが起こらないから、未だに置物だっただろう。
ん? もしかしたら、砂龍に喰われていたのか?
いや、風バイクから落ちたのは蠱龍に驚いたせいだから、砂龍戦自体が起こらなかったわけか? んん? なんか混乱してきたぞ?
…まぁ、今更どうでもいいか。
「…それと、まことに申し訳ないのですが、魔法使い用の道具は残されておりませんでしたので、ミスズ様には何も御用意できません」
言葉通り、申し訳なさそうに大神官は頭を下げた。
「あー、かめへんかめへん。ウチはめっさ強いさかいな、この一張羅と棒だけで充分や」
そう言ってミスズは、“棒”をペンのように回した。
それを聞いた大神官は、ほっとしたような顔でプリンチナに退室を告げた。
プリンチナはテーブルに手を衝いて立ち上がると、電池が切れかけたような緩慢な動きで、大神官に続いた。
「姫…」
その姿が余りにも哀れで、思わず呼び止めてしまった。
立ち止まったプリンチナは、油の切れたからくり人形のような動きで振り返った。
「こ、この剣のお陰で、凄く、心強いです。国宝凄い」
例によって、直訳したような発言。
「…ありがとうシオン様。私も希望を持てるようになりました」
プリンチナは少し元気になった足取りで、控え室を辞した。
「アレクスが…」
二人が部屋を出て行った後、俺は思わずその名を呟いた。
あんな強そうな連中が勝てなかった魔女に、俺たちが勝てるのか?
いや、“俺たちが”じゃなくて“俺が”だ。問題は俺だ。
闘技場の戦い、ミスズは自分の力だけで勝った。
俺にあれができるか?
兵士二十人以上と魔術士ふたり。
それをひとりで、誰の力も借りず勝てるか? …無理だ。
「ミスズさん、さっきの自信は本気なのか?」
「んはは。流石のウチかて、半分くらいやで?」
「はは、凄いな、半分もあるのかよ」
ミスズの言葉に、最前感じた魔女への恐れが、緩和されていくのを感じる。俺がただのおっさんでも、ミスズ、アリア、蠱龍が居れば、何とかなる気がした。
翌日から俺は、“重くて硬い剣”を使いこなす訓練を始めた。
というのも、椅子の背凭れを小突いたとき結構な反動があって、少し腕を痛めてしまったからだ。それ自体は青い石ですぐに治ったが、戦闘中にやらかすと取り返しがつかなくなる。
それを防ぐには、そうだ筋肉だ。筋肉をつけるのが一番だ。
ルタリアの街から城を挟んで反対側に、城を建設するときに石材を切り出した岩山があった。現在は使われていないというので、そこを訓練場所とすることにした。
プリンチナの期待、というか懇願にも、できれば応えたいしな。
「こんな場所、特撮番組で見たことがあるな」
使われなくなって年月が経っているので、実際にはかなり草木に覆われ苔むしており、仮免ライダーで見たような、岩石が剥き出しの岩山とはかなり違っている。
岩山をひたすら、地形が変わるほど“重くて硬い剣”でブン殴る。
やり始めて分かったが、剣を振っているときに急に重くなれば、その分遠心力が大きくなる。一瞬だが違った挙動になるので、それに備える反射神経と、耐える筋力を養わねばならないのだ。
散々身体をいじめて、腕が上がらないくらい筋肉が傷んだら石袋の青い石で癒す。すると筋肉が修復される過程で、以前より少し筋肉量が増えるわけだが、所謂超回復というやつだ。これを一日に何度も繰り返す。
本来なら数日筋肉を休めないといけないが、そこを青い石で無理やり癒してしまおうという力技なのだ。
気の短い元相棒がドライフラワーを作るときに、乾燥させるのにシリカゲルだけでなく、電子レンジまで使っていたらしい。そういった感じの、即席且つ乱暴な方法である。
今更筋トレなんて正直泥縄感が否めないが、後悔するにしてもできるかぎりのことはしておきたい。なお、件の石袋は、ミスズには不要になったので貰ったものだ。
『シオン様、回復なら私が…』
「ダメだと言っただろう? 緊急の場合は仕方がないが、こんな不要不急なときは使わないでくれ」
『ですが、魔法を使わなければ長くいられるとは限りません。常に使っていた方が存在し続けられるのかも…』
身体の器官も使わなければ退化するし、アリアの言うことにも一理ある。
あるかも知れないが、俺は俺の直感を信じたい。
いや、信じる! 戦力的に劣っているのに、そのうえ直感まで当てにならないなんて、俺の存在意味がなさ過ぎる。
「だから!」
つい大声を出してしまって、すぐに後悔する。
「…すまん。魔女のアジトへ入ったら制限しないから、それまでは温存させてくれ」
『…はい、わかりました』
グウゥゥゥゥゥ…
「…帰るか」
青い石で回復するし、痛みも消えるが、代謝を加速させて筋肉を修復させるため、とにかく腹が減るのだ。
そう言って大神官は両手剣を差し出した。鞘の長さは百五十センチ。鍔には黒と白の、宝石のような石があしらわれている。
「古文書には“重くて硬い剣”と記されております」
「残り物にはなんとやら、か」
“重い”という触れ込みに警戒しつつ、剣を受け取った瞬間に覚えた違和感。
「大神官、これは…」
重いどころか、その剣は今まで使っていた物と比べても、バカみたいに軽かった。軽い物を重いと偽って渡すと、腰を傷めるんだぞ。
それに、扱い易そうではあるが、両手剣の破壊力は重さにこそあり、軽ければいいというものではない。
「仰りたいことは分かります」
俺の心を読んだように、大神官は傍らの椅子を引き寄せ、眼の前に置いた。そして背凭れを指差して言う。
「軽く、刃を当ててください」
大神官がなにを意図しているのか分からなかったが、取り敢えず俺は剣を抜いた。
「…おぉ…」
カッターナイフのように薄い刃は、燭光に照り映えて、程よく焼けたチタンマフラーのように虹色に輝いている。それだけでもタダモノではないことが分かるが、日光ならもっと美しく輝くことだろう。
ただし、その金属光沢が嘘臭く思えるほど軽いのだが。
ポウーン…
刀身をノックすると、音叉のような音がした。
「んはは、おーまーえーはーあーほーかーって感じやな」
「…これで、椅子を叩くのだな?」
「はい、刃の部分でお願いします」
大神官の言う通り、刃を立てて椅子の背を軽く、ほぼ乗せるくらいの勢いで小突いた。
ドガシャン!
その瞬間、剣は途轍もなく重くなり、椅子は真っ二つになったが、刀身が床に触れる直前、剣は元のように軽くなった。
「なな? なんやソレぇ? なんでそんなことになるん?」
素っ頓狂な叫びを上げて立ったミスズに、大神官は微笑を返した。
「この剣は元々非常に軽くて強い金属でできておりますが、鍔の宝石の力により、刃が物に当たった瞬間だけ、途轍もなく重く、更に硬くなるのです」
「…それは凄いが、どういう仕掛けなんだ…?」
「古文書にはカンセイギヨの石とテーテクカの石とありましたが、何のことやら」
大神官は申し訳なさそうに頭を振り、慌てて付け加えた。
「…仕掛けは分かりませんが、効果だけは本物です。間違いなく起こる現象です」
俺はそのとき、ここ暫く疑問に思っていたことが氷解した気がした。
軽くて脆そうな物が、時として極めて重くて硬くなる。
それは蠱龍に起こるのと同じ現象ではないか。蠱龍も、カンセイギヨとテーテクカの石を体内に持っていて、敵にぶつかる瞬間に、硬くて重くなるのではないだろうか。
「そうか。俺も頭が詰まった方じゃないし、説明されても分からないだろうな。ありがとう、使わせてもらうよ」
大神官は慇懃に頭を下げた。
アレクス隊には両手剣を使う者はいなかった。だからこの剣に触れる者はおらず、この剣の特性を知るに至らなかった。
この軽さなら片手で扱うこともできるだろうから、俺にとっては幸運だったと言える。
「それと…、この宝愛袋を」
『あ、あれは…』
『どうしたアリア?』
『あれは、我が家の家宝です。あれに物を入れると、小さく軽くなって、たくさん持てるようになるそうです』
またしても出た謎道具。どういう仕掛けなのかが気になったが、説明する方もされる方も分からないだろうから、疑問を飲み込んだ。
「たくさんの物が入る袋です。大きさは約十分の一になります」
その袋を受け取りながら、俺は考えた。
もしもこの袋がもっと早く手に入っていたなら、蠱龍に水がかかるようなアクシデントが起こらないから、未だに置物だっただろう。
ん? もしかしたら、砂龍に喰われていたのか?
いや、風バイクから落ちたのは蠱龍に驚いたせいだから、砂龍戦自体が起こらなかったわけか? んん? なんか混乱してきたぞ?
…まぁ、今更どうでもいいか。
「…それと、まことに申し訳ないのですが、魔法使い用の道具は残されておりませんでしたので、ミスズ様には何も御用意できません」
言葉通り、申し訳なさそうに大神官は頭を下げた。
「あー、かめへんかめへん。ウチはめっさ強いさかいな、この一張羅と棒だけで充分や」
そう言ってミスズは、“棒”をペンのように回した。
それを聞いた大神官は、ほっとしたような顔でプリンチナに退室を告げた。
プリンチナはテーブルに手を衝いて立ち上がると、電池が切れかけたような緩慢な動きで、大神官に続いた。
「姫…」
その姿が余りにも哀れで、思わず呼び止めてしまった。
立ち止まったプリンチナは、油の切れたからくり人形のような動きで振り返った。
「こ、この剣のお陰で、凄く、心強いです。国宝凄い」
例によって、直訳したような発言。
「…ありがとうシオン様。私も希望を持てるようになりました」
プリンチナは少し元気になった足取りで、控え室を辞した。
「アレクスが…」
二人が部屋を出て行った後、俺は思わずその名を呟いた。
あんな強そうな連中が勝てなかった魔女に、俺たちが勝てるのか?
いや、“俺たちが”じゃなくて“俺が”だ。問題は俺だ。
闘技場の戦い、ミスズは自分の力だけで勝った。
俺にあれができるか?
兵士二十人以上と魔術士ふたり。
それをひとりで、誰の力も借りず勝てるか? …無理だ。
「ミスズさん、さっきの自信は本気なのか?」
「んはは。流石のウチかて、半分くらいやで?」
「はは、凄いな、半分もあるのかよ」
ミスズの言葉に、最前感じた魔女への恐れが、緩和されていくのを感じる。俺がただのおっさんでも、ミスズ、アリア、蠱龍が居れば、何とかなる気がした。
翌日から俺は、“重くて硬い剣”を使いこなす訓練を始めた。
というのも、椅子の背凭れを小突いたとき結構な反動があって、少し腕を痛めてしまったからだ。それ自体は青い石ですぐに治ったが、戦闘中にやらかすと取り返しがつかなくなる。
それを防ぐには、そうだ筋肉だ。筋肉をつけるのが一番だ。
ルタリアの街から城を挟んで反対側に、城を建設するときに石材を切り出した岩山があった。現在は使われていないというので、そこを訓練場所とすることにした。
プリンチナの期待、というか懇願にも、できれば応えたいしな。
「こんな場所、特撮番組で見たことがあるな」
使われなくなって年月が経っているので、実際にはかなり草木に覆われ苔むしており、仮免ライダーで見たような、岩石が剥き出しの岩山とはかなり違っている。
岩山をひたすら、地形が変わるほど“重くて硬い剣”でブン殴る。
やり始めて分かったが、剣を振っているときに急に重くなれば、その分遠心力が大きくなる。一瞬だが違った挙動になるので、それに備える反射神経と、耐える筋力を養わねばならないのだ。
散々身体をいじめて、腕が上がらないくらい筋肉が傷んだら石袋の青い石で癒す。すると筋肉が修復される過程で、以前より少し筋肉量が増えるわけだが、所謂超回復というやつだ。これを一日に何度も繰り返す。
本来なら数日筋肉を休めないといけないが、そこを青い石で無理やり癒してしまおうという力技なのだ。
気の短い元相棒がドライフラワーを作るときに、乾燥させるのにシリカゲルだけでなく、電子レンジまで使っていたらしい。そういった感じの、即席且つ乱暴な方法である。
今更筋トレなんて正直泥縄感が否めないが、後悔するにしてもできるかぎりのことはしておきたい。なお、件の石袋は、ミスズには不要になったので貰ったものだ。
『シオン様、回復なら私が…』
「ダメだと言っただろう? 緊急の場合は仕方がないが、こんな不要不急なときは使わないでくれ」
『ですが、魔法を使わなければ長くいられるとは限りません。常に使っていた方が存在し続けられるのかも…』
身体の器官も使わなければ退化するし、アリアの言うことにも一理ある。
あるかも知れないが、俺は俺の直感を信じたい。
いや、信じる! 戦力的に劣っているのに、そのうえ直感まで当てにならないなんて、俺の存在意味がなさ過ぎる。
「だから!」
つい大声を出してしまって、すぐに後悔する。
「…すまん。魔女のアジトへ入ったら制限しないから、それまでは温存させてくれ」
『…はい、わかりました』
グウゥゥゥゥゥ…
「…帰るか」
青い石で回復するし、痛みも消えるが、代謝を加速させて筋肉を修復させるため、とにかく腹が減るのだ。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
働くおじさん異世界に逝く~プリンを武器に俺は戦う!薬草狩りで世界を制す~
山鳥うずら
ファンタジー
東京に勤務している普通のおっさんが異世界に転移した。そこは東京とはかけ離れた文明の世界。スキルやチートもないまま彼は異世界で足掻きます。少しずつ人々と繋がりを持ちながら、この無理ゲーな社会で一人の冒険者として生きる話。
少し大人の世界のなろうが読みたい方に楽しめるよう創りました。テンプレを生かしながら、なろう小説の深淵を見せたいと思います。
彼はどうやってハーレムを築くのか――
底辺の冒険者として彼は老後のお金を貯められたのか――
ちょっとビターな異世界転移の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる