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第4章 竜の卵と飛竜
30: 巨虫を撃つ
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「剣録、あの砲座って保護機能が弱いのは本当なの?」
アンジェラが抑えた声で剣録に聞いた。
本当は問い詰めたい気分だったが、スードに関しては事を荒立てないという約束があったから、彼女はそれを守っていた。
「それを誰から聞いた?」
剣録が不機嫌そうに問い返してくる。
「誰でもいいじゃない。」
「ごめん、僕だよ、でも別に秘密じゃなかったんだろ?」
ドナーが怯えたように言った。
「ああ、秘密じゃないさ。しかしわざわざアンジェラに言うことでもない。あのスードを同乗させながら隔離するには銃座しかないんだからな。逆に銃座の方が、ここより防御機能が高くても俺はそうしてたさ。、、、それにスード居住区の中には外界の悪影響下にさらさてる地域がある。だが奴らはそこでも平気だ。」
剣録の言葉が固くなった。
自分の言った言葉で、何か別の事柄を思い出しているようだった。
「、、それならいいわ。剣録はスードが嫌いだけど、卑怯な真似はしないものね。」
何を思ったのか、アンジェラは自分が持ち出した話を直ぐに引いた。
剣録の変化に対して、何か気がついた所があったようで、それがそうさせたのだろう。
「お二人さん!お楽しみ中悪いが、ちょっとまずい事になりそうだぞ!剣録、これって虫じゃないのか?」
補助席にいたアドンが、自分が担当していた探知用パネルの映像をフロントガラスに投影してみせた。
その画像を見た剣録の顔に緊張が走った。
「まちがいない!虫だ!やつらの生息域を迂回してたんだが、、どうやらはぐれた個体に遭遇しちまったらしい!みんなベルトを締めろ!戦闘態勢に入る!後は俺がやる、任せておけ。アンジェラ、あのスード野郎に虫の事を教えたやりたいなら、その席でやれ。席に備えてある君のインカムへ砲座を繋げてやる。」
「、、ありがと!」
アンジェラが椅子の上部に引っかけてあったインカムをとって螺子に情況を伝えた。
「レディが砲座を使う必要があるなら言ってくれと言ってるわ。レディはもう砲の操作の仕方を憶えてしまったみたい。」
通話を終えたアンジェラが、運転と目の前の操作盤にかかりきりの剣録に声をかけた。
「余計なお世話だ!引っ込んでろと伝えてくれ!その砲座は主に対空用だ。竜と飛翔甲虫用のな、それを使う時は、俺達の生存率は三十パーセント以下になってる。」
その剣録の言葉に、ドナーの顔が青ざめる。
「わかったわ。安心しろと言うわ。剣録に任せておけと。」
そう聞いた剣録の顔に不敵な表情が浮かんだ。
剣録の指が、操作盤の上を走り、幾つかのスイッチを押した。
モータービークルに走行振動以外の微細な揺れが起こり異音が響いた。
モータービークルに内蔵してあるミサイルや機関砲が、それぞれの砲門を開いたのだ。
「アドン、お前、虫を殺してみるか?」
剣録が暗い顔をして言った。
アドンだけに見せる、悪巧みの貌だ。
「、、、、。」
アドンは出発してからこの間、高速で走るモータービークルから、フロント部分に仕込まれた固定式の巨大な長距離射程ライフルで岩山の天辺を撃つゲームの意味を今、理解した。
あれは剣録が思いついた気まぐれな遊びではなかったのだ。
「これから俺が虫を責め立てる。奴が腹を見せるように追い立てるから、お前がそのタイミングで腹にある気門に殺虫剤をぶち込んでやれ。」
「剣録、余裕だな。お前は、やらないのか?」
「、、俺は何度もヤッてる。でも余裕なんかは間違っても生まれない。ただ俺は、あの感覚をお前にも味わって欲しいんだ。、、ヒリヒリするぞ。」
「、、解った。俺にやらせてくれ。」
そう言ったアドンの顔が奇妙に歪んだ。
それは、苦痛なのか快楽なのか判然としない性的なある瞬間の表情にも似ていた。
「頼むぞ。失敗したら相当やばいことになる。」
「アイツは剣聖さんを死なせた虫より大きいのか?」
「いや、ずっと小さい。」
「なら絶対、仕留める。」
アドンの目が据わっていた。
虫の接近と同調したかのように、螺子の側に立てかけてある歯噛みの剣が、カタカタと震えていた。
モータービークルの振動の為ではない。
不思議に思って螺子が剣の柄に手をかけようとする。
「触らないで!奴との会話は、まだ無理だよ!」
ティンカーボールがそれを制止した。
「奴?会話?」
「それがその剣に与えられた力だよ。でも無視してれば、剣は君が相手と喋るつもりがないと判断して、反応を止める。」
「意味が判らないよ。」
その螺子の反応にティンカーボールが痺れを切らしたように、自分の小さな指先を螺子のこめかみに触れた。
歯噛みの剣についての情報をひとまとめにして、螺子の意識に直接送り込んだのだ。
「、、、!、、そうなのか。こんな感じか。、、確かにアレとは、やばいよな。でも詳しいことは後で教えてくれよな。」
螺子は空中に浮かんだままのティンカーボールに声をかけた。
「それにしても、すごいスピードだ。まるで地面の上を滑って、こちらに来てるみたいだ!」
螺子は迫り来る巨大な虫の姿を見て、恐怖を通り越した畏怖の念を抱き始めていた。
「初めてアレを見た人間は、百足と言う昆虫を思い出したらしいね。そして人間は、アレの仲間の他の生き物達の姿が地球の昆虫によく似ているから、それらをみんなひっくるめて虫と呼び始めた。でもアレの中身は、地球の昆虫とは全く別のものなんだよ。」
螺子の肩に腰をかけて、地面を物凄いスピードで走ってくる虫を見ながら、ティンカーボールが説明した。
そうしている間にも、螺子の手がそわそわと、コンソールパネルから引き出した操縦桿の突起物に触れる。
その操縦桿で、ドーム型砲座に据えられてある主砲を操作出来る。
アンジェラからは、砲座からの手出しは無用だと言われていたが、刻々と迫ってくる虫を見て、じっとしていられなかったのだ。
「人間はアレを見て害虫のように言うけど、彼らから言わせると、後からこの星にやって来て住み着いている人間の方が害虫って事だよね。」
ティンカーボールは他人事のように講釈を垂れ続けている。
どうやらティンカーボールは、この虫とモータービークルの戦いについては、楽観視しているようだった。
突如、モータービークルの車体が軽く震動すると、射出音と共に、車体の様々な部分からうっすらとした白煙が上がった。
ミサイルやら銃弾が虫に向かって次々と撃ち出されていく。
それら全てが命中しているようで、虫の姿はしばらく煙に覆われて見えなくなった。
「凄い、、ひとたまりもないだろう。」
「それは、どうかな?」
ティンカーボールが言ったとおり、煙が収まると、そこから無傷の虫の姿が現れ、再び虫はこちらに向かって進み始めた。
だが前よりは、進行スピードが明らかに落ちていた。
「あれ程の攻撃を喰らっても、虫の外骨格はびくともしない。それだけじゃなく、虫は恐ろしくタフな生命力を持っているんだよ。あんなのが、外界にはうじゃうじゃいる。それが、人間が外界に出て行けない理由のひとつなんだよ。」
ティンカーボールの解説を聞きながら、螺子は主砲の操作桿を握りしめた。
「それ動かしちゃ駄目だよ。アンジェラに言われただろう。それにさっきのは剣録の作戦の一つだよ。虫はああ見えて凄く頭がいい。一回目の被弾で、相手の攻撃力やパターンを分析する。それを剣録は逆手にとるつもりなんだ。」
「どうして、そんなのが判る!?」
螺子が苛立って操作桿を動かそうとした瞬間、モータービークルからの2回目の攻撃が始まった。
しかし虫との距離が急速に縮まった事が原因なのか、先ほどの精密射撃のような射線が、少し右にずれている。
虫はそれを感知しているように、少し左に身体を旋回させた。
ところが驚いた事に、第三弾の攻撃は、虫ではなく、その旋回の外側の地面辺りに集中されていた。
地面からの爆風と震動を受けて、虫の身体が少し浮き上がった。
そして虫が次ぎに、元の体勢に戻った時、その巨大な身体は突然二度と動かなくなった。
「どうやら気門に薬剤を打ち込むことに成功したらしい。螺子、君の友人達は大したもんだね。」
「友人じゃないし、、、それに、わけが判らない。」
「最強の外骨格に守られた虫の唯一の弱点は、身体の側面にある小さな気門だ。そしてあの虫を殺せる薬剤がある。その薬剤を気門に撃ち込んだんだのさ。多くの兵士の死と希少な虫の死体から、その薬を造り出したのは、トレーシー家だよ。地球の残してくれた科学技術を食い潰すしか能がない人間にしては、よくやったもんだと思うよ。」
ティンカーボールが満更でもないように言った。
モータービークルの中では4人の歓声が上がった。
「どうだ!アドン!興奮したろうが!」
「ああ凄い!凄い!」
アドンの目が潤んでいる。
生き残った喜びや、勝利の興奮、それらのものがない交ぜになって、圧倒的な感情量で彼を満たしているのだ。
後方のドナーとアンジェラは抱き合って喜んでいる。
「お前ら、珍しい事やってるよな。」
後ろを振りかえった剣録の顔にも笑顔が浮かんでいた。
アンジェラが抑えた声で剣録に聞いた。
本当は問い詰めたい気分だったが、スードに関しては事を荒立てないという約束があったから、彼女はそれを守っていた。
「それを誰から聞いた?」
剣録が不機嫌そうに問い返してくる。
「誰でもいいじゃない。」
「ごめん、僕だよ、でも別に秘密じゃなかったんだろ?」
ドナーが怯えたように言った。
「ああ、秘密じゃないさ。しかしわざわざアンジェラに言うことでもない。あのスードを同乗させながら隔離するには銃座しかないんだからな。逆に銃座の方が、ここより防御機能が高くても俺はそうしてたさ。、、、それにスード居住区の中には外界の悪影響下にさらさてる地域がある。だが奴らはそこでも平気だ。」
剣録の言葉が固くなった。
自分の言った言葉で、何か別の事柄を思い出しているようだった。
「、、それならいいわ。剣録はスードが嫌いだけど、卑怯な真似はしないものね。」
何を思ったのか、アンジェラは自分が持ち出した話を直ぐに引いた。
剣録の変化に対して、何か気がついた所があったようで、それがそうさせたのだろう。
「お二人さん!お楽しみ中悪いが、ちょっとまずい事になりそうだぞ!剣録、これって虫じゃないのか?」
補助席にいたアドンが、自分が担当していた探知用パネルの映像をフロントガラスに投影してみせた。
その画像を見た剣録の顔に緊張が走った。
「まちがいない!虫だ!やつらの生息域を迂回してたんだが、、どうやらはぐれた個体に遭遇しちまったらしい!みんなベルトを締めろ!戦闘態勢に入る!後は俺がやる、任せておけ。アンジェラ、あのスード野郎に虫の事を教えたやりたいなら、その席でやれ。席に備えてある君のインカムへ砲座を繋げてやる。」
「、、ありがと!」
アンジェラが椅子の上部に引っかけてあったインカムをとって螺子に情況を伝えた。
「レディが砲座を使う必要があるなら言ってくれと言ってるわ。レディはもう砲の操作の仕方を憶えてしまったみたい。」
通話を終えたアンジェラが、運転と目の前の操作盤にかかりきりの剣録に声をかけた。
「余計なお世話だ!引っ込んでろと伝えてくれ!その砲座は主に対空用だ。竜と飛翔甲虫用のな、それを使う時は、俺達の生存率は三十パーセント以下になってる。」
その剣録の言葉に、ドナーの顔が青ざめる。
「わかったわ。安心しろと言うわ。剣録に任せておけと。」
そう聞いた剣録の顔に不敵な表情が浮かんだ。
剣録の指が、操作盤の上を走り、幾つかのスイッチを押した。
モータービークルに走行振動以外の微細な揺れが起こり異音が響いた。
モータービークルに内蔵してあるミサイルや機関砲が、それぞれの砲門を開いたのだ。
「アドン、お前、虫を殺してみるか?」
剣録が暗い顔をして言った。
アドンだけに見せる、悪巧みの貌だ。
「、、、、。」
アドンは出発してからこの間、高速で走るモータービークルから、フロント部分に仕込まれた固定式の巨大な長距離射程ライフルで岩山の天辺を撃つゲームの意味を今、理解した。
あれは剣録が思いついた気まぐれな遊びではなかったのだ。
「これから俺が虫を責め立てる。奴が腹を見せるように追い立てるから、お前がそのタイミングで腹にある気門に殺虫剤をぶち込んでやれ。」
「剣録、余裕だな。お前は、やらないのか?」
「、、俺は何度もヤッてる。でも余裕なんかは間違っても生まれない。ただ俺は、あの感覚をお前にも味わって欲しいんだ。、、ヒリヒリするぞ。」
「、、解った。俺にやらせてくれ。」
そう言ったアドンの顔が奇妙に歪んだ。
それは、苦痛なのか快楽なのか判然としない性的なある瞬間の表情にも似ていた。
「頼むぞ。失敗したら相当やばいことになる。」
「アイツは剣聖さんを死なせた虫より大きいのか?」
「いや、ずっと小さい。」
「なら絶対、仕留める。」
アドンの目が据わっていた。
虫の接近と同調したかのように、螺子の側に立てかけてある歯噛みの剣が、カタカタと震えていた。
モータービークルの振動の為ではない。
不思議に思って螺子が剣の柄に手をかけようとする。
「触らないで!奴との会話は、まだ無理だよ!」
ティンカーボールがそれを制止した。
「奴?会話?」
「それがその剣に与えられた力だよ。でも無視してれば、剣は君が相手と喋るつもりがないと判断して、反応を止める。」
「意味が判らないよ。」
その螺子の反応にティンカーボールが痺れを切らしたように、自分の小さな指先を螺子のこめかみに触れた。
歯噛みの剣についての情報をひとまとめにして、螺子の意識に直接送り込んだのだ。
「、、、!、、そうなのか。こんな感じか。、、確かにアレとは、やばいよな。でも詳しいことは後で教えてくれよな。」
螺子は空中に浮かんだままのティンカーボールに声をかけた。
「それにしても、すごいスピードだ。まるで地面の上を滑って、こちらに来てるみたいだ!」
螺子は迫り来る巨大な虫の姿を見て、恐怖を通り越した畏怖の念を抱き始めていた。
「初めてアレを見た人間は、百足と言う昆虫を思い出したらしいね。そして人間は、アレの仲間の他の生き物達の姿が地球の昆虫によく似ているから、それらをみんなひっくるめて虫と呼び始めた。でもアレの中身は、地球の昆虫とは全く別のものなんだよ。」
螺子の肩に腰をかけて、地面を物凄いスピードで走ってくる虫を見ながら、ティンカーボールが説明した。
そうしている間にも、螺子の手がそわそわと、コンソールパネルから引き出した操縦桿の突起物に触れる。
その操縦桿で、ドーム型砲座に据えられてある主砲を操作出来る。
アンジェラからは、砲座からの手出しは無用だと言われていたが、刻々と迫ってくる虫を見て、じっとしていられなかったのだ。
「人間はアレを見て害虫のように言うけど、彼らから言わせると、後からこの星にやって来て住み着いている人間の方が害虫って事だよね。」
ティンカーボールは他人事のように講釈を垂れ続けている。
どうやらティンカーボールは、この虫とモータービークルの戦いについては、楽観視しているようだった。
突如、モータービークルの車体が軽く震動すると、射出音と共に、車体の様々な部分からうっすらとした白煙が上がった。
ミサイルやら銃弾が虫に向かって次々と撃ち出されていく。
それら全てが命中しているようで、虫の姿はしばらく煙に覆われて見えなくなった。
「凄い、、ひとたまりもないだろう。」
「それは、どうかな?」
ティンカーボールが言ったとおり、煙が収まると、そこから無傷の虫の姿が現れ、再び虫はこちらに向かって進み始めた。
だが前よりは、進行スピードが明らかに落ちていた。
「あれ程の攻撃を喰らっても、虫の外骨格はびくともしない。それだけじゃなく、虫は恐ろしくタフな生命力を持っているんだよ。あんなのが、外界にはうじゃうじゃいる。それが、人間が外界に出て行けない理由のひとつなんだよ。」
ティンカーボールの解説を聞きながら、螺子は主砲の操作桿を握りしめた。
「それ動かしちゃ駄目だよ。アンジェラに言われただろう。それにさっきのは剣録の作戦の一つだよ。虫はああ見えて凄く頭がいい。一回目の被弾で、相手の攻撃力やパターンを分析する。それを剣録は逆手にとるつもりなんだ。」
「どうして、そんなのが判る!?」
螺子が苛立って操作桿を動かそうとした瞬間、モータービークルからの2回目の攻撃が始まった。
しかし虫との距離が急速に縮まった事が原因なのか、先ほどの精密射撃のような射線が、少し右にずれている。
虫はそれを感知しているように、少し左に身体を旋回させた。
ところが驚いた事に、第三弾の攻撃は、虫ではなく、その旋回の外側の地面辺りに集中されていた。
地面からの爆風と震動を受けて、虫の身体が少し浮き上がった。
そして虫が次ぎに、元の体勢に戻った時、その巨大な身体は突然二度と動かなくなった。
「どうやら気門に薬剤を打ち込むことに成功したらしい。螺子、君の友人達は大したもんだね。」
「友人じゃないし、、、それに、わけが判らない。」
「最強の外骨格に守られた虫の唯一の弱点は、身体の側面にある小さな気門だ。そしてあの虫を殺せる薬剤がある。その薬剤を気門に撃ち込んだんだのさ。多くの兵士の死と希少な虫の死体から、その薬を造り出したのは、トレーシー家だよ。地球の残してくれた科学技術を食い潰すしか能がない人間にしては、よくやったもんだと思うよ。」
ティンカーボールが満更でもないように言った。
モータービークルの中では4人の歓声が上がった。
「どうだ!アドン!興奮したろうが!」
「ああ凄い!凄い!」
アドンの目が潤んでいる。
生き残った喜びや、勝利の興奮、それらのものがない交ぜになって、圧倒的な感情量で彼を満たしているのだ。
後方のドナーとアンジェラは抱き合って喜んでいる。
「お前ら、珍しい事やってるよな。」
後ろを振りかえった剣録の顔にも笑顔が浮かんでいた。
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