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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中部編) 】
43: 静岡 御殿場アウトレット・クレマチスの丘・浅間大社・由良港 その一
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関西圏では桜の花も終わる頃、ついにアンも御殿場アウトレットデビューで御座います。
って『何でわざわざこんな所へ、行かなきゃならないんだよー、』って思いが強いんですが(笑)。
関西圏だって、いくらでも素敵なアウトレットモールがあるのに、、。
そうなんです、例によって買い物依存症の相方にせがまれての旅です。
相方だって、買い物さえ出来れば何処であっても、買い物に対する飢餓感が満たされるのですが、日本で一・二を争うアウトレットモールの名前が魅力的なんでしょうね。
もちろんアンには、そんな名声なんの興味はありません(笑)。
お仕事で着る衣服は、旬のものか、あるいはベーシックだけどブランド勝負か、あるいはただただ扇情的なものかって選択しかないので、それをアウトレットモールで揃えても効き目ないですし、普段は若い頃と違って、そこそこ装えれば充分って気持ちに、もうなってますから。
で例によってアンは、アンの別の思惑で、この旅を楽しんでます。
相方の御殿場アウトレットデビューはそれに留まらず、その後、軽井沢・プリンスショッピングプラザとか、関西から東へ東へと、その食指を伸ばしていくのですが、その話はいずれ又。
大阪から東京へだと、必ず語らねばならない主要な「道」が、三つありますね。
言わずと知れた新東名と東名高速道路。
そして、なんだか半分、高速道路化してる国道1号線。
大阪から東京までに至る太平洋側の観光地を巡るには、この三本の道路をスイッチしていくのが面白いですね。
距離と時間を稼ぐのは新東名、風光を楽しむのは東名、観光地へのアクセスなら1号線みたいな。
大阪方面から一路「目指せ東京!目指せTDL!」じゃないんなら、新東名より東名かな?って気がしてます。
サービスエリアにしても、風景と強くリンクしてるのは東名って感じですね。
でアン達も、第一回目の「御殿場アウトレット詣で」は、東名が主力でした。
例えば「富士川SA 上り 」の「富士山が見える小遊園地」感なんかは、新東名どころか、数多の高速道路サービスエリアでも、ちょっと味わえないでものすよね。
「ハレ」というやつですよ。
サービスエリアの顔が、大観覧車に富士山なんですよね。
それで、車から子供が降りた途端に、「ワーッッ!」って感じで、飛び出しちゃう。
そのサービスエリアで、どんなものが食べられるとか、諸々の利便性はどうか?とかを越えたものがそこにはある(笑)。
とかなんとか言いながら「御殿場アウトレット」に行くには、結局、新東名に乗り換えなきゃならないんですが。
てな事でやって来のが「御殿場アウトレット」。
ここでの体験談とかは余り書いても仕方がないような気がしますが、先の高速道路やサービスエリアの話に掛け合わせると、新東名のサービスエリアって、後発なだけあって凄く設備が充実してて、キラキラしてる感じなんですけど、多分、この感じって巨大アウトレットモールとかの雰囲気を真似てるんじゃないかなーって思うんですよ。
だから「御殿場アウトレット」は新東名のサービスエリアのお姉さん(笑)。
豊かさとか、清潔さとか、そこにいるだけで日常から断絶されて、なんとなく満たされた感じになる。
でもよく考えると、新東名のサービスエリアってほとんど、その立地は人がまったくいない山ン中な訳でしょ。
それ考えると、ちょっと色々な事考えちゃいますよね。
それにおそらく日本って、このまま行けば、巨大アウトレットモールとか新東名サービスエリアみたいなのを実質的に支えきれない国になっていく思うんですよね。
、、、まあ、いいか。
気持ちが暗くなるのでこの話は、これにて終了。
この回の旅程では、この日は沼津で宿泊。
相方は、勿論「御殿場アウトレット」オンリーで、アンはどちらかというと沼津の方がメインでした(笑)。
沼津のホテルに向かって、地道を南下。
途中、立ち寄ったのが「クレマチスの丘」です。
クレチマスの開花期は4~10月、訪れたのが、桜がまだ辛うじて残っている次期だったので、クレマチス自体は鑑賞できませんでしたが、ジュリアーノ・ヴァンジの彫刻は堪能させてもらいました。
ヴァンジ彫刻庭園美術館は、クレマチスの丘という地形の中に、上手く組み込んでありますね。
「クレマチスの丘」の駐車場に入るまでは、自然がよく残された丘陵地にあるオシャレで静かな高級住宅地ぽい道路をドライブ中って感じなのに、ヴァンジ彫刻庭園美術館に入った途端、「あーここはやっぱり、ホントにクレマチスの丘だったんだぁ。」みたいな。
(多分、この感想は伝わってないと思いますw。行かれてみて、『ああ、アンは、こういう事を言いたかったのか。』みたいなw)
ジュリアーノ・ヴァンジさんについては、ここで始めて知りました。
イタリアの具象彫刻家さんです。
地方の美術館に行くと、そういう作家さんの常設展が結構ありますよね。
「えー○○?そんなん知らん。」みたいな、そこで己の教養のなさを暴露されちゃうんですが、でも実際、その作品を見ても、「えーこれホントに凄い!」ってのは、正直言ってあまりないでしょ?
でもジュリアーノ・ヴァンジさんの彫刻は結構、凄い。
一つ一つの作品に、かなり見入ってしまいます。
ぶらり観光気分で立ち寄った人間がですよ。
なんと言うか、迫力ありますよー。
人間の色々な感情が、びしびし伝わってくる。
もしかしてて氏の《壁をよじ登る男》なんかは、結構ユニークなので、画像でご存じの方もおられるかも知れませんが、アンは氏の表現本質って、ギリシャ悲劇みたいな感情表現にあるんじゃないかと思います。
でも相方は、もう一つだったみたいだけど(笑)。
彼女は、そっちより「クレマチスの丘」のオシャレな売店とか園芸店に興味を引かれてたようです。
ついでだからと誘った隣接する駿河平自然公園の散策中は、見事に不機嫌でしたし、、、。
って『何でわざわざこんな所へ、行かなきゃならないんだよー、』って思いが強いんですが(笑)。
関西圏だって、いくらでも素敵なアウトレットモールがあるのに、、。
そうなんです、例によって買い物依存症の相方にせがまれての旅です。
相方だって、買い物さえ出来れば何処であっても、買い物に対する飢餓感が満たされるのですが、日本で一・二を争うアウトレットモールの名前が魅力的なんでしょうね。
もちろんアンには、そんな名声なんの興味はありません(笑)。
お仕事で着る衣服は、旬のものか、あるいはベーシックだけどブランド勝負か、あるいはただただ扇情的なものかって選択しかないので、それをアウトレットモールで揃えても効き目ないですし、普段は若い頃と違って、そこそこ装えれば充分って気持ちに、もうなってますから。
で例によってアンは、アンの別の思惑で、この旅を楽しんでます。
相方の御殿場アウトレットデビューはそれに留まらず、その後、軽井沢・プリンスショッピングプラザとか、関西から東へ東へと、その食指を伸ばしていくのですが、その話はいずれ又。
大阪から東京へだと、必ず語らねばならない主要な「道」が、三つありますね。
言わずと知れた新東名と東名高速道路。
そして、なんだか半分、高速道路化してる国道1号線。
大阪から東京までに至る太平洋側の観光地を巡るには、この三本の道路をスイッチしていくのが面白いですね。
距離と時間を稼ぐのは新東名、風光を楽しむのは東名、観光地へのアクセスなら1号線みたいな。
大阪方面から一路「目指せ東京!目指せTDL!」じゃないんなら、新東名より東名かな?って気がしてます。
サービスエリアにしても、風景と強くリンクしてるのは東名って感じですね。
でアン達も、第一回目の「御殿場アウトレット詣で」は、東名が主力でした。
例えば「富士川SA 上り 」の「富士山が見える小遊園地」感なんかは、新東名どころか、数多の高速道路サービスエリアでも、ちょっと味わえないでものすよね。
「ハレ」というやつですよ。
サービスエリアの顔が、大観覧車に富士山なんですよね。
それで、車から子供が降りた途端に、「ワーッッ!」って感じで、飛び出しちゃう。
そのサービスエリアで、どんなものが食べられるとか、諸々の利便性はどうか?とかを越えたものがそこにはある(笑)。
とかなんとか言いながら「御殿場アウトレット」に行くには、結局、新東名に乗り換えなきゃならないんですが。
てな事でやって来のが「御殿場アウトレット」。
ここでの体験談とかは余り書いても仕方がないような気がしますが、先の高速道路やサービスエリアの話に掛け合わせると、新東名のサービスエリアって、後発なだけあって凄く設備が充実してて、キラキラしてる感じなんですけど、多分、この感じって巨大アウトレットモールとかの雰囲気を真似てるんじゃないかなーって思うんですよ。
だから「御殿場アウトレット」は新東名のサービスエリアのお姉さん(笑)。
豊かさとか、清潔さとか、そこにいるだけで日常から断絶されて、なんとなく満たされた感じになる。
でもよく考えると、新東名のサービスエリアってほとんど、その立地は人がまったくいない山ン中な訳でしょ。
それ考えると、ちょっと色々な事考えちゃいますよね。
それにおそらく日本って、このまま行けば、巨大アウトレットモールとか新東名サービスエリアみたいなのを実質的に支えきれない国になっていく思うんですよね。
、、、まあ、いいか。
気持ちが暗くなるのでこの話は、これにて終了。
この回の旅程では、この日は沼津で宿泊。
相方は、勿論「御殿場アウトレット」オンリーで、アンはどちらかというと沼津の方がメインでした(笑)。
沼津のホテルに向かって、地道を南下。
途中、立ち寄ったのが「クレマチスの丘」です。
クレチマスの開花期は4~10月、訪れたのが、桜がまだ辛うじて残っている次期だったので、クレマチス自体は鑑賞できませんでしたが、ジュリアーノ・ヴァンジの彫刻は堪能させてもらいました。
ヴァンジ彫刻庭園美術館は、クレマチスの丘という地形の中に、上手く組み込んでありますね。
「クレマチスの丘」の駐車場に入るまでは、自然がよく残された丘陵地にあるオシャレで静かな高級住宅地ぽい道路をドライブ中って感じなのに、ヴァンジ彫刻庭園美術館に入った途端、「あーここはやっぱり、ホントにクレマチスの丘だったんだぁ。」みたいな。
(多分、この感想は伝わってないと思いますw。行かれてみて、『ああ、アンは、こういう事を言いたかったのか。』みたいなw)
ジュリアーノ・ヴァンジさんについては、ここで始めて知りました。
イタリアの具象彫刻家さんです。
地方の美術館に行くと、そういう作家さんの常設展が結構ありますよね。
「えー○○?そんなん知らん。」みたいな、そこで己の教養のなさを暴露されちゃうんですが、でも実際、その作品を見ても、「えーこれホントに凄い!」ってのは、正直言ってあまりないでしょ?
でもジュリアーノ・ヴァンジさんの彫刻は結構、凄い。
一つ一つの作品に、かなり見入ってしまいます。
ぶらり観光気分で立ち寄った人間がですよ。
なんと言うか、迫力ありますよー。
人間の色々な感情が、びしびし伝わってくる。
もしかしてて氏の《壁をよじ登る男》なんかは、結構ユニークなので、画像でご存じの方もおられるかも知れませんが、アンは氏の表現本質って、ギリシャ悲劇みたいな感情表現にあるんじゃないかと思います。
でも相方は、もう一つだったみたいだけど(笑)。
彼女は、そっちより「クレマチスの丘」のオシャレな売店とか園芸店に興味を引かれてたようです。
ついでだからと誘った隣接する駿河平自然公園の散策中は、見事に不機嫌でしたし、、、。
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