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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(近畿編) 】
35: 兵庫 つかしん
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相方に誘われて「つかしん」に行って来ました。
二人とも根っからの大阪人のくせに(って言うか、つかしんは兵庫県エリア)尼崎には行ったことがなかったんですよね。
行ったことがないというより、大阪市内から尼崎に移動しても地続き過ぎて、「行ったこと」にならない。
つまり「尼崎のねーちゃん」がいる阪急の十三駅は、関所に該当しない(意味判らないでしょ?気になる方は調べてね。ヒント、藤田まこと。)
それにアンの前世は、マリー・アントワネットなのでw『庶民共がウジャウジャの人間密度の高い場所が嫌い』、なので特にお洒落でもなく目新しい観光スポットもない「つかしん」なんかにっていう気持ちが強かったんですよ(笑)。
「塚口新町開発発展都市」を略して「つかしん」。
この該当施設に「つかしん」と正面切って正式に命名したのがコピーライターの糸井重里氏ですから、氏にはやっぱり、本物の才能があったんでしょうね。
これ1985年の事ですよ。
今は、この切り口が定番になりすぎて、飽和状態ですものね。
「今のつかしんって、リニューアルしてからさ、色々変わってて、かなり大きな温泉施設もあるみたいだよ、さっと行って、さっと帰って来たら、お仕事だって間に合うじゃん。今日の出番、おそおそなんでしょ」
・・・むむむ、温泉?尼崎にそんなのあるの?それを、はよ言わんかい!!
相方は巨大なショッピングモール、アンは温泉で利害が一致しました。
いつもはアンが温泉に行きたくて、撒き餌みたいな感じで、温泉から少し離れたショッピングスポットに相方を連れていくのが常ですから、こういう逆ケースは珍しいんですよね。
それにしても「つかしん」って、不思議な空間ですねぇ。
モールの真ん中に小川があってヨーロッパ的なデザインが施してあるかと思えば、ビルの中に、昔懐かしい庶民的な「市場」風ショッピングエリアがあったり、なにより正式名称が『グンゼ タウンセンター つかしん』ですからねぇ。
「つかしん」の過去を紐解くと、グンゼ塚口工場跡地にて、セゾングループの創業者堤清二が提唱した街づくりの理念を体現すべくショッピングセンターとしてスタートするも、後に西武グループの撤退、そしてセンター自体の衰退等々と、様々な変遷を経て現在へ。
・・・「つかしん」は、今も生き残っていますから、当然、色々あったんでしょうね。
これはこれで、都市ウォッチャーアンとすれば、興味深いところなんだけど、この話題はいずれ又の機会に。
( 映画『移動都市/モータル・エンジン』に興味があって、原作小説である「移動都市クロニクル」も読書リストに入れてるんですが、都市が都市を食い合うという発想は秀逸で凄く惹かれるものがあります。作者のフィリップ・リーヴ氏はこの設定を、あまり難しく考えず「面白設定」として造り出した感じがしますが、アン的には、都市を考える上で凄く「深い」設定だなって思ってます。)
『湯の華廊』はそんな「つかしん」の一角にあります。
一応分類としてはスタートがスーパー銭湯で始まったようなんですが、温泉を掘り当てた現在では、立派な天然温泉施設です。
それでもお高くとまらず、地域密着型をうたっている所は偉いですよね。
しかも泉質は、さすがに兵庫県内、、有馬温泉等と同じの赤湯系です。
和風の情緒あふれる回廊を潜って温泉に、この時点で「つかしん」でのショッピング感覚が切り替わるので上手い演出だと思います。
「露天風呂の広さ110坪と多様さは関西最大級」とかがキャッチコピーに唄われていますが、実感としてはその辺りは微妙ですね(笑)。
でもここの露天、悪くはないですよ。
尼崎のド真ん中で、茶褐色の湯に浸かりながら、風の流れを感じたり空の貌を眺めたり出来るんですから。
「加水、加温、塩素消毒なしの源泉掛け流し」だけ聞いたら、どんな山奥やねんって事でしょう(笑)。
でも露天の「源泉熱の湯」に入るとわかりますが、ここは正真正銘の本物の源泉使ってます。
屋内620坪の内湯の方は、なんの変哲もないと言えば、それまでなんですが、ジェット風呂なんかの個別仕切がゆったりしてて好感がもてました。
普通の仕切だと4÷4の所を、4人ぐらい入浴出来る湯船を3人分で仕切ってあるので、アームレスト部分で隣のお客さんと肘があたるなんて事もないし。
それにお湯は水道水ではなくて地下水らしく、肌へのあたりがなんとなく落ち着いた感じがしました。
アンはこの日どういうわけか、露天より、内湯の日替わり湯であるカモミール風呂の方に癒されてました。
二人とも根っからの大阪人のくせに(って言うか、つかしんは兵庫県エリア)尼崎には行ったことがなかったんですよね。
行ったことがないというより、大阪市内から尼崎に移動しても地続き過ぎて、「行ったこと」にならない。
つまり「尼崎のねーちゃん」がいる阪急の十三駅は、関所に該当しない(意味判らないでしょ?気になる方は調べてね。ヒント、藤田まこと。)
それにアンの前世は、マリー・アントワネットなのでw『庶民共がウジャウジャの人間密度の高い場所が嫌い』、なので特にお洒落でもなく目新しい観光スポットもない「つかしん」なんかにっていう気持ちが強かったんですよ(笑)。
「塚口新町開発発展都市」を略して「つかしん」。
この該当施設に「つかしん」と正面切って正式に命名したのがコピーライターの糸井重里氏ですから、氏にはやっぱり、本物の才能があったんでしょうね。
これ1985年の事ですよ。
今は、この切り口が定番になりすぎて、飽和状態ですものね。
「今のつかしんって、リニューアルしてからさ、色々変わってて、かなり大きな温泉施設もあるみたいだよ、さっと行って、さっと帰って来たら、お仕事だって間に合うじゃん。今日の出番、おそおそなんでしょ」
・・・むむむ、温泉?尼崎にそんなのあるの?それを、はよ言わんかい!!
相方は巨大なショッピングモール、アンは温泉で利害が一致しました。
いつもはアンが温泉に行きたくて、撒き餌みたいな感じで、温泉から少し離れたショッピングスポットに相方を連れていくのが常ですから、こういう逆ケースは珍しいんですよね。
それにしても「つかしん」って、不思議な空間ですねぇ。
モールの真ん中に小川があってヨーロッパ的なデザインが施してあるかと思えば、ビルの中に、昔懐かしい庶民的な「市場」風ショッピングエリアがあったり、なにより正式名称が『グンゼ タウンセンター つかしん』ですからねぇ。
「つかしん」の過去を紐解くと、グンゼ塚口工場跡地にて、セゾングループの創業者堤清二が提唱した街づくりの理念を体現すべくショッピングセンターとしてスタートするも、後に西武グループの撤退、そしてセンター自体の衰退等々と、様々な変遷を経て現在へ。
・・・「つかしん」は、今も生き残っていますから、当然、色々あったんでしょうね。
これはこれで、都市ウォッチャーアンとすれば、興味深いところなんだけど、この話題はいずれ又の機会に。
( 映画『移動都市/モータル・エンジン』に興味があって、原作小説である「移動都市クロニクル」も読書リストに入れてるんですが、都市が都市を食い合うという発想は秀逸で凄く惹かれるものがあります。作者のフィリップ・リーヴ氏はこの設定を、あまり難しく考えず「面白設定」として造り出した感じがしますが、アン的には、都市を考える上で凄く「深い」設定だなって思ってます。)
『湯の華廊』はそんな「つかしん」の一角にあります。
一応分類としてはスタートがスーパー銭湯で始まったようなんですが、温泉を掘り当てた現在では、立派な天然温泉施設です。
それでもお高くとまらず、地域密着型をうたっている所は偉いですよね。
しかも泉質は、さすがに兵庫県内、、有馬温泉等と同じの赤湯系です。
和風の情緒あふれる回廊を潜って温泉に、この時点で「つかしん」でのショッピング感覚が切り替わるので上手い演出だと思います。
「露天風呂の広さ110坪と多様さは関西最大級」とかがキャッチコピーに唄われていますが、実感としてはその辺りは微妙ですね(笑)。
でもここの露天、悪くはないですよ。
尼崎のド真ん中で、茶褐色の湯に浸かりながら、風の流れを感じたり空の貌を眺めたり出来るんですから。
「加水、加温、塩素消毒なしの源泉掛け流し」だけ聞いたら、どんな山奥やねんって事でしょう(笑)。
でも露天の「源泉熱の湯」に入るとわかりますが、ここは正真正銘の本物の源泉使ってます。
屋内620坪の内湯の方は、なんの変哲もないと言えば、それまでなんですが、ジェット風呂なんかの個別仕切がゆったりしてて好感がもてました。
普通の仕切だと4÷4の所を、4人ぐらい入浴出来る湯船を3人分で仕切ってあるので、アームレスト部分で隣のお客さんと肘があたるなんて事もないし。
それにお湯は水道水ではなくて地下水らしく、肌へのあたりがなんとなく落ち着いた感じがしました。
アンはこの日どういうわけか、露天より、内湯の日替わり湯であるカモミール風呂の方に癒されてました。
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