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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中部編) 】
42: 愛知 豊田 足助町
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「マンリン書店」が面白いよと教えられて、愛知は豊田市の足助に向かいました。
豊田市は大阪からだと、さほどの距離ではないのですが、丁度、香嵐渓の紅葉の時期にも重なっていて一泊することに。
足助は昔、三河から信州へ通じる中馬街道の要所だった場所で、特に塩の中継地点として栄えたそうです。
現在、車での移動ルートに言い換えるなら、瀬戸市や豊田市から山間部を越え、飯田市へ抜ける途中にある町という感じで、観光面では特に優位にある地点・ルートってわけじゃないですね。
車で塩を運ぶわけでもないし(笑)。
普通、大阪方面からの観光目的で松本方面に北上するなら、JRの中央本線に沿うか、JR飯田線に絡めてドライブルートを組み立てる感じになると思います。
だからここは、立ち寄り所じゃなくて、目標地点、、、。
でもそれにしては、何をするにもちょっと中途半端な地図上の位置かな(笑)。
でお目当ての「マンリン書店」なんですが、カタカナ表記でマンリン!
ファーストインプレッションwではマリリン(マリリン・モンロー)?マンソン(チャールズ・マンソン)?それともマリリン・マンソン?を想起させて、その手のオカルトぽい書籍を集めた本屋さんなのかと。
もちろん、そんな訳はなく、語源は足助の地元の名士である萬屋林右衛門さんの名前を縮めて萬林→マンリンって事のようです。
でも漢字で「萬林書店」とやるのと、「マンリン書店」では、全然趣が違ってくるので、日本語ってホント不思議ですよね。
同じくこの萬屋林右衛門の名前をとった「マンリン小路」は、幅2m程の狭い道の両側に簓子で押さえた黒板壁と白漆喰壁の家が並んでいます。
これも文字で書き起こすと、倉敷保護地区の街並みとかを思い出しちゃいますが、実際はちっさな路地です。
この小路の入り口に「マンリン書店」があり、看板には「典籍」と書かれてあります。
つまり「マンリン書店」も、マンリン小路の一部だってことで、内部もよく観察したら昔の建物(倉)の面影があります。
ここも、「マンリン小路」と同じくそんなに広い空間ではありません。
最近は、個人経営の書店自体が激減してしまいましたが、その昔なら中級程度の店舗スペースだったと思います。
本の品揃えは、さすがですね。
でもこの品揃えも、一昔前なら、本屋さんを探せばなくはなかったかな(昔の話ばかりでゴメンなさい)。
今だと、この品揃えのカンジに近いのは、攻めてた頃のヴィレッジヴァンガードのラインアップの上品な感じ?
ほんと「紙本」「本屋さん」って苦戦してますよね。
でも「マンリン書店」なんかで、漫画本ばっかりずらーっと書架にあったら嫌だろうなー。
マンリン書店のもう一つ面白さは、書店の奥がギャラリーになっていること。
って実はこのギャラリーの正式玄関は、マンリン小路側にあって、中で書店と繋がっていると言うか、同じ器なんですね。
間口の狭さに対して奥行きが深い、この辺り特有の建物構造にその秘密が!、、なんて当たり前なんですが、それを知らずに、書店の奥からギャラリーに入ったアンは、あとでその事に気付きちょっと吃驚しました。
アンの場合、足助のメインはこの「マンリン書店」だったんですが、町の様子も少し触れておきます。
旧足助町域は、北から親王町、田町、本町、新町、西町、宮町、松栄町と続いていて「マンリン書店」は新町になります。
で香嵐渓の玄関口に当たるのが、宮町です。
普通は足助八幡宮(読んで字のごとく足を助ける神様)のお参りを済ませて紅葉見物、時間があれば、ぶらりと足助の街並みを見て回って、、、その街並みの中心にあるのが「マンリン書店」って感じでしょうか。
あっそうそう、三集足助屋敷も忘れずに。ここはそれなりに勉強になります。
「人は道具を使い、道具は人を導く。」なんてね、いやマジで。
素直に勉強になりますよ。
町歩きでアンが印象に残っているのは、「お釜稲荷」と、ちらっとかすめる足助川の遊歩道かな。
そうそうこの足助には夏場にも寄った事があるんですが、「たんころりん」っていうランタンフェスティバルが実施されています。
たんころりんっていうのは、竹かごと和紙で作った円筒形の行灯のことで、毎年8月の夜に古い町並みの街道沿いにこれを並べ、和紙を通した火の灯かりで、暗がりの町並みを照らすんです。
過度にギラギラしてなくて、闇と拮抗してる感じで、結構情緒がありますよ。
香嵐渓の紅葉の方は、なんだろ、、うーん有名パテシェが作ったゴージャスでカラフルなワンホールケーキみたいな、、、キラキラしてますね(笑)。
それにしても、たんころりんといい、足助といいなんて素敵な言葉の響きなんでしょう。
PS 「足助のかじやさん」っていう有名なカフェ?があるんですが、ここは毎回、足助に寄らせて貰う度に気になっているんですが、何故か巡り合わせが悪くって入った事がないんですよね、、、旅に出ると、そういうお店があちこちに増えていきます(笑)。
ちなみに鍛冶屋と足助は切っても切れない仲なんだそうです。
詳しくは三集足助屋敷で勉強して下さい(笑)。
豊田市は大阪からだと、さほどの距離ではないのですが、丁度、香嵐渓の紅葉の時期にも重なっていて一泊することに。
足助は昔、三河から信州へ通じる中馬街道の要所だった場所で、特に塩の中継地点として栄えたそうです。
現在、車での移動ルートに言い換えるなら、瀬戸市や豊田市から山間部を越え、飯田市へ抜ける途中にある町という感じで、観光面では特に優位にある地点・ルートってわけじゃないですね。
車で塩を運ぶわけでもないし(笑)。
普通、大阪方面からの観光目的で松本方面に北上するなら、JRの中央本線に沿うか、JR飯田線に絡めてドライブルートを組み立てる感じになると思います。
だからここは、立ち寄り所じゃなくて、目標地点、、、。
でもそれにしては、何をするにもちょっと中途半端な地図上の位置かな(笑)。
でお目当ての「マンリン書店」なんですが、カタカナ表記でマンリン!
ファーストインプレッションwではマリリン(マリリン・モンロー)?マンソン(チャールズ・マンソン)?それともマリリン・マンソン?を想起させて、その手のオカルトぽい書籍を集めた本屋さんなのかと。
もちろん、そんな訳はなく、語源は足助の地元の名士である萬屋林右衛門さんの名前を縮めて萬林→マンリンって事のようです。
でも漢字で「萬林書店」とやるのと、「マンリン書店」では、全然趣が違ってくるので、日本語ってホント不思議ですよね。
同じくこの萬屋林右衛門の名前をとった「マンリン小路」は、幅2m程の狭い道の両側に簓子で押さえた黒板壁と白漆喰壁の家が並んでいます。
これも文字で書き起こすと、倉敷保護地区の街並みとかを思い出しちゃいますが、実際はちっさな路地です。
この小路の入り口に「マンリン書店」があり、看板には「典籍」と書かれてあります。
つまり「マンリン書店」も、マンリン小路の一部だってことで、内部もよく観察したら昔の建物(倉)の面影があります。
ここも、「マンリン小路」と同じくそんなに広い空間ではありません。
最近は、個人経営の書店自体が激減してしまいましたが、その昔なら中級程度の店舗スペースだったと思います。
本の品揃えは、さすがですね。
でもこの品揃えも、一昔前なら、本屋さんを探せばなくはなかったかな(昔の話ばかりでゴメンなさい)。
今だと、この品揃えのカンジに近いのは、攻めてた頃のヴィレッジヴァンガードのラインアップの上品な感じ?
ほんと「紙本」「本屋さん」って苦戦してますよね。
でも「マンリン書店」なんかで、漫画本ばっかりずらーっと書架にあったら嫌だろうなー。
マンリン書店のもう一つ面白さは、書店の奥がギャラリーになっていること。
って実はこのギャラリーの正式玄関は、マンリン小路側にあって、中で書店と繋がっていると言うか、同じ器なんですね。
間口の狭さに対して奥行きが深い、この辺り特有の建物構造にその秘密が!、、なんて当たり前なんですが、それを知らずに、書店の奥からギャラリーに入ったアンは、あとでその事に気付きちょっと吃驚しました。
アンの場合、足助のメインはこの「マンリン書店」だったんですが、町の様子も少し触れておきます。
旧足助町域は、北から親王町、田町、本町、新町、西町、宮町、松栄町と続いていて「マンリン書店」は新町になります。
で香嵐渓の玄関口に当たるのが、宮町です。
普通は足助八幡宮(読んで字のごとく足を助ける神様)のお参りを済ませて紅葉見物、時間があれば、ぶらりと足助の街並みを見て回って、、、その街並みの中心にあるのが「マンリン書店」って感じでしょうか。
あっそうそう、三集足助屋敷も忘れずに。ここはそれなりに勉強になります。
「人は道具を使い、道具は人を導く。」なんてね、いやマジで。
素直に勉強になりますよ。
町歩きでアンが印象に残っているのは、「お釜稲荷」と、ちらっとかすめる足助川の遊歩道かな。
そうそうこの足助には夏場にも寄った事があるんですが、「たんころりん」っていうランタンフェスティバルが実施されています。
たんころりんっていうのは、竹かごと和紙で作った円筒形の行灯のことで、毎年8月の夜に古い町並みの街道沿いにこれを並べ、和紙を通した火の灯かりで、暗がりの町並みを照らすんです。
過度にギラギラしてなくて、闇と拮抗してる感じで、結構情緒がありますよ。
香嵐渓の紅葉の方は、なんだろ、、うーん有名パテシェが作ったゴージャスでカラフルなワンホールケーキみたいな、、、キラキラしてますね(笑)。
それにしても、たんころりんといい、足助といいなんて素敵な言葉の響きなんでしょう。
PS 「足助のかじやさん」っていう有名なカフェ?があるんですが、ここは毎回、足助に寄らせて貰う度に気になっているんですが、何故か巡り合わせが悪くって入った事がないんですよね、、、旅に出ると、そういうお店があちこちに増えていきます(笑)。
ちなみに鍛冶屋と足助は切っても切れない仲なんだそうです。
詳しくは三集足助屋敷で勉強して下さい(笑)。
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