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序章
いつものメンツで異世界トリップ!?
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「…ここは?」
周りを見渡すと一面の大草原。そしていつものメンツ。空にはなにか巨大なものが飛んでいる。地球にはこんな巨大な生物はいなかった。つまりここは異世界?でも信じられない。なんでこうなったかもう1度思い出してみよう。
--------------------------------------
私はりん。普通の中学1年生だ。今日は祝日だからいつものメンツで集まって遊ぼうと思っている。みんなの部活の予定が合う日が少ないので、遊ぶのは久しぶりだ。
「お~い。」
「あ、りんりだ!」
りんりとは私のあだ名である。りぃと呼ばれたりもする。そして今私を呼んだのが、
るか。るーと呼ばれている。
「ほかのみんなは?」
「まだ来てない。」
いつものメンツは、私とるかを合わせて7人いる。来ていないのは、はなと、ののかと、ゆうりと、こうせいと、ともひこだ。
「おーい。」
「あ、なー(はな)とのの(ののか)だ。」
「遅くなってごめん。」
「全然大丈夫。まだ、ゆうりん(ゆうり)とせき(ともひこ)とこうせいが来てないから。」
「よかった。」
ん?何かある。残りの3人が来ないかと周りを見渡したときに小さな箱を見つけた。
「るー達、何かあるよ。」
箱を拾って3人に見せる。
「え、なにこれ。めっちゃ怪しいんだけど。」
「うわー。怪しすぎる。」
「なにこれ、なにこれ。」
3人の感想もわかる。その箱は明らかに怪しいのだ。黒っぽくて古ぼけていて、魔法陣のようなものが描いてある。更にその周りをよくわからない文字のようなものがびっしりと書き連ねてある。
「どうしたの~。」
「あ、ゆうりん。」
「お~い。みんなで集まってどうした?」
「お、せきとこうせいも来た。」
「見てこの箱。さっき見つけたんだけどめちゃくちゃ怪しくない?」
「うわ…。怪しすぎる。」
「でしょ。」
みんなが怪しいというくらい本当に怪しい。さて、どうしようか。
「どうするこの箱。」
「開けよ。」
「え!!マジで、せき!?」
「面白そうじゃん。」
「まあそうだけど。」
「まあ面白そうなことはやってみるが勝ちだね。開けよう。」
「それが私たちだもんね。」
開けることに決まったが、そう簡単に開くだろうか。こういうのって鍵が掛かってたり、開かないようにくっついてたりするもんだよな。
「りんちゃん開けてよ。」
「私!?せき自分で開けないの?」
「え~俺開けたくない。」
「せき怖がり~。何かあると思ってるんでしょ。」
「え、別に怖くないし。」
「じゃあ開けてよ。」
「わかったよ。開けるよ。」
カチャ
箱はすんなり開いた。
「なにか入ってる?」
「ん~玉。」
「玉?」
「せき見せて。」
「はい。」
箱を覗くとピンポン玉くらいのたまが入っていた。これがまた怪しい。透明なガラスのような玉の中に紫色の煙みたいなモヤモヤが入っていて更にモヤモヤが動いているのだ。
「綺麗~。」
「綺麗ってのの…。動いてるよこれ。普通動いたらおかしいでしょ。」
「怪しい箱の中は、怪しい玉か。」
「怪しいなー。」
「怪しいものづくしだな。」
「出してみていい?」
「いいよ、りんり出してみて。」
「わかった。」
箱の中の玉を掴んだその時……
「うわ!!」
「なにこれ!!」
「きゃー!!」
突然玉からものすごい光があふれだし7人を包み込んだ。そして気が付くと大草原にいた。
--------------------------------------
思い出した。あの玉が原因だ。とんでもない事になった。でもまずはこの状況をどうにかしなければ。みんなは無事だろうか。
「みんな大丈夫?」
「う~ん・・・。」
「大丈夫だよ。」
「ok大丈夫。」
「だいじょーだよ。」
「大丈夫。」
「大丈夫。」
よかった。みんな無事なようだ。
「ここどこかわかる、わけがないよね。」
「うん。」
「絶対あの玉が原因だよね。」
「怪しかったしね。」
「しょうがないからひとまず移動しよう。」
「だね。」
私たちが立ち上がった時・・・
(おまえらは誰だ?)
「え?」
周りを見渡すと一面の大草原。そしていつものメンツ。空にはなにか巨大なものが飛んでいる。地球にはこんな巨大な生物はいなかった。つまりここは異世界?でも信じられない。なんでこうなったかもう1度思い出してみよう。
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私はりん。普通の中学1年生だ。今日は祝日だからいつものメンツで集まって遊ぼうと思っている。みんなの部活の予定が合う日が少ないので、遊ぶのは久しぶりだ。
「お~い。」
「あ、りんりだ!」
りんりとは私のあだ名である。りぃと呼ばれたりもする。そして今私を呼んだのが、
るか。るーと呼ばれている。
「ほかのみんなは?」
「まだ来てない。」
いつものメンツは、私とるかを合わせて7人いる。来ていないのは、はなと、ののかと、ゆうりと、こうせいと、ともひこだ。
「おーい。」
「あ、なー(はな)とのの(ののか)だ。」
「遅くなってごめん。」
「全然大丈夫。まだ、ゆうりん(ゆうり)とせき(ともひこ)とこうせいが来てないから。」
「よかった。」
ん?何かある。残りの3人が来ないかと周りを見渡したときに小さな箱を見つけた。
「るー達、何かあるよ。」
箱を拾って3人に見せる。
「え、なにこれ。めっちゃ怪しいんだけど。」
「うわー。怪しすぎる。」
「なにこれ、なにこれ。」
3人の感想もわかる。その箱は明らかに怪しいのだ。黒っぽくて古ぼけていて、魔法陣のようなものが描いてある。更にその周りをよくわからない文字のようなものがびっしりと書き連ねてある。
「どうしたの~。」
「あ、ゆうりん。」
「お~い。みんなで集まってどうした?」
「お、せきとこうせいも来た。」
「見てこの箱。さっき見つけたんだけどめちゃくちゃ怪しくない?」
「うわ…。怪しすぎる。」
「でしょ。」
みんなが怪しいというくらい本当に怪しい。さて、どうしようか。
「どうするこの箱。」
「開けよ。」
「え!!マジで、せき!?」
「面白そうじゃん。」
「まあそうだけど。」
「まあ面白そうなことはやってみるが勝ちだね。開けよう。」
「それが私たちだもんね。」
開けることに決まったが、そう簡単に開くだろうか。こういうのって鍵が掛かってたり、開かないようにくっついてたりするもんだよな。
「りんちゃん開けてよ。」
「私!?せき自分で開けないの?」
「え~俺開けたくない。」
「せき怖がり~。何かあると思ってるんでしょ。」
「え、別に怖くないし。」
「じゃあ開けてよ。」
「わかったよ。開けるよ。」
カチャ
箱はすんなり開いた。
「なにか入ってる?」
「ん~玉。」
「玉?」
「せき見せて。」
「はい。」
箱を覗くとピンポン玉くらいのたまが入っていた。これがまた怪しい。透明なガラスのような玉の中に紫色の煙みたいなモヤモヤが入っていて更にモヤモヤが動いているのだ。
「綺麗~。」
「綺麗ってのの…。動いてるよこれ。普通動いたらおかしいでしょ。」
「怪しい箱の中は、怪しい玉か。」
「怪しいなー。」
「怪しいものづくしだな。」
「出してみていい?」
「いいよ、りんり出してみて。」
「わかった。」
箱の中の玉を掴んだその時……
「うわ!!」
「なにこれ!!」
「きゃー!!」
突然玉からものすごい光があふれだし7人を包み込んだ。そして気が付くと大草原にいた。
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思い出した。あの玉が原因だ。とんでもない事になった。でもまずはこの状況をどうにかしなければ。みんなは無事だろうか。
「みんな大丈夫?」
「う~ん・・・。」
「大丈夫だよ。」
「ok大丈夫。」
「だいじょーだよ。」
「大丈夫。」
「大丈夫。」
よかった。みんな無事なようだ。
「ここどこかわかる、わけがないよね。」
「うん。」
「絶対あの玉が原因だよね。」
「怪しかったしね。」
「しょうがないからひとまず移動しよう。」
「だね。」
私たちが立ち上がった時・・・
(おまえらは誰だ?)
「え?」
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