2 / 11
序章
いつものメンツで異世界トリップ!?
しおりを挟む
「…ここは?」
周りを見渡すと一面の大草原。そしていつものメンツ。空にはなにか巨大なものが飛んでいる。地球にはこんな巨大な生物はいなかった。つまりここは異世界?でも信じられない。なんでこうなったかもう1度思い出してみよう。
--------------------------------------
私はりん。普通の中学1年生だ。今日は祝日だからいつものメンツで集まって遊ぼうと思っている。みんなの部活の予定が合う日が少ないので、遊ぶのは久しぶりだ。
「お~い。」
「あ、りんりだ!」
りんりとは私のあだ名である。りぃと呼ばれたりもする。そして今私を呼んだのが、
るか。るーと呼ばれている。
「ほかのみんなは?」
「まだ来てない。」
いつものメンツは、私とるかを合わせて7人いる。来ていないのは、はなと、ののかと、ゆうりと、こうせいと、ともひこだ。
「おーい。」
「あ、なー(はな)とのの(ののか)だ。」
「遅くなってごめん。」
「全然大丈夫。まだ、ゆうりん(ゆうり)とせき(ともひこ)とこうせいが来てないから。」
「よかった。」
ん?何かある。残りの3人が来ないかと周りを見渡したときに小さな箱を見つけた。
「るー達、何かあるよ。」
箱を拾って3人に見せる。
「え、なにこれ。めっちゃ怪しいんだけど。」
「うわー。怪しすぎる。」
「なにこれ、なにこれ。」
3人の感想もわかる。その箱は明らかに怪しいのだ。黒っぽくて古ぼけていて、魔法陣のようなものが描いてある。更にその周りをよくわからない文字のようなものがびっしりと書き連ねてある。
「どうしたの~。」
「あ、ゆうりん。」
「お~い。みんなで集まってどうした?」
「お、せきとこうせいも来た。」
「見てこの箱。さっき見つけたんだけどめちゃくちゃ怪しくない?」
「うわ…。怪しすぎる。」
「でしょ。」
みんなが怪しいというくらい本当に怪しい。さて、どうしようか。
「どうするこの箱。」
「開けよ。」
「え!!マジで、せき!?」
「面白そうじゃん。」
「まあそうだけど。」
「まあ面白そうなことはやってみるが勝ちだね。開けよう。」
「それが私たちだもんね。」
開けることに決まったが、そう簡単に開くだろうか。こういうのって鍵が掛かってたり、開かないようにくっついてたりするもんだよな。
「りんちゃん開けてよ。」
「私!?せき自分で開けないの?」
「え~俺開けたくない。」
「せき怖がり~。何かあると思ってるんでしょ。」
「え、別に怖くないし。」
「じゃあ開けてよ。」
「わかったよ。開けるよ。」
カチャ
箱はすんなり開いた。
「なにか入ってる?」
「ん~玉。」
「玉?」
「せき見せて。」
「はい。」
箱を覗くとピンポン玉くらいのたまが入っていた。これがまた怪しい。透明なガラスのような玉の中に紫色の煙みたいなモヤモヤが入っていて更にモヤモヤが動いているのだ。
「綺麗~。」
「綺麗ってのの…。動いてるよこれ。普通動いたらおかしいでしょ。」
「怪しい箱の中は、怪しい玉か。」
「怪しいなー。」
「怪しいものづくしだな。」
「出してみていい?」
「いいよ、りんり出してみて。」
「わかった。」
箱の中の玉を掴んだその時……
「うわ!!」
「なにこれ!!」
「きゃー!!」
突然玉からものすごい光があふれだし7人を包み込んだ。そして気が付くと大草原にいた。
--------------------------------------
思い出した。あの玉が原因だ。とんでもない事になった。でもまずはこの状況をどうにかしなければ。みんなは無事だろうか。
「みんな大丈夫?」
「う~ん・・・。」
「大丈夫だよ。」
「ok大丈夫。」
「だいじょーだよ。」
「大丈夫。」
「大丈夫。」
よかった。みんな無事なようだ。
「ここどこかわかる、わけがないよね。」
「うん。」
「絶対あの玉が原因だよね。」
「怪しかったしね。」
「しょうがないからひとまず移動しよう。」
「だね。」
私たちが立ち上がった時・・・
(おまえらは誰だ?)
「え?」
周りを見渡すと一面の大草原。そしていつものメンツ。空にはなにか巨大なものが飛んでいる。地球にはこんな巨大な生物はいなかった。つまりここは異世界?でも信じられない。なんでこうなったかもう1度思い出してみよう。
--------------------------------------
私はりん。普通の中学1年生だ。今日は祝日だからいつものメンツで集まって遊ぼうと思っている。みんなの部活の予定が合う日が少ないので、遊ぶのは久しぶりだ。
「お~い。」
「あ、りんりだ!」
りんりとは私のあだ名である。りぃと呼ばれたりもする。そして今私を呼んだのが、
るか。るーと呼ばれている。
「ほかのみんなは?」
「まだ来てない。」
いつものメンツは、私とるかを合わせて7人いる。来ていないのは、はなと、ののかと、ゆうりと、こうせいと、ともひこだ。
「おーい。」
「あ、なー(はな)とのの(ののか)だ。」
「遅くなってごめん。」
「全然大丈夫。まだ、ゆうりん(ゆうり)とせき(ともひこ)とこうせいが来てないから。」
「よかった。」
ん?何かある。残りの3人が来ないかと周りを見渡したときに小さな箱を見つけた。
「るー達、何かあるよ。」
箱を拾って3人に見せる。
「え、なにこれ。めっちゃ怪しいんだけど。」
「うわー。怪しすぎる。」
「なにこれ、なにこれ。」
3人の感想もわかる。その箱は明らかに怪しいのだ。黒っぽくて古ぼけていて、魔法陣のようなものが描いてある。更にその周りをよくわからない文字のようなものがびっしりと書き連ねてある。
「どうしたの~。」
「あ、ゆうりん。」
「お~い。みんなで集まってどうした?」
「お、せきとこうせいも来た。」
「見てこの箱。さっき見つけたんだけどめちゃくちゃ怪しくない?」
「うわ…。怪しすぎる。」
「でしょ。」
みんなが怪しいというくらい本当に怪しい。さて、どうしようか。
「どうするこの箱。」
「開けよ。」
「え!!マジで、せき!?」
「面白そうじゃん。」
「まあそうだけど。」
「まあ面白そうなことはやってみるが勝ちだね。開けよう。」
「それが私たちだもんね。」
開けることに決まったが、そう簡単に開くだろうか。こういうのって鍵が掛かってたり、開かないようにくっついてたりするもんだよな。
「りんちゃん開けてよ。」
「私!?せき自分で開けないの?」
「え~俺開けたくない。」
「せき怖がり~。何かあると思ってるんでしょ。」
「え、別に怖くないし。」
「じゃあ開けてよ。」
「わかったよ。開けるよ。」
カチャ
箱はすんなり開いた。
「なにか入ってる?」
「ん~玉。」
「玉?」
「せき見せて。」
「はい。」
箱を覗くとピンポン玉くらいのたまが入っていた。これがまた怪しい。透明なガラスのような玉の中に紫色の煙みたいなモヤモヤが入っていて更にモヤモヤが動いているのだ。
「綺麗~。」
「綺麗ってのの…。動いてるよこれ。普通動いたらおかしいでしょ。」
「怪しい箱の中は、怪しい玉か。」
「怪しいなー。」
「怪しいものづくしだな。」
「出してみていい?」
「いいよ、りんり出してみて。」
「わかった。」
箱の中の玉を掴んだその時……
「うわ!!」
「なにこれ!!」
「きゃー!!」
突然玉からものすごい光があふれだし7人を包み込んだ。そして気が付くと大草原にいた。
--------------------------------------
思い出した。あの玉が原因だ。とんでもない事になった。でもまずはこの状況をどうにかしなければ。みんなは無事だろうか。
「みんな大丈夫?」
「う~ん・・・。」
「大丈夫だよ。」
「ok大丈夫。」
「だいじょーだよ。」
「大丈夫。」
「大丈夫。」
よかった。みんな無事なようだ。
「ここどこかわかる、わけがないよね。」
「うん。」
「絶対あの玉が原因だよね。」
「怪しかったしね。」
「しょうがないからひとまず移動しよう。」
「だね。」
私たちが立ち上がった時・・・
(おまえらは誰だ?)
「え?」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説


もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
この世界で唯一『スキル合成』の能力を持っていた件
なかの
ファンタジー
異世界に転生した僕。
そこで与えられたのは、この世界ただ一人だけが持つ、ユニークスキル『スキル合成 - シンセサイズ』だった。
このユニークスキルを武器にこの世界を無双していく。
【web累計100万PV突破!】
著/イラスト なかの

愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる