転生皇子の新生活 高等部編

𝐍 𝐢 𝐚🐾

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中等部4年編

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 後孔を掻き回される感覚に、ルーカスはリヴァイの首に回した腕に力を入れた。


「不快ですか?」


 ルーカスはリヴァイに頭を擦り付ける様に首を横に振る。


「後ろだけ触れるのに慣れていないから……」


 いつもならば、後孔に触れる際リヴァイは気持ち悪くならないように陰茎も共に刺激していた。しかし今日は後孔のみの刺激の為、そちらに集中してしまい強い異物感を感じているようだ。


 するとリヴァイは抱きついているルーカスから離れると、ルーカスの胸の辺りまで顔を下げそこにある突起を舌で舐める。


「な、に……?」


「集中が分散されるかと」


「あ、ありがとう……」


 リヴァイはそのままルーカスの乳首を舐めながら後孔を洗っていった。


 そうしてしばらくすると、リヴァイはルーカスの体が小刻みに震えているのに気が付いた。そして慌てて上を見上げると、そこには顔を真っ赤にして艶やかな表情を浮かべたルーカスの顔が見える。


 後孔を洗うリヴァイの指に思わず力が入ると、ルーカスは体をより大きくびっくりさせた。


「リ、リヴ?」


「シアン、感じているのですか?」


「えっ? わ、分からない……。ムズムズ、して、、」


 ルーカスは自分の感覚に自信が持てず曖昧にそう答える。しかしリヴァイはその返答を掘り下げた。


「ムズムズするのは胸が、ですか? それとも……」


「ど、どちらも……」


 その返答を聞き、リヴァイは大きく目を見開いた。そして次の瞬間、ルーカスの胸の辺りに熱い感覚がする。


「ぅっ、、」


 どうやらリヴァイが強くそこへ噛み付いたらしい。ルーカスの白くきめ細かい肌に痛々しい歯型が残った。


「リヴ……」


 ルーカスが驚きリヴァイの顔を見下げると、視界に映る彼の瞳はぎらりと強く光っていた。


「もう綺麗になったでしょう」


「えっ、わぁっ、、!」


 リヴァイはルーカスの後孔から指を抜くと、シャワーを止めてルーカスを抱き上げた。そして浴室を出ると風の魔法で体に付いた水滴を一気に吹き飛ばし、そのままベッドへと歩き出す。


「どうし、、」


「シアン。お願いがございます」


「……なんだい?」


 ルーカスが怪訝そうに尋ねると、リヴァイはルーカスをベッドに座らせ言う。


「舐めて下さい」


「っ……!」


 リヴから言うなんて初めてだ……。


「君のものを、であっているかな?」


「はい」


 リヴァイが耐え忍ぶような表情で返事をすると、ルーカスはリヴァイの腕を引き体を近付けさせる。


「ではここに座ろうか」


「は、はい……」


 リヴァイはそれに驚いたようで少し戸惑いながら返事をした。

 そしてリヴァイがベッドの端に座ると、ルーカスはベッドから降り彼の股の間に両膝を付いて座り込んだ。


「っ! 殿下! お体が冷えます」


「暑いくらいだから平気だよ」


「で、ですが……! …………ではせめて、その様な体勢を取るのはおやめ下さい、、」


 リヴァイが酷く口に出しずらそうにルーカスにそう言った。しかしルーカスは、顔の近くにあるリヴァイの勃ち上がった陰茎を優しく掴むと、そのままそれにキスをする。


「……どうして? 主人に奉仕するのは普通でしょう?」


 するとリヴァイはルーカスのその言葉を聞いた瞬間、かっと目を見開き怖い顔で怒る。そしてルーカスを強引に立たせると眉をひそめて言った。


「貴方が、私の、主人です……!! 今も、婚姻を上げた後も、私が貴方の主人になる事は有り得ません!!」


 リヴの地雷に踏み込んでしまったようだ。


「……公爵家の当主は君でしょう? そこに僕が嫁ぐのだから、、」


「帝国では皇族の方が嫁いでも皇室が家名です。つまり貴方はムハンマドへ嫁いでも皇室から除籍される事はございません。それは貴方が死しても尚、尊ばれる存在だということです」


「それはそうだけど、ムハンマドの戸籍にも登録はされる。君の配偶者の位置に」


「ですがそれでも、貴方が私よりも身分が高いお方ということには変わりありません。貴方は生涯、皇族の敬称で呼ばれ続けるのですから」


 本来ならば、公爵の妻は公爵夫人、伯爵ならば伯爵夫人と言う敬称で呼ばれる。しかし皇族は嫁いだ先の敬称ではなく、皇子殿下、皇女殿下、皇弟殿下など、𓏸𓏸殿下とと呼ばれることになる。


 固い意志を宿すリヴァイの瞳に、ルーカスは降参し彼の額にキスを落とす。


「そんなに気にする事かな」


「私にとっては至極重大なことです」


「君は少し僕を見下す位が丁度いいよ」


 ルーカスはそう言いながらベッドに上がると、リヴァイの手を引き同じくベッドに上がらせ寝転ばせる。


「有り得ません」


「そうかい? 僕のこと、泣かせたいと思っている癖に」


「っ!? 殿下、ぅぁっ、、、!」


 ルーカスの言葉に驚きリヴァイは否定しようと声を出したが、ルーカスが与える陰茎への刺激により、言葉は打ち消されてしまったのだった。


「今日はルークの方が良いな」


「嫌でございます、シアン……」




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