ゴックン、その口で食べるの？ ／Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども（近畿編） 】

36: 大阪 池田 不死王閣

　昨日は相方にそそのかされて、一時流行った小売店対象の会員制メガストア（総合卸問屋）にショッピング。
　なんと彼女、そのメガストアの昔からの会員なのだ。
　デパート規模の店舗に並べられた商品は、確かにディスカウントショップ並の値段だし、ブランドやメーカー品も揃っている。
　この前、ヒルトン大阪のショップで見ていたバックだって１万円ほど安い。
　もちろんそうでないのも多々、混じっているけど。
　（それに全部「旬」の商品なのかと言われると、、、。）

　でもそうじゃないのよねって、思うアンはまだまだバブリィハート。
　だって夢を売る商売なんだから「実はこれって○○円なのよ」ってのは出来るだけ少なくしないと、この感覚は、やっぱり身に染まっちゃうのよね。
　でなんで、相方の誘いに乗ったかというと「そこ箕面にあるんだよね。ついでに帰り、不死王閣へ行っちゃおうよ。アンってばいっぺん行ってみたいって言ってたじゃん。ちゃんとルートも調べてあるしさ。十分、お仕事間に合うよ。」
「あんたがメちゃ買いしなけりゃね。それに足りなくなっても今回、カンパは無理だかんね」
　まあやりとりとしては、そんな感じ。
　『ふしおのあゆじゃや～♪』
　昔懐かしの不死王閣のＣＭソング、勿論、歌い継がれてる訳じゃないけれど、何故か大阪人の心の何処の片隅にあるという（笑）、、けったいな名前の「不死王閣」のフシオウは、この温泉旅館の前身である「伏尾の鮎茶屋」のもじりだと、勝手に思いこんでいました。

　でも実際は、当該場所の「不死王村」の地名が先で、それが転じて「伏尾村」になって、その「不死王」の名を「不死王閣」の創始者が、旅館の名前に戴いたのだとか（フシオウ尽くしｗ）。
　じゃ何故、不死王村なんて名前の村が生まれたのか？これ興味があれば調べてみてください。
　そこにあるのはゾンビみたいなのが登場する怪奇伝説じゃなくて、愛でたいお話だという事だけは書いておきます（笑）。

　さて問題のメガストアでのショッピングですが、相方は買い物リストを作っていたようでスピーディな買い物ぶり、リストに載っていても、予算や彼女のお眼鏡にかからないものものは容赦なく除外、商売人モードになった時の彼女はシビアです。
　大阪で商売をする時は、こういう消費者が一杯いる事を、経営者さんは覚悟した方が良いですね。
　現にこのショップも二世代目で、最近は以前のような勢いはないそうです。
　相方はここでは、半分せどり感覚で買い物をして、あまりリターンを期待しないでやっていると言っていました。
　怖いなぁ、、でも、アンは場違いな空間から早く逃げ出せてよかったですけど。

　で不死王閣ですが、都心から４０分の距離で行ける本格的温泉ホテルっていうのが昔からのキャッチフレーズ、確かに有馬にいくより数十分早いかなぁ。
　でも温泉コレクターのアンならＯＫだけど、普通の人なら、有馬とのグレード落差はかなり感じるだろうな。
　有馬と言えば、大阪にはＣＭソングにも対抗馬がありますよ、『有馬兵衛の向陽閣へ～♪』。

　泉質はラジウム泉なんですけど、塩素を使った循環沸かし温泉だからプールに入ってるみたい。
　でも、名泉と呼ばれてトップテンに入るような温泉以外は、その差を細かくあげつらっても、殆ど意味ありませんけどね。
　一生、温泉に入ってる訳でもなく、水道水じゃなきゃ、何処の温泉でも、ほぼ一緒でしょ。
　不死王閣、低めの温度設定が丁度よくて、最近遊びが不足して自律神経がいかれ気味のアンの身体によく効きました（笑）。

追記
　『ふしおのあゆじゃや～♪』に限らず、懐かしのＣＭソングは今でもユーチューブで閲覧できます。
　アンは最近思うのですけど、ユーチューブが一般化してから、音楽や映像関係の歴史感覚が、みんなから薄れてきているのではないかと。
　リアルタイムで見ているものと、興味につられて見たユーチューブの昔のものが、もうぐちゃぐちゃに。
　いえ、見てる最中は、これは古い映像って事は意識してるんですよ、でもそれが時間の経過ともに「見たことある→知ってる」、つまり知識として定着しちゃうから、時系列が無茶苦茶になってくるんですよね。
　ユーチューブに限らず、ＴＶなんかでドラマの再放送をやられると、これはもっと酷くなりますね（笑）。