ゴックン、その口で食べるの? /Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

Ann Noraaile

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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中部編) 】

41: 岐阜 中津川 想像力と ちこり村

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 昔から想像力という点ではアンには馬鹿げた部分があって、たとえばそう、楳図かずお氏の「へび女」なんかを読んでいると、もし本当に自分が「へび女」になったら、いつも這い回っていないといけないので、お腹とか胸の部分が床ずれにならないかなぁ・・とか随分暢気なことを真剣に思い悩むような子でした。

 馬籠宿(まごめじゅく)
 妻籠宿(つまごじゅく)
 以前は籠を「こめる」と読んでいて、言葉の意味も「こもる。とじこもる。」に近いんだと、勝手に解釈してました。
 従ってアンの中では、馬籠宿(まごめじゅく)は(うまごめじゅく)、妻籠宿(つまごじゅく)は(つまごめじゅく)って、勝手に変換されていたわけです。

 馬籠宿の方は、街道筋なんだから、使っている馬を休ませたりするんだろうなで済むんですが、妻籠宿はそうは行きません。
 妻を閉じこめる?妻が籠もる?ってどーゆーこと?なんだか凄くエロチックな想像をしてたわけです。

 実際は「妻」と言うのは、「どん詰まり」の意味で、妻籠は「どん詰まりの奥の奥」のような地形をさすみたいですね。
 馬籠宿の「馬」は単に接頭語で意味はないそうです(あるいは「つま」のまが転じた説も)、籠は入り組んだ狭い谷、奥に引っ込んだ地形。
 これは実際、現地に行ってみればよく判りますね。
・・・なるほど、「妻が閉じこめられてる」とは全然、違うじゃん(笑)。
 って事で、今回は想像力というか、アンの斜め上の勘違いをアプローチにした観光スポット案内です。

 馬籠宿とか妻籠宿とかは有名な観光スポットですし、旅の重要な通過点でもあります。
 で更に、この大阪からの中山道旅で、必ず登場するのが、中津川ですね。
 大阪からの高速だと中央自動車道って事になって中津川IC、地道19号だと、これも中津川を経て中山道。
 でも何故か途中下車しない中津川。、、名前は大きいんですが(笑)。

 で、この前ついに、時間が余ったので中津川にちょっと滞在してみようって事になったんです。
 そこで出てきたのが「ちこり村」です。
 チコリ、、アンディーブですよ。
 あの白菜を外側からむいていったら、最後の方に残る芯みたいな野菜(笑)。
 「ちこり村」、行くまでは、どんな所なんだろうと凄く想像しましたよ。
 というか中津川ICを使用すると、チラッとその施設が見えるんですよね。
 逆にそれって想像力沸きますよね。

 童話的な世界?「僕らの楽しい、ちこり村~っ♪チコ・チコ・チコ・チコリームラっ♪」みたいな。
 中に入ると「チコリ君がお出迎え」みたいな。
 でも、違ったんですねー。

 この施設で一番のボリュームをとっているのは、ちこり栽培施設と世界初のちこり焼酎蔵!!
 ちこり焼酎ですよ!ちこり焼酎!!
 第一、西洋野菜ちこりのテーマパークで、結構なお客さんを集めてるというのが凄いですよ。
 特に、農家手づくり家庭料理レストランは大盛況みたいでした。
 アン達は完全に帰路の途中だったので食事はとりませんでしたけどね。

 でも、ちこり栽培とちこり焼酎蔵は見学してきました。
 30分位の見学行程で、結構サクサクと参加できます。
 全行程、ガイド(従業員)さんが付いてくださって説明してくれます。

 ちこり栽培は思った以上に、近代的というか、完全水耕栽培のもうちょっと土臭い感じなんだけど、そこに焼酎醸造の過程がプラスされてるので、「これを見る意味はどこにあるのか?」という問題は置いておくとして、ある意味、ビジュアル的な見応えは充分あります。
 なんでもかんでも「すごーい!!」なんて、アンは間違っても言いませんから、この評価は額面通りとって下さい(笑)。

 それと、おしゃれで素敵な感じの売店というか、野菜のブランドショップみたいなのもあります。
 ここでちこりを扱っているのは当然のことなんですが、何故かしら、ちこりよりも「黒にんにく」が猛プッシュされていましたね。
 これも、やや斜め上をつかれました。

PS この「ちこり村」、高齢者雇用の取り組みが先進的とか他でも色々評価されているようです。
 そんな面でも興味がおありのかたは、一度は訪れて見られたらと思います。
 ちなみにアンのカーナビは、トンデモない遠回りをして、この施設に導いてくれました。
 場所は中津川ICの真横なのに(笑)。ご幸運を!


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