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中等部4年編
5 ※
しおりを挟む「すみません。拒んでくれるのではと思い、強く噛みすぎてしまいました」
そう言って手で口元を拭うと、リヴァイはクローゼットの中にあるハンカチを取りに行った。そして戻ってくると、持ってきたハンカチでルーカスの首元を押さえて言う。
「出来れば長く跡が残るようにと、そんな思いもありましたが……」
「拒んで欲しかったのかい?」
「……貴方を傷付けるくらいならば」
リヴァイは後ろめたそうに目を伏せた。そんなリヴァイにルーカスはまた愛おしそうに笑う。
「けれど僕は傷つかなかった。寧ろ嬉しいくらいだよ。ただ、唯一残念なのは、どれだけ深く噛まれても、3日程で消えてしまうことだね」
そう言ってルーカスは、少し寂しそうな表情で首元のハンカチをどかせて見せた。すると先程までダラダラと流れていた血が一切止まっている。
それを見て驚いた様子のリヴァイに、ルーカスは首に腕を回して抱きついた。
「沢山付ければ、1つくらい4日後まで残るかなあ?」
「っ、私は言いましたよ……。本当に、抑えられなくなるのです……!」
リヴァイは強く抱き締め苦しそうにそう言う。するとルーカスは笑みを浮かべてリヴァイの耳元で言った。
「言ったでしょう? ((ボソッ…泣き叫んでも辞めないで」
その言葉を聞くと、リヴァイはルーカスに噛み付くようなキスをする。口の中を激しく蹂躙し、喉奥まで擦るように奥へと舌を伸ばす。
「ふっ……んぅ、ぁ」
ゾワゾワする……。
唇を離すと、リヴァイは首、鎖骨、胸と下へ口付けをしながら向かっていく。
そしてへその辺りまで来ると、ルーカスの小さいままの陰茎を掴み扱いていく。
突然陰茎を掴まれ、ルーカスの体は驚き跳ね上がる。
「痛くないですか?」
「ん、平気……」
ふふ、許可を取らなくても、心配は絶対にするんだね。
「ん……っ、は…ぁっ」
陰茎を擦られルーカスの息は少しづつ上がっていくが、如何せんルーカスの陰茎は勃ち上がらない。
(やはりそう簡単には勃たないか……)
リヴァイがルーカスの陰茎を少しの間擦り続けるが、反応することはなかった。するとリヴァイは陰茎に顔を近付け、ぱくりと口に咥えた。
「っ!? リヴ!? 待っ、ぁん……!」
変な声出た……。ぅう、リヴが僕のおちんちん食べてるよ……。
「あっ、んん……ぅん、、っ」
ルーカスは恥ずかしさで顔を真っ赤に染めながら、自身の陰茎を咥えて刺激するリヴァイの方を見つめた。
すると酷く欲情した目と合い、リヴァイは空いた方の手で自身の陰茎も扱いていた。
え、あ……リヴが、僕のを舐めながら自分のものを……! 凄くえっちな顔してる……。……あれ?
「リヴ、おちんちん変な感じする……!」
「おちっ!? ……少しだけですが、勃っておりますよ」
「本当だ……」
ルーカスは驚きながら少し反応した自身の陰茎に手を伸ばす。しかし手が触れると、気持ち悪さを感じすぐ様手を離した。
ルーカスの陰茎は萎えてしまった様だ。
「大丈夫ですか?」
「うん。……リヴ、もう一度勃たせて?」
「分かり、ました」
ルーカスが眉を下げてお願いすると、リヴァイは先程と同じようにルーカスの陰茎を咥え刺激を与えていく。
リヴァイが触れると、ルーカスの陰茎はすぐ様勃ち上がる。
本当に勃った……。
本当に反応するとは思っていなかったようで、ルーカスは驚いた様子で自身の陰茎を咥えるリヴァイを見た。
するとリヴァイは尋ねる。
「気持ち悪いですか?」
それにルーカスは首を横に振り答えた。
「よく分からない……。勝手に変な声が出てしまうし、君に触れられた所と背筋が、なんだかゾワゾワするんだ。けれど、恐らく気持ち悪いわけではないと思うよ」
(……性的な快感を良いものとして判断出来ないのか。本能的なものが完全に無くなった訳では無いのだな。だが、そもそも神に生殖本能などあるのか……?)
「シアン、そのゾワゾワが嫌でないのでしたら、その感覚にだけ集中してみてくださいませんか?」
「ゾワゾワに、かい?」
「はい。恐らく、貴方が少しでも感じて下さっている証かと。他に触れられて同じ様に感じた所はありますか?」
感じている証……。
ルーカスはそう考えながら唇を指で撫でた。
「……上顎の辺りが、舌で擦られるとゾワゾワした」
「っ、……この辺りですか?」
「ぁっ、、」
リヴァイはそう言いながらルーカスの口に指を突っ込み上顎を撫でる。
それにルーカスはこくりと頷く。
「では、そこにも集中して下さい」
「え……! 待って、、何をするの?」
リヴァイが向かい合うようにしてルーカスを膝の上に強引に乗せると、ルーカスは驚きそう尋ねた。しかしリヴァイは、そのまま陰茎同士がくっ付くほどまでルーカスの腰を引き寄せそれを扱き始めた。
「ひあっ! リ、リヴ待って、んっ」
ルーカスは慌てて制止しようとするが、リヴァイは構わず口付けをして口を塞いだ。
リヴァイは自身の陰茎とルーカスの陰茎を同時に扱いていく。するとキスで塞がれているルーカスの口からは少しずつ甘い声が漏れだした。
一緒にされると、先程よりも沢山ゾワゾワする。……リヴの、やはり大きいな。
自身のものよりも凄く大きいリヴァイの陰茎を、ルーカスは少し呆然とした様子で見下ろしていた。
するとまたもやリヴァイに腰を引き寄せられ、窘めるように言われる。
「シアン、集中して下さい」
「ひっ……! リヴ、それやだぁ……!」
リヴァイがルーカスの陰茎の先端を親指で軽く押すと、ルーカスは体を震わせる。そしてリヴァイの首に抱き着き懇願した。
「……不快ですか?」
「足の力が抜けて、腰がそわそわする」
ルーカスは首を横に振りそう答えると、目の前にあるリヴァイの体のせいで閉じることの出来ない足を、リヴァイの体を挟むようにしてモゾモゾと動いた。
その様子にリヴァイは止まっていた手を再度動かしルーカスと自身の陰茎を刺激しだす。
「待っ、リヴ……!」
「不快でないのならば、止める気はございません。沢山感じて下さい」
リヴァイはルーカスの感覚が、嫌悪から来るものではなく、快楽から来るものだということに気付いていた。
そのため少し強引にルーカスへの刺激を続けた。
「え、あぁっ……。やだ! 変な感じがする……!」
「……気持ち悪くてどうしても嫌ならば、貴方の魔法や神力で私をお止めください」
っ、不快感はないし、リヴを傷付けなければならない程嫌な訳では無い。けれど凄くむずむずして、慣れない感覚だから……あ、れ、、?
「ま、待って!! んっ、、本当に待って……!」
ルーカスの慌てた様子の制止に、リヴァイは陰茎から手を離す。
「どうされましたか?」
「……おしっこしたい」
「っ!?」
ルーカスのその発言にリヴァイは一瞬固まった。
「トイレに行かせて……」
両膝をお腹に付け足を閉じ、陰茎を隠すようにモゾモゾとするルーカスを、リヴァイは視姦するようにじっと見つめる。
「……慣れない感覚で、射精したい感覚を尿意と勘違いしているのかもしれませんよ」
「違っ、本当におしっこしたいの……」
「では、1度出してみてはどうですか? 本当に尿意だったとしても、私は構いませんので」
っ!?
そう言って先程よりも強引に、リヴァイは閉じられたルーカスの足を開けて陰茎に触れた。今度は自身の陰茎には触れず、ルーカスのものだけを刺激していく。
嘘…!? 君が気にしなくても僕は気にするよ!!
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