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高等部編
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しおりを挟む準備を終え浴室から出ると、2人は体を拭いたあと肌着のみを身に付けベッドへと戻って来る。そして潤滑剤を取り出すと互いに引き寄せられるように優しい口付けを交わした。
唇が離れると、ルーカスはリヴァイの肌に優しく触れ口付けを落としながら言う。
「リヴ、1度出して?」
「……では、手洗い場に行って来ます」
ルーカスはリヴァイの理性がとばないようにする為にそう言った。するとリヴァイは目の前で自分だけ触れるのは忍びないと思い厠で1度処理してくると言った。
するとルーカスは少し驚いたように言う。
「どうして? 僕がするよ?」
しかしリヴァイは後ろめたそうにして口を開いた。
「……今、貴方に触れられると加減出来そうにありません。なので手洗い場で……」
「……ならばここですれば良いでしょう? それとも、僕にベッドの上で寂しく1人で待っておけと言うのかい?」
ルーカスは少し拗ねたようにそう言う。
「それに、君の自慰も見てみたいな」
「っ!? そ、それは……!」
「だめ……?」
わざとなのかそうでないのか、ルーカスは首を傾けあざとく尋ねた。
そんなルーカスの様子に渋っていたリヴァイは妥協した様だ。
「っ。…………では、あちらのベッドで、待っていて下さい」
リヴァイが向かいにあるもうひとつのベッドを指さしそう言うと、ルーカスは嬉々としてそちらに移動し膝を抱えて座った。
「僕、目も良いんだよ」
「……あまり、見ないでください」
リヴァイはルーカスに穴が空くほどに見られながら自身の陰茎に触れ始めた。そして少しすると段々と息が上がりだし首の辺りに赤みが増してくる。
……耳真っ赤だ。気持ちいいのかな。
ルーカスはじっとリヴァイを観察しながらぎゅっと膝を抱えた。
改めて見ると本当に大きい……。本当に入る、のかな? 凄く痛かったらどうしよう……。どうせなら慣れない痛みも感じない様になっていればよかったのに。あ、リヴ、イきそうだ。
リヴァイは酷く息が上がり、体を少し硬直させ射精をするまで来ている様子だ。
……あれ?
しかし何故かしばらく経ってもリヴァイは達した様子がない。
「リヴ……? もしかして、イけないのかい?」
「……貴方が穴が空くほど見るので、緊張して達せません」
そう言いリヴァイは酷く辛そうな表情と潤んだ瞳でルーカスをじとりと見た。
「何それ、可愛いね……?」
ついそう呟いたルーカスに、リヴァイは驚いた表情をした後酷く恥ずかしそうに顔を背ける。
そんなリヴァイを他所にルーカスはベッドをおりるとリヴァイのいるベッドに移動した。
そしてベッドに乗るとリヴァイの頭を撫で優しく口付けをする。
「ふふふ、ごめんね? それにしても、達せなくなる程の緊張ってどれほどなんだろう? 君がそんなに緊張するなんて、、んっ」
リヴァイは怒ったようにルーカスの言葉を遮りもう一度口付けをする。
漸く唇が離れるとルーカスは微笑み尋ねた。
「そんなに恥ずかしかったのかい? 触れても良いかな?」
その問いに顔まで真っ赤にしたリヴァイが黙って頷くと、ルーカスはクスクスと笑いリヴァイに口付けを落としながら彼の陰茎に触れる。
「うっ……、っは、ぁ」
限界だったリヴァイはルーカスに触れられて少しすると、直ぐに精液を吐き出したのだった。
「君があまりにも可愛らしいから、不安で悩んでいた事が全て消えてしまったよ」
「……悩んで、おられたのですか?」
リヴァイが荒れた息を整えながら不安そうに尋ねると、ルーカスは困った様に微笑んだ。
「言ったでしょう? 消えてしまったからもう平気」
その言葉にリヴァイはじっとルーカスの瞳を見つめる。
「本当に何も問題はありませんか?」
「……覚悟を決めても、どうしても不安は拭えないんだ。だから、僕の不安を、君が無くしてよ。ね、お願い」
ルーカスも真剣な表情でリヴァイを見つめ返すと、リヴァイは肩の力を抜き息を吐いた。
「私は貴方程余裕を持てません。理性を飛ばす可能性も十分にございます。ですので、無理ならば絶対にお伝えください。もしも後で怖くなったのならば、怖くなった時に教えてください」
「うん。分かった。必ず伝えるよ。だから、痛くしないでね……」
そう言いルーカスはリヴァイをぎゅっと抱きしめた。
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