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第4章 女装潜入警官、再び
36: スピードダウン
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ワゴンのスピードが落ちてくる。
門戸がアクセルを意識的に緩めたのではなくて、車が街の中心部に入って、渋滞に引っかかりだしているのだ。
勿論、そのことも門戸は計算済みだろう。
「奈央、早くしなさい。通行人に覗き込まれて変に誤解されたら困る。角度によれば奈央が、ゑ梨花ちゃんの首を絞めているように見えるよ。」
ゑ梨花は、奈央の両手首を持って、彼女がラバーマスクを頭頂から被せてくるのを阻止してる(正確にはそのふり)ので、確かに遠目からは首を絞められているように見えるかも知れない。
普通の人間には「ラバーマスクを被る行為」は、宴会の余興やパーティの扮装以外に想像が難しい筈だ。
しかもそのマスクは、有名人や動物などを真似た玩具ではない。
一部の特殊な性癖を持つ人間たちが、性的な目的に使用する以外には、何の使い道もない代物だった。
とうとうゑ梨花のキャットスーツの首元まで、ぴっちりとアナトミカルタイプの全頭マスクが被せられる。
髪の毛などの余分なボリュームがなくなった分だけ、ゑ梨花のマネキンのような形の良い頭部のフォルムがクッキリと浮かび上がる。
おまけに、やや大きいめにくり抜かれたマスクの目の穴からは、ゑ梨花のコッテリしたアイメイクが施された綺麗な目が覗き見えて、倒錯的な美しさを醸し出して入る。
それに興奮したのか、奈央が中身の詰まったラバーマスクの頬の表面をペロリと舐め上げた。
気持ちいい、、思わす素に戻ってやっぱりラバーは大好きだと、ゑ梨花は思う。
「そのマスク、普通の人が見たら吃驚するだろうな。スケキヨの黒人版だものね。でもすぐ目をそらしちゃうよ。私も最初そうだった。見てはいけないモノって感じがあるんだよな。つまり極上のエロ。ゑ梨花ちゃんさ、今、その極上のエロ人形になってるんだよ。でもその下には、さらにでかいおチンチン生やしてる美人シーメールの顔があるっていうのが、いいよな。その事、窓開けてさ、通行人に大声で説明したいよ。な、奈央、そう思わないか?」
その声を聞いて、ゑ梨花の顔の表面に張り付いたラバーを撫でていた奈央が、車の窓を下げ始める。
ゑ梨花は慌てて彼女を制止する。
凄い演技、奈央になりきっている。
今のこの子は、本気でやりかねない。
選挙カーみたいに身を乗り出して「みなさーん、見てやって下さい。ここにゴムの服やらマスク被って喜んでる、変態オカマがいま~す」とか、、、そんなのは門戸との打ち合わせには入っていないことだ。
「おいおい奈央、本気にしちゃったのか?ゑ梨花先輩は、そう見えてもサド女王様なんだぞ。羞恥プレイにはお慣れになっていないんだ。お詫びに、フェラでもして差し上げなさい。この前、教えただろう、喉の奧できゅっと締めるあの感じでな。」
今日のゑ梨花が着てるキャットは、股間にジップが付いているタイプのもので、奈央は待ってましたとばかりに、手際よくゑ梨花のペニスをラバーで覆われた股間から取り出す。
汗やら何やらでべとべとになったゑ梨花のペニスを美味しそうにいきなり頬張る奈央。
「あうぅん、、、ゑ梨花のペニクリ美味しい?、、奈央ちゃん?」
月並みな台詞だが、こんな時はカーブのかかった表現なんて必要ない。
ゑ梨花は、ビデオを撮るためのモニターで一部始終を見てる門戸の為に、舌をマスクから突き出して思い切り卑わいにゴムの唇を舐めてみせる。
こういったお遊びの演出も、気心の知れた仲間との普通のフェテッシュプレイなら簡単な事だが、今は違った。
やること全てが、ヒリヒリしていた。
こちらが本気で遊んでいないと、潜入とそのサポートという別の意図が透けてしまう。
・・でも後、どれくらい演技が続けられるだろう。
それに予想外に奈央のフェラが上手いのだ。
門戸の仕込み、いやこれはゑ梨花である私の訓練の成果なんだろうけれども、奈央は本当にフェラする事自体で、感じているレベルに達しているようだった。
奈央のタイトスカートの中心が隆起してる、パンティときついストッキングの圧力を跳ね返すほど勃起しているのだろう、、ペニスの大好きな本物の女装ホモ。
訓練しすぎたか、、これがコントロールされた演技なら良いのだが。
その時、がくんと車が止まった。
交差点のど真ん中だった。
道行く人達の何人かが、迷惑気な表情で車内を眺め、そして慌てたように急いで視線を背ける。
昔、夜中に今日と同じ様なラバーコスチュームを着せられ歩道に放置され強制オナニーをした記憶があるけど、白昼堂々と、こんな異様な格好で、衆目の元、しかも女装者にフェラされるのは初めてだった。
シーメールを名乗る我が身ではあったが、恥ずかしさも度が過ぎると、もう何がなんだか判らないようになることを初めて知った。
それは、まるで急性アルコール中毒のようだ。
非日常と日常の境目を泳ぐ魚が、酸素を求めて、水面に口をだしている。
いつもならラバーマスクが外界からゑ梨花を遮断してくれて、ゑ梨花は淫夢の女王様でいられるのだが、今回はマスクを付けているのにかかわらず、まるでスッピン感覚なのだ。
いやむしろマスクを付けないで、こんなプレイをしてたほうが、余裕でいられたのかも知れない。
この門戸と奈央とのプレイは、最後にゑ梨花が門戸の目の前で、奈央のバックを犯す事で終わりになった。
ただこの本番セックスだけは、二人の意志が通じていたので、未挿入でなんとか誤魔化す事が出来たのだが。
そして、この日のプレイをきっかけに、門戸と奈央とゑ梨花の新たな結び付きが生まれたのである。
門戸がアクセルを意識的に緩めたのではなくて、車が街の中心部に入って、渋滞に引っかかりだしているのだ。
勿論、そのことも門戸は計算済みだろう。
「奈央、早くしなさい。通行人に覗き込まれて変に誤解されたら困る。角度によれば奈央が、ゑ梨花ちゃんの首を絞めているように見えるよ。」
ゑ梨花は、奈央の両手首を持って、彼女がラバーマスクを頭頂から被せてくるのを阻止してる(正確にはそのふり)ので、確かに遠目からは首を絞められているように見えるかも知れない。
普通の人間には「ラバーマスクを被る行為」は、宴会の余興やパーティの扮装以外に想像が難しい筈だ。
しかもそのマスクは、有名人や動物などを真似た玩具ではない。
一部の特殊な性癖を持つ人間たちが、性的な目的に使用する以外には、何の使い道もない代物だった。
とうとうゑ梨花のキャットスーツの首元まで、ぴっちりとアナトミカルタイプの全頭マスクが被せられる。
髪の毛などの余分なボリュームがなくなった分だけ、ゑ梨花のマネキンのような形の良い頭部のフォルムがクッキリと浮かび上がる。
おまけに、やや大きいめにくり抜かれたマスクの目の穴からは、ゑ梨花のコッテリしたアイメイクが施された綺麗な目が覗き見えて、倒錯的な美しさを醸し出して入る。
それに興奮したのか、奈央が中身の詰まったラバーマスクの頬の表面をペロリと舐め上げた。
気持ちいい、、思わす素に戻ってやっぱりラバーは大好きだと、ゑ梨花は思う。
「そのマスク、普通の人が見たら吃驚するだろうな。スケキヨの黒人版だものね。でもすぐ目をそらしちゃうよ。私も最初そうだった。見てはいけないモノって感じがあるんだよな。つまり極上のエロ。ゑ梨花ちゃんさ、今、その極上のエロ人形になってるんだよ。でもその下には、さらにでかいおチンチン生やしてる美人シーメールの顔があるっていうのが、いいよな。その事、窓開けてさ、通行人に大声で説明したいよ。な、奈央、そう思わないか?」
その声を聞いて、ゑ梨花の顔の表面に張り付いたラバーを撫でていた奈央が、車の窓を下げ始める。
ゑ梨花は慌てて彼女を制止する。
凄い演技、奈央になりきっている。
今のこの子は、本気でやりかねない。
選挙カーみたいに身を乗り出して「みなさーん、見てやって下さい。ここにゴムの服やらマスク被って喜んでる、変態オカマがいま~す」とか、、、そんなのは門戸との打ち合わせには入っていないことだ。
「おいおい奈央、本気にしちゃったのか?ゑ梨花先輩は、そう見えてもサド女王様なんだぞ。羞恥プレイにはお慣れになっていないんだ。お詫びに、フェラでもして差し上げなさい。この前、教えただろう、喉の奧できゅっと締めるあの感じでな。」
今日のゑ梨花が着てるキャットは、股間にジップが付いているタイプのもので、奈央は待ってましたとばかりに、手際よくゑ梨花のペニスをラバーで覆われた股間から取り出す。
汗やら何やらでべとべとになったゑ梨花のペニスを美味しそうにいきなり頬張る奈央。
「あうぅん、、、ゑ梨花のペニクリ美味しい?、、奈央ちゃん?」
月並みな台詞だが、こんな時はカーブのかかった表現なんて必要ない。
ゑ梨花は、ビデオを撮るためのモニターで一部始終を見てる門戸の為に、舌をマスクから突き出して思い切り卑わいにゴムの唇を舐めてみせる。
こういったお遊びの演出も、気心の知れた仲間との普通のフェテッシュプレイなら簡単な事だが、今は違った。
やること全てが、ヒリヒリしていた。
こちらが本気で遊んでいないと、潜入とそのサポートという別の意図が透けてしまう。
・・でも後、どれくらい演技が続けられるだろう。
それに予想外に奈央のフェラが上手いのだ。
門戸の仕込み、いやこれはゑ梨花である私の訓練の成果なんだろうけれども、奈央は本当にフェラする事自体で、感じているレベルに達しているようだった。
奈央のタイトスカートの中心が隆起してる、パンティときついストッキングの圧力を跳ね返すほど勃起しているのだろう、、ペニスの大好きな本物の女装ホモ。
訓練しすぎたか、、これがコントロールされた演技なら良いのだが。
その時、がくんと車が止まった。
交差点のど真ん中だった。
道行く人達の何人かが、迷惑気な表情で車内を眺め、そして慌てたように急いで視線を背ける。
昔、夜中に今日と同じ様なラバーコスチュームを着せられ歩道に放置され強制オナニーをした記憶があるけど、白昼堂々と、こんな異様な格好で、衆目の元、しかも女装者にフェラされるのは初めてだった。
シーメールを名乗る我が身ではあったが、恥ずかしさも度が過ぎると、もう何がなんだか判らないようになることを初めて知った。
それは、まるで急性アルコール中毒のようだ。
非日常と日常の境目を泳ぐ魚が、酸素を求めて、水面に口をだしている。
いつもならラバーマスクが外界からゑ梨花を遮断してくれて、ゑ梨花は淫夢の女王様でいられるのだが、今回はマスクを付けているのにかかわらず、まるでスッピン感覚なのだ。
いやむしろマスクを付けないで、こんなプレイをしてたほうが、余裕でいられたのかも知れない。
この門戸と奈央とのプレイは、最後にゑ梨花が門戸の目の前で、奈央のバックを犯す事で終わりになった。
ただこの本番セックスだけは、二人の意志が通じていたので、未挿入でなんとか誤魔化す事が出来たのだが。
そして、この日のプレイをきっかけに、門戸と奈央とゑ梨花の新たな結び付きが生まれたのである。
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